PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2019-11-03)
下記のパッケージを投入しました。
- mozc-2.23.2815.102-9
- mozc-neologd-ut-2.23.2815.102-16.20191024.1
- jdim-0.2.0-4.20191027
-
- いずれのパッケージも Mageia のものと同様の更新を行っています。
--- Linux 備忘録 ---
下記のパッケージを投入しました。
下記のパッケージを投入しました。
2007年の夏に PCLinuxOS 2007 を初めて導入して以降、12年近くメインの OS として PCLinuxOS を使ってきましたが、この度、Mageia へ移行しました。現在 β2 段階の Mageia 7 が正式リリースされてからにしようかとも考えたのですが、待ち切れずに現行の 6.1 で移行してしまいました。7 が正式リリースされれば速やかに更新するつもりです。
Mageia は今までもリアル環境にインストールしてサブ的な OS として使ってきましたが、これからはメインの OS として使っていくことになります。PCLinuxOS は当面はサブ的な OS として使っていくつもりですが、将来的にはリアルな環境からは消えることになるかもしれません。
拙作の PCLinuxOS 用の野良リポジトリについては現状のまま維持し続けるつもりです。気が向けばパッケージの更新なども行うかもしれません。
一方の Mageia 6.1 用の野良リポジトリに関しては 7 のリリースまでは更新していくつもりですが、7 の野良リポジトリに付いては全くの未定です。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
最初にビルドした際に、"IBus の設定" が日本語表示されないという問題が出ました。調べたところ、"IBus の設定" を起動するシェルスクリプトである /usr/bin/ibus-setup で、環境変数 IBUS_LOCALEDIR が正しく設定されていない事が原因だと判りました。なぜこれが正しく設定されていなかったのかは不明です。
取りあえず当面の回避策として、ビルドオプションの '--localedir' を新たに追加して明示的にロケールディレクトリを指定することにしました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
filezilla-3.43.0-2 以降からソースコードからビルドしたものが提供されるようになったため、このエントリーで書いた問題は発生しなくなりました。
----- 追記ここまで -----
filezilla をインストールしている環境では、gnutls を利用しているソフト(例: corebird, jdim)で TLS 証明書に関するエラーが発生する可能性があります。
下図は Twitter クライアントの corebird での例ですが、「受け付けられない TLS 証明書です」というエラーが発生して Twitter に全くアクセスできなくなっています。
filezilla パッケージによってインストールされる /usr/lib/libgnutls.so.30 と、lib64gnutls30 パッケージによってインストールされている /usr/lib64/libgnutls.so.30 がコンフリクトするためです。
以下のいずれかの方法で問題を回避できます。
冒頭で書いた corebird のエラーに、一昨日の夜に気が付きました。普段は wine 経由で Saezuri を使用しているので何時からこのエラーが発生していたのかは不明です。で、TLS 証明書絡みのエラーと言えば 先のエントリー で書いた JDim でも発生していたので、根本原因を突き止めるべく、仮想環境に新たに PCLinuxOS をインストールして調べてみました。
まず、インストール直後の環境では問題は発生しないことを確認。そこから私が日頃使っているアプリを一つ一つインストールしては問題が発生していないかを確認しながら環境を整えて行きました。結果、かなり時間がかかりましたが filezilla が原因であることを突き止めました。
ソースパッケージを調べるまで知らなかったのですが、PCLinuxOS の filezilla パッケージはソースコードからビルドしているのではなくて、開発元が 64bit Linux 用として配布している tar 玉を引っ張ってきてそのまま /usr 下に展開しています。それ故、tar 玉に同梱されている libgnutls.so.30 が /usr/lib 下に配置されることとなり、問題を引き起こす原因になりました。
さらに、filezilla パッケージでは後処理部分の %post が存在せず ldconfig コマンドが実行されない為、filezilla だけをインストールした直後には問題が発覚せず、その後に ldconfig を実行するパッケージをインストールした段階で初めて問題が表面化するという時限爆弾のオマケ付きです。
実際、上記の仮想環境での調査過程でも filezilla のインストール直後には気付かず、その後に幾つかのパッケージをインストールした段階で初めて問題が発覚したので、発覚直前にインストールした他のパッケージが原因ではないかと最初は疑ってしまいました。
なお、filezilla をインストールすると libgnutls.so.30 以外にも libgmp.so.10 , libhogweed.so.4 , libnettle.so.6 が /usr/lib 下に配置されますが、これらと同名のライブラリが lib64gmp10 と lib64nettle6 のパッケージがインストールされている環境では /usr/lib64 下に存在しており、libgnutls.so.30 と同様にコンフリクトする状態となります。これがどのような問題を引き起こすのか、あるいは起こさないのかは不明ですが、予防措置として私はこれらのファイルも削除しました。(削除しても filezilla は問題なく動作しています)
また、JDim で TLS 証明書のエラーが出た時には filezilla パッケージが原因だとは夢にも考えていなかったので、JDim 側の問題ではないのにもかかわらず、JDim の開発者のお一人の ma8ma さんには --with-default-trust-store-file オプションの追加 という労力を強いることになってしまったことを心より深くお詫び致します。
PCLinuxOS では filezilla の他にも Firefox や LibreOffice などのようにビルドに大きなリソースを要するパッケージではソースコードからのビルドは行なわずに、開発元が配布しているバイナリーな tar 玉を利用しています。開発にかかわる人的リソースが少ない零細ディストリビューションではそれも有りかなと個人的には思っています。
ただしそれは「他の部分に無用な影響を及ぼさにように配慮した上で」という前提条件付きなはずです。今回の filezilla に関して言えば、tar 玉の展開先を /usr ではなくて /usr/local にしておけば、あるいはライブラリのコンフリクトについてもう少しだけ配慮してもらえていたら問題は発生しなかったはずで非常に残念です。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
環境によっては https://github.com/ https://i.imgur.com/ 上の画像を開こうとした際に、
JDSSL::connect(gnutls) *** Handshake failed: Error in the certificate verification
という gnutls 絡みのエラーが出るという問題に対処するための応急的なパッチを適用しました。
このパッチでは、PCLinuxOS でインストールされている x.509 証明書の位置 (/etc/pki/tls/cert.pem) を明示的に指定することでエラーを回避しています。
なおこのパッチは、
JDim GnuTLSを使って自前で用意した証明書でhostnameを検証するパッチ
を基にして作成しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
JDim への fork に伴って実行ファイル名が jd から jdim に変更されています。従来の JD を 5ch.net 用の proxy を使うようにシェルスクリプト経由で起動させていたような環境では、実行ファイル名の変更によるシェルスクリプトの修正が必要となるケースがあると思われます。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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※ 6月以降も幾つかのパッケージを投入してきましたが、ソースの更新だけで特段の特記事項が無い場合には、こちらのブログの記事の更新は行わないことが多いと思います。ご了承ください。
最近はずっと uim を使っていたこともあって気付くのが遅れたのですが、現在の PCLinuxOS の Plasma 5 環境で ibus を使用した場合、システムトレイ上の ibus のステータスアイコンが正常に表示されないという問題が出ています。
図を見ていただければ分かると思いますが、キーボードのアイコン、mozc のアイコン、が重なって表示されてしまっていて、現在の入力モードを判別することができなくなっています。本来は下図のように表示されるのが正常な状態です。
ibus-1.5.19-0.2 を野良リポジトリに投入した8月14日の時点では事前のチェックで問題がなかったので、その後の PCLinuxOS 側の更新の影響だろうとは思いますが、何が原因となっているのかは分かっていません(-_-;)
取りあえずこの問題を回避するためには、ステータスアイコンの表示を諦めて ibus のプロパティーパネルを使用するという方法が考えられます。
一方、Plasma 5 上で ibus のステータスアイコンを表示させるには、ウィジェットの Input Method Panel (以下 kimpanel と表記) を使用するという方法もありますが、こちらには野良リポジトリの ibus-1.5.19 を使用すると kimpanel にステータスアイコンが表示されないという問題があります。
これは公式パッケージの plasma-desktop が ibus-1.5.4 を用いてビルドされていることによって、ibus のバージョンの不整合が起きていることが原因と思われます。
実際に plasma-desktop の公式パッケージを ibus-1.5.19 を用いて再ビルドしたところ、下図のように kimpanel に ibus のステータスアイコンが正常に表示されました。(システムトレイのアイコンと比べると ibus のそれは少し大き過ぎる感はありますが、これは kimpanel 側の仕様です)
ibus-mozc の場合にはデフォルトで3つのアイコンが表示されていますが、これは任意に変更可能です。個人的には下図のように変換モードのアイコンだけを表示させるのが好みです(^_^;)
なお kimpanel を使用した場合、ibus のショートカットキー(デフォルトでは [Super]+[Space])による変換エンジンの切り替えが行なえないという問題があります。
ということで需要があるかどうか分かりませんが、この ibus-1.5.19 を用いて再ビルドした plasma-desktop-5.14.1-1.1 を野良リポジトリの nora-test セクションに投入しました。
ちなみに kimpanel には fcitx のアイコンも表示されます。こちらは kimpanel への対応を fcitx 側が行っているために、ibus の場合のようなバージョンの不整合による問題は発生しません。
今までは ibus の起動を $HOME/.i18n に記述した環境変数 XIM_PROGRAM で行っていましたが、これを止めて $HOME/.config/autostart 下に置いた ibus.desktop で行うように変更してみたところ、システムトレイアイコンの表示が正常になりました。
要は ibus を起動するタイミングの問題みたいなのですが、なぜそうなるのかという根本的な原因は分かっていません(-_-;)
この起動方法でも MATE 上でも問題が無いことを確認したので、極めてその場しのぎ的な対処方法ではありますが、この起動方法の変更を反映させた setime-2.2 を野良リポジトリに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
まだフォーラムでのリリースアナウンスは出ていませんが、pclinuxos.com での KDE Desktop や Mate Desktop のページの内容が 2018.06 になっているので、事実上リリースされたと判断しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
再び X が起動できなくなった件 の続きです。
PCLinuxOS のフォーラムで下記のスレッドを発見しました。
私の場合と全く同じ状況のようで、スレ主は lib64elfutils-devel を削除することで問題が解決したようです。
私の環境でも lib64elfutils-devel がインストール済みだったので、試しにこれを削除してみました。そして kernel-4.14.32 を再度インストールして再起動したところ、無事に nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールがビルドされました。その他、VMwarePlayer や VirtualBox のカーネルモジュールも問題なくビルドされました。(^_^)
※ lib64elfutils-devel を削除すると依存関係から lib64gstreamer1.0-devel, lib64qt5multimedia-devel なども同時に削除されます。
ただ個人的には lib64elfutils-devel を必要とするパッケージをビルドするケースがあるので、現在の elfutils-0.166 に替わって問題の発生しない elfutils-0.170 が早期にリポジトリに投入されることを期待しています。
リポジトリに elfutils-0.170-1 が投入されましたが、「lib64elfutils-devel がインストールされていると カーネルモジュールのビルドに失敗する」という問題は依然として解消されていません。
最近のカーネルの更新により、lib64elfutils-devel がインストールされている環境でもカーネルモジュールが問題なく作成されるようになったことを確認しました。これによりこの問題は完全に解決しました。
nVIDIA のドライバーについては間違いなく問題が解消されたのですが、VMwarePlayer と VirtualBox のカーネルモジュールの作成については、依然として問題が解消されていないことを確認しました。 5月23日の時点では問題が解消されたように思ったのですが、あれは私の何かの勘違いだった模様です orz
なお VMwarePlayer と VirtualBox 以外でも、カーネルモジュールの作成を必要とするドライバー類ではこの問題が発生する可能性があるかもしれません。
ま、lib64elfutils-devel に依存しているソフトを自分でコンパイルするという状況でもない限りはこのパッケージをインストールすることは無いと思うので、通常は気にする必要は無いのかもしれません。
本日、nVIDIA の新しいドライバー 390.48 がリポジトリに投入されていたので 390.42 から更新したところ、前回の カーネル更新で X が起動できなくなった件 の症状が再発しました。
取りあえず以下の手順で X を起動させることができるようになりました。
(ちなみに前回と同様に kernel-4.9.92 では nVIDIA のドライバーでも問題なく起動できました)
試しに dkms-nvidia-current と x11-driver-video-nvidia-current の2つのパッケージを「完全削除」してから再度これらのパッケージのインストールを行ったところ、下記のメッセージが出力されました。
パッケージ dkms-nvidia-current-390.48-2pclos2018 をインストール中に: Creating symlink /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/source -> /usr/src/nvidia-current-390.48-2pclos2018 DKMS: add Completed. Preparing kernel 4.14.32-pclos1 for module build: (This is not compiling a kernel, just preparing kernel symbols) Storing current .config to be restored when complete Running Generic preparation routine make clean..... using /proc/config.gz make oldconfig.... make prepare.... Building module: cleaning build area.... export IGNORE_CC_MISMATCH=1;'make' KERNEL_UNAME=4.14.32-pclos1 modules..............(bad exit status: 2) Error! Bad return status for module build on kernel: 4.14.32-pclos1 (x86_64) Consult the make.log in the build directory /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/ for more information.
カーネルモジュールの作成に失敗していますね。
さらに /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/make.log を覗いてみたところ、下記のようなエラーが記録されていました。
CONFTEST: is_export_symbol_gpl_refcount_inc CONFTEST: is_export_symbol_gpl_refcount_dec_and_test SYMLINK /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-kernel.o LD [M] /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia.o ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-frontend.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-instance.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-gpu-numa.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-acpi.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-chrdev.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-cray.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-dma.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-gvi.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-i2c.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-mempool.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-mmap.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-p2p.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-pat.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-procfs.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-usermap.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-vm.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-vtophys.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-interface.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-mlock.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-pci.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-registry.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-usermap.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-modeset-interface.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-pci-table.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-kthread-q.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-kthread-q-selftest.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-memdbg.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-ibmnpu.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-report-err.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv_uvm_interface.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nvlink_linux.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません make[3]: *** [/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1/scripts/Makefile.build:574: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia.o] Error 1 make[2]: *** [/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1/Makefile:1521: _module_/var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build] Error 2 make[2]: Leaving directory '/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1' make[1]: *** [Makefile:146: sub-make] Error 2 make[1]: Leaving directory '/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1' make: *** [Makefile:79: modules] Error 2
うーん、これって nVIDIA のドライバーがそのカーネルのバージョンに対応しきれていない時に出るエラーなような気がするのですが、違うかなぁ?
いずれにしても kernel-4.14.32 を使用している現在の当方の環境では nVIDIA のドライバーは使えなさそうなので、当面は nouveau ドライバーで行こうと思います。
その後、VMwarePlayer や VirtualBox のカーネルモジュールの作成にも失敗することが判明しました。一方、カーネル更新で X が起動できなくなった件 で作成した検証用環境では、nVIDIA, VMwarePlayer, VirtualBox の全てのカーネルモジュールが正常に作成されました。メイン環境は何かがおかしい...
原因が掴めないので、カーネルを 4.9.92 へ変更しました。こちらでは全てのカーネルモジュールが正常に作成されました。
一週間ほど前に Twitter で呟いた件(及びその続き)です。
私は PCLinuxOS ではカーネルは LTS な 4.14 系を使っています。今月初めに 4.14.32 がリポジトリに投入されたので、それまで使っていた 4.14.26 から更新しました。
ところが更新後の再起動時の dkms による nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールの作成が失敗して X が起動できなくなるという問題が発生しました。(グラボは GTX 960)
さらに前版の 4.14.26 で起動しても何故か X の起動に失敗するという状況に陥ってしまいました。
drakx11 でドライバーを nouveau に変更しても何故か X がエラーを吐いて起動できません。それではとカーネルを 4.15.15 に変更しても、やはり X を起動できません。
そこでカーネルを 4.9.92 に変更してみたところ、やっと X が起動できるようになりました。nVIDIA のドライバーにしても問題は発生しませんでした。
ここ数日はこの環境で使っていたのですが、このままでは 4.14 以降のカーネルがこの先も使用できない可能性が高いので、別にパーティションを新たに切って検証を行ってみました。
ということで、4.14.32 で問題なく起動できることが確認できました。
そこでこの検証用の環境を addlocale を用いて日本語化した上で、mylivecd で ISO イメージを作成しました。そしてその ISO イメージを用いてメイン環境の再インストールを敢行しました。結果、現在は無事に 4.14.32 で使用できています(^_^)
問題の発生したメイン環境は昨年の7月に新規インストールしたのを更新し続けてきたものでしたので、何かしら色々と「ゴミ」が有って、それが冒頭の X の起動失敗に繋がったのかもしれません。
nVIDIA のドライバー更新で問題が再発しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
mozc-2.23.2815.102 で uim-mozc をビルドする為の拙作のパッチを、uim-mozc の提供元である macuim に取り込んで頂けました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
Atril は MATE 用のドキュメントビューアで、PCLinuxOS では mate-document-viewer というパッケージ名で提供されています。勿論、Plasma などの MATE 以外のデスクトップ環境でもインストールして使用できますが、その際には mate-document-viewer パッケージの依存関係から MATE 関連の他の複数のパッケージも同時にインストールされてしまいます。
そこで Atril を MATE に依存しない形でビルドしたものを野良リポジトリに新たに投入しました。このパッケージを使用することで、MATE 以外のデスクトップ環境では Atril 単独でのインストールが可能となります。
なおこのパッケージを作成するに当たり、あわしろいくや氏が Ubuntu 用に公開されている Atril without MATE を参考にさせて頂きました。
去る11月12日、2017.11 がリリースされました。フォーラムでのリリースアナウンスは出ていませんが、pclinuxos.com での KDE Desktop や Mate Desktop のページの内容が 2017.11 になっているので、事実上リリースされたと判断しました。
ただ、この 2017.11 にはインストール時にちょっと注意すべき問題があります。
それは /usr を別パーティションにしてインストールした場合、インストール後の再起動時に libreadline.so.7 を見付けられずに起動が停止してしまいます。(フォーラムでの関連投稿)
これは 2017.11 で使用されている lib64readline7-7.0-1pclos2017 パッケージで提供されているファイルの配置場所に問題があるためで、リポジトリの方では修正済みの lib64readline7-7.0-2pclos2017 が既に配布されています。
この問題を回避するには、/usr を別パーティションにしないでインストールするのが一番簡単だと思います。
しかしどうしても /usr を別パーティションにしてインストールしたいという場合には、LiveCD 上で Synaptic 経由で lib64readline7 を lib64readline7-7.0-2pclos2017 に更新した状態でインストールを行えば、この問題を回避することができます。
この問題があるために、12日公開された ISO イメージは lib64readline7 を更新したものへと差し替えられるのではないか、それ故にフォーラムでのリリースアナウンスが遅れているのではないかと私は推測していたのですが、どうやらそのままのようです。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
PCLinuxOS の System toolchain がアップグレードされたことによって旧版 (jd-2.8.9-5) が起動できなくなりました。これに対応するため当初は旧版を再ビルドしただけの jd-2.8.9-6 を投入しました。
しかしその後、JD を新規にインストールした環境($HOME/.jd が存在しない環境)では、初期設定後の初起動時に JD の起動に失敗することが判明しました。
そこでこの問題に対応するため、JD のソースを https://github.com/yama-natuki/JD/tree/test から取得した 2.8.9-170418 へ更新してビルドし直した jd-2.8.9_170418-7 を投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
インプットメソッドの設定の記述先を、$HOME/.bash_profile から $HOME/.i18n に変更しました。一周廻って元に戻った感じです(-_-;)
$HOME/.i18n が存在しない場合には新たに作成されます。
今回の仕様変更を行うに至った最大の理由は、「ibus を使用していると Google Chrome で日本語入力ができない」という問題への対処です。この問題、ibus の設定の記述先を $HOME/.bash_profile から $HOME/.i18n に変更することで、あっさりと解決してしまったのです(-_-;)
で、それならば他のインプットメソッドも Mandriva 系の本来の形である $HOME/.i18n を使用するように変更しようと思ったわけです。
PCLinuxOS では「環境変数 GDM_LANG が設定されていると $HOME/.i18n を読み込んでくれない場合がある」という問題が以前から有りましたが、最近の環境ではこの問題は解消されているように見受けられます。
しかし万全を期すために、setime-2.0 では $HOME/.i18n の読み込みを制御している /etc/profile.d/10lang.sh を、修正を加えた(と言っても数行コメントアウトしただけですが)ものと入れ替える処理を行って、どのような環境でも必ず $HOME/.i18n が読み込まれるようにしています。(オリジナルの 10lang.sh は 10lang.sh.orig としてバックアップしています)
なお例外処理として、MATE 環境で fcitx が選択された場合に限り、fcitx の起動は $HOME/.bash_profile 内で行います。
これは MATE 環境で fcitx を使用する場合、$HOME/.i18n に XIM_PROGRAM=fcitx と記述して fcitx を起動させると、下記のような問題が発生する場合があるためです。(発生の確率としては 50%〜60% か?)
$HOME/.i18n と $HOME/.bash_profile とでは $HOME/.i18n の方が先に実行されるため、そこら辺の fcitx の起動のタイミングの微妙な違いが上記の問題に影響しているのかもしれません
ちなみに Mageia 6 の MATE 環境や Ubuntu MATE 17.04 でも同様な問題が発生するのを確認しています。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
ビルドオプションに --with-no-snooper-apps='' を追加して再ビルドしました。
これは最近の更新の影響(?)で、インプットメソッドに ibus を使用している場合に Firefox と Chrome で 日本語入力ができなくなった問題への応急的な対応です。
ただ、今回の再ビルドで Firefox では日本語入力ができるようになったのですが、Chrome については問題を解決できませんでした。何か別の対応が必要なのかもしれません。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
要点を先に述べますと、Plasma 5 の Konsole 上での fcitx の
こんな問題や、ibus の
こんな問題を修正しました。
以前はこのような状態になることは無かったので、最近更新された Plasma 5 関連のパッケージに何か仕様変更のようなものが有ったの "かも" しれません。ちなみに MATE の端末ではこのような問題は発生していません。
このような状態になるのは Konsole が起動されるたび、または Konsole で新規タブが開かれるたびに $HOME/.bash_profile の内容が実行され、そこに記述されているインプットメソッドを多重起動しようとするのが原因ではないかと推察されます。
そこで、インプットメソッドが既に起動しているか否かの判定を行って、起動されていない場合にのみ起動コマンドを実行するインプットメソッド起動用の簡単なスクリプトを新たに作成し、$HOME/.bash_profile からはこのスクリプトを呼び出すように変更しました。
新たに作成したスクリプトは下記の3つで、/usr/bin 下に配置しています。
※ uim は多重起動になることが無いので作成していません。
setime|gsetime での設定を行った後に ibus-qt や fcitx-qt5 などの Qt 対応パッケージのインストールを行った場合には、環境変数の QT_IM_MODULE の設定を更新するために、再度 setime|gsetime を実行してください。
setime|gsetime は、PCLinuxOS のインストール後にローカリゼーションマネージャー (addlocale) を用いて日本語化を行った環境を前提としています。従って以下の例のようなそれ以外の環境の場合、setime|gsetime によって設定されたインプットメソッドが正しく動作しない可能性があります。
昨日、Perl 関係を始めとして多くのパッケージの更新が来ました。その中には grub2 と grub2-efi も有ったのですが、バージョンに変化が無かったこともあって、大して気に留めずにいつものように更新を行いました。
ところが更新後に再起動を行ったところ、grub2 のメニューが明らかにおかしくなっており、同一のカーネルに対して複数のエントリが存在する状態になっていました。
ちょうど PCLinuxOS のフォーラムの下記の投稿のような状態です。
しかも当方の場合は表示されているエントリのどれを選択しても、選択直後に PC がハングしてしまうという極悪状態。リカバリーモードに入ることすらできません。いやー、「全く起動できない」なんていうトラブルは本当に久しぶりに遭遇しました(^_^;)
どうしようかとちょっと考えたのですが、あれこれといじり回すよりもサクッと再インストールしてしまった方が時間的には早いのではないかと判断して、pclinuxos64-kde5-2017.07 を用いて再インストールしました。
インストール後の再起動では当然のごとく無問題。
で、次にパッケージの更新を行います。カーネルも 4.11.10 へ更新します。
ただし、grub2 と grub2-efi の2つは更新を保留。
で、再起動.....無問題。
と、ここまでは順調に来たのですが、日本語化のために使用するローカリゼーションマネージャー (addlocale) は、未更新のパッケージが有ると実行できません。勿論、addlocale を用いずに日本語化を行うことも可能なのですが、ここはやはり addlocale を用いた方が良いだろうと判断して、grub2 と grub2-efi を恐る恐る更新しました。
そして再起動.....無問題\(^o^)/
これで日本語化も行ってその他諸々も設定して無事完了、したはずでした.....
本日、カーネル 4.11.11 が来たので更新しました。
再起動します.....
どれを選択しても選択直後にハングして起動できません_| ̄|○
さすがにちょっと参りましたが、気を取り直して pclinuxos64-kde5-2017.07 の LiveUSB から起動します。次に LiveUSB 上で grub-customizer をインストールして、これを用いて grub2 のメニューのエントリを編集して保存します。
そして LiveUSB を終了して再起動.....無事に復帰しました。
私には、一連のトラブルの原因は grub2 の更新にあるように思えてならないのですが、確証はありません。次のカーネルの更新が怖いです(-_-;)
6月のメンテナンスリリース以降に更新されたパッケージを適用した 2017.07 が公開されています。今回は Plasma 5 版と MATE 版の両方が提供されています。
一方コミュニティ版では、新たに XFCE 版と kde5-darkstar 版が追加されています。
kde5-darkstar 版がどういうものなのか気になったので VirtualBox 上でインストールしてみました。
Plasma 5 の最小構成版という感じで LibreOffice なども入っていません。そのため ISO のファイルサイズも通常の Plasma 5 版の 1.5GB に対して 869MB とかなり小さくなっています。KDE 4 の時の minime 版のようなものと考えれば良いのではないかと思います。
なお darkstar という名前の通り、Plasma 5 のテーマはダーク系がデフォルトとなっています。
32bit用のリポジトリを削除しました。
公式リポジトリも既に main セクション内の全てのパッケージが削除されていることから、野良リポジトリで32bit用を残しておいても意味がないと判断しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
昨日、下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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uim で現在の環境での挙動に怪しげなところが見られたので、uim のパッケージ一式を nora-test セクションから削除しました。
ibus の設定は前版までは、$HOME/.bash_profile に動作に必要な環境変数を記述し、$HOME/.config/autostart 下に ibus の自動起動用の desktop ファイルを置いていました。
自動起動用の desktop ファイルを用いたのは、Plasma 環境でシステムトレイ上の ibus のステータスアイコンの 左/右クリック でメニューを表示させるためでした。ただこの方法では、本来は利用できる(できなければいけない)はずの [Super]+[Space] キーによる入力エンジンの切り替えなどのショートカットキーが機能しないという問題がありました。
一方、自動起動用の desktop ファイルを用いずに ibus を $HOME/.bash_profile 内で起動した場合や、設定を $HOME/.i18n に全て記述した場合にはショートカットキーは機能しましたが、この場合にはステータスアイコンの 左/右クリック でのメニュー表示ができなくなりました。
つまり「こちらを立てればあちらが立たず、あちらを立てればこちらが立たず」状態になっていたわけです。
今回の 1.5 では自動起動用の desktop ファイルの使用を止め、ibus を $HOME/.bash_profile 内で起動しています。ただしその起動は sleep コマンドを併用して遅延起動としています。具体的には下記のように実行しています。
(sleep 2; ibus-daemon -d -x) &
これによってメニュー表示とショートカットキーの両方がやっと利用できるようになりました。(ibus の絵文字入力支援機能の絵文字選択ダイアログの表示も [Ctrl]+[Shift]+[e] キーによって行えるようになりました)
極めて場当たり的な対応ですし、なぜ遅延起動させることによって問題が解決できるのかという真の理由も分かっていなかったりするのですが、とりあえずは結果オーライということで、当面はこの設定方法で行こうと考えています。
なお、sleep コマンドを併用した遅延起動という方法は、openSUSE の ibus の自動起動スクリプトを参考にさせて頂きました。
【既知の問題】Plasma のデスクトップ表示直後に画面の左上コーナーに黒い正方形が表示されることがあります。ibus のステータスアイコンをクリックすると、この黒い正方形は消えます。
2017年6月15日時点での Plasma 5 デスクトップ環境の ISO イメージが 2017.06 として公開されました。
(※ PCLinuxOS はローリング・リリースなので、以前から PCLinuxOS を使用していてアップデートを適時行っている環境では、この 2017.06 を再インストールする必要はありません。)
この 2017.06 での主なソフトウエアのバージョンは下記の通りです。
なお日本語入力に関しては、「PCLinuxOS 2017.04 リリース」で書いた内容から変化はありません。
ISO イメージが差し替えられて pclinuxos-kde5-20170.06.20.iso となりました。
先の ISO イメージには、「Nvidia 340 ドライバーを使用するようなハードウエア構成の環境でブート出来ない」という問題あった模様です。
fcitx 関係の下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
この機能は、使用している入力エンジンに依存することなく ibus 自身で絵文字を入力することができるようにするものです。
システムトレイ上の ibus のステータスアイコンを右クリックして表示されるメニューの「絵文字の選択」をクリックします。
すると下図のように絵文字のカテゴリーの一覧が表示されます。図では例として「動物と自然」を選択してみます。
指定したカテゴリーの絵文字の選択ダイアログが表示されるので、必要なものを選択すればその絵文字を入力することができます。
また、「IBus の設定」には下図のように新たに「絵文字」というタブが追加されており、絵文字選択ダイアログに関する選定が行なえます。
この中で「絵文字フォント」は、Symbola フォントのように絵文字を表示できるフォントを指定しておく必要があります。そうでないと、絵文字選択ダイアログで表示される絵文字がいわゆる "豆腐" になってしまいます。(Symbola フォントを使用するには fonts-ttf-ancient-symbola パッケージをインストールしてください)
なお Plasma 5 環境では後述する「既知の問題」で、「絵文字の選択」で設定されたキーボードショートカットが機能しません。
Plasma 5 環境では、[Super]+[Space] キーによる入力エンジンの切り替え、および、[CTRL]+[Shift]+[e] キーによる絵文字選択ダイアログの表示、が機能しません。
ただ、システムトレイ上の ibus のステータスアイコンを "左/右クリック" して表示されるメニューから、これらのショートカットキーと同じ機能を使用することは可能です。
(MATE 環境ではこれらのショートカットキーは正常に機能します。その他のデスクトップ環境では未確認です。)
MATE 環境では問題が発生しないこと、Mageia 6 stg2 の Plasma 5 上ではこれらのショートカットキーは正常に動作することが確認できたことから、これは ibus 側の問題ではないと考えています。
原因は、
なお ibus の設定(環境変数)を $HOME/.i18n に全て記述した場合や、ibus-daemon を $HOME/.bash_profile 内で起動した場合には、Plasma 5 環境でも上記のショートカットキーが正常に機能することを確認しています。
しかしこの場合には、システムトレイ上の ibus のステータスアイコンを "左/右クリック" して表示されるはずのメニューが全く表示されなくなるという別の問題が発生します。
(ibus-1.5 以降の「インプットメソッド自体は常に ON、日本語入力の ON/OFF は入力エンジン側で行う」という仕様を考えた場合、上記のショートカットキーが使えないことよりも、ステータスアイコンを "左/右クリック" して表示されるはずのメニューが表示されなくなることの方が問題が大きいと考え、setime では "左/右クリック" によるメニュー表示が行えるような設定を行っています。)
setime-1.5 での ibus の設定方法の変更により、上述の「既知の問題」は解消されました。
この件については以前に ”ibus-1.5.11 以降の入力モード表示機能の表示色変更方法” として書きました。
うんが、そこで書いた方法よりも、もっともっともっと簡単に変更できる方法が ”続・ibus-skkでステータスアイコンを表示する方法 - いくやの斬鉄日記” で紹介されています。
アイコンの文字の色は
$ gsettings set org.freedesktop.ibus.panel xkb-icon-rgba '#ffffff'
で変更できます。これで白になります。
勿論、'#ffffff' の部分を変更すれば他の色に変えることが可能です。変更は直ちに反映され、ibus の再起動は必要ありません。
私が以前に書いた方法では、root 権限で変更する必要がある、変更がシステム上の全てのユーザーに影響する、ibus が更新された場合には変更した値がリセットされてしまう、と良い所無しでしたが、こちらの方法だとユーザー権限で実行するので、ユーザー毎の設定が可能、ibus が更新されても変更した値がリセットされない、と良い事ずくめです。
Plasma 5 環境では ibus を再起動しないと変更した設定が反映されません。
先月の 2017.03 リリース以降に提供された更新パッケージの適用やバグ修正を含んだ 2017.04 が公開されました。
今回の ISO イメージでは、Kernel-4.10.8 および xorg-1.19.3 に更新されています。また MATE は 1.18 系になっています。
なお、あらためて書く必要もないかもしれませんが、PCLinuxOS はローリング・リリースであるので、以前から PCLinuxOS を使用していてアップデートも適時行っている環境では既に 2017.04 と同等な環境となっているので、この 2017.04 を再インストールする必要はありません。
ローカリゼーションマネージャー(adlocale) で日本語化を行った場合、インプットメソッドはscim で決め打ちされていますが、2017.04 では日本語化完了直後の状態では scim での日本語入力が行えません。(ひょっとすると 2017.02 や 2017.03 でも同様だったのかもしれませんが未確認です)
取りあえず scim での日本語入力を可能にするには、scim-gtk3 と scim-qt4 パッケージをインストールし、さらに "入力メソッドの選択" (gsetime) を実行して scim を指定してください。なお、gsetime 起動時におそらく「システムに問題が見付かりました」という警告のダイアログが表示されると思いますが、その指示に従ってシステムの修正を行ってください。
これで scim での日本語入力が一応はできるようになりますが、scim の Qt5 用モジュールが無いために、Qt5 アプリ上では日本語入力が行なえません。これはつまり Plasma 5 環境ではほとんどのアプリで上で scim による日本語入力が行なえないことを意味します。
この点に関してはインプットメソッドに fcitx を選択しても同様で、公式リポジトリには fcitx-qt5 が存在しないために scim の場合と同様の問題が発生します。これを解決するには fcitx-qt5 を自力でビルドするか、あるいは拙作の野良リポジトリを使用するかしてください。
なお現時点では、公式リポジトリの ibus は正常動作しません。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
先月の 2017.02 リリース以降に提供された更新パッケージの適用やバグ修正を行った 2017.03 が公開されました。
2017.02 での「VirtualBox 上で使用する際にはブート時のメニューで "Video safe mode -VESA" を選択する必要がある」という制限は、今回のリリースで解消されています。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記の仕様変更を行いました。
従来は $HOME/.bash_profile にインプットメソッドを起動するためのコマンドを記述していましたが、これを取り止めて新たに $HOME/.config/autostart/ 下にインプットメソッド自動起動用の desktop ファイルを生成するように変更しました。(uim を除く ← uim の場合はシステム側によって自動的に起動されるため)
これにより、$HOME/.bash_profile には環境変数の設定のみが記述されます。
この仕様変更は前回のエントリで書いた「Plasma 5 のシステムトレイ上の ibus のステータス表示を左右クリックして表示されるはずのメニューが出ない」という問題への回避策です。
またこの変更によって、「Plasma 5 でディスプレイマネージャに gdm を使用している場合、システムトレイの fcitx のアイコンが表示されない場合がある」という問題も回避できている模様です。
システムワイドな設定は行えなくなりました。setime または gsetime の実行によるインプットメソッドの設定は、常にカレントユーザーに対してのみ適用されます。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
昨年の夏から Preview として公開されていた KDE Plasma 5 版が正式にリリースされました。今回のリリースにより PCLinuxOS の KDE 環境は Plasma 5 へと移行することになります。
ISO イメージのダウンロードは日本国内の JAIST や KDDI のサーバーから行うのが速くて良いと思います。
なお従来の KDE4 環境の ISO イメージはコミュニティ版として残されています。ただし、この先 KDE4 関係のパッケージの更新は行われません。
以下、今回の KDE Plasma 5 版をインストールしてみて気が付いた点などを簡単に記します。
リリースアナウンスのページの注意書きにもありますが、今回の ISO を VirtualBox 上で使用する際にはブート時のメニューで "Video safe mode -VESA" を選択する必要があります。
日本語化は従来と同様に Localization Manager (addlocale) を用いて行うことができます。
インプットメソッドに ibus を使用する場合、システムトレイ上の ibus のステータス表示を左クリックあるいは右クリックして表示されるはずのメニューが、なぜか表示されません。
インプットメソッドに fcitx を使用する場合、fcitx-qt5 をインストールしないと kwrite 等の Qt5 アプリでの日本語入力ができません。fcitx-qt5 は現在のところ公式リポジトリでは提供されていませんが、拙作の野良リポジトリにて提供しています。
デフォルトではディスプレイマネージャには SDDM ではなくて GDM が使用されています。SDDM を使用したい場合には、PCLinuxOS コントロールセンター (PCC) の「起動」→「ディスプレイマネージャの設定」から変更することができます。
↓
デフォルトでデスクトップ上に在るゴミ箱はウィジェットなので、デスクトップ上で右クリックして表示されるメニューの「アイコン」の整列やソートには反応しません。
このゴミ箱アイコン上でマウスの左ボタンを1-2秒押し続けていると下図のように右横にバーが表示されてアイコンのサイズの変更や移動が可能となります。このバーは何も操作をしないでいると自動的に消えます。
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なお今回の KDE Plasma 5 2017.02 のリリースと同時に、MATE デスクトップ版の ISO も更新されて 2017.02 が提供されています。
2017.02 リリース以降に提供された更新パッケージの適用やバグ修正を行った 2017.03 が公開されました。2017.03 では上述の 1. の VirtualBox 上で使用する際の制限が解消されています。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
(2009.12.03 初出)
PCLinuxOS 上で入力メソッドを切り替えるための拙作のツールです。
※ Localization Manager (addlocale) を用いて日本語化を行った環境では入力メソッドが scim-bridge で決め打ちされています。さらに "PCLinuxOS コントロールセンター" 経由で他の入力メソッドに変更した場合には不具合が発生する可能性があります。また "PCLinuxOS コントロールセンター" 経由では fcitx が選択できません。
Vine Linux の setime という入力メソッドを切り替えるシェルスクリプトを参考にして、PCLinuxOS 用のシェルスクリプトを書いてパッケージ化してみました。パッケージ名は setime で、野良リポジトリからインストールできます。
このパッケージをインストールすると、setime 及び gsetime という2つのコマンドが使用できるようになります。setime がコマンドライン版、gsetime がその GUI 版的なものです。gsetime については、メニューの [その他のアプリケーション] → [設定] 下に「入力メソッドの選択」として登録してあります。(KDE4 の場合)
現在のところ指定可能な入力メソッドは、scim, scim-bridge, uim, ibus, fcitx の 5 つです。これ以外の入力メソッドには対応していません。
以下、使い方について簡単に説明します。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
昨日、下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
この他、前回の更新記事以降にも幾つかのパッケージを投入しています。そのほとんどはソースの更新です。
一方、公式リポジトリに存在しないために、新たに投入したパッケージは下記の2件です。
なお、公式リポジトリにおいて32bit版のサポートが事実上停止されたことから、拙作の野良パッケージも64bit版のみの提供とさせて頂きます。
事実上32bit版のサポートは停止された模様。5月末以降、32bit版のパッケージの更新は全くありません。また5月末以降に配布された ISO イメージも、公式版・コミュニティー版ともに全て64bit版のみです。
7月初頭に pclinuxos64-mate-2016.07.iso が公開されました。
デスクトップ環境に KDE Plasma 5 を採用した Preview 版が公開されています。KDE3 から KDE4 への移行時にそうであったように、PCLinuxOS はメインのデスクトップ環境である KDE のメジャーバージョンアップに関しては、時間をかけて慎重に進めると思われます。
カーネルは LTS の 4.4 系が継続してアップデートされており、本日時点では 4.4.16 が提供されています。加えて 4.6 系も並行して提供されており、本日時点では 4.6.5 が提供されています。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
"公式版の全ての ISO イメージが削除された件" 以降、公式リリースによる ISO イメージの配布が停止していた PCLinuxOS ですが、このほど 2016.03 版がリリースされました。
今回リリースされたのは KDE と MATE 、それと KDE の「何でも入り版」である FullMonty です。但し全て64bit版のみで、32bit版がこの先リリースされるのかどうかは不明です。また、Xfce や LXDE などの他のデスクトップ環境版がリリースされるのかどうかも不明です。(私はこれらはコミュニティ版に任せるのではないかと推測しています)
なお、今回のリリースでの大きな変更点としては下記の点ではないかと思います。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
当方の環境では、ExMplayer が動画再生時に CPU の使用率が異常に高くなる現象が出ています。原因不明(-_-;)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
2016年2月4日現在、PCLinuxOS のマスターサーバーおよびミラーサーバーから公式版の全ての ISO イメージファイルが削除され、コミュニテイ版の配布サイトの URL が記載された下記の内容の README.txt だけが置かれています。
Community releases of PCLinuxOS can be found at: http://communityiso.pclosusers.com http://pclosusers.com/communityiso
削除された公式版の ISO イメージは2014年12月に公開されたもので確かに現状では旧くなっていて、これを用いてインストールを行った環境では、丸々もう一つ ISO イメージをダウンロードする位の非常に多くのパッケージのアップデートを行う必要が生じるのも事実ではありました。
一方のコミュニティ版は昨年の12月から今年の1月にかけて作成されたもので、こちらを用いてインストールを行った場合には、アップデートの必要があるパッケージもかなり少なくて済みます。
実用上はコミュニティ版でも特に大きな問題は無いとは言えます。
それでも、公式版の ISO イメージを全て削除するというのは如何なものかと個人的には思います。そこまでするのであれば、現在公開されているコミュニティ版を公式版に代わるものとして認定して、公式のマスターサーバーでも配布するべきではないかと思います。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下で書いている方法よりももっと簡単に変更できる方法を ”ibus のステータスアイコンの文字色の変更方法” で書きました。
--- 追記ここまで ---
これについては 本日の野良リポジトリ (2016-01-12) の補足説明部分でも書きましたが、自分自身が後から見易いように単独のエントリとして上げておきます。
※ 以下の操作は全て root 権限で行います。
エディター等で
/usr/share/glib-2.0/schemas/org.freedesktop.ibus.gschema.xml
を開く。
145行目の
<default>'#415099'</default>
が表示色の設定なので、好みの色に変更する。
例えば白色に変更する場合には下記のように修正する。
<default>'#ffffff'</default>
※ 環境によっては org.freedesktop.ibus.gschema.xml の内容が長い1行となっている場合があるので、その場合には #415099 を文字列検索して修正箇所を見つける。
修正した org.freedesktop.ibus.gschema.xml を保存する。
ターミナル上で
glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas
を実行する。
この後 ibus を再起動すれば表示色が変更されています。
なお、この変更は ibus のパッケージが更新される度にデフォルトに戻されてしまいますので、その都度、再変更が必要となります。
デフォルトの表示色の場合
表示色を白に変更した場合
Mozc は 2.17.2313.102 以降で ibus-1.5.11 以降の入力モード表示機能に対応しました。
Anthy 自体は ibus-1.5.11 以降の入力モード表示機能に対応していませんが、ibus-anthy-1.5.7 以降でこの機能がサポートされており、結果として Anthy でも入力モード表示が行えるようになっています。
libkkc は現在のところ ibus-1.5.11 以降の入力モード表示機能に対応していません。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションから削除しました
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
UTUMIさんによる Mozc NEologd UT Dictionary を mozc-neologd-ut というパッケージ名で新たにビルドしました。
パッチ適用済みソースを用いてビルドしています。
Mozc NEologd UT Dictionary は mecab-ipadic-NEologd の mecab-user-dict-seed を元にして Mozc 用に作成されたものです。mecab-ipadic-NEologd に付いては、こちらの README.ja をお読みください。(特に「特徴」の項の利点と欠点)
Mozc NEologd UT Dictionary によって Mozc のシステム辞書に85万語以上(その半分は地名)が追加されます。ちなみに Mozc UT Dictionary ではおよそ35万語です。
ライセンス絡みの問題により self-build 方式での提供を行ってきた mozc+utdict とは異なり、Mozc NEologd UT Dictionary 及びその元となった mecab-ipadic-NEologd のどちらのライセンスも Apache License Version 2.0 であることから、mozc-neologd-ut ではバイナリーパッケージでの投入を行いました。
mozc+utdict の場合と同様に、「Mozc について」のダイアログ窓での表示を Mozc オリジナルのものから変更してあります。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
今まで拙作の ibus のパッケージでは、openSUSE から拝借してきた「Mozc の入力モードに応じてシステムトレイのアイコンを変化させるようにするパッチ」を適用してビルドしてきました。
しかし今回の mozc-2.17.2313.102 では ibus-1.5.11 の icon_prop_key 機能がサポートされ、ibus にパッチを当てなくても Mozc の入力モードに応じてシステムトレイのアイコン表示が変化する様になりました。(参考ページ: Support 'icon_prop_key' entry in ibus-mozc · Issue #344)
この為、今回の ibus のビルドではパッチを外しています。
なおデフォルトのアイコン表示(正確には「シンボル表示」「ステータス表示」と言うべきか?)の色は青系(#415099)に設定されていますが、この色だと下図の例の様にパネルの背景色がダーク系の場合に視認性が良くありません。表示色を白系に変更すると視認性がかなり向上します。
デフォルトの表示色の場合
表示色を白に変更した場合
この表示色の変更は下記の手順で行うことが出来ます。
root 権限でエディター等で
/usr/share/glib-2.0/schemas/org.freedesktop.ibus.gschema.xml
を開く。
145行目の
<default>'#415099'</default>
が表示色の設定なので、好みの色に変更する。
例えば白色に変更する場合には下記のように修正する。
<default>'#ffffff'</default>
修正した
/usr/share/glib-2.0/schemas/org.freedesktop.ibus.gschema.xml
を保存する。
root 権限で
glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas
を実行する。
ibus を再起動する。
上述の表示色を変更する方法は PCLinuxOS でのみ有効な手順で、他のディストリビューションでは使えない方法かもしれません。実際に手元の Mageia 5 では上述の方法では表示色を変更することができませんでした。
上で書いている方法よりももっと簡単に変更できる方法を ”ibus のステータスアイコンの文字色の変更方法” で書きました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
各インプットメソッドの野良パッケージの動作確認を行っている過程で、
/usr/bin/gtk-query-immodules-2.0
に重大な typo があることを発見しました。
この /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 自体はシェルスクリプトで、システムが 32bit なのか 64bit なのかを判定してそれぞれの gtk-query-immodules-2.0 を実行するものです。
gtk-query-immodules-2.0 の実体は %{_libdir}/gtk-2.0/bin/ 下に存在しています。
--- /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0.orig +++ /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 @@ -5,8 +5,8 @@ EC64=$? fi EC32=0 -if [ -x /usr/lib/gtk-2.0bin/gtk-query-immodules-2.0 ]; then - /usr/lib/gtk-2.0bin/gtk-query-immodules-2.0 "$@" +if [ -x /usr/lib/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 ]; then + /usr/lib/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 "$@" EC32=$? fi if [ "$EC64" = "0" ]; then
ご覧のように 32bit 版用の処理の部分で / が1つ抜けている為に path が不正となり、32bit 版では実体の /usr/lib/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 が実行されません。
この /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 は ibus, fcitx などの各インプットメソッドにとって重要なスクリプトです。
各インプットメソッドの gtk2 用のモジュールはそのインストール時の後処理において
/usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行しています。これを実行しておかないと gtk2 アプリ上でそのインプットメソッドが動作しないからです。
しかるに /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 のこの typo により 32bit 版では実際には gtk-query-immodules-2.0 が実行されておらず、新たにインプットメソッドをインストールした場合、gtk2 アプリ上で日本語入力が出来ないという問題が発生します。
本日野良リポジトリに投入した fcitx, ibus, scim, scim-bridge, uim の各インプットメソッドのパッケージではこの問題に対応する為に、gtk2 用のモジュールのインストール後処理において、実体である %{_libdir}/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 を直接実行するようにしています。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
version 2.000 では、Source Code Pro 2.0 のアップデートにより拡張されたイタリック体や絵文字を追加するため、独自のCID番号が割り振られています。これにより Source Han Sans フォントとはCIDレベルでの互換性はなくなり、フォント生成に必要な Source Han Code JP 専用のリソースファイルが追加されています。とのこと。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。(32bit版のみ)
下記のパッケージを nora-test セクションから削除しました。。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。(64bit 版のみ)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。(64bit 版のみ)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
------------------------------
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
公式リポジトリでは先日 kde-l10n-ja が更新されて 14.12.3-1 が来ましたが、これをインストールすると konsole や kate などが日本語化されずに英語表記に戻ってしまうという問題が発生しました。
当初は PCLinuxOS でのパッケージング上で何か不都合が有ってこの様な問題が発生しているのかと思っていたのですが、その後、 kde-l10n-ja-14.12.3 のソース自体に konsole や kate の KDE 4 用の日本語翻訳ファイルが含まれてないことが判りました。(KDE 5 用の日本語翻訳ファイルは含まれている)
ちなみに 14.12.3 のソースは下記URLから取得できます。
実用上致命的な問題という訳ではありませんが、このままでは何かスッキリしないので、 14.12.3 で抜け落ちた日本語翻訳ファイルを旧版の 4.14.3 から引っ張って来るという荒業を使ってビルドしたものを野良リポジトリに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
"Mozcで絵文字入力 - いくやの斬鉄日記" というブログのエントリに触発されて、下記のパッケージを nora セクションに投入しました。(^_^;)
前提条件として Mozc で絵文字を入力する為には、Mozc のプロパティで辞書の特殊変換の設定の「Unicode 6 絵文字変換」にチェックが入っている必要があります。
[ kwrite での入力例 ]
変換候補窓内では絵文字が表示されていますが、入力領域の方はいわゆる豆腐状態です。ただし、入力文字を確定すると絵文字が正常に表示されました。Choqok 上での入力に於いても同様になりました。
[ leafpad での入力例 ]
変換候補窓内と入力領域の両方で絵文字がちゃんと表示されています。入力確定後も正常に表示されました。Firefox や Sylpheed 上での入力でも同様でした。
LibreOffice の Writer 上ではフォントを Symbola 以外にしている場合、絵文字の入力自体は行えますが入力確定後でも絵文字が表示されませんでした。フォントを Symbola にすると入力した絵文字が表示されました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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1月10日に下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
今までちゃんと書いていなかったので、改めて注意喚起の意味を込めて書いておきます。
現時点で公式リポジトリで提供されている ibus-1.5.4 は、パッケージング上の問題から正常動作しません。
但し、インストール後に下記のコマンドを実行してから再ログインすれば、動作するようになると思われます。
# dconf update # gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
この様な面倒を回避したいのであれば、fcitx を使用するか、拙作の野良リポジトリの ibus を使用するか、そのどちらかをお勧めします。
なお、PCLinuxOS で ibus, fcitx, uim を使用する場合の注意点について でも書いた様に、Localization Manager (addlocale) を用いて日本語化を行った環境では、必ず「入力メソッドの選択」を用いて ibus や fcitx の設定を行ってください。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
翻訳ファイルが存在するにもかかわらずローカライズが行われないという不具合を修正する為に、独自にパッチを作成して当てています。これにより日本語表示される様になりました。
オリジナルでは未翻訳の部分を独自に翻訳しています。但し、一部にかなり怪しい翻訳があります(汗
openSUSE からパッチを拝借してきて適用しています。
バックエンドには従来の phonon-gstream に替えて、公式パッケージと同様に phonon-vlc を使用する様にしました。(phonon-gstream を使用すると Minitube の動作の一部に不具合が発生するため)
【注意】 phonon-gstream パッケージがインストールされている環境で使用した場合、動画が連続再生されずに同一の動画がリピートされ続けるという不具合が発生します。この場合には、phonon-gstream パッケージをアンインストールしてください。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
以前にも書いたことがありますが、現在の apt-sources-list-1.1-2pclos2014 パッケージで提供されているリポジトリのリストに記載されている JAIST の URL には誤りがあり、リポジトリ先として JAIST を選択してもエラーとなります。
JAIST のリポジトリを使用する場合には、下記の様に URL を修正する必要があります。
[誤] http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/apt/
[正] http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/pclinuxos/apt/
12月12日付けで更新された apt-sources-list-1.1-4pclos2014 で、この誤りは修正されました。
なお kddilabs でのミラーが少し前に中止された為、この更新でリポジトリのリストから kddilabs が削除されています。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記に付いては self-build-* 初出時のエントリ や self-build-setup パッケージの説明欄にも記載していますが、注意喚起の意味を込めて再掲しておきます。
野良リポジトリで提供している self-build-mozc+utdict などの self-build-* パッケージや、install-assist-* パッケージのインストールを行う際には、必ず事前に self-build-setup パッケージを単独でインストールしておく必要があります。
さらに、self-build-setup パッケージのインストールを Synaptic で行った場合には、Synaptic を再起動する必要があります。
この様な事前準備を行う必要があるのは、self-build-setup パッケージに apt の設定ファイルが含まれている為です。
この事前準備を行わずに self-build-* パッケージのインストールを行った場合、依存関係から self-build-setup が同時にインストールされはします。
しかしこの場合、self-build-* によるパッケージのビルドは完了はするものの、パッケージのインストール処理は行われておらず、ビルドされたパッケージの正常な動作は期待できません。この状態はシステムを再起動しても変わりません。
この様な状態になってしまった場合には、何か他のパッケージのインストールを行えば、self-build-* によってビルドされたパッケージのインストール処理も同時に完了します。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
mozc+utdict の About Mozc-UT のダイアログに於いて、Mozc-UT 辞書のバージョン(日付)を表示するようにしました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
Adobe と Google や各国のフォントメーカーが共同開発し、Adobe と Google のそれぞれからリリースされた新しい日本語フォントを PCLinuxOS 用にパッケージ化して nora セクションに投入しました。
※ どちらのフォントも Kate などの Qt アプリ上では全て太字表示になってしまう様な…
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
「あきな」以外の名前の変換に付いて幾つか調べてみたところ、下記の名前の変換に於いても本来は表示されるべき変換候補が表示されていない問題が有ったことが判りました。これ以外にも多分有ったのではないかと思います。(数字は変換候補の総数で、rev.207 のパッチ適用前と適用後の変化を表示)
先日 PCLinuxOS にも kernel-3.14.4 が来ました。当方の環境では大きな問題もなく 3.12.20 からアップデートすることが出来たのですが、一つだけ、VMware Player 6.0.2 のカーネルモジュールのコンパイルに失敗するという問題が出ました。
これは VMware Player 6.0.2 が kernel-3.13 までにしか対応していないのが原因の様です。そこで Arch Linux の下記のページのインストラクションに従って VMware Player にパッチを当ててみたところ、カーネルモジュールのコンパイルに無事成功しました。
なお、
# rm -r *-only
の部分は
# rm -rf *-only
で良いのではないかと思われます。(-r オプションだけだとファイル毎に削除確認が出て煩わしい)
ちなみに PCLinuxOS のフォーラムでも同様の質問が出ていて、それに対して回答している Texstar オヤジの投稿内容が上記の Arch Linux のページの丸々コピペですね(-_-;)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションから nora セクションへ移動させました。これにより、野良リポジトリの ibus は 1.5 系へ完全に移行しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
「GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には /etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n の設定内容を読んでくれない」という問題への回避策として setime-0.76 以降、/etc/profile.d/10lang.sh へ修正を加えるという手段を取ってきました。
しかし最新の環境では、GDM_LANG が設定されていても /etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n を読み込んでくれることが確認できました。(メンテナンスリリースの 2014.05 の KDE, MATE, LXDE のそれぞれのデスクトップ環境で確認)
これを受けて今回のバージョンから /etc/profile.d/10lang.sh への修正は行わないことにしました。また以前のバージョンによって /etc/profile.d/10lang.sh に修正が加えられている場合には、今回のパッケージのインストール時にその修正を元に戻す処理を行っています。
setime または gsetime の起動時のシステムチェックで問題が見付かった場合に、修正スクリプト (setime-delete-old-settings) を実行するかどうかを確認する様にしました。
「修正スクリプトを実行すると既存の ~/.i18n ファイルが削除されてしまう」というかなり酷い問題を修正しました(汗
修正スクリプトでの /usr/share/X11/xdm/Xsession に対する修正方法を変更しました。
選択したインプットメソッドを現在のユーザーのみに適用する場合に於いて、~/.i18n への設定内容書き込み時に日本語ロケール決め打ちで行っていたのを修正しました。
gsetime のウインドウのタイトルの表示を変更しました。(gsetime → 入力メソッドの選択)
現在のインプットメソッドに関する情報の表示機能を削除しました。(今まで大した情報も表示していなかったため)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
gtk+3.0 が 3.12.1 へアップグレードされてから、「IBus の設定」窓が無駄に横長で表示される様になってしまいました。gtk+3.0 がアップグレードされる前の 3.6.4 だった頃には、こちらのエントリーのスクリーンショットの様に適正な幅で表示されていましたが、現在は下図の様な状態です。(ibus-1.5.x の「IBus の設定」では gtk+3.0 が使用されています)
[横にビローンな状態]
この様な表示になってしまうのは、「IBus の設定」の「入力メソッド」タブの最下部の説明文が gtk+3.0-3.12.1 では適切な折り返しがされていない為だと思われます。 今回の野良ビルドではこの問題を応急的に回避する為、この説明文に強制的に改行を挿入して横幅を適正にする様にしました。
[強制的に改行を挿入した状態]
IBus の開発リポジトリにこの問題を修正するパッチがコミットされたので、説明文に強制的に改行を挿れる回避策に替えてこのパッチを適用した ibus-1.5.7-0.2 を野良リポジトリに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
私の環境だけの問題かもしれませんが、野良リポジトリの ibus-1.5.6 を使用している環境で「システムの起動直後の状態で日本語入力ができない」という問題が時々発生しています。ibus は起動していて動作に必要な各プロセスも正常に走っている様に見えるのですが、何故か入力モードの変更が行えず日本語入力ができません。
しかし、再ログインすると問題は解消されます。ibus が起動するタイミングの問題の様な気がしないでもないのですが、原因はつかめていません(-_-;)
今まではシステム標準の IM として ibus を設定(/etc/sysconfig/i18n に設定を記述)してあったのですが、システム標準の IM は「無し」に設定した上で、ユーザー毎に設定(~/.i18n に設定を記述)する方法へ変更して様子見することにしました。
変更後に何回か再起動を行ってみたのですが、今の所は問題は発生していません。これで問題を完全に回避できれば良いのですが...
IM の設定方法を変更しても問題発生 _| ̄|○
しかも日本語入力できないのは Firefox と Google Chrome だけということが判明。Sylpheed や leafpad 等の他の gtk アプリでは正常に日本語入力ができます。
適用していたパッチを外したりして条件を変えて ibus も何回かリビルドしてみたり、仮想環境上のクリーンインストールしたばかりの環境でも確認してみたのですが、やはり問題が発生します。それも常に発生するのではなくて、「時々」というのがさらに嫌らしいところ。ibus の再起動では問題は解消せず、再ログインするしかありません。ちょっとお手上げ状態です.....
ビルドオプションに --with-no-snooper-apps='' を追加した ibus をビルドして数日様子を見ていましたが、今の所は問題は発生していません。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
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公式リポジトリに sylpheed-3.4.1 が来た為、32bit向けの nora セクションから sylpheed-3.3.1-0.1 を、 nora-test セクションからは sylpheed-3.4.1-0.1 を 削除 しました。
PCLinuxOS を新規にインストールして Localization Manager (addlocale) を用いて日本語化を行った環境では、scim-bridge がデフォルトのインプットメソッドに設定されています。
この環境で scim-bridge 以外の ibus, fcitx, uim の各インプットメソッドを使用する場合には、必ず「入力メソッドの選択」 (コマンド名: gsetime) を用いて設定を行ってください。
「入力メソッドの選択」を用いずに「PCLinuxOS コントロールセンター」の "システム" → "システムの言語を設定" 経由でインプットメソッドの設定を行った場合には、Localization Manager によって /usr/share/X11/xdm/Xsession 内に記述された scim-bridge の環境変数の設定や、scim-bridge を自動的に起動する /etc/xdg/autostart/scim-bridge.desktop ファイルがそのまま残ってしまい、 ibus, fcitx, uim の各インプットメソッドの正常動作に悪影響を及ぼします。
setime パッケージのインストール時、及び、「入力メソッドの選択」の起動時に於いては Localization Manager が行ったこれらの設定が残っていないかの確認を行い、問題が存在する場合には修正・削除を行って ibus, fcitx, uim の各インプットメソッドが正常動作する様にしています。
公開されています。
フォーラムの記事にありませんが、MATE版も同時に公開されています。
ダウンロードは JAIST または kddilabs のミラーからがお勧め。
なお現在の apt-sources-list パッケージが提供するリポジトリのリストの内、JAIST の URL に誤りが有ります。Synaptic で JAIST のミラーリポジトリを使用される方は、こちらのエントリー を参考に修正を行ってください。
PCLinuxOS のミラーリポジトリのリストを提供している apt-sources-list パッケージがアップデートされて 1.1-1 が来ましたが、JAIST の URL が旧いままで登録されています。JAIST のミラーリポジトリを使用される方は こちらのエントリ を参考に URL の修正を行ってください。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションから 削除 しました。削除理由については別記の「Sylpheed 3.4 の不具合について」を参照してください。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。(32bit向けのみ)
昨日野良リポジトリに投入した Sylpheed 3.4 ですが、作者の Yamamoto Hiroyuki (@hiro_sylpheed) 氏が「重大な不具合が見付かった」とツイートされています。
【Sylpheed 3.4の重大な不具合について】 先 日リリースしたSylpheed 3.4に、POP3受信時 にディスクにメールを保存できない状況でも処 理を中断せずにサーバからメールを削除する 可能性のある不具合が見つかりました。3.3.1 にはこの問題はありません。
【Sylpheed 3.4の重大な不具合について】本不 具合を修正した3.4.1をリリースするまでは、 3.3.1にダウングレードするか、サーバから メールを削除しない設定にしておいてくださ い。ご不便をおかけしますがよろしくお願いい たします。 #sylpheed
これを受けて当方の野良リポジトリから Sylpheed-3.4.0-0.1 パッケージを削除しました。既に Sylpheed-3.4.0 をインストールしてしまっている方は、一旦 Sylpheed-3.4.0 を削除した上で、改めて Sylpheed-3.3.1 をインストールしてください。お手数をお掛けしますがよろしくお願い致します。
なお公式リポジトリでは64bit向けには 3.3.1 が既に投入されていますが、32bit向けは未だ 3.3.0 のままで 3.3.1 は投入されていませんので、今回、野良リポジトリの32bit向けに 3.3.1 を投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
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公式リポジトリでは ibus-1.5.4 が提供されていますが、これまではパッケージング上の問題と xorg server のバージョンが旧いことが原因で正常動作していませんでした。しかし先日 xorg server が 1.12.4 へアップグレードされ、この点での問題が解消されました。
今まで野良リポジトリでは正常動作しない公式パッケージの 1.5.4 をオーバーライドする形で内部バージョンが 1.4.2 な ibus のパッケージを提供して来ましたが、今回、nora-test セクションへ 1.5.6 とそれに関係するパッケージを投入しました。
ibus の 1.5 系はそれまでの 1.4 系とは設計思想が大きく異なっています。それ故に色々と議論がある様で、"ibus 1.5" などのキーワードで検索すると色々と出てくると思います。
1.5.5 から実装されたプロパティーパネルですが、これはデフォルトでは一定時間後に隠れる設定となっています。目障りと感じる場合には、「IBus の設定」で非表示とすることが出来ます。
[プロパティーパネルの表示例]
今回の野良パッケージでは openSUSE からパッチを導入することにより、IME に Mozc を使用している場合には、システムトレイの Mozc のアイコンの表示状態で入力モードを判断できる様になっています。逆に言うとこのパッチが適用されていない素の状態の ibus-1.5.x ではシステムトレイの Mozc のアイコンは常に「あ」の表示状態のままで入力モードを変更しても変化せず、現在の入力モードを瞬時に判別することが難しくなります。(そういうこともあってか 1.5.5 からはプロパティーパネルが実装されることになった訳ですが...)
1.4.2 で IME に Mozc を使用していた人は、下記の様にすれば今回の 1.5.6 でもほぼ同様な操作感を得ることが出来ると思います。
つまり、1.4.2 では IM を ON/OFF することで行っていた日本語入力と直接入力の切り替えを、1.5.6 では IM は常時 ON の状態のままで、日本語入力と直接入力の切り替えは IME の入力モードの変更で行うということです。
なお Mozc の入力モードの変更キーはデフォルトでは [半角/全角] に設定されていますが、これは Mozc の設定(Mozc プロパティ)の キー設定 で変更可能です。変更方法に付いては openSUSE の IBus のページ が参考になると思います。(この際に、入力モードの変更に割り当てたキーが IBus の "次の入力メソッド" のショートカットキーと重ならない様に注意)
今回の野良パッケージをインストールして ibus 関係のパッケージをアップデートした場合、元の ibus-1.4.2 へ戻すことは大変面倒臭いことになりますのでご注意ください。「ibus-1.5.6 なんていらない」という方は nora-test セクションを無効にするか、今までの ibus-1.4.2 関係のパッケージを Synaptic の パッケージ の「バージョンの固定」機能を使って保護してください。
1.5.5 で修正された「Launched an error dialog when .anthy/last-record2_default.utf8 is broken.」の影響により、
~/.anthy/last-record2_default.utf8
が存在しない環境では、ibus-1.5.6 で IME に「日本語 - Anthy」を選択しても ibus-anthy-1.5.5 が動作してくれません。
この問題への応急的な対応策として、今回のパッケージでは last-record2_default.utf8 のサンプルファイルを同梱してあります。
~/.anthy/last-record2_default.utf8 が存在していない場合には、
/usr/share/ibus-anthy/last-record2_default.utf8.sample
を ~/.anthy/ 下に last-record2_default.utf8 としてコピーしてください。
先月の24日の PCLinuxOS のマスターサーバーのダウンの影響を受けて一時的にファイルが消えていた JAIST のミラーですが、先ほど確認したところ復活していました。
ただし、リポジトリの URL が一部変更になっています。
[旧] http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/apt/
[新] http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/pclinuxos/apt/
なお近々に apt-sources-list パッケージが更新される予定です。
昨日、PCLinuxOS の Twitter の公式アカウント (@iluvpclinuxos) で下記のツイートがありました。
The rsync server is temporarily down so there will be no updates to the software repo for a couple of days.
このサーバーダウンの影響によるものなのかどうかは不明ですが、 rsync server のディレクトリ名が一部変更された模様です。この変更によって 各ミラーからは、リポジトリや iso イメージファイル等の全ての PCLinuxOS 関係のファイルが一時的に消えるという状況となりました。
その為、Synaptic で従来の URL のリポジトリにアクセスした場合には、「全てまたは一部のリポジトリのインデックスファイルがダウンロードできませんでした」というエラー表示が出る事態となりました。
その後、各ミラーでは新しいディレクトリ名による rsync が進行中ですが、24日 23:50 現在では、JAIST のミラーで32bit用のリポジトリの rsync が完了した模様です。JAIST のミラーリポジトリのURLを掲示しておきます。64bit向けも一両日中には rsync が完了するのではないかと思われます。
【旧】 http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/apt/pclinuxos/2010/
【新】 http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/pclosfiles/pclinuxos/2010/
恐らくは他のミラーでも、従来の URL 中の apt の部分を pclosfiles へと修正すれば、新しいリポジトリへアクセス出来るようになると思われます。ま、近い内に新しい URL へ修正された apt-sources-list パッケージが提供されるのではないかとは思いますが...
「32bit用のリポジトリの rsync が完了した模様」と書きましたが、まだ完全には rsync できていない様です。現時点では一部の日本語フォントや mozc 関係などのパッケージも不足しています。
「公式リポジトリの URL が変更された模様」というのは、私の早とちりだった様です。お詫び致します。m(_ _)m
PCLinuxOS の中の人であるpinoc氏がフォーラムで下記の 投稿 を行っています。
the server is in the process of being restored right now and should be back soon, please be patient and give it another 1, 2 days... We will inform you when things are back to normal.
原因は不明ですが、どうやら rsync server から PCLinuxOS 関係のファイルが全て削除されてしまった様で、現在リストア中の模様です。リストア完了&各ミラーの rsync 完了後には、従来の URL で今まで通りリポジトリを使用出来るようになると思われます。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
PCLinuxOS の公式リポジトリでは Google Earth のパッケージが提供されていますが、これをインストールしても現状では Google Earth は正常に起動しません。
そこで Google Earth のサイトから openSUSE/Fedora 用の rpm パッケージ(以下「公式版」と表記)を落としてきてインストールしました。ちなみに Google Earth のバージョンは PCLinuxOS のリポジトリのものが 7.0.3.8542 なのに対して、公式版は 7.1.2.2041 です。
※ PCLinuxOS のリポジトリの Google Earth のパッケージをインストールしてその後削除する、という操作を事前に行っておくと、公式版をインストールする際に「依存関係で必要となるライブラリ不足でエラーが出る」ということを回避できます。
しかし公式版をインストールしても、そのままでは下記のエラーを吐いて起動できません。
$ google-earth /usr/bin/google-earth: line 43: ./googleearth-bin: そのようなファイルやディレクトリはありません
このエラーを回避して Google Eaarth を起動するには、下記のシンボリックリンクを張る必要があります。
# ln -s /lib/ld-linux.so.2 /lib/ld-lsb.so.3
# ln -s /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 /lib64/ld-lsb-x86-64.so.3
(※ x86-64 であって x86_64 ではないことに注意してください)
このエラーを回避して Google Eaarth を起動するには、32bit版では libglibc_lsb パッケージを、 64bit版では lib64glibc_lsb パッケージをインストールします。(このパッケージをインストールすることによって必要なシンボリックリンクが張られます)
これで起動する様になりました。但し、コンソール上では下記のエラーを大量に吐いています。が、一応正常に動作している様なのでこのエラーは見なかったことにしています(ヲイ
[0308/192821:ERROR:nss_ocsp.cc(581)] No URLRequestContext for OCSP handler.
libglibc_lsb (32bit版) または lib64glibc_lsb (64bit版) パッケージをインストールすることによって上述のシンボリックリンクが張られることが判りましたので、記事内容を修正しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
FreeType and Patents の Other Patent Issues の項で記述されている様に、MS の ClearType に関する特許との絡みから freetype のソースではサブピクセルレンダリングが現状でもデフォルトで無効のままです。PCLinuxOS の公式パッケージの freetype-2.5.2-1 でもサブピクセルレンダリングは無効のままでビルドされています。
サブピクセルレンダリングを有効にしてビルドしたバイナリーパッケージをそのまま配布することは MS の特許に抵触する可能性がある為、野良リポジトリでは self-build の形で配布することとしました。
なお self-build の仕組み上このパッケージをインストールすると、
freetype2-demos
%{_lib}freetype6
%{_lib}freetyp6-devel
%{_lib}freetyp6-static-devel
という4つのパッケージが作成・インストールされます。( %{_lib} の部分は32bit版では lib、64bit版では lib64 と読み替えてください)
余談ですが、wine でフォントのアンチエイリアスを有効にする為には、サブピクセルレンダリングを有効にしてビルドした freetype のライブラリを必要とします。さらに PCLinuxOS の64bit版に於いては、サブピクセルレンダリングを有効にしてビルドした32bit版の freetype のライブラリを /opt/libs32 下に配置する(既存のものと置き換える)必要があります。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
mozc+utdict-1.12.1599.102 がインストールされている環境では、Synaptic の「全てアップグレード」をクリックしてアップグレードを行おうとした場合に、今回の mozc 関係のパッケージがアップグレードされない、あるいは、ibus-mozc|fcitx-mozc|uim-mozc|emacs-mozc だけがアップグレードされ mozc と mozc-tools がインストールされない、という問題が発生します。
これを回避して今回のアップグレードを正常に行うには、mozc をインストール指定してください。他のパッケージは依存関係で自動的にアップグレードされます。
なお、UT辞書は現時点では 1.13.1651.102 対応版が公開されていません。従って mozc+utdict の使用を続けたい場合には、Synaptic のバージョン固定機能を使って mozc 関係のパッケージのバージョンを 1.12.1599.102 に固定してアップグレード対象から除外する様にしてください。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
なお jd は今回の 2.8.7 で したらば掲示板 の URL の変更に対応しましたが、これに関連してサポート掲示板の「開発関係メインスレ 2」に於いて、中の人から下記の投稿がありました。jd で したらば掲示板 を見ている方はご注意ください。
174 名前:weise [sage]: 2013/12/30(月) 13:55:16 ID:Clzk/OWg (2) rcを出したところですが、外部板設定の移行に対応しきれていませんでした。 したらばの外部板設定を残したい場合は、以下の様に移行してください。 cd ~/.jd または cd $JD_CACHE mv jbbs.livedoor.jp jbbs.shitaraba.net sed -e s/jbbs.livedoor.jp/jbbs.shitaraba.net/ -i.old etc.txt 176 名前:weise [sage]: 2014/01/04(土) 21:01:24 ID:mw5hUB9c jd-2.8.7-140104をリリースしました。 リリースを優先したため、rcから変更はありません。
あけましておめでとうございます。今年もマイペースでやって行こうかと思っています。よろしくお願いします。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
メニュー項目の "本体" は、/usr/share/desktop-directories 下にある *.directory ファイルで、これらのファイルを提供しているのが desktop-common-data パッケージです。で、この desktop-common-data パッケージはそのビルド時に、pclinuxos-menu-messages パッケージが提供している翻訳ファイルを用いて *.directory ファイルのローカライズを行っています。
従ってメニュー項目の未翻訳の部分を日本語化する為には、pclinuxos-menu-messages のソースの日本語ローカライズ用ファイルを修正した上で pclinuxos-menu-messages を再ビルドし、さらにその再ビルドした pclinuxos-menu-messages を用いて desktop-common-data を再ビルドするという手順を踏む必要があります。(もっとも /usr/share/desktop-directories/*.directory を直接編集してしまうという力技を使う手もありますが...)
Localization Manager (addlocale) を用いて日本語化を行っても、メニューの一部が英語のままになっていることには以前から気が付いていましたが、実用上大きな問題では無いので放置していました。今回やっと手を付けました(^_^;)
※ 前提条件:公式パッケージのみを使用する
公式リポジトリでは ibus-mozc と fcitx-mozc という2つの IM 向けの mozc エンジンが提供されていますが、現状では ibus-1.5.4 は正常に動作せず、ibus-mozc による日本語入力を行えません。従って mozc を使った日本語入力を行うには、必然的に fcitx を選択することになります。
64bit版向けの公式リポジトリでは uim-mozc も提供されていますので、64bit版では uim 上で mozc を使うことが可能です。なお32bit版向けには何故か提供されていません。(野良リポジトリでは32bit版向けも提供済み)
--- 追記ここまで ---
で、fcitx で mozc による日本語入力を行う為には、fcitx-mozc パッケージをインストールします。依存関係で、fcitx, fcitx-data, fcitx-gtk2, fcitx-libs の各パッケージも同時にインストールされます。
これらのパッケージ以外にも、fcitx-qt4 パッケージのインストールもお勧めします。fcitx-gtk3 はお好みでどうぞ。
また、fcitx の設定ツール用パッケージのインストールも強くお勧めします。KDE 環境な方は kcm-fcitx を、KDE 以外の環境な方は fcitx-configtool をインストールしてください。
必要なパッケージをインストールしたら、「入力メソッドの選択」ツールを使って fcitx 用の設定を行います。「入力メソッドの選択」は KDE の場合には、メニューの [その他のアプリケーション] → [設定] 下にあります。
ツールを起動したら fcitx を選択します。
[OK] を押すとシステムワイドな設定にするか現在のユーザーだけの設定にするか尋ねてきますので、お好きな方を選択してください。
終了メッセージが表示されたら再ログイン又は再起動を行ってください。(再ログインの場合「Synaptic が起動できなくなる」という問題が発生するケースが有る様なので、再起動の方を推奨します)
なお GUI な「入力メソッドの選択」を使用する代わりに、ターミナルから
$ setime fcitx
と実行しても OK です。
先日、公式リポジトリに IM 関係や日本語フォント等の多数のパッケージが新たに投入されました。今まで野良リポジトリで公開してきたのと同等のものが self-build 関係を除いてほとんど提供されました。これに伴い、野良リポジトリのパッケージも大幅な見直しを行いました。
下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
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下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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インストール済みの野良パッケージの内、今回野良リポジトリから削除された fcitx や jd の様に公式パッケージとのリリースナンバーの大小の関係からアップデート対象にリストアップされず、公式パッケージに置き換わらないものがありますが、内容的には公式パッケージと同一であり動作上は問題ありません。
気になる方は一旦野良パッケージを削除して、改めて公式パッケージをインストールするなどしてください。お手数をお掛けします m(__)m
下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
いずれも野良パッケージと同等の修正が行われたものが公式リポジトリに来ました。
下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
choqok と kde-gtk-config は公式パッケージが最新版へ更新されました。また apt と synaptic は、公式パッケージに野良パッケージと同等のパッチなどが適用されました。
なお64bit版の公式リポジトリには新たに convmv が投入されていますが、32bit版には未だ来ていません(アップのし忘れか?) 32bit版の公式リポジトリに convmv が投入され次第、野良リポジトリから convmv を削除する予定です。
ちなみに公式パッケージの synaptic の changelog には下記の記述があります。(*^_^*)
* Wed Nov 13 2013 pinoc0.57.2-24pclos2013 - fixed BR for 32/64 - added Japanese language support (thanks to tomcat) - added fixes from Vine Linux - add build option '--with-pkg-hold'
また、convmv の changelog にも下記の記述があります。(*^_^*)
* Wed Nov 13 2013 pinoc1.15-1pclos2013 - imported from tomcat
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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幾つかの野良パッケージではそのビルド時に、コンパイルに必要な *.la ファイルが見付からないというエラーを吐くことがありました。例えばこんな感じです。
/usr/lib/libpixman-1.la: No such file or directory
私はこのエラーを吐く原因は公式の *-devel パッケージに *.la ファイルが含まれていない為だと考え、公式のソースパッケージを元にして *.la ファイルを削除しないようにビルドし直し、さらに、*.la ファイルだけを含むサブパッケージを *-devel+ として野良リポジトリの nora-br セクションに置いて来ました。
そして *.la ファイルを必要とする野良パッケージでは、これらの *-devel+ パッケージを BuildRequires で指定していました。同じ野良パッケージをビルドしても、64bit版では要求されない *.la ファイルが32bit版では要求されるケースがあったりして不可解だとは感じつつも、止むを得ないことだと思っていました。
ところが本日、PCLinuxOS のフォーラムで下記のスレッドを偶然目にしました。
この中で「/usr/lib/*.la ファイルを全て削除してから再コンパイルしてみろ」というレスが有りました。
「えええー、ホンマかいなぁ?」とか思いつつも実際にやってみると、それまで *.la ファイルが見付からなというエラーを吐いていたものが何事もなくコンパイルが完走してしまいました。あー、今まで nora-br などというセクションまで設けて私は一体何をやっていたのかと、完全に脱力してしまいました _| ̄|○
という訳で、BuildRequires の *-devel+ の指定を削除してリビルドしたパッケージを野良リポジトリに投入した次第です。またここまで読んで頂いてお分かりの様に、もう *-devel+ パッケージの必要性は無くなりましたので、nora-br セクションから全てのファイルを削除して廃止としました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-br セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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公式リポジトリの gtk+2.0 パッケージが更新され、インストール時に
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
が作成される様に修正されました。
これにより、「公式パッケージの gtk+2.0-2.24.22 をインストールしたら gtk アプリ上で日本語入力を行えなくなった問題」は解決しました。従って拙作の gtk+2.0 関係の野良パッケージは野良リポジトリの nora セクションから削除しました。
ただし、公式パッケージには *.la ファイルが含まれていない為、%{_lib}gtk+2.0_0-devel+ パッケージだけは nora-br セクションへ移動させて残してあります。(ちなみにこの gtk+2.0 の *.la ファイルをビルド時に必要とするのは jd です)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
それと、ブログの更新を忘れていたのですが、数日前に下記のパッケージも nora セクションに投入していました。どちらもソースの更新です。
mozc-1.12.1599.102 のソースの tar ボールでの提供が開始されました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
また下記のパッケージでは、ビルドに必要なパッケージ名の追加や修正を行っています。
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下記のパッケージを nora-br セクションに投入しました。
それぞれのパッケージで *-devel+ というサブパッケージを新設し、従来は *-devel に含まれていた *.la ファイルをそちらへ移動させました。なお、これらの *.la ファイルは特定のパッケージをビルドする際にのみ必要となるもので、通常は nora-br セクションを有効にする必要はありません。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
いずれのパッケージも、昨日の「gtk アプリ上で日本語入力を行えない」問題への更なる修正を加えたものです。
「公式パッケージの gtk+2.0-2.24.22-1 をインストールしたら gtk アプリ上で日本語入力を行えなくなった」問題について更に調べたところ
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行すると問題が解決することが確認できました。
上記を実行すると今までは存在していなかった
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
というファイルが作成され、gtk+2.0 がこれを読み込むことで gtk アプリ上で日本語入力が可能となる様です。
以前のバージョンでは
gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
を実行することによって作成された
/etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
というファイルを読み込んでいたのですが、2.24.22 では何故かこのファイルが読み込まれず、それ故に gtk アプリ上で日本語入力が行えないという問題が発生した模様です。
今回投入した gtk+2.0-2.24.22-1.3 ではソースのバージョンを本来の 2.24.22 に戻すと共に、新たに
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
を作成する様に修正を加えました。
また ibus, fcitx,uim,scim の各パッケージでは、その インストール/アンインストール の後処理のスクリプトに於いて従来は
gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
を実行していましたが、これに替わって
gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行する様に修正を加えました。
※ 上記文中の %{_lib} の部分は、32bit版では lib に、64bit版では lib64 に読み替えてください。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
見掛け上のバージョンは 2.24.22 ながら、内部的には 2.24.10 なパッケージです。公式リポジトリのパッケージをオーバーライドする為に作成しました。
本日、公式リポジトリにアップグレードで来ていた gtk+2.0-2.24.22-1 をインストールしたところ、Firefox や Sylpheed 等の gtk アプリ上で日本語入力を行えない(IM を ON にできない)という問題が発生しました。KWrite や Choqok 等の Qt (KDE) アプリ上では正常に日本語入力が行えます。
この症状は ibus, uim, fcitx のいずれでも例外なく発生しました。試しに ibus を gtk+2.0-2.24.22-1 を用いて再ビルドしてみましたが問題は解決しませんでした。
そこで、以前の 2.24.10 というバージョンでは問題が発生していなかったこと、現時点での公式リポジトリには 2.24.10 のバージョンのソースパッケージしかアップロードされていないこと等から、外部バージョン 2.24.22 で内部バージョンが 2.24.10 なパッケージを作成して問題を回避することにしました。
本来であれば 2.24.22 にパッチを当てる等の対策を取るべきなのでしょうが、いかんせん私のスキル不足のためにそれも出来ず、かと言って「日本語入力できない」という日本人ユーザにとっては致命的な問題を放置する訳にも行かずで、取り敢えず今回の強引なパッケージで対応することとしました(汗)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
なお今回、64bit版向けの ibus も更新していますが、これは32bit版向けとリリースナンバーを揃えるためにリビルドしたもので、内容的には変更はありません。
PCLinuxOS の python が2.6系から2.7系へアップグレードされたのに伴い、pyrhon 2.7 を用いてリビルドした下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
※ 今回、libkkc 関係のパッケージを従来の nora-test セクションから nora セクションへ移動させました。
libkkc(fcitx 上では Kana Kanji と表示されている)の設定ツールのダイアログにおいて、ボタンにアイコンが表示されません。
例えば下図は libkkc の辞書の追加や削除を行うダイアログですが、右側のボタンのアイコンが表示されていません。
こちらが正常な状態です。(openSUSE 12.3 上の fcitx-kkc)
何故に PCLinuxOS 上では正常にアイコンが表示されないのかは不明です(汗)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。
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下記のパッケージを nora-br セクションへ投入しました。
uim, ibu-kkc をビルドする際、下記の各公式パッケージの -devel に *.la ファイルが存在しない為にビルドエラーになることへの対応策として、*.la ファイルを同梱するように修正してリビルドしています。
MATE の導入とそれに伴う多くの GNOME 関係パッケージの削除という大きな変更の影響を受けた事による uim のリビルド、相変わらず発生する *.la に関するビルドエラー、64bit版に於ける変則的な32bitライブラリの取り扱い方、等々、おじさんちょっと疲れました。そろそろ潮時かなぁ。。。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
テスト版が初めて公開された2011年の夏から約1年8ヶ月、途中で PCLinuxOS の「主」であるTexstar氏が健康上の理由から開発現場を離れるという不測の事態もあって開発が長引いていた64bit版ですが、遂に正式リリースの運びとなりました。
現在のところ通常版のみの公開で、32bit版の様な minime や fullmonty は提供されていません。
日本語化は32bit版と同様に Localization Manager (コマンド名は addlocale) を用いて行うことができます。addlocale を用いた日本語化では、scim-bridge 経由での anthy による日本語入力が行える様になっています。
この64bit版ですが、32bitライブラリの取り扱いが極めて変則的で、ia32-libs というパッケージとその他の幾つかの *****.32bit というパッケージによってのみ32bitライブラリが提供されています。
これらの32bitライブラリは skype 用のアプリと wine を動作させることを主目的として提供されているものです。
つまり、提供されている32bitライブラリが限定されていて、これら以外の32bitライブラリに依存するような32bitアプリをインストールしようとすれば、ユーザー自身で必要な32bitライブラリを用意する必要があります。
「64bit版では64bitアプリしか使わない」というユーザーならば問題とはならないでしょうが、64bit版でも32bitアプリを使う予定のあるユーザーは始めから32bit版を使用するか、他のディストリビューションの64bit版を選択した方が確実に幸せになれると思います。
PCLinuxOS の32bit版のKDEデスクトップのメンテナンスリリースである 2013.04 が公開されています。
今まで通り、
pclinuxos-kde : 通常版
pclinuxos-kde-minime : 最小構成版
pclinuxos-kde-fullmonty : 「何でも入り」版
となっています。
なお 2013.04 の青色系のデフォルトテーマは、既存の環境でも task-theme-PCLOS410 をインストールすれば使用できるようになります。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
Synaptic でこのパッケージをインストールした際、他にアップグレードが「保留」となっているパッケージが存在しているケースでは、生成された mozc+utdict パッケージのインストールが自動的には行われない様です。(生成されたパッケージは /var/cache/self-build 下に存在しています)
この場合には保留状態となっているパッケージのアップグレードを行えば、同時に mozc+utdict パッケージのインストールも実行されます。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
公式リポジトリでは先日の64bit版向けに続いて、本日は32bit版向けにも ibus-1.5.1 が来ました。この公式リポジトリの 1.5.1 では、ibus の設定ツールである ibus-setup が起動できません。
$ ibus-setup Traceback (most recent call last): File "/usr/share/ibus/setup/main.py", line 28, infrom gi.repository import GLib ImportError: No module named gi.repository
このエラーは64bit版では、python-gobject3 パッケージをインストールすると出なくなりますが、32bit版ではそもそも python-gobject3 パッケージ自体が存在していません。
また、python-gobject3 パッケージをインストールして上記のエラーを解決しても、今度は下記の様な新たなエラーを吐きます。
$ ibus-setup Traceback (most recent call last): File "/usr/share/ibus/setup/main.py", line 563, insetup = Setup() File "/usr/share/ibus/setup/main.py", line 83, in __init__ self.__init_ui() File "/usr/share/ibus/setup/main.py", line 247, in __init_ui self.__init_hotkey() File "/usr/share/ibus/setup/main.py", line 88, in __init_hotkey variant = self.__config.get_value('general/hotkey', name) AttributeError: 'NoneType' object has no attribute 'get_value'
エラー内容でググると Debian や Fedora でも同様なエラーが報告されている(いた?)様で、パッチも幾つか提供されています。手元の環境でそれらのパッチを取っ替え引っ替え当てて 1.5.1 をビルドしてみたりもしたのですが、私のスキル不足も有って上記のエラーを解消することはできませんでした。
野良リポジトをご利用頂いている方は、Synaptic の バージョン固定機能 を利用して当面は ibus のバージョンを 1.4.2 に固定しておかれることをお勧めします。
なお現在の野良リポジトリに投入している ibus-mozc, ibus-anthy, ibus-kkc は全て ibus-1.4.2 に依存している為、ibus のバージョンを 1.5.1 に上げた場合にはこれらのパッケージは削除されてしまい 削除されるか或いは正常動作しなくなり、結果として ibus では mozc, anthy, libkkc が利用できなくなってしまいます。
従って上述した 1.5.1 の ibus-setup が起動できない問題が解決できたとしても、1.5.1 で日本語入力を行える様にする為には、mozc, ibus-anthy, ibus-kkc の再ビルドが必要となります。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションから nora セクションへ移動させました。
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下記のパッケージを nora セクションから、今回新設した nora-br セクションへ移動させました。
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下記のパッケージを32bit版向けの nora-br セクションに投入しました。
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PCLinuxOS 上でパッケージをビルドする際、依存している *-devel パッケージに *.la ファイルが含まれていなくてビルドエラーとなるケースが有ります。その為、公式パッケージでは削除されている *.la ファイルを含める様にだけ修正して再ビルドしたパッケージも野良リポジトリの nora セクションに置いてきました。
しかしこれらの修正されたパッケージはそれに依存しているパッケージをビルドする際にだけ必要となるもので、出来上がったバイナリーパッケージをインストールするだけならば必要ありません。
その様な理由から、今回新たに nora-br というセクションを設け、*.la ファイルを含める様にだけ修正して再ビルドしたパッケージをそちらに置くことにしました。従って、拙作の野良パッケージを再ビルドするという様な特別のケースでもない限り、野良リポジトリに nora-br セクションを新たに追加して頂く必要はありません。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
【参考】libkkc-0.1.6 に関する作者さんのブログ記事
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを32bit版向けの nora セクションから削除しました。
下記のパッケージを32bit版向けの nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを64bit版向けの nora-test セクションに投入しました。変更点は32bit版向けと同じです。
下記のパッケージを32bit版向けの nora-test セクションに投入しました。
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
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64bit版向けの nora セクションに下記のパッケージを投入しました。
公式リポジトリのものは jd をビルドする際に必要となる *.la ファイルが含まれていない為、これを含むように修正してリビルドしたものです。
実は公式リポジトリの test セクションでは、この修正を行なったとされる pango-1.30.0-2 が提供されているのですが、何故か肝心の lib64pango1.0-devel パッケージが存在しません。(アップロード忘れ?) なので今回の jd のビルドに当たり、止むを得ず野良ビルドを行いました。
下記のパッケージを32bit版向けの nora-test セクションに投入しました。
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64bit版向けにも nora-test セクションを新たに設け、下記のパッケージを投入しました。パッケージの内容は32bit版向けと同様です。
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64bit版向けの nora セクションに下記のパッケージを投入しました。
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64bit版向けの nora セクションから下記のパッケージを削除しました。(公式パッケージと被るため)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。(32bit版向けのみ)
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。(32bit版向けのみ)
前回のバージョンでは動作していなかった ibus-kkc の設定ツール (/usr/lib/ibus-setup-kkc) が、今回の 1.5.5 では動作する様になりました。ibus のツールバー上の「KCC を設定」のアイコンをクリックすることでも起動できます。
[ 設定ツールの「動作」タブ ]
[ 設定ツールの「辞書」タブ ]
上図は現在の私の環境のスクリーンショットで色々とシステム辞書が追加登録してありますが、デフォルトではユーザ辞書と SKK-JISYO.L だけが登録されています。この画面で自分に必要なSKK辞書を追加出来ます。従って libkkc では、前回のエントリで書いた様な「SKK辞書の結合」という作業は必要ないということになります。
なお、/usr/share/skk 下に存在する各辞書についての詳しい説明は SKK辞書 のページを参照してください。
Texstar氏の誕生日に合わせて公開されました。
いや、Texstar氏の誕生日はメデタイし、元気そうなのも何よりなのですが.....
肝心の PCLinuxOS KDE 64bit RC1 に付いてですが、KDE が 4.9.5 にアップグレードされたこと、Wine が動作する様になったこと、この二点以外、昨年の夏に書いた "PCLinuxOS 64bit 版の現況について" というエントリの内容から大して変わっていません。
特に日本語関係には全く変化はありません。すなわち、addlocale による日本語化は途中でエラーとなり、公式リポジトリには anthy も canna も ibus も fonts-ttf-japanese もありません。
英米語圏のユーザーには確かにRC品質と言えるかもしれませんが、こと日本のユーザーにとってはとてもRC品質と呼べる様な内容ではなく、現状では敢えて64bit版を選択する意味はありません。64bit版を使いたいという方には、残念ながら「他のディストリビューションをお使いください」と言う他はありません。(´・ω・`)
公式リポジトリが更新され、日本語化に必要なパッケージが提供されました。
これにより addlocale が無事に完走し、scim-anthy による日本語入力も行える様になりました。やっと32bit版相当になったという感じです。
新たに登場してきた libkkc という日本語入力システム関係のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
libkkc は「激しく開発中」とのことなので、今後に大いに期待したいと思います(^_^) (このエントリは ibus-kkc を用いて書きました)
なお、ibus-kkc, libkkc, libkkc-data, marisa-trie の各パッケージの spec ファイルは、Vine Linux のものを流用させて頂きました。パッケージャーさんに感謝 m(_ _)m
ibus-kkc, libkkc, libkkc-data, skkdic の各パッケージをインストールした後、ibusを一旦再起動。その後、「IBusの設定」を開いて「インプットメソッド」タブの インプットメソッドの選択 → 日本語 から Kana Kanji を選択して追加してください。
なお現状では、/usr/lib/ibus-setup-kkc が私の環境では下記のエラーを出して動作せず、ibus のツールバー上の「KCC を設定」のアイコンをクリックしても何も起きません。
$ /usr/lib/ibus-setup-kkc**ERROR:setup.c:411:__lambda3_: code should not be reachedアボートしました
「インストールした skkdic には郵便番号辞書が入っているのに libkkc から変換できないなぁ」と思ったら、必要な辞書を SKK-JISYO.L に結合しないといけないのですね。ここら辺のことは従来から SKK を使ってきた方にとっては常識のことなのかもしれませんが、SKK を使ったことがない者としては最初はちょっと戸惑いました。
てことで、skktools パッケージをインストールすると SKK辞書 の加除を行える skkdic-expr2 というコマンドが使用できる様になります。一例として、人名辞書と郵便番号辞書を結合する場合を下記に示します。
# cd /usr/share/skk# skkdic-expr2 SKK-JISYO.L + SKK-JISYO.jinmei + SKK-JISYO.zipcode > SKK-JISYO.NEW# mv SKK-JISYO.L SKK-JISYO.L.orig# mv SKK-JISYO.NEW SKK-JISYO.L
libkkc は SKK-JISYO.L だけを見ているみたいなので、オリジナルの SKK-JISYO.L をバックアップ後に結合した辞書を SKK-JISYO.L へリネームしています。(新しく結合した辞書を使用する際には、ibus を再起動するのが良い様です)
なお、/usr/share/skk 下に存在する各辞書についての詳しい説明は SKK辞書 のページを、skktools の各コマンドの詳しい使い方については 辞書メンテナンスツール のページをそれぞれ参照してください。
あー、上記の方法で SKK辞書 を結合すると、SKK-JISYO.L に元から含まれていた語の内、変換候補に表示されなくなってしまう語が有るみたいですね。うーん、libkcc では上記の方法で結合した辞書はダメなのかなぁ...
ibus-kkc-1.5.5 で設定ツールが正常に動作する様になり、任意の SKK辞書 の追加が自由に行えることが確認できました。(こちらのエントリを参照) 従って上記に述べた様な SKK辞書 の結合作業は必要ないということになります。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
twitter でちょっと呟いた話題。
既に PCLinuxOS を使用中のユーザーには大きな影響は無い話ではありますが、2012年12月15日現在、プライマリーホストである ibiblio.org やそれをミラーしている内外のサーバー上には、LXDE最小構成版の PCLinuxOS-LXDE-Mini-2012.12.iso 以外の ISO イメージファイルが存在しません。
結論を先に書きますが、最新の ISO イメージは下記から入手できます。(ただし、XFCE版は未だ在りません)
この様な状況になっているのは、11月初め頃から ibiblio.org への大サイズのファイルのアップロードに関して問題が発生していて、2012.12版のアップロードが正常に出来ないことが理由の様です。
さらに悪いことに、前版の 2012.08 は新版のアップロード作業の前に削除されてしまっており、結果として各サーバー上に ISO イメージファイルが存在しないという最悪の状況に陥ってしまいました。
公式サイトの KDE版のページ の Download の項には現在は、Direct download if ISO images is temporarily not available. Please use the torrent links below.
と書かれており、Torrent 経由でのダウンロードを行うように求めています。
しかし実際に Torrent 経由でのダウンロードを試みてみたところ、速度がせいぜい 60KiB/秒 程度しか出ず、ダウンロードする気を失わせる様な状況です。従って、ダウンロードは上述の http://pclosusers.com/isos/ から行った方が良いと思われます。(爆速とまでは行きませんが、そこそこの速度で落ちてきます)
なお、フォーラムへの Texstar氏の投稿 や Neal氏の投稿 を読むと、プライマリーホストを現在の ibiblio.org から他のサイト(pclosusers.com か?)へ変更する意向の様です。ただし、プライマリーホストが変更された場合には、内外のミラーがそれに追従してくれないとちょっと困ったことになりますが...
2012年12月15日 19:30 現在、pclosusers.com が落ちている模様です。ダウンロードしてあった KDE の最小構成版である minime を dropbox に置いてありますので、ご入用の方はどうぞ。
http://dl.dropbox.com/u/14856720/pclinuxos-kde-minime-2012.12.iso
ちなみに、minime-2012.12 のデフォルトのデスクトップはこんな感じで今までと大して変わっていません。(「殊更に32bit版であることを強調する必要もなかろうに」とは思うけれど...)
kddilabs に 2012.12 の ISO イメージが来ています。
ちなみに、jaist の方には未だ来ていません。ミラーしている先が kddilabs とは異なるのかな?
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。(32bit版向けのみ)
公式リポジトリに最新版が投入された為、下記のパッケージを野良リポジトリから削除しました。
今回投入した synaptic では、パッケージのバージョンを固定する機能が使える様になっていて、下図の様に Synaptic のメニューの「パッケージ」下に「バージョンの固定」という項目が追加されています。
何らかの理由でバージョンを固定したい(アップグレードしたくない)パッケージが有る場合、パッケージを選択してこの「バージョンの固定」にチェックを入れると、以後はそのパッケージはアップグレードの対象から外れます。「インストール済(アップグレード可能)」の一覧にも表示されなくなります。
バージョンが固定されたパッケージは、下図の様に表示されます。
図では判り難いですが、インストール済のマークの所に鍵印が付加され、(デフォルトの配色では)背景色がグレーとなります。
バージョンの固定を解除したい場合には、パッケージを選択して「バージョンの固定」のチェックを外せばOKです。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
install-assist は Vine Linux で採用されている仕組みで、二次配布に制限のあるプロプライエタリなソフトウェアのインストールを補助するものです。ソフトウェア自体は配布元からダウンロードしてきますので、二次配布の問題をクリアできます。self-build と同様に上手い方法だと思います。
install-assist-* パッケージをインストールすると、ソフトウェアの実行に必要な他のパッケージをインストールすると共に、配布元からソフトウェアを自動的にダウンロードして来ます。また apt-get コマンドや Synaptic からインストールした場合には、ダウンロードしてきたソフトウェアのインストールも自動的に行います。
この install-assist を利用するのに必要なファイルは、先日野良リポジトリに投入した self-build-setup パッケージに含まれています。
下記の新規パッケージを nora セクションへ投入しました。
今回、Vine Linux で採用されている self-build という仕組みを取り入れてみました。self-build システム一式を、ほぼそのまま丸ごと拝借してきました(^_^;)
self-build は、バイナリーパッケージでの配布が特許や法令あるいは種々のライセンスに違反する可能性のあるソフトウェアを、「各ユーザーの環境上でバイナリーパッケージを作成することで問題を回避しよう」という仕組みです。「大人の事情」に配慮しつつ、ユーザーの利便性を極力損なわない様にする良い方法だと私は思います。
今回は mozc+utdict と anthy を、この仕組みを使ってインストールする様にしました。
self-build-* パッケージをインストールすると、ビルドに必要なパッケージをインストールすると共に、自動的にソースコードをダウンロードしてきて rpm パッケージの作成を行います。また apt-get コマンドや Synaptic から self-build-* パッケージをインストールした場合には、作成された rpm パッケージのインストールも自動的に行います。
なお、種々のファイルは下記のディレクトリ下に保存されています。
self-build の仕組みに付いてより詳しく知りたい方は、Vine Linux のドキュメントをご覧頂ければと思います。
最後になりましたが、self-build という仕組みを考案され開発されている Vine Linux の中の方々に謝意を表します。
Mozc UT辞書 を20121015版へ更新しています。必要な方はこちらからどうぞ。
なお今回のパッケージでは、Mozc UT辞書 を組み込み済みのソースを使ってビルドする様にしてあります。
コメントで御指摘頂きましたが、Mozc UT辞書 組み込み済みソース (Patched source code) のライセンス違反の可能性を排除できない様なので、このソースを用いてのビルドを止め、パッケージをビルドする際に辞書を生成する方法に戻しました。
昨日の追記に大事なことを書くのを忘れていました(-_-;)
Mozc UT辞書 の生成には、20121015版では ruby 1.9 以上が必要となりました。PCLinuxOS の公式リポジトリでは現在、testing セクションで ruby-1.9.3.p194 が提供されています。従ってビルドの際には一時的に testing セクションを有効にして、事前にruby-1.9.3.p194 をインストールしておいてください。
Mozc UT辞書 を、20121020版へ更新しました。
下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
バイナリでの配布ではライセンス関係で色々と面倒くさい事が有りそうなので、配布を中止することにしました。
ただ、ソースパッケージの配布は続けます。必要な方は下記からどうぞ。
このソースパッケージでは、「Mozc UT辞書」に含まれる全ての辞書を取り込んでビルドする様に設定してあります。
なお、このソースパッケージは、野良リポジトリを使用している環境を前提に作成しています。またライセンスの関係上、作成されたバイナリパッケージの再配布は行わないでください。
※ パッケージをビルドするPCの環境によっては、ビルドに時間が掛かる場合が有るかもしれません。ちなみに、Athlon X2 250 (Dual Core 3GHz), メモリー 4GB な私の環境では、ビルドに5分30秒を要しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションから削除しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。(gyp 以外は 32bit 版のみ) ([19:10 追記]64bit版も投入しました)
それから、8月31日に下記のパッケージを nora セクションへ投入済みです。(全て 32bit 版のみ)
gmtk の公式パッケージが 1.0.6 に更新された為、そのサブパッケージ構成に合わせる様に修正を行いました。
以前のビルドまでは mozc+sawadict と mozc+utdict でも about ダイアログ表示は Mozc オリジナルと同じものでしたが、今回のビルドから mozc+sawadict と mozc+utdict ではそれぞれの追加辞書が判る様な表示に変更しました。
オリジナルの Mozc の表示
mozc+sawadict での表示
mozc+utdict での表示
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。(全て 32bit 版のみ)
それから、8月25日に下記のパッケージを投入済みです。全て 32bit 版のみで、ソースの更新です。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。何れもソースの更新です。
ようやく正式公開されました。
kernel-3.2.18 , kde-4.8.3 となっています。
pclinuxos-kde-2012.08 のインストール後のデフォルトのデスクトップのスクリーンショット。
今回の pclinuxos-kde-2012.08 はISOファイルのサイズが 1.3GB となっており、CDサイズに収まらなくなりました。容量増加の主な原因は、LibreOffice を同梱したことによるものと思われます。ちなみに LibreOffice のバージョンは 3.6.0 となっています。
一方の pclinuxos-kde-minime-2012.08 は従来と同様に KDE デスクトップ環境の最小構成版であり、こちらはCDサイズに収まる 508MB となっています。
但し今回の pclinuxos-kde-minime-2012.08 では、日本語化の作業の際に使用する Localization Manager (addlocale) が初期状態ではインストールされていません。従って日本語化の作業を行う際には、事前に addlocale パッケージをインストールする必要があります。(「addlocale なんて使わずに全て手作業でやったる!」という強者は別ですが...)
日本語化の作業手順そのものは、概ね従来と同様です。ただし、pclinuxos-kde-2012.08 では addlocale の実行だけでは LibreOffice の UI が日本語化されず、別途 lomanager を実行して日本語化する必要がありました。
なお、私の環境だけの問題かもしれませんが、addlocale を用いて日本語化を行なっても KDE の一部の表記が英語のままでした。例えば日付の表示では 2012年August23日Thursday と摩訶不思議なものになっていました。そこで kde4-l10n-ja パッケージを再インストールしてみたところ、正常な日本語表示とすることが出来ました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
また、下記のパッケージを i586 の nora-test セクションへ投入しました。
今回新たに適用した3件のパッチの内の1件は Flash Player のバグに応急的に対応する為に、 VDPAUのメーリングリストで提示されたパッチです。このパッチを適用することにより、Flash Player でハードウェアアクセラレーションを有効にしている場合に発生する次の2点の問題が修正されます。
当方の環境でもこちらのエントリで書いた様に 2. の問題が発生していて、今までは Flash のハードウェアアクセラレーションを無効にして対処していましたが、今回ビルドしたパッケージを使用したところ、Flash のハードウェアアクセラレーションを有効にしても問題が発生しないことが確認できました。
先月16日に KDE 版の test05 が公開されました。
kernel-3.2.18
kde-4.8.3
となっています。
実環境にインストールして試用中ですが、"英語環境で 64bit のアプリだけを使う" という条件ならば、「常用しても大丈夫かな」と思わせる程度には仕上がって来ています。
しかしこの条件を一歩外れると、色々な問題に遭遇することになります。
先ず日本語化についてですが、現時点では Localization Manager (addlocale) を用いた日本語化は行えず、実行途中でエラーとなります。なぜならば、addlocale が要求する日本語化に必要なパッケージが現在のリポジトリでは提供されていないからです。
現在のリポジトリにはこれらのパッケージが存在しません。また上記以外にも、ibus 関係のパッケージも全くありません。
それでも、日本語フォントに関しては fonts-ttf-japanese-mplus_ipagothic が提供されているので、locales-ja や kde4-l10n-ja 等々のパッケージを手作業でインストールして設定を行えば、取り敢えずは日本語表示とすることは可能です。
しかし日本語入力は全くできません。日本語入力を行うためには、必要なものを自前でビルドするしかありません。(拙作の野良パッケージをご使用頂くという選択肢もありますが...)
次に、32bit ライブラリの取り扱いについて。
PCLinuxOS では MultiArch 方式が採用されている模様ですが、現時点ではこれが適正に機能していません。その上、本来は /lib64 下に配置されるべき 64bit ライブラリが /lib 下に配置されていたりする例も見受けられます。(例えば liblzma.so.5)
この様な状況から、現在のリポジトリには ia32-libs というパッケージが存在しています。このパッケージは 32bit 向けの Skype 用のアプリを動作させる為に必要な 32bit ライブラリを提供していて、これをインストールすると /opt/libs32 下に 32bit ライブラリが配置されます。
しかしこれはどう考えてもイレギュラーな方法であり、MultiArch が正常に機能していれば本来は必要のない(存在してはいけない)パッケージです。その様なパッケージをリポジトリに投入することが許されたこと自体、MultiArch が正常に機能していないことの証左であるとも言えます。
64bit 環境でも 32bit アプリを使いたいケースは時としてある訳で、正式リリースまでには MultiArch が正常に機能する様にして欲しいと思います。
.....と言うようなことを書いていたら、なんと、64bit の lxde 版の rc1 が公開されました(・_・;)
RC ということは、「重大な問題が無ければそのまま正式リリース版になるよー」なことであり、正直この時点で RC って、工エエェェ(´д`)ェェエエ工ー な感じです。MultiArch の件は「見なかったこと」にするつもりなのでしょうか?
先日、PCLinuxOS に kernel-3.2.18 が来ました。3系のカーネルは今まで公式リポジトリの testings セクションに置かれていたのですが、今回 updates セクションの方に移動されました。PCLinuxOS としては初めての3系カーネルの公式提供ということになるのでしょうか。
てことで、3.2.18 へさくっとアップデートを行いました。
で、カーネルのアップデートを行った後に VMware Player 4.0.4 がリリースされていることを知って、早速現用の 4.0.3 からアップデート。でもカーネルモジュールが作成不可で起動してくれない orz
エーー、この時期にリリースするのに 3.2 系のカーネルに対応してないの? ヽ(`Д´)ノプンプン
仕方がないので、下記のページからパッチを頂いてきて当てました。
なお、このパッチ自体は VMware Player 4.0.3 リリース時のものなので 4.0.4 へ適用する場合には、patch-modules_3.2.0.sh をテキストエディターで開いて、8行目の plreqver=4.0.3 を plreqver=4.0.4 へ修正する必要があります。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
また、下記のパッケージを i586 の nora-test セクションと、x86_64 の nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
今回のバージョンから、用例や「もしかして」機能を提供する ibus 用の新型の候補ウインドウがデフォルトでビルドされるようになりました。これによって、従来までは試験的な機能とされてきた新型の候補ウインドウが実質的に正式な機能となりました。
拙作の野良パッケージでは、この新型の候補ウインドウを mozc-renderer というパッケージで従来から提供してきましたが、今回のビルドでもこれを継承しています。従って新型の候補ウインドウを使用する為には、この mozc-renderer パッケージをインストールする必要があります。 mozc-renderer パッケージをインストールしていない場合には、候補ウインドウは用例や「もしかして」機能の無い従来型のものとなります。
なお、新型の候補ウインドウに表示されるフォントは、ibus のフォント設定が反映されます。
※ 新型の候補ウインドウは ibus 専用であり、scim や uim では mozc-renderer パッケージをインストールしていても従来型の候補ウインドウとなります。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
2012年5月4日、野良リポジトリのディレクトリ構成を少し変更しました。
/etc/apt/sources.list に記述されている野良リポジトリの行を、下記のように修正してください。(赤字が変更箇所)
[32bit版用]
(旧) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/i586 nora (新) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ i586 nora
[64bit版用]
(旧) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2011/x86_64 nora (新) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ x86_64 nora
Synaptic 上で修正を行う場合には、Synaptic のメニューから [設定] → [リポジトリ] と進んでリポジトリの設定画面を開き、野良リポジトリの行を選択して下図の様に修正してください。(図は32bit版用の設定)
なお、旧リポジトリは5月12日に削除しました。
以上、当方の勝手な都合で野良リポジトリを御利用頂いているユーザの皆様にはお手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。m(_ _)m
本日、拙作の PCLinuxOS 日本語化版 の公開を停止させて頂きました。公開停止の理由は下記の通りです。
最近になってある方より下記のページを教えて頂きました。
これを読んで私はショックを受けました。
GPLの規約に従えば、拙作の日本語化版の様なものであっても、ISOイメージで使用しているバイナリーに相当する全てのソースを提供する義務を負う、ということになります。
この点について私は今まで間違った理解をしていました。つまり、オリジナルを改変したものや独自に提供しているもの(野良パッケージ)のソースは公開する義務があるが、オリジナルをそのそまま使用しているものについては当方が公開する義務は負わない、と思っていました。
前掲のページは既に6年も前のものであり、GPLの規約について今まで正しく理解していなかったことに付いては、勉強不足・無知・情弱と言われれば全くその通りで返す言葉がありません。
日本語化版の現在の公開方法では明らかにGPLの規約に反しており、このまま公開を続けることはできないと考え、本日、公開停止の処置を取りました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
※ 5月4日に野良リポジトリに少々変更を加えました。野良リポジトリの設定変更を未だ行なっておられない方は、こちらのエントリに目を通して頂きますようお願い致します。
setime-0.71 で /etc/sysconfig/i18n または ~/.i18n に設定を記述する方法へ戻したわけですが、その後、LXDE版では「GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には、/etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n の設定内容を全く読んでくれない」という問題が依然として残っていることが判りました。(他のデスクトップ環境でもディスプレイマネージャに gdm を使用している場合には、この問題が出る可能性がありました)
そこで、$GDM_LANG が設定されていても常に /etc/sysconfig/i18n または ~/.i18n を読み込むように、システム側のファイルに修正を加えることにしました。具体的には、/etc/profile.d/10lang.sh の 17〜18行目をコメントアウトします。
この修正処理自体は setime-delete-old-settings というスクリプトに記述し、setime-0.76 パッケージのインストール時の後処理部分でこのスクリプトを呼び出して実行しています。
ただ、setime-0.76 パッケージのインストール後にシステムのアップグレードが行なわれた場合などには /etc/profile.d/10lang.sh が上書きされる可能性がある為、setime の起動時に /etc/profile.d/10lang.sh の内容のチェックを行い、上書きされたと判断される場合には setime-delete-old-settings スクリプトを再度実行する様にしています。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
※ 5月4日に野良リポジトリに少々変更を加えました。野良リポジトリの設定変更を未だ行なっておられない方は、こちらのエントリに目を通して頂きますようお願い致します。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
mozc-renderer パッケージのインストール後は、ibusを再起動するか再ログインしてください。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。(全て32bit版向けのみ)
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。(32bit版向けのみ)
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。
下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。(32bit版向けのみ)
下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。(*印は32bit版向けのみ)
下記のパッケージを nora-test セクションへ投入しました。(全て32bit版向けのみ)
setime-0.71-1 を nora-test セクションから nora セクションへ移動させました。
なお、setime-0.71-1 のインストール後も「ibus がいつの間にか落ちている」という現象が出る場合には、~/.cache/ibus/bus/registry.xmlファイルをリネームまたは削除してください。(このファイルは次回の ibus の起動時に自動的に再作成されます)
mikutter-0.0.3.10-1 関連のパッケージを nora-test セクションから削除しました。長期間パッケージのメンテを行なっていなかったこと、最新版の mikutter の動作に必要な ruby-1.9.2 以降が PCLinuxOS では提供されていないこと、等々が削除理由です。
1.4.1033.102 では実験的な試みとして ibus 用に新型の変換候補ウインドウが実装され、同音異義語の用例ウインドウが表示される様になりました。(Issue 145)
この用例ウインドウを備えた新しい候補ウインドウを試用する為には--enable_gtk_rendererというオプションを付けて mozc をビルドする必要がありますが、この新しい機能自体がまだ実験的な段階であることを考えて、このオプション付でビルドしたものを別パッケージとして nora-test セクションへ投入することとしました。
このオプション付でビルドしたパッケージ名には "_acw" を付加しています。(ちなみに acw は advanced candidate window の略です)
これらの *_acw パッケージは従来型のパッケージと排他的選択となります。例えば mozc と mozc_acw は、どちらか一方しかインストールできません。ibus-mozc と ibu-mozc_acw も同様です。
また、この用例ウインドウに対応した mozc_server は、同じくこの用例ウインドウに対応した ibus と mozc_tool からのみ使用する様に依存関係を設定してあります。例えば、ibus-mozc と scim-mozc がインストールされている環境に mozc_acw パッケージをインストールしようとした場合には ibus-mozc と scim-mozc は削除され、替わって ibus-mozc_acw がインストールされます。(付随して mozc-tools に替わって mozc_acw-tools もインストールされます)
私が試用してみた範囲では、用例ウインドウに対応した mozc_server を用例ウインドウに非対応な scim-mozc や uim-mozc から利用しても特に問題は出ていませんでしたが、念の為にこの様な依存関係としています。
※ *_acw パッケージについては、用例ウインドウそのものが未だ実験的なものであることを十分理解した上で使用してください。
下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。
※ 先に 0.70-1 を投入しましたが、その後、ユーザー個別設定の処理に若干の問題があるのが見付かった為、0.71-1 を投入しました。
このバージョンでは入力メソッドの設定方法を変更しました。拙作の setime では 0.42 以降、入力メソッドの設定は /usr/share/X11/xdm/Xsession または $HOME/.xsession に記述する方法を採ってきました。この方法を採るようになった経緯については、こちらのエントリを御覧ください。
twitter の方でも呟いたのですが、最近になって「ibus がいつの間にか落ちている」という現象が時々発生する様になりました。その原因を探る過程で、~/.xsession-errors に下記の内容が記録されているのを見付けました。
Bus::open: Can not get ibus-daemon's address. IBusInputContext::createInputContext: no connection to ibus-daemon
スキルの無い私にはこれが何を意味するのか本当のところはよく判っていなかったりするのですが、/etc/sysconfig/i18n に設定を記述している Mageia 2 β2 ではこの様な記録が無いことから、試しに PCLOS でも /etc/sysconfig/i18n に記述を設定してみたところ、上記のメッセージは記録されない様になったことが確認できました。
その後現在まで /etc/sysconfig/i18n に設定を記述した環境で使っているのですが、ibus が勝手に落ちる現象は発生していません。/etc/sysconfig/i18n に設定を記述する場合と /usr/share/X11/xdm/Xsession に記述する場合とでは ibus が起動するタイミングが異なるのがその理由かなとも愚考しているのですが、正確なことは私のスキルでは判りません(汗
ここで問題となるのは、0.42 以降で設定方法を変更せざるを得なくなった原因である「X 起動時に GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には、/etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n の内容を全く読んでくれない」という件なのですが、色々と試行してみたところ、現在の PCLOS の環境ではこの問題は解消されている様なのです。
そこで今回の 0.71 では、0.42 以前で行なっていた /etc/sysconfig/i18n または ~/.i18n に設定を記述する方法へ変更する(戻す)こととしました。
ただ、 /usr/share/X11/xdm/Xsession または $HOME/.xsession に旧バージョンで設定された内容が残っていると今回の 0.71 で設定された内容が正常に反映されないので、パッケージのインストール時の後処理で旧い設定内容を削除しています。また、最新バージョンの addlocale でも入力メソッドの設定は /usr/share/X11/xdm/Xsession へ scim-bridge の決め打ちで記述されていることから、setime-0.71 のインストール後に addlocale が実行された様なケースも想定して、setime の起動時に旧い設定内容が残っていないかチェックする様にしています。
なお、「X 起動時に GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には、/etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n の内容を全く読んでくれない」という件が現在の PCLOS 環境で本当に解消されているのかもう一つ確信が持てない為、今回の 0.71 は nora-test セクションへの投入としています。問題が無い様であれば、nora セクションの方へ移動させて 0.60 と置き換えたいと考えています。ユーザの皆様からのバグ報告をお待ちしています。
setime のアップデート後も「ibus がいつの間にか落ちている」という現象が出る場合には、~/.cache/ibus/bus/registry.xml ファイルを削除またはリネームしてください。(このファイル自体は次回の ibus の起動時に自動的に再生成されます)
下記のパッケージを投入しました。
下記のパッケージを投入しました。
下記のパッケージを投入しました。
PCLinuxOS の創立者であり、ずっと開発の中心的人物であり続けたTexstar氏が、健康上の理由から一時的に開発の現場から離れることになった模様です。フォーラムには、この件に関する彼からの投稿があります。また、2月6日付けの DistroWatch Weekly の News で、この件が取り上げられています。彼の抜けた後を引き継いで開発の中心となるのは、Neal と Old-Polack の両氏の模様です。
このところ KDE が 4.6.5 のままアップグレードもされずにそのままだったりして、開発の速度が以前に比べて極端に落ちている感じを受けていたのでちょっと気にはなっていたのですが、開発の現場を離れなければならない程に体調が悪化しているとは思いも寄りませんでした。彼が健康を取り戻すことを願っています。
で現実問題として、PCLinuxOS にとっては非常に大きな存在であったTexstar氏が抜けたことで、開発速度の低下は避けられないのかなとは思います。64bit版の正式リリースもさらに先に延びることになるのでしょう。
それにしても、先月に発表されていたこの重要なニュースに今日になって気が付くとは、我ながら本当に情けないです_| ̄|○
nora セクションに下記のパッケージを投入しました。
また、nora-test セクションには下記のパッケージを投入しました。(32bit版のみ)
下記のパッケージを投入しました。
mozc-1.3.911.102-2 を投入しました。
Issue 107 のパッチを適用してビルドしています。このパッチは、「再変換を行う際に2回変換キーを押さないと再変換に入れない」という問題を修正する為のものです。
ちなみに 1.3.911.102 で実装されたこの再変換ですが、gedit や leafpad 上では機能しますが、kwrite や kate 上では全く働きません。(同じく 1.3.911.102 で実装された確定取り消しの方は、kwrite や kate 上でも一応機能します)
下記のパッケージを投入しました。
この件、実は先月末に Sawaさんの記事 を読んでちょっと気になったので、それ以来、自分の PCLinuxOS な環境で scim-mozc を使い続けて様子を見ていたのですよ。勿論、件の現象が発生したらブログのネタにでもしょうかと思ってね(゚∀゚)
でも何故か私の環境では問題の現象が全く発生しないのです。ほぼ1ヶ月に渡って scim-mozc を使っているのですが、この間、一度も問題の現象は発生しませんでした。
そんな訳でこの問題はディストリ依存の可能性もあるのかなと思っていたところ、本日、PCLinuxOS でも同じ問題が以前から発生しているという ツイート を目にしたのです。うーむ、これはどういうことなんだろうか...
もっとも私の場合は scim は 1.4.10 だし、ほとんどが KDE 環境での使用なので、これが scim が 1.4.9 だったり、gnome 環境での使用だったりすると状況はまた違ったものになっていたのかもしれません。
なお、mozc プロジェクトにはこの件に関係すると思われる Issue 104 が報告されていますが、中の人からは未だ反応はありません。
Issue 104 で中の人からパッチが提供されました。
当方の環境でこのパッチを試してみたところ、コメント欄で書いた回避策(SCIM の設定で「全てのアプリケーションで同一入力メソッドを使用」にチェックを入れる)を取らなくても問題が発生しないことが確認できました。
なお野良リポジトリには、このパッチを当てた mozc を投入しました。
PCLinuxOS の 64bitテスト版 の公開に対応して、64bit向けの野良リポジトリを新たに設けました。/etc/apt/sources.list に下記の行を追記することで利用できる様になります。
【64bit版用野良リポジトリ】
rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2011/x86_64 nora
先週になりますが、遂に PCLinuxOS にも64bit版が来ました。ただし、まだテスト版です。この後幾つかのテスト版を経て正式リリースになるのかなと思います。
このテスト版の iso イメージは、jaist や kddilabs などの日本国内のミラーからダウンロードできます。ここでは jaist の URL を貼っておきます。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/live-cd/pclinuxos64-test01.iso
私は現在、このテスト版を実環境にインストールして色々と試してみています。
インストール作業自体は32bit版と全く同じです。当方の環境では何も問題なくインストールできました。
現在のテスト版ではパッケージ数が32bit版と同等には達しておらず、色々と不足しているパッケージが散見されます。特に gnome 関係のパッケージの不足が目に付きます。ただこの点は現在進行形でパッケージの作成が進められている模様なので、正式版がリリースされる時には32bit版と同等数のパッケージが揃っているのではないかと思います。
日本語化を行う際に使用する addlocale は現時点では64bit版に対応していません。従って現在のテスト版を日本語化する為には全てを手作業で行う必要があります。人柱体質な方以外は、addlocale が64bit版に対応するまで待たれた方が良いかもしれません。
個人的には待ちに待った待望の PCLinuxOS の64bit版なので、テスト版の公開にワクワクしているところです。まだまだ32bit版の完成度の域には達していませんが、正式リリースまでには32bit版に負けないものになっているだろうと大いに期待しています。
0.42 の公開からそれほど日が経っていませんが、0.55 を野良リポジトリに投入しました。
0.42 からの主な変更点は下記の通り。
なお今回の 0.55 の内容に合わせる形で、こちらのエントリーも大幅に加筆修正を行っています。
拙作のインプットメソッド切り替えツールである setime を更新して 野良リポジトリ に投入しました。
このバージョンでは、こちらのエントリで書いた「X 起動時に GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には、/etc/sysconfig/i18n や $HOME/.i18n の内容を全く読んでくれない」、つまり、「インプットメソッドを使えない」という問題に対応しました。
この問題に対応する為、従来の「/etc/sysconfig/i18n または $HOME/.i18n にインプットメソッドに関する設定を記述する」という方法を捨て、新たな設定方法を採用しました。
具体的な設定方法としては下記の様になります。
また、現状の PCLinuxOS ではユーザー別の設定で用いる $HOME/.xsession の内容を反映してくれない為、setime パッケージのインストール時に /usr/share/X11/xdm/Xsession を下記の様に修正しています。(赤字部分を追記)
#!/bin/bash -login
export XMODIFIERS=@im=SCIM
export GTK_IM_MODULE=scim-bridge
export QT_IM_MODULE=xim
# --- [add_by_setime] ---
if [ -f "$HOME/.xsession" ]; then
. "$HOME/.xsession"
fi
# -----------------------
exec /etc/X11/Xsession $*
# Xsession ends here
この /usr/share/X11/xdm/Xsession については、setime パッケージのインストール後に再度 Localization Manager (コマンド名: addloclae) が実行されたり、X 関係のパッケージが更新された場合などにはその内容に変更が加えられ、setime が行った修正が元に戻されてしまう可能性が有ります。
そこで setime の実行時に /usr/share/X11/xdm/Xsession の内容をチェックし、変更が加えられていると判断される場合には、修正用スクリプト(コマンド名: setime-fix-xsession)を実行するように警告を出すことにしました。setime の実行時に警告が表示された場合には、修正スクリプトを root 権限で実行してください。
【多謝】
/usr/share/X11/xdm/Xsession の修正方法や、システムワイドに設定されているインプットメソッドとユーザーが個別に設定しているインプットメソッドが異なる場合の対処方法などに付いて、こちらのエントリのコメント欄にて、pclos9さんより多大なアドバイスを戴きました。あらためて御礼申し上げます。
pclinuxos-ZEN-mini-2011-7 の日本語化作業をしている過程で気が付いたことなのですが、X 起動時に GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には、/etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n の内容を全く読んでくれません。
具体的には、/etc/X11/Xsession から呼び出されている /etc/profile.d/10lang.sh の 15〜19 行目で $GDM_LANG による判定が行われています。
拙作のインプットメソッド切り替えツールの setime では、/etc/sysconfig/i18n または ~/.i18n にインプットメソッドに関する環境変数を記述していますが、X 起動時にこれらのファイルが読み込まれないと日本語入力が出来なくなってしまいます。
実際、pclinuxos-ZEN-mini-2011-7 の日本語化作業では setime で ibus を入力メソッドとして設定したのですが、ユーザーログインしてみると ibus は起動していませんでした。(ちなみに root でログインした場合には何故か $GDM_LANG が設定されておらず、ibus は正常に動作していました)
デフォルトのディスプレイマネージャーが gdm である ZEN-mini 版や gnome 版では、GDM_LANG という環境変数が設定されている可能性があり、その場合には現在のままの setime ではインプットメソッドを切り替えるという本来の役目を果たすことができません。
現時点で考えられるこの問題への回避策は次の3通りかなと思います。(他に良い方法が有ればアドバイスをお願いします)
1. の場合には各ユーザー毎の設定のみとなり、システムワイドな設定ができません。
2. の場合には 1. の場合と逆でシステムワイドな設定のみとなり、ユーザー毎の設定は不可となります。setime では過去にこの方法を用いていたことがあります。
3. の場合には、ユーザー毎・システムワイド のどちらの設定にも対応できますが、/etc/profile.d/10lang.sh がアップデートされる度に修正を行う必要が出てきます。
ちなみに addlocale で日本語化を行った場合には scim-bridge がデフォルトになっていますが、その設定方法は 2. となっています。
addlocale の方法に合わせて setime でも 2. の回避策を採るのがベターなのかなとも思いますが、ユーザー毎の設定が出来ないというのがちょっと気になり、1, の方法も捨て難いと迷っています。さーて、どうしましょうかね・・・
野良リポジトリに mozc-1.1.773.102-1nora11 を投入しました。
前バージョンで発生していた「郵便番号辞書を追加してビルドするとエラーが出る」というバグ、および、「scim-mozc のかな入力方式で "ぃ" が入力できない」というバグは、残念ながら今回のバージョンでも修正されていません。従って前バージョンのビルドと同様にパッチを当てています。
このエントリは2011年7月当時に書いたものですが、日本語化の手順としては最近公開された 2013.12 版でも同様です。Localization Manager (コマンド名は addlocale) のバージョンが現在は 4.2 になっている為に、スクリーンショットが現状とは一部異なっている所がありますが、addlocale の動作としては同じです。
なお KDE 環境の最小構成版である kde-minime を用いてインストールを行った環境では addlocale がインストールされていません。Synapticを使って addlocale パッケージをインストールしてください。
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このエントリでは、PCLinuxOS 2011.6 KDE のインストール直後の英語環境を日本語化する手順について書いています。(KDE版について書いていますが、他のデスクトップ環境でも手順はほぼ同じです)
昨夜、@mkblurさんの「openSUSE や Ubuntu に較べて PCLinuxOS のフォントのレンダリングが汚い」というツイートに反応して呟いた件です。
私は PCLinuxOS と openSUSE 11.4 (x64) とをデュアルブートにして使用しており、どちらのフォント設定も同じになっていますが、これまで openSUSE に較べて PCLinuxOS のフォントレンダリングが汚いという印象を持ったことがありませんでした。もっとも私の場合、余程ひどいフォント表示にでもなっていない限りはそれほど気にしないというのもありますし、ディスプレイやグラボが最新のものではないという事などもあるのかもしれませんが。
でまぁ、取りあえず双方でスクリーンショットを撮って比較してみました。(各図をクリックすると原寸大で表示されます)
フォントが小さいと違いが判り難いかもと思って、フォントサイズが 18 の場合も較べてみました。
うーーーん、私の目にはどれも同じに見えて、2つのディストリビューションでフォントのレンダリングに特に違いが有る様には見えないのですが.....
ちなみに現在の私の KDE でのフォント設定は下図の様になっています。
さらにこの設定に加えて、~/.fonts.conf に下記の内容を追記してビットマップフォントを無効にしています。
<match target="font"> <edit mode="assign" name="embeddedbitmap"> <bool>false</bool> </edit> </match>
それから昨夜のツイートで話に出た「PCLinuxOS での IPAexフォント の表示のベースラインがグダグダ」という件ですが、KWrite や Konqueror などの KDE(Qt) アプリでは確かに表示が乱れます。ベースラインの乱れに加えて、文字間隔も詰まってしまう様です。しかし gedit や sylpheed などの GTK アプリ上ではその様な乱れは発生しません。これはやはり、KDE(Qt) 側に何らかの問題があるのかもしれません。
PCLinuxOS 2011.6 環境でパッケージの作成を行うと、出来上がったパッケージのファイルサイズが 2010 の時と比べてかなり小さくなります。パッケージによっても異なりますが、場合によっては半分から3分の1程度のサイズになります。
これだけサイズが異なるということは、2011 の rpm-4.8.1 では従来の rpm-4.4.6 とは異なる圧縮方式を用いているのかなと想像しています。ここら辺りのことは何処かのドキュメントに記載されているのだろうとは思いますが、マンドクセーので調べていません(滝汗
で、野良リポジトリを置いているレンタルサーバの残り容量にはそれほど余裕がある訳でもないので、元々ファイルサイズが小さいパッケージを除いて、野良パッケージのリビルドを決行しました。
結果、このリビルドによってトータルで約45MBの節約を行うことができました。
なお下記のパッケージに付いては、リビルドに際して記載の変更も同時に加えています。
野良リポジトリに mozc-1.1.758.102-2nora11 を投入しました。1.1.758.102 での変更点等は、Google Japan Developer Relations Blog の記事をご参照ください。
今回のビルドでは郵便番号辞書を最新の6月30日版へ更新しています。その郵便番号辞書ですが、前バージョンで発生していた「郵便番号辞書を追加してビルドするとエラーが出る」という問題は今回のバージョンでも修正されていません。従って前バージョンをビルドした時と同じ回避方法を用いて今回もビルドしています。
Sawaさんが報告された「scim-mozc のかな入力方式で "ぃ" が入力できない」というバグ(Issue 88)ですが、残念ながら今回のバージョンにはその修正が間に合いませんでした。なので今回のビルドでは、このバグを修正する為のパッチを当てています。
手書き認識を使用する際に必要となるモデルデータは前バージョンではソースに同梱されていましたが、今回のバージョンでは含まれていません。従ってこのモデルデータを別途用意する必要があります。このモデルデータは他のディストリビューションでは tegaki-zinnia-japanese パッケージとして提供されていますが、PCLinuxOS の公式リポジトリには残念ながら tegaki 関係のパッケージは一切ありません。
そこで今回のビルドを行うに当たって、下記の tegaki 関係のパッケージを新たに野良ビルドして野良リポジトリに投入しています。(mozc のビルドに必要なのは tegaki-zinnia-japanese だけなのですが、関連するパッケージもビルドしました)
今回のビルドでは uim-mozc を提供していません。これについてちょっと説明を。
uim-mozc がインストールされている環境でインプットメソッドに uim を使用した場合、下記のような問題を引き起こすことに気が付きました。
1 と 2 の問題は、前バージョンの野良パッケージで既に発生していた模様です。uim-mozc に何かバグがあってこれらの問題を引き起こしているのか、それとも mozc や他のパッケージとの複合的な要因によるものなのか、あるいは私のパッケージング上の問題なのか? 私のスキル不足もあって、原因を特定して対処を行うのは難しいかもしれません。
そこで今回のビルドでは応急的な処置として、uim-mozc を生成せずにビルドを行いました。後ろ向きな対処方法でちょっと情けない orz
mozc+sawadict-1.1.758.102-20110704.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。Sawaさんの追加辞書を mozc-1.1.758.102 に対応した20110704版へ更新しています。
1.1.758.102-3nora11 を野良リポジトリに投入しました。
今回のビルドでは、「郵便番号辞書を追加してビルドするとエラーが出る」問題への対処方法を変更し、shitamoさんによるパッチ を当ててビルドしています。前回のビルドの対処方法では、Mozc の設定での郵便番号辞書の 有効/無効 の切り替えに対応できていなかった為、今回のパッチを当てる対処方法へ変更しました。shitamoさんに感謝致します。
先の KDE 2011.6 のリリースアナウンスの中で下記の記述がありました。
A 64 bit only release will be available in the coming weeks.
さらに twitter では下記のようなツイートがされています。
Started uploading x86_64 packages to the repositories in preparation for our 64bit release in the coming weeks.
実際リポジトリには、ビルドされた x86_64 用のパッケージが少しずつ置かれ始めています。待ちに待った64bit版がやっと、本当にやっと、近日中に姿を現しそうです。\(^o^)/
正式リリースとなりました。
ダウンロードは日本の jaist または kddilabs から行うのが高速で快適です。
テスト版からは Firefox 等の幾つかのアプリがアップデートされていますが、その他はテスト版からの大きな変更は無い模様です。
標準のパッケージマネージャは結局、Synaptic のままでリリースされました。ただ上記のリリースアナウンス内で yum and yumex will be available in the coming weeks as an alternative package manager.
との記述があるので、近い内に yumex が正式に提供されるものと思われます。
日本国内のミラーリポジトリとしては jaist と kddilabs の他に、山形大学のサーバーが今回新たに追加されています。それとは逆に、riken が削除されています。riken のミラーは、今年の1月に行われた ibiblio.org の移転 以降全く同期できていなかった為に、リストから削除されたものと思われます。
日本語化については近日中に別途記事を書くつもりでいますが、基本的には 2010 の日本語化 と同様の手順で行えばOKです。
その他、LXDE版とその最小構成版である LXDE Mini も同日にリリースされました。gnome や openbox 等の他のデスクトップ版も、近い内に順次リリースされるものと思われます。
(2011.06.15 初出)
既に御存知のユーザも多いと思いますが、PCLinuxOS の公式フォーラムで Texstar 氏によって下記のアナウンスが投稿されています。
Please be advised all users of PCLinuxOS will need to install and run aptupgrade when it appears in the software repository. This script will upgrade your PCLinuxOS system to the latest rpm, apt-get and Synaptic Package Manager.
「aptupgrade というパッケージが提供されたら、全てのユーザはこれをインストールして実行してくれ」ということですね。
その aptupgrade ですが、6月15日午後5時現在、リポジトリの testing セクションに置かれています。このまま大きな問題が見つからなければ、近い内に main セクションに移動するものと思われます。
この aptupgrade を、当方のテスト環境で試してみました。
インストールすると、KDE や Gnome のメニューの 「Software Center」 下に 「APT Upgrade」 として登録されています。これを起動すると「実行中の全てのアプリを閉じてくれ」という警告が出た後にスクリプトが実行され、完了すると自動的にシステムの再起動が行われます。再起動後には役目を終えた aptupgrade 自体が削除されています。
aptupgrade を実行すると rpm が 4.8.1 へアップグレードされると共に、apt や synaptic 等のパッケージ管理に関するパッケージもアップデートされます。これらの apt や synaptic は、rpm-4.8.1 を用いてビルドされたものだと思われます。
aptupgrade が updates セクションに移動し、正式な公開となりました。(main セクションではなかったです orz)
各ユーザは忘れずにインストール・実行を行いましょう。
Ricty フォントを fonts-ttf-ricty というパッケージ名で新規に野良リポジトリに投入しました。今回のパッケージの作成に当たっては、Vine Linux のものを参考にさせて頂きました、と言うよりもほとんどパクリなんですが(滝汗
Vine のパッケージャーさんに感謝 m(_ _)m
Ricty フォントは生成スクリプトのみが配布されている為、このパッケージのインストール時に生成する様になっています。使用しているPCの環境によっては、フォントの生成に数分かかる場合があるかもしれません。
なお、Ricty フォントを生成する為には、fonts-ttf-japanese-migu と fonts-otf-inconsolata の2つのパッケージも必要となります。(fonts-otf-inconsolata は、今回の fonts-ttf-ricty と同時に野良リポジトリに新規投入したものです)
fonts-ttf-ricty を 3.1.0 に更新して野良リポジトリに投入しました。依存パッケージに fontforge が抜けていたのも修正しています。
2011 のテスト版である test-pclinuxos-kde4-2011.6.iso が配布されたので、VMware Player 上で試用してみました。(あくまでもテスト版なので、メイン環境へ入れるとかは避けた方が良いと思われます)
以下、気付いた点などを簡単に書いてみます。
LiveCD の起動時の GRUB のメニューに、2010 には無かった Install PCLinuxOS という項目が新たに追加されています。
この項目を選択すると LiveCD のデスクトップは表示されず、PCLinuxOS のインストーラが自動的に起動されます。インストーラは、内容的には 2010 のそれとほとんど同じです。
一方、GRUB のメニューから LiveCD を選択して起動すると、今までと同様に KDE のデスクトップが表示されます。当然ですが、このデスクトップ上の Install PCLinuxOS アイコンをクリックすることでもインストーラを起動することができます。
2011のテーマはメタルグレー(?)を基調とした少しシックな感じのものになっています。個人的には今回のテーマは、歴代の PCLinuxOS のデフォルトテーマの中で一番気に入っています。これらのテーマは既にリポジトリで一足先に提供されています。
[ インストールされた PCLinuxOS 2011 テスト版のデスクトップ ]
このテスト版では kernel 2.6.38.8 , rpm 4.8.1 , KDE 4.6.4 となっています。2007 のリリース以来ずっと 4.4.6 のまま据え置かれていた rpm が 4.8.1 へアップグレードされたのが大きな変更点ではないかと思います。
なお、2011 で標準のパッケージマネージャになる予定とされている yumex は、このテスト版ではまだ採用されておらず、従来と同様に Syanptic が標準のパッケージマネージャとなっています。
unzip-6.0-1.1nora11 と file-roller-2.32.2-1.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。
unzip はシフトJIS日本語ファイル名対策の為に、Ubuntu Japanese Team が提供している unzip-6.0 のソースファイルを使用してビルドしています。これで Windows 上で作成された zip ファイルに含まれる日本語ファイル名を文字化けせずに扱うことが出来る様になります。なお、パッケージの作成に当たっては Sawaさんが配布されている unzip パッケージを参考にさせて頂きました。何時もお世話になっております。m(_ _)m
で、このシフトJIS日本語ファイル名対応 unzip を使用すれば file-roller でも文字化けは発生しなくなりますが、システムに p7zip がインストールされている場合には状況が異なり、このシフトJIS日本語ファイル名対応 unzip を使用していても file-roller で文字化けが発生してしまいます。これは file-roller が書庫を取り扱う際に、p7zip がインストールされている環境では unzip よりも p7zip が優先して使用されることが原因です。
この問題を回避し、p7zip がインストールされている環境でも file-roller が文字化けせずに書庫を取り扱えるようにする為に、Sawaさんのこちらの記事で書かれているパッチを当ててビルドしたのが今回の file-roller のパッケージです。Sawaさんには重ね重ねお世話になります。m(_ _)m
なお、KDE-4.6.3 の ark-2.16 では p7zip がインストールされている環境でも unzip の方が優先使用される模様で、シフトJIS日本語ファイル名対応 unzip がインストールされていれば、特段の対策を行わなくても文字化けせずに書庫を扱えます。
野良リポジトリに mozc-1.1.717.102-1nora11 を投入しました。
このバージョンでは郵便番号辞書をシステム辞書に追加する方法が変更されているのですが、README.txt に記載されている通りに実行しても途中でエラーが出てビルドが完走できません。(郵便番号辞書を追加しない場合にはエラーは出ずにビルド出来ます)
そこで、Sawaさんが配布されている Ubuntu 向けの 1.1.717.102 のパッケージのビルド方法を参考にして郵便番号辞書を加えることで、無事にビルドができました。Sawaさんに感謝 m(_ _)m
なお、追加辞書を 20110525~test1 版へ更新した mozc+sawadict-1.1.717.102-20110525_test1.1nora11 も同時に野良リポジトリに投入しています。
1.1.717.102-3nora11 を投入しました。 郵便番号のデータを2011年5月31日版に、uim-mozc をビルドするのに必要な macuim を rev.257 に、それぞれ更新しています。
野良リポジトリに mozc-1.1.690.102-2nora11 を投入しました。
今回のバージョンからビルドと mozc-tools の実行には zinnia が必要となりましたが、PCLinuxOS では現時点では zinnia が提供されていない為、Mandriva のパッケージを流用してこちらも野良ビルドしています。
今回のバージョンでは「文字入力パレット」と「手書き文字認識」が新たに実装されています。それぞれの機能は下記を実行することで起動できます。
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=character_palette
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=hand_writing
今回の拙作のパッケージでは、ibus のツールバーからこれらの機能を起動出来るように独自にパッチを当ててビルドしています。
なお、今回のバージョンでは品詞IDの変更は行われていないので、mozc+sawadict と mozc+utdict の各パッケージも、取りあえず現在の辞書を使用してビルドしたものを野良リポジトリに投入しています。
1.1.690.102-3nora11 を野良リポジトリに投入しました。
前バージョン(1.1.626.102)で実装済みだった「単語登録」機能も、ibus のツールバーから起動出来るようにパッチを更新しました。前掲のツールバーのスクリーンショットも、このビルドのものに差し替えました。なお、この単語登録機能は、下記を実行することでも起動できます。
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=word_register_dialog
1.1.626.102 の野良パッケージの公開時のこちらの記事の2011年3月3日の追記において、この単語登録機能に関して『これはどうやら Mozc には未実装の模様』と書きましたが、私の確認不足による事実誤認でした。お詫びして訂正させて頂きます。m(_ _)m
それから、scim でもツールバーから「文字入力パレット」と「手書き文字認識」と「単語登録」を起動出来るように、独自のパッチを当ててビルドしました。
sawaさんの追加辞書を 20110417 版に更新した mozc+sawadict-1.1.690.102-20110417.2nora11 を野良リポジトリに投入しました。
私の環境だけで発生している問題かもしれませんが、Firefox や Chrome で YouTube やニコ動等の Flash コンテンツを表示した後に他のアプリ(例:gedit)を起動すると、そのアプリの背景に先程の Flash が描写されてしまうという問題に遭遇しました。Flash コンテンツを表示後にブラウザを完全に閉じても問題の現象が発生します。そして一度でもこの問題が発生してしまうと、それを解消するには再ログインするしかなくなります。
実はこの問題は nVIDIA のドライバが 260 系になった頃から発生していて、今までは 256.53 を使用することで問題を回避してきました。(256.53 を使用している場合にはこの問題は発生しません)
ところが先日、PCLOS の kernel を 2.6.38.2 に上げたことで 256.53 がカーネルモジュールを生成できなくなり、やむ無く 260.19.44 を使用する様になって問題が再発してしまいました。Flash を 10.3beta にしてみたりしたのですが問題は解決せず半ば諦めかけていたのですが、ふと思い付いて Flash のハードウェアアクセラレーションを無効にしてみたところ、問題が発生しなくなりました。
ただしこの設定を行うと、Flash の動画再生支援機能が働かなくなります。それでも動画再生支援機能が働かなることよりも画面表示が乱れないことの方が重要なので、現在はこの設定で使っています。
このトラブルで1つ不思議なのは、PCLOS とデュアルブートにしている openSUSE 11.3 x86_64 側でも同じ 260.19.44 を使用しているにもかかわらず、こちらでは問題が発生していないという点です。これが 32bit と 64bit の違いによるものなのか、それともただ単に私の PCLOS の環境が腐っているだけなのかは不明です。orz
色々とアップデートされてますが、gcc が 4.5.2 へ更新されたのが個人的には目を引きました。その他、kernel も 2.6.38.2 が来ていますね。この後には近々に、KDE 4.6.2 も来る模様です。
それから、公式リポジトリに xfce4 というセクションが新設されて XFCE 関連のパッケージはそちらへ置かれている様です。デスクトップ環境に XFCE を使用されている方は新セクションの追加をお忘れなく。
ただこの新セクション、将来に渡って恒常的に使用されるものなのかどうかは現時点では不明です。以前に存在した gnome セクションの様に、短期間だけ使用されてその後に削除される可能性もあるかもしれません。
PCLinuxOS にも kernel 2.6.37.2 が来ましたが、VMware Player 3.1.3 が起動できなくなってしまいました。新しいカーネル用のモジュールを作成できない様です。ま、新しいカーネル用のモジュールが作成できないというトラブルは VMware Workstation や VMware Player では以前からよくあることで、その都度パッチが公開されてきたりしている訳なんですけれどもね。
ということで、VMware のコミュニティを覗いてみたら、やはりパッチが公開されていました。
そこで配布されている vmware-7.1.3-2.6.37-9-generic.patch.zip を落としてきてパッチを当てたら、無事に新しいカーネル用のモジュールを作成してくれて VMware Player が使える様になりました。
ただこのパッチ当て、結構面倒くさいです。手順としては以下の様な感じ。
パッチを落としてきて作業用のディレクトリに保存。
/usr/lib/vmware/modules/source/ に在る
vmci.tar
vmmon.tar
vmnet.tar
vsock.tar
の4つのファイルを作業用のディレクトリにコピーする。
4つのファイルをそれぞれ展開する。
patch -p1 < vmware-7.1.3-2.6.37-9-generic.patch
を実行してパッチを当てる。
vmci-only
vmmon-only
vmnet-only
vsock-only
の各ディレクトリをそれぞれ
vmci.tar
vmmon.tar
vmnet.tar
vsock.tar
として固める。
5.で新たに作成した4つの tar 玉を /usr/lib/vmware/modules/source/ へ上書きコピーする。
VMware Player を起動すると、新しいカーネルモジュールの作成を行ってくれる。
とまぁ、こんな感じですね(・_・;)
そこで、今回折角パッチを当てた tar 玉を作ったので、これらをまとめたものを上げておきます。つまり上記の 1〜5 までの作業を実施済みということです。
この圧縮ファイルを解凍すると、
vmci.tar
vmmon.tar
vmnet.tar
vsock.tar
の4つの tar 玉が出てくるので、/usr/lib/vmware/modules/source/ へ上書きコピーしてください。(上書きするのが嫌な人は事前にオリジナルのファイルをリネームしておいてください)
なお、このパッチを当てた tar 玉は理屈の上では 2.6.37 なカーネルの他のディストリにインストールされた VMware Player 3.1.3 でも使えるはずですが、私は PCLinuxOS でしか試していませんので悪しからず。
VMware Player 3.1.4 がリリースされ、kernel 2.6.37.* や 2.6.38.2 でも正常にモジュールが作成される様になり、このエントリで書いた手段を用いる必要が無くなりました。
今頃になって気が付いたのですが、riken のミラーリポジトリが今年の1月の PCLinuxOS のプライマーリサーバの移転以降の更新に同期できていない様です。
今まで riken のリポジトリを使用されていた方は、jaist か kddilabs のリポジトリを使用するように変更されることをお勧めします。
PCLinuxOS の日本国内でのミラーリポジトリの1つである kddilabs (kddlabs) が、最近になってそのリポジトリ構成と URI を変更しました。以前から kddilabs (kddlabs) のリポジトリを使用されている方は新しい URI への修正を行わないと、apt-get コマンドや Synaptic 実行時にエラーが発生することになります。
新しいリポジトリ設定は下記の通り。
URI: http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/pclinuxos/pclinuxos/apt/ ディストリビューション: pclinuxos/2010 セクション: main updates nonfree kde4 games
また、ミラーするリポジトリ構成の変更によって、大容量データファイルを必要とするゲームが収められている megagames セクションの apt もミラーされる様になりました。megagames セクションの設定は下記の通り。
URI: http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/pclinuxos/megagames/apt/ ディストリビューション: pclinuxos/2010 セクション: megagames
これまで megagames セクションは転送速度の遅い海外のリポジトリしか存在していなかったので、今回、転送速度の点で有利な日本国内のミラーリポジトリが利用できるようになったのは嬉しいことです。
初出時、URI に kddlabs.co.jp ドメインのものを記述していましたが、現在は kddilabs.jp ドメインを使用する方が良いみたいですので、各 URI を修正しました。
Windows と Mac 向けが先行して公開されていた 9.4.2 ですが、Unix/Linux 向けも公開されていることに今日になって気が付きました(・_・;)
現在は googleearth-5.1.3535.3218-2pclos2010 が提供されていますが、現時点ではこれを起動させることが出来なくなっています。スプラッシュ画面が表示され一瞬正常起動しそうな雰囲気を醸し出しますが、直ぐに落ちてしまいます。
原因は googleearth-5.1.3535.3218-2pclos2010 に同梱されている libQt*.so.4 と、システムにインストールされている Qt4 関係のライブラリとのバージョンミスマッチによるものと思われます。(逆に言うと、Qt4関係のライブラリを一切インストールしていない環境ならば、現在の googleearth のパッケージでも問題なく起動できるかもしれません)
対処法としては、/usr/lib/googleearth/ 下の libQt*.so.4 を削除またはリネームします。こうすることによって Google Earth 側がシステムの libQt*.so.4 を使用するようになり、無事に起動出来るようになります。
他人様のブログにコメントを放り込んでおきながら自分の所では全く触れないというのもどうかと思うので、自分へのメモも兼ねて今更ながらちょこっと書いておこうかと(^_^;)
先日リリースされた Flash Player 10.2 では vdpau を用いた動画再生支援機能が使える様になりましたが、環境によっては下記の作業を行わないとこの機能が働いてくれないケースがあります。
/etc/adobe/mms.cfg に
EnableLinuxHWVideoDecode=1
を追記します。(/etc/adobe/mms.cfg が存在していない場合には新規に作成)
(Flash Player 10.2 Release Notes の Known issues の Audio/Video の項を参照)
ところでこの動画再生支援機能につていは、10.2 のベータが出た時点で一度記事にしているのですが、今回あらためて前回と同じ動画を使ってCPU使用率を見てみました。すると、動画再生支援機能が無効の場合には 60-65% 程度であったのに対し、有効になっている場合には 15-20% と劇的にCPU使用率が低下しました。
それからこの件と直接関係が有るような無いような話ですが、「Flashの再生時あるいは再生後に画面表示が乱れる」という問題が発生している場合には、nVIDIA のドライバが原因である可能性があります。私の環境では 260.19.29 および 260.19.36 では画面表示に問題が出て、結局現在は 256.53 へと戻しています。256.53 では画面表示の乱れは全く発生していません。
PCLinuxOS の場合には riken のサーバに旧バージョンのパッケージが残っていますので、ドライバのバージョンダウンを行いたい場合には利用されると良いでしょう。なお、dkms-nvidia-current と x11-driver-video-nvidia-current の2つのパッケージが必要となります。
以前から M+フォント と IPAフォント の合成フォントを作成されている Itou Hiroki氏 から、新たに Miguフォント が公開されました。
この Miguフォント の PCLinuxOS 用のパッケージを作成しましたので、例によって野良リポジトリに置きました。パッケージ名は fonts-ttf-japanese-migu です。
この Miguフォント ですが、従来の M+1P+IPAG circle 等のフォントの後継と位置付けられています。このフォントについての概要を Migu-README.txt を元に以下に列挙します。
参考に、従来の M+1P+IPAG circle フォント と Migu-1P フォント のスクリーンショットを撮って較べてみました。
半濁点の視認性は従来の M+1P+IPAG circle フォント と同様に良好ですが、可変幅フォントの全角ひらがな・カタカナが可変幅になったことで、従来よりも字間が詰まっています。またボールド体が別途用意されたことで、字形の印象が微妙に変わっています。字間の詰まり具合やボールド体の字形については、ユーザによって好みが別れる所かもしれませんね。
20110610版に更新したパッケージを野良リポジトリに投入しました。今回から Migu 2M フォントが新たに加わっています。
なお、Migu 1VS フォントと Migu 2DS フォントは、他の Migu フォントとライセンスが異なるため、今回のパッケージには含めていません。
20110514版に更新したパッケージを野良リポジトリに投入しました。
20110418版に更新したパッケージを野良リポジトリに投入しました。
昨日のアップデートで getopenoffice パッケージがリポジトリから削除され、新たに lomanager というパッケージが提供される様になりました。この lomanager をインストールすると KDE や GNOME のメニューに LibreOffice Manager が追加されます。これを実行することで、LibreOffice をインストールすることが出来ます。
以下、私の環境で LibreOffice Manager を実行した様子です。
LibreOffice Manager の起動画面。
言語選択画面。
インストールされていた OpenOffice.org を削除中。
LibreOffice のダウンロードとインストール。ちなみに LibreOffice のパッケージは LibreOffice のサイトから直接ダウンロードする様になっています。
「~/getLOdictionary.txt も読んでね」のダイアログ。
インストール終了のダイアログ。
なお LibreOffice 3.3.0 では、OpenOffice.org で日本語入力が行えない場合の対処法 で書いた様な小細工をしなくても正常に日本語入力が行えています。
LibreOffice マネージャー (lomanager) がアップデートされて、最新の LibreOffice 3.3.1 をインストール出来る様になりました。既に 3.3.0 がインストールされている環境で LibreOffice マネージャー を実行すると、先に 3.3.0 を削除してから 3.3.1 のダウンロード&インストールが行われます。
先日、PCLinuxOS のプライマリ・サーバが置かれている ibiblio.org が移転を行いました。
この影響で20日間ほど PCLinuxOS のアップデートが事実上止まっていた訳ですが、昨日、アップデートが再開されました。
ただ、この移転と同時に「ibiblio.org 上での PCLinuxOS 関係のURLの変更」ということが行われました。具体的には下記の様な変更になります。
(旧)http://distro.ibiblio.org/texstar/ (新)http://distro.ibiblio.org/pclinuxos/
で、このURLの変更に日本国内のものも含めて各ミラーサーバが未だ追随出来ていません。従って昨日のアップデートが各ミラーに行き渡るには、少々時間が掛かる(2週間程度か?)のではないかと思われます。
また、スクリプト内でURLを直接記述している addlocale (Localization Manager) は、このURLの変更により現状では実行中にエラーが発生してしまいます。このエラーへの対処方法としては、root権限で下記を実行します。
sed -i 's|texstar|pclinuxos|' /usr/bin/addlocale
上でも書いた様に、現時点ではプライマリ・サーバ上のリポジトリのアップデートに追随できているミラーは存在しない為、最新の状態へアップデートを行いたい場合にはプライマリサーバである ibiblio.org にアクセスせざるを得ません。本来はプライマリサーバを利用することは避ける方が良いのでしょうが、現状では仕方がないかなと思います。
twitter で jaist の鯖管をされている藤枝氏 @kfujieda から、私のツイートへのリプライを頂きました。
ibiblioのrsyncの設定がおかしいので、どこのミラーも今回の変更には追随できません。フォーラムを読んだ限りでは、Textarはこの問題を認識していますが、ibiblioの問題だからどうしようもないと言ってますね。
ということで、ibiblio.org 側が正常な設定を行ってくれない限り、今後のアップデートがミラーに行き渡ることは無いことになります。従って当面は ibiblio.org のリポジトリを利用せざるを得ないというちょっと困った事態になりました。ibiblio.org は速度が出ないんですよねぇ。その速度の出ないサーバに全ユーザがアクセスするという・・・
URL変更に対応した addlocale-3.7-8 が公開されました。
ibiblio.org の rsync の設定が修正された模様で、jaist のミラーが新しい ibiblio.org のリポジトリへの追随を再開しました。他のミラーも順次追随していくものと思われます。これで一安心ですね。
少し前に2ちゃんねるの PCLinuxOS スレでも話に出ていた表題の件、フォーラムに投稿されていた対処方法を忘れない様にメモしておく。
root権限で下記を実行する。
cd /opt/openoffice.org3/basis-link/ure-link/lib/ mv libstdc++.so.6 libstdc++.so.6.orig mv libgcc_s.so.1 libgcc_s.so.1.orig
(2010.02.27 初出)
IPAから新たに公開された IPAexフォント の PCLinuxOS 用のパッケージを作りました。例によって野良リポジトリ経由でインストール出来ます。
なお、IPAexフォント の拡張子は .ttf となっていますが、IPAexフォントは、TrueTypeアウトラインベースのOpenTypeフォント
ということなので、拙作のパッケージでは、パッケージ名もフォントのインストール先も OTF 扱いとしています。
ver.00103 へ更新したパッケージを野良リポジトリに投入しました。なお今回のビルドから、明朝体フォント、ゴシック体フォント、ドキュメント、の各パッケージ分割しています。
(2007.10.05 初出)
2ちゃんねるブラウザ JD の PCLinuxOS 用パッケージです。野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
◆ 必須ではありませんが、AA をズレずに表示させる為に、IPAモナーフォント のインストールもお勧めします。
最近実施された2ちゃんねるの cookie の仕様変更に対応した jd-2.8.1-beta110214 を野良リポジトリの nora-test セクションに投入しました。使用しているプロバイダの関係で書き込みが出来ない方は、これを使ってみてください。
なお、2ちゃんねるの cookie の仕様変更については、まとめ Wiki をご参照ください。
2.8.0-1nora11 をビルドしました。
2.7.5-1nora103 をビルドしました。
2.7.0-2nora102 で当てていたバッチはバグが修正されたので外しました。また、この 2.7.5 では、「クリップボードが空で無い場合に、書き込み欄で右クリックするだけで勝手に貼り付けが起きる」というバグも修正されています。
2.7.0-2nora102 をビルドしました。
2ちゃんねるのJDスレで出ていた下記のバグを修正する為のパッチを当ててビルドしています。
243 名前:作者 [sage]: 2010/08/24(火) 22:57:01 ID:qSPA2tVZ >>240 調べてみたところ、●とp2に同時ログインしていると、2chのサーバからdatファイルを 読み込むときにユーザエージェントを正しく送らないバグがありましたので修正しました。 もしかしたら直ったかもしれないので、よろしければsvn版を試してみて下さい。
PCLinuxOS のインストール後の日本語化作業の際に使用する addlocale (Localization Manager) ですが、2010年12月25日 にアップデートされた 3.7-6 以降では、日本語入力の設定に関して大きな変更が入っています。
このエントリでは、最近 PCLinuxOS を新規にインストールして addlocale 3.7-6 以降を用いて日本語化作業を行った環境で、scim 以外のインプットメソッドを使用する際の問題について書いています。
(2010.11.02 初出)
PCLinuxOS 恒例の四半期毎に提供される ISO イメージです。下記のデスクトップ環境のライブCDが公開されています。(PCLinuxOS は rolling distribution なので、以前から PCLinuxOS を使っていてアップデートをちゃんと行っている環境では、今回のリリースを新たに入れ直す必要はありません)
11月に入ってからリリースされたものはファイル名が 2010.11 、12月にリリースされたものは 2010.12 となっています。
上記の各 ISO イメージは既に日本国内のミラーにも出廻っていますが、ここでは jaist へのリンクを張っておきます。
なお今回のリリースに合わせて、「PCLinuxOS 2010 の日本語化」のエントリに修正等を加えています。
23日に E-17 の最小構成版が更新されました。
E-17 のフル構成版が更新されました。
Gnome のフル構成版と XFCE のフル構成版がそれぞれ更新されました。
Openbox の最小構成版である pclinuxos-openbox-bonsai-2010.11.iso が新たに公開されています。
また、LXDE のフル構成版と最小構成版、KDE のフル構成版と最小構成版、各々が更新されています。
KDE のフル構成版と最小構成版の両方が更新されて、 pclinuxos-kde-2010.11.iso 及び pclinuxos-minime-2010.11.iso がそれぞれ公開されています。
Openbox 版の pclinuxos-openbox-2010.11.iso も公開されています。
Gnome のフル版である pclinuxos-gnome-2010.11.iso が追加されました。jaist のサーバからは既にダウンロードが可能です。
XFCE の最小構成版 pclinuxos-phoenix-mini-2010.11.iso が追加されました。
拙作の PCLinuxOS 日本語化版を置いている Dropbox から、件名が「Notification from Dropbox」なるメールが届きました。
This email is an automated notification from Dropbox that your Public links have been temporarily suspended on account of generating excessive traffic. Your Dropbox will continue to function completely normally with the exception of Public links.
「転送量多過ぎ。一時的にアカウントを無効にしたよ。」という事みたいです。現在はダウンロードが可能な様ですが、また同じことが起きる可能性は有ると思われます。
何処かに良い置き場所はないかなぁ...
再び同じ内容のメールが来ました。何度も同じ状況が発生する様だと、転送量過多ということでアカウントを削除されてしまうのではなかろうか(・_・;)
Adobeから Flash Player 10.2 beta が公開されています。(32bit版のみ) ダウンロードはこちらのページから。
で、この 10.2 beta ですが、Linux版でも遂にハードウェア・アクセラレーションが実装されました。もっともこのハードウェア・アクセラレーションはvdpauを利用しているので、vdpauに対応しているnVIDIA製のグラボでしか効きませんが。
ということで、Flash Player 10.2 Beta: Stage Video のページでデモ用として紹介されているYouTubeの Speed (IMAX) HD 1080p Trailer という動画で 10.2 beta のハードウェア・アクセラレーションの効果をちょっとだけチェックしてみました。
この1080p動画を、Athlon X2 BE-2350 (2.1GHz) + GeForce 8600GT という当方の環境の PCLinuxOS 上の Firefox 3.6.12 で再生した場合のCPU使用率を、Flash Player の 10.1.102.64 と 10.2 beta とで比較してみた結果が下記です。
バージョン | CPU使用率 |
---|---|
10.1.102.64 | 85% - 95% |
10.2 beta | 55% - 65% |
約30%ほどCPU使用率が下がりました。1080pな動画を Flash Player で再生するには少々非力な当方のCPUにとっては、かなり効果がある様に思われます。
ライブCDの部屋さんで PCLinuxOS の kde-2010.10 及び gnome-2010.11 の日本語版が公開されています。いつもありがとうございます。
ダウンロードは riken のミラーからどうぞ。
これらの日本語版では、拙作の野良パッケージも幾つか使って頂いております。また、インプットメソッドには ibus が採用されています。なお、これらの日本語版では OpenOffice.org や Java もインストール済みなため、ISO イメージのサイズはどちらも 700MB を大きく超えています。
ところでこれらの日本語版ですが、実際にインストールを行ってみたところ、下記の問題が在ることが判りました。
まず kde-2010.10 日本語版ですが、HDDへのインストール後の初期状態では ibus が起動しておらず、 日本語入力が行えません。これを日本語入力を行える様にするためには、ターミナルを起動して root 権限でsetime ibusを実行し、その後にシステムを再起動してください。
一方の gnome-2010.11 日本語版ですが、HDDへのインストール後の初期状態ではロケールが日本語に設定されていない為にメニューやアプリが日本語表示されず、また日本語入力も行えません。これを修正するためには kde-2010.10 の場合と同じく、ターミナルを起動して root 権限でsetime ibusを実行し、その後にシステムを再起動してください。
日本語版が更新されて、上記の問題は修正されました。
Windows と Mac 向けが先行して公開されていた 9.4.1 ですが、Unix/Linux 向けも公開されました。
Windows と Mac 向けは 9.4 へのアップデータの提供という形での公開でしたが、Unix/Linux 向けはフルダウンロード版が提供されています。
(2010.11.08 初出)
UTUMIさんの Mozc UT辞書 をシステム辞書として取り込んだ mozc (mozc_server) を、mozc+utdict というパッケージ名でビルドしました。野良リポジトリ経由でインストールできます。
なお、mozc, mozc+saawdict, mozc+utdict の3つのパッケージは排他的選択となり、どれか1つしかインストール出来ません。
システム辞書に変更を加えているため、変換精度などがオリジナルの Mozc とは異なる可能性があることを十分に理解した上でご使用ください。Mozc プロジェクトに対してバグ等のフィードバックを行う際には、オリジナルの Mozc でも同じ現象が再現するか必ず検証してください。
mozc+utdict-1.2.809.102-3.20110822nora11 を野良リポジトリに投入しました。今回から「Mozc UT辞書 適用済みソース」を用いてビルドしています。
mozc+utdict-1.1.773.102-20110718.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。ベースとなる mozc を 1.1.773.102 に更新すると共に、UTUMIさんの追加辞書も20110718版へ更新しています。
UTUMIさんの追加辞書は20110718版から名称が「Mozc UT辞書」となり、辞書自体もスクリプトを用いてユーザー側で生成する様に仕様変更されています。今回のパッケージでは、ビルド時にこのスクリプトを用いて「Mozc UT辞書」を生成しています。なお「Mozc UT辞書」には郵便番号辞書が含まれていない為、Mozcオリジナル版のビルドと同様に郵便番号辞書を追加しています。
mozc+utdict-1.0.558.102-20101217.1nora103 をビルドしました。
ベースとなる mozc を 1.0.558.102 に更新すると共に、拡張辞書も 20101217 版へ更新しています。
拡張辞書を 20101110a 版に更新した mozc+utdict-0.13.523.102-2.20101110a.1nora103 をビルドしました。
コメントでご指摘を頂いた BuildRequires: wget の記述を削除すると共に、mozc パッケージと同様に Requires なパッケージの見直しも行っています。
mozc+utdict-0.13.523.102-1.20101107.1nora103 をビルドしました。
従来の私家版辞書は一部の辞書を除いて再配布禁止という扱いになっていた為に野良リポジトリ経由でのパッケージの配布が不可能でしたが、私家版辞書に替わって最近公開された拡張辞書では、この再配布禁止という制限が無くなりました。よって、野良リポジトリ経由での配布を開始します。
(2010.08.05 初出)
野良リポジトリでのパッケージの配布を中止しました。
Sawaさんが作成されている Mozc用の追加辞書 をシステム辞書に取り込んだ mozc (mozc_server) を、mozc+sawadict というパッケージ名で新たに作成しました。例によって、野良リポジトリ経由でインストールできます。
パッケージのインストール(or アップデート)後は、再ログインまたはシステムの再起動を行ってください。
なお当然ではありますが、mozc と mozc+sawadict 及び mozc+utdict の3つは排他的選択となり、どれか1つしかインストールできません。
このパッケージではシステム辞書に変更を加えているため、変換精度などがオリジナルの Mozc とは異なる可能性があることを十分に理解した上でご使用ください。Mozc プロジェクトに対してバグ等のフィードバックを行う際には、オリジナルの Mozc でも同じ現象が再現するか必ず検証してください。
なお、追加辞書に同梱されている郵便番号辞書の作成に使用されているプログラムの利用条件の関係から、追加辞書は「商用での利用が禁止」となっていますのでご注意ください。
mozc+sawadict-1.1.773.102-20110704.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。mozc を 1.1.773.102 へ更新しています。(追加辞書は20110704版のままです)
(2010.05.12 初出)
「Google 日本語入力」のオープンソース版である Mozc の PCLinuxOS 用のパッケージを作ってみました。例によって野良リポジトリ経由でインストール出来ます。
なおパッケージの作成に当り、憩いの場さんで公開されている Fedora 用パッケージの spec ファイルを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。m(_ _)m
まずは ibus を使える様にします。下記の ibus 関係のパッケージを野良リポジトリ経由でインストールします。(既に ibus が使える環境の方は、この step-1 は飛ばして次の step-2 へ進んでください)
インストールが完了したら、システムのメニューから「その他のアプリケーション」→「設定」と開き、「入力メソッドの選択」を起動します。表示された「入力メソッドの選択」画面で ibus を選択して [OK] をクリックします。
再ログインまたはシステムの再起動を行ないます。
Anthy を用いた日本語入力が行えることを確認してください。なお、デフォルトの日本語入力の ON/OFF のキーボードショートカットは、[全角/半角]キー と [CTRL]+[space] キーに割り当てられていますが、何故か上手く動作してくれない場合がある様です。その場合には、こちらのエントリを参考にして日本語入力の ON/OFF のキーボードショートカットの再設定を行ってみてください。
野良リポジトリ経由で mozc 及び ibus-mozc パッケージをインストールします。
インストールが完了したら、IBus で Mozc を使える様にする為の設定を行ないます。
システムのメニューから 「その他のアプリケーション」→「設定」 と進んで「IBus の設定」を起動します。「インプットメソッド」タブを開いて、「インプットメソッドの選択」をクリックして「日本語」の一覧から「Mozc」を選択します。
次に右側の [追加] ボタンをクリックして mozc エンジンを追加します。
Mozc を ibus のデフォルトのエンジンにする場合には、右側の [上へ] ボタンを使って Mozc が一番上になる様に移動します。
その後「IBus の設定」を閉じて再ログインすれば、Mozc が使える様になっているはずです。
1.2.809.102 を野良リポジトリに投入しました。
※ パッケージのアップデート後は、再ログインを行ってください。
PCLinuxOS Forums の Synaptic enhancement idea というスレッドの中で、PCLinuxOS のプロジェクトリーダーである Texstar 氏が、Synaptic is going away on PCLinuxOS 2011.
という発言をしています。
どうやら 2011 では、2007 のリリース当初からずっと PCLinuxOS の標準のパッケージマネージャとして採用してきた Synaptic を捨て去り、他のパッケージマネージャへ移行するつもりの様です。現在のところ Texstar 氏が Synaptic に替わって採用しようと考えているのは、Yum Extender の様です。上記スレッド内に Yum Extender のスクリーンショットも有りますから、興味の有る方は覗いてみてください。
また、2007 のリリース以来ずっと 4.4.6 という旧いバージョンのまま据え置かれていた rpm を、2011 では 4.8.1 へとアップグレードする予定であること、そのことがパッケージマネージャを変更する要因の一つであることも上記スレッド内で述べられています。
※ ところで 2011 て、3ヶ月後の来年の1月末から2月初頭のリリースになるのかな? かな? かな?
(2009.11.01 初出)
IBus 関係のパッケージを新たに作成し、野良ビルド用リポジトリ に put しました。今回作成したのは下記のパッケージ。
IBus を使用するには、拙作の setime パッケージを用いて入力メソッドの変更を行うか、PCLinuxOS コントロールセンター の 「システム」→「システムの言語を設定」経由での入力メソッドの選択で IBus を指定してください。
ibus 本体の方に関してですが、デフォルトの日本語入力の ON/OFF のキーボードショートカットは、[全角/半角]キー と [Shift]+[Space] キーに割り当てられていますが、何故か上手く動作してくれない場合がある様です。その場合には、日本語入力の ON/OFF のキーボードショートカットのデフォルト設定を一旦全て削除し、改めて登録し直してみてください。
キーボードショートカットの設定は、システムのメニューから 「その他のアプリケーション」→「設定」と進んで「IBus の設定」を起動し、「切り替え」の項目の右端のボタンをクリックして表示される「トリガーのキーボードショートカットを選択」のダイアログで行えます。
ibus-1.3.9-10nora11 をビルドしました。
Vine Linux から2件のパッチを拝借してきて当てています。
※ アップデート後は、再ログインまたは ibus の再起動を行ってください。
ibus-1.3.9-5nora11 をビルドしました。
gtk+3.0-3.0.9 に対応したリビルドです。
ibus-1.3.9-4nora11 をビルドしました。
今回のビルドから ibus-gtk3 サブパッケージを生成するようにしました。
ibus-1.3.9-1nora103 をビルドしました。
Firefox 上で Flash でのキー入力が行えない問題 は 1.3.9 でも未修正のままです。
ibus-1.3.8-3nora103 をビルドしました。
『デフォルト設定で ibus がアクティブな時に言語パネルを表示する様にする』、『ibus の ON/OFF のデフォルトのキーボードショートカットに設定されている [CTRL]+[Space] を [Shift]+[Space] に変更する』という2つのパッチを Momonga Linux から拝借してきて適用しています。
(2007.10.04 初出)
Anthy の野良ビルドパッケージです。野良リポジトリ からインストール出来ます。
なお、9100e-2nora07 以降からは、UTUMIさんが配布されている Modified Anthy を使用してビルドしています。Modified Anthy では辞書を大幅に強化すると共に、G-HALさんが作成された 個人用学習データを活用して変換結果の改善を目指すパッチ も取り込まれています。
UTUMIさんのソースコードを 20110409 版に更新しました。
UTUMIさんのソースコードを 20110131 版に更新しました。
UTUMIさんのソースコードを 20101120 版に更新しました。
UTUMIさんのソースコードを 20100517 版に更新しました。
※ 公式パッケージとの関係から、リリースナンバーを振り直しています。また、使用している Modified Anthy のリリース日をリリースナンバーに含める様にしました。
2010 beta 1 向けにリビルドしました。
表題の通りなんですが、例えばこちらの テスト用 Flash 入力フォーム で試してみると判りますが、通常の英数記号すら入力できません。Enterキーも効きません。日本語変換機能は ON になって日本語の入力は行えますが、変換確定後の文字列の修正や削除が行えません。ニコ動のコメント欄でも同様の現象です。ただ、ibus-1.3.8 を使っていても、Chrome 上ではこの様な現象は一切起きません。
という様なことを twitter で呟いていたところ、@yusk さんから、$ env IBUS_DISABLE_SNOOPER="1" firefox & で firefox を起動すると現象に変化はありますか?
とのリプライを頂いたので試してみたところ、正常にキー入力が出来るようになりました。
これはどうやら、ibus-1.3.7 での gedit 上でのTABキーの動作の問題 に対応する為に、1.3.8 では key snooper がデフォルトで有効にされたことと関係がありそうです。
ということで、当面の対応策としては下記のようなものが考えられます。
少し前に twitter で呟いたのですが、ibus-1.3.7 で python が暴走するという現象が出るケースがあります。
ibus のシステムトレイのアイコンの右クリックから「設定」を選択して「IBus の設定」ダイアログを表示させてから閉じる、という操作を行うと、python が暴走して CPU 使用率が99%になるという現象が発生します。ibus を再起動させると python の暴走は収まります。
不思議なことに、GNOME や KDE のメニューから辿って ibus の設定ダイアログを起動させた場合や、ターミナルから ibus-setup コマンドを直接叩いて起動させた場合にはこの現象は発生しません。起動させているものは全く同じなのに、その起動方法によって違いが出ていることになります。
実はこの件、Ubuntu でもバグ登録されていましたが、既にパッチが提出されて修正済となっています。
ならばと、この Ubuntu のパッチを拝借してきて PCLinuxOS の ibus に当ててビルドしてみたのですが、残念ながら問題を解決することが出来ませんでした。Ubuntu のパッチを PCLinuxOS で使うためには何か修正を加える必要がある様ですが、コードが読めない私にはお手上げです。orz
またこの件は ibus のサイトでも Issue 1096 - ibus cause very high CPU usage in ubuntu 10.10 として報告が上がっていますが、現時点では有効な解決策は提示されていない模様です。
PCLinuxOS でのこの問題に対する当面の回避策としては、「IBus の設定」を起動する際には、GNOME や KDE のメニューから辿って起動する、或いは、ターミナルから ibus-setup コマンドを直接叩いて起動する、ということになります。
ibus-1.3.8 でこの問題に対する修正が入り、python の暴走は発生しなくなりました。
ibus を使用している環境で gedit 上で日本語入力を行う際、予測変換の候補窓が表示された時にTABキーを押しても候補の語句は選択できず、入力中の文字列の前にタブが挿入されるという動作になってしまいます。これは anthy と mozc のどちらを使っても同じです。
候補窓が表示される
TABキーを押すと入力中の文字列の前にタブが挿入されてしまう
期待される動作
ibus を使用していても、leafpad や kwrite などの gedit 以外のエディタではこの様な動作にはならず、TABキーで候補窓の語句を選択できます。また、scim 及び uim では gedit 上でも TABキーで候補窓の語句の選択が行えます。このことから、これは ibus のバグではないかと私は疑っていました。ibus のサイトにも Issue 1068 - TAB key is unusable in gedit としてレポートが上がっています。
その様な中、「またgedit使えるかな?: たわごと」経由で「Ubuntu 10.10でgeditを使用している際、予測変換でtabキーを押した場合tabが入る場合の対処法 - いくやの斬鉄日記」という情報を得ました。
それによれば、これはibusの仕様変更によるものであり、バグではありません
とのことだそうです。そしてこの問題の対処方法は下記。
対処方法は、/etc/environment に
IBUS_SNOOPER_APPS=gedit
という1行を追記し、保存して再起動してください。
この対処方法を実行してみたところ、期待される動作を行ってくれる様になりました。(私の環境では、再ログインを行うだけで設定変更が反映されました)
ibus-1.3.8 でこの問題に対する修正が入り、期待通りの動作をする様になりました。なお、上記の対処法を実施されていた方は、/etc/environment の内容を元に戻してください。
以前書いた KDE の KolourPaint で日本語入力が出来ない 件ですが、Tasuku Suzukiさん によってこの問題を修正するパッチが作成されました。
私は twitter で mkblurさん から声を掛けて頂いて、このパッチの動作確認に参加しています。
PCLinuxOS でパッチを当てたパッケージをビルドして、scim/ibus/uim それぞれを用いて日本語入力が可能になっていることを一応確認しました。ただ、私一人では見落としている点も有るかと思いますので、動作確認に参加して頂ける方が居られましたら、ご協力願えたらと思います。尚、このパッチの品質が確認できれば、KDE 本家に取り込んでもらう予定となっています。
使用されて何か問題を発見された場合には、このエントリでコメントしてください。
パッチを適用してビルドした kdegraphics4-kolourpaint-4.5.3-1.1nora103 パッケージを、野良リポジトリの nora-test セクションに置きました。
(2010.09.21 初出)
Twitter のクライアントソフトである qwit ですが、PCLinuxOS の公式リポジトリにあるものはバージョンが 0.10 といささか旧いものなので、最新の 1.1-pre2 を使ってビルドしたものを野良リポジトリに put しました。
また、Momonga Linux 7 の qwit のパッケージから日本語ロケール関係のファイルを取り込んでビルドしています。Momonga の中の人に感謝。
qwit-1.1-0.pre2.3nora102 をビルドしました。翻訳の間違いを修正しています。
(2010.05.02 初出)
Minitube 2.2 を野良リポジトリに投入しました。
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Minitube の PCLinuxOS 用のパッケージを作成してみました。例によって野良リポジトリ経由でインストールできます。
このパッケージをインストールすると、メニューの「動画」の項に「Minitube」が追加されます。
Minitube は YouTube 専用のプレーヤーで、キーワードによって検索した動画を連続再生することが可能となっています。また、再生には Flash Player を必要としません。この為、動画再生時の CPU 負荷が、Firefox 等のブラウザ上で Flash Player を利用する場合と比較してかなり低くなっています。
動画再生のバックエンドとしては GStreamer と Xine が使える様になっていますが、拙作のパッケージでは GStreamer をデフォルトのバックエンドとして想定しています。また、オリジナルの Minitube では未翻訳だった部分も独自に日本語化しています。
下記の手順による対策を試行してみてください。
(2009.02.21 初出)
gnome-mplayer を最新のバージョンを用いてビルドしました。野良リポジトリ からインストール出来ます。
1.0.4-1nora11 を野良リポジトリに投入しました。また、gecko-mediaplayer-1.0.4-1nora11 および dconf-0.7.5-0.2nora11 も同時に野良リポジトリに投入しています。
1.0.3-1nora11 を野良リポジトリに投入しました。また、gecko-mediaplayer-1.0.3-1nora11 も同時にビルドして野良リポジトリに投入しています。
なお、今回のバージョンから動作には dconf が必要となりましたが、現時点では PCLinuxOS ではこのパッケージが提供されていない為、Mandriva のものを流用してビルドした dconf-0.7.3-0.2nora11 を野良リポジトリに投入しています。
1.0.2-1nora11 を野良リポジトリに投入しました。
1.0.0-0.1nora103 をビルドしました。
PCLinuxOS にも KDE 4.5.2 と GNOME 2.32.0 が来ました。でまぁ、何時もの様にサクッとアップグレードを行ったわけですが、GNOME の端末である gnome-terminal が起動できなくなってしまいました。(私の環境だけかなぁ?)
旧版である gnome-terminal-2.30.2 ならば GNOME 2.32.0 環境でも起動できるので、取り敢えず旧版に戻しました。旧版は riken のサーバに残っています。
gnome-terminal-2.32.0 が起動できないのは gnome-terminal の問題と言うよりは、gnome-terminal が依存している vte 関係のパッケージに原因がありそうな感じなんですが...
gnome-terminal が再度アップデートされ、真に 2.32.0 となりました。一件落着(^_^)
gnome-terminal がアップデートされて起動できるようになりました。ただこのアップデート、changelog に backdown to 2.30.2 until vte is fixed
とある様に、パッケージのバージョンは 2.32.0 ではあるものの、内部的には 2.30.2 へダウングレードさせたものとなっています。
もうすぐリリースされる予定の Firefox 3.6.11 のリリース候補版を使っていたりするのですが、Flash で日本語入力が出来ないという問題に遭遇して「これは 3.6.11 のバグなんじゃないか?」とツイートしたりしていたわけですが...
この件、3.6.11 の問題では無くて、私が導入している Pearl Crescent Page Saver Basic という拡張機能の設定の問題であることが判明しました(滝汗
Page Saver の設定で『Web ページの読み込み時に Flash のコンテンツも取得』にチェックが入っていたのですが、これを外すと Flash での日本語入力が正常に行える様になりました。勿論、Firefox の OOPP 機能を無効にする必要もありません。
この設定、最近いじったかなぁ? うーん、記憶が有るような無いような...
3.6.11 を試用し始めたのと問題が出たのがほとんど同じタイミングだったので、てっきり 3.6.11 の問題だと思い込んでしまいました。「Firefox で何か問題が発生したら、まずは全てのアドオンを外したクリーンな環境で再検証せよ」という鉄則を忘れていました、反省orz
ということで、Firefox + Page Saver な環境のニコ厨の方は Page Saver の設定にご注意ください (^_^;)
Adobe Reader 9.4.0 がリリースされましたが、Linux/Unix 向けに関しては今月の22日(日本時間)までは ダウンロードのページ からは旧版の 9.3.4 しかダウンロードできません。
9.4.0 は Adobe の ftp サーバーから落としてくる必要があります。
(2009.02.12 初出)
PCLinuxOS のデフォルトの日本語フォントである UmePlus ですが、公式のものは暫くアップデートされていないので、新版をビルドしました。
野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
0.20110512-1nora11 をビルドしました。
0.20110130-1nora11 をビルドしました。
0.20101107-1nora103 をビルドしました。
0.20090507-1nora09 をビルドしました。
20090507版では、梅フォントが 0.403 にアップデートされています。また、
梅フォントの作者さんのブログによれば、0.403 では さざなみゴシック、さざなみ明朝のグリフを無くし、花園明朝と グリフウィキのグリフを調整したものとオリジナルのグリフによる構成としました
とのことで、これにより梅フォントのライセンスも変更されています。
さざなみ系が一掃されたからなのか、フォントの表情が少し変わった様に感じるけれど気のせいか...
今回の大規模なアップデートは、python を従来の 2.5 系から 2.6 系へとアップグレードしたことが主な要因です。python に関係するパッケージは非常に多く、今回の python のアップグレードに際してビルドし直したパッケージの数は 1000 以上に及んだそうです。
今回の python のアップグレードは拙作の野良パッケージにも当然影響し、下記のパッケージをリビルドすることとなりました。リビルドしたパッケージは既に野良リポジトリに put 済みです。
PCLinuxOS に KDE 4.5.0 が来ましたよっと。早速、今までの 4.4.5 環境を 4.5.0 へとアップグレードしましたよっと。
あれ? KDEアプリのメニュー等が英語表記になってしまいましたよっと。例えば kate はこんな感じ。↓
KDE のロケールの設定がリセットされてしまった風味?
「デスクトップを設定」を起動して [Common Appearance and Behavior] → [ロケール] → [国と言語] を確認すると、案の定「Country or region:」が米国になってましたよっと。なので、「変更」をクリックして "日本" に変えて再ログインと。これで日本語表記に戻りましたよっと。
あと、フォント設定もリセットされていた風味なので変更しましたよっと。
えっ? 4.4.5 と 4.5.0 の違い? 正直言って、よく分からんです(汗) いや、色々と改良されてはいるのでしょうけどね。
そうそう、KolourPaint で日本語入力が出来ないという問題は依然として未解決のままですよっと。私の環境で Dolphin のスクロールが遅い(もたつく)という KDE 4.0 以来続いている問題も、大して改善されていませんよっと。
私の環境では全体として「重い」という印象は拭えず...
KDE、好きなんだけどなぁ...
(2007.10.05 初出)
野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
scim から uim への切り替え方法ですが、「PCLinuxOS コントロールセンター」を起動し、システム の『システムの言語を設定』をクリックします。すると、
設定途中の国を選択する画面で「入力メソッド」の選択が行えますので "UIM" を指定します。
また、拙作の「入力メソッド切り替えツール setime」を使用して切り替えることも可能です。
【注意】この野良パッケージでは、canna, prime, mana, m17nlib はサポートしていません。
1.7.0-3nora11 を野良リポジトリに投入しました。
1.7.0-0.svn6992.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。
今回のビルドから uim-gtk3 サブパッケージを生成するようにしました。
1.6.1-1nora11 を野良リポジトリに put しました。
1.6.0-1nora102 をビルドしました。1.6.0 リリース版を用いてビルドしています。
アップデート後は再ログインを行ってください。
1.5.7-1.8nora101 をビルドしました。公式リポジトリに 1.5.7 が来た為、リリースナンバーを振り直しています。
公式リポジトリの 1.5.7 には、KDE 4 のパネルアプレットが含まれていません。恐らくは "--with-qt4" オプションを付けずにコンパイルしたのではないかと思われます。この野良パッケージでは、"--with-qt4" オプション付きでビルドしています。
なお、公式パッケージでは 1.5.7 へのアップグレードに際してサブパッケージの構成が旧バージョンのものとは大きく変更され、uim 及び uim-devel の2つのパッケージだけで構成されています。一方、野良パッケージでは公式パッケージには存在しない uim-qt4 及び uim-skk というサブパッケージも作成しています。
uim-qt4 には、上記の KDE 4 のパネルアプレットや、公式パッケージでは uim パッケージに含まれている qt4immodule 用のファイルもこちらに収めています。KDE 4 環境の方は、この uim-qt4 パッケージもインストールしてください。
uim-skk では、skk を使用する際に必要となるファイルを収めています。skk 関係をわざわざサブパッケージ化したのは、skk を使用しない人には不必要な skk 辞書パッケージが依存関係でインストールされてしまうのを防ぐ為です。
日本時間の今日の午前5時頃に pclinuxos の Twitter に下記の投稿がありました。
PCLinuxOS is offline due to spammers hacking into the website. We are looking into the matter.
どうやら www.pclinuxos.com が被害を受けた模様で、8月6日12時現在、www.pclinuxos.com へは接続できなくなっています。その他の詳細は現時点では不明。
18時現在、www.pclinuxos.com が復活していることを確認しました。pclinuxos (iluvpclinuxos) on Twitter での投稿を見ると、ホスティングサービス会社から新規のサーバスペースを借りて OS や apache 等々、全てを新たに構築して復活させた模様です。修復を行うよりも再構築してしまった方が早いという判断だったのでしょうか?
また、フォーラムの Spambots attacking the forum. というスレッドを読むと、8月2日頃から既にフォーラムへのアッタクを受けていた様です。
上図の様な 変換エンジンプログラムの起動に失敗しました
というエラーが表示され、メッセージに従って再起動を行っても再び同じエラーが表示されるという状況に陥った場合には、~/.mozc/.session.ipc を削除またはリネームして再起動してみてください。
----------------------------
現在私の環境では、再起動のたびにこのエラーが表示される様になってしまっています。~/.mozc を一旦削除して新規に ~/.mozc が作成される様にしてみても状況に変化は無し。
Issue 19 で同じ様なトラブルの報告が上がっていたのですが、こちらは再起動することで治ったとのことで閉じられてしまっています。でも何かおかしい....
原因は Windows 版での 特定の状況で、「変換エンジンの起動に失敗しました。」というダイアログが出現する問題を修正し、安定性が向上しました
という修正の影響なのではないかと考えているのですが、他のユーザさんや他のディストリでは無問題なのでしょうか?
とにかく、再起動のたびにエラーが表示されるという状況をなんとかしなければ...
取り敢えず、0.12.422.102 で Windows 版の為に更新された ipc 関係のソースを前バージョンの 0.12.410.102 のソースへロールバックするパッチを当てた mozc をビルドしました。(こちらのエントリの7月30日付け追記参照)
これで mozc_server の起動に失敗してエラー表示が出るということは無くなりました。
本日公開された 0.12.434.102 (rev.38) で、この問題に対する修正が入りました。
(2009.05.05 初出)
scim 関連のパッケージは多いのですが、今回は scim, scim-bridge, scim-input-pad, scim-qtimm, skim をビルドしました。野良リポジトリ経由でインストールできます。
1.4.10-0.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。
scim-1.4.9-1.2nora102 をビルドしました。
Mandriva 2010.1 からパッチを1件拝借してきて当てています。これによって、「システムトレイアイコンが表示されなくなる場合がある」という問題が解消されました。(多分)
scim-1.4.9-1.1nora101 をビルドして野良リポジトリに置きました。
公式パッケージの scim-1.4.9-1pclos2010 を、現在の環境でリビルドしたものです。これによって、mozc 使用時に SCIM の設定ツールが起動できない問題が解消されました。
以前に書いた「Firefox 3.6.4 以降 + ibus 1.3.5 環境で Flash コンテンツへのキー入力が行えない」という問題ですが、本日公開された ibus-1.3.6 で何か修正が入った模様で、Flash コンテンツへのキー入力が問題なく行える様になりました。日本語入力に関しても問題なく行えます。
Gnome版も公開されました。
先に公開された 2010.01 に nVIDIA のドライバ関連で問題が有った様で、2010.01 に替わって 2010.07 が公開されました。
昨日の pclinuxos-minime-2010.1 に続いて KDE版 も公開されました。
先に公開された 2010.2 に nVIDIA のドライバ関連で問題が有った様で、2010.2 に替わって 2010.07 が公開されました。
先日の ZEN-mini-2010.1.iso と lxde-2010.1.iso に続いて、KDE の最小構成版である minime も、最新の環境で作成された ISO イメージ公開されました。KDE が 4.4.5 へ, kernel が 2.6.33.5 へとアップグレードされている他、多数のパッケージがアップグレードされています。
既に各所のミラーにも出回っていますが、前回と同様に jaist へのリンクを上げておきます。
先に公開された 2010.1 に nVIDIA のドライバ関連で問題が有った様で、2010.1 に替わって 2010.07 が公開されました。
このところ怒涛の更新が続く PCLinuxOS では、KDE は 4.4.5 へ、gnome は 2.30.2 へと更新されていますね。
そんな中、Gnome の最小構成版の ZenMini と、LXDE デスクトップ版 では、最新の環境で作成された ISO イメージが公開されました。既に各所のミラーサーバーにも出回っていますが、ここでは jaist をダウンロード先としてリンクしておきます。
表題の環境で Flash コンテンツへのキー入力に問題が発生しています。
『bug 6698 – [Flash] iBusで日本語入力ができない(ONにできない)』にテストケースとして示されている Flash の入力フォーム で検証してみると判りますが、フォーム内ではキー入力を全く受け付けてくれません。
日本語入力に関しては ibus は ON になって入力自体は行えますが、カーソルキーや BS キー等を受け付けてくれないので、確定済みの文字列を修正することができません。
このテストケースだけではなく、ニコニコ動画でのコメント欄でも全く同じ問題が起きます。
Firefox 3.6.3 ではこの様な問題は発生していなかったので、試しに 3.6.4 で about:config から dom.ipc.plugins.enabled.libflashplayer.so の設定を false に変更してみたところ、問題は発生しなくなりました。このことから、3.6.4 で実装された OOPP 機能がこの問題に何らかの影響を及ぼしているのではないかと想像しています。
ただ、入力メソッドに scim または uim を使用している環境では、3.6.4 の OOPP 機能を有効にしていても上で述べた様な問題は全く発生しないので、ibus 側にも何らかの問題が有るのかもしれません。
この件に該当すると思われるものが Bugzilla に登録されているのを発見。
本日リリースされた ibus-1.3.6 を使用した場合にはこの問題は発生せず、Flash コンテツへのキー入力が正常に行える様になりました。1.3.6 で何らかの修正が入ったものと思われます。
ファイルサイズが 100MB を超える様な大きなデータファイルを必要とするゲーム専用のリポジトリが新たに作られ、FlightGear 等のゲームのパッケージがそちらへ移動となりました。
新たなリポジトリを利用するには、/etc/apt/sources.list に次の一行を追記します。
rpm http://ftp.nl.freebsd.org/pub/os/Linux/distr/texstar/megagames/apt/ pclinuxos/2010 megagames
Synaptic 経由で新たなリポジトリを登録するには、リポジトリの設定画面で [New] ボタンをクリックして新規登録を行ないます。
入力する内容は次の通り。
URI: http://ftp.nl.freebsd.org/pub/os/Linux/distr/texstar/megagames/apt/ ディストリビューション: pclinuxos/2010 セクション: megagames
(2010.06.02 初出)
uim が好みな私としては「uim で mozc を使いたーい!」ということで、uim-mozc というパッケージを作ってみました。
今回のビルドで利用させて頂いたのは、Mac OS X 向けに開発されている macuim の mozc 対応部分のコードです。ありがとうございます > macuim の中の人
例によって野良リポジトリ経由でインストールできます。
なお、パネルアプレットやツールバーの mozc のアイコンを変更したい場合には、お好みのアイコンを /usr/share/uim/pixmaps/mozc.png として置いてください。
6月3日の追記で書いた「mozc の辞書ツールが起動できない」問題ですが、macuim の rev.168 で修正が入って起動できる様になりました。
この rev.168 を用いてビルドした uim-mozc を野良リポジトリの nora セクションに put しました。なお、rev.168 での修正は mozc-tools パッケージへも影響する為、今回のビルドから uim-mozc を mozc のサブパッケージとしてビルドする様に変更しました。
uim-mozc を使用していると、mozc の辞書設定ツールが下記のようなエラーを吐いて起動してくれません。一瞬ツールの窓が開きますが、直ぐに閉じてしまいます。
$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool libprotobuf ERROR google/protobuf/descriptor_database.cc:57] File already exists in database: session/config.proto libprotobuf FATAL google/protobuf/descriptor.cc:860] CHECK failed: generated_database_->Add(encoded_file_descriptor, size): アボートしました
libprotobuf 絡みのエラーの様ですが、うーーん.....
ちなみに mozc の設定ツールの方は正常に起動してくれます。
配信元のサーバを始め、他の多くのミラーサーバからも 2009 向けのリポジトリが既に削除されています。上のフォーラムの記事では、現在も 2009 を使っているユーザは http://kde3.pclosusers.com/pclosfiles へリポジトリを変更する様に案内しています。
具体的には、今まで使用していたリポジトリを無効にした上で、/etc/apt/sources.list に下記の行を追記します。
rpm http://kde3.pclosusers.com/pclosfiles pclinuxos/2007 main extra nonfree kde
なお、日本国内の riken のサーバにも、2009 向けのリポジトリがそのまま残っています。
本日、mozc のリビジョン24が公開されました。
色々と変更、修正が入っています。
- 辞書ツールや設定ダイアログといった GUI ツールをオープンソース化しました。辞書に含まれている単語以外は Google 日本語入力と同等の機能が実現されています。
- かな入力モードを選択できるようになりました。
- 都道府県名が正しく変換できない問題を修正しました。
- Google 日本語入力と同様、変換エンジンを別プロセス化することにより、他のインプットメソッドフレームワーク (SCIM 等) と共存しやすくしました。
- 変換候補をマウスで選択できるようになりました。
- 入力履歴がディスクに保存されない問題を修正しました。
ついに設定ツール、辞書ツールが入りました。また、「変換エンジンを別プロセス化」という大きな変更が行われています。これで uim や scim などの ibus 以外のインプットメソッドからの利用が実現しそうです。
で、この リビジョン24 ですが、手元の環境では既に PCLinuxOS 用はビルド済みで現在テスト中です。ただ、サブパッケージ構成をどうしようかとまだ迷っているのと、ibus の言語バーの設定ツール起動用のアイコンを何処に置けば良いのか不明、などの点があって、野良リポジトリへ置くのを控えています。
2ちゃんねるの PCLinuxOS スレの投稿にこちらで反応します。(規制に巻き込まれ中なので)
695 名前:login:Penguin [sage]: 2010/05/24(月) 00:32:57 ID:LTudkIqX ライブの部屋の2010gnomeをインストールしました。 まずは最新にアップデートと思ってsynapticで全てアップデートボタンを押したら、英語のエラーメッセージがでて、そのあと日本語で破損パッケージを修復しろと。 で、メニューから修復しようとすると依存関係を解決できないとかで修復もできず。 tomcatさんの野良レポジトリは外してみたけど同じく。 結局なにもできない状況に嵌ってしまった。 どうすれば・・・
これ、直接の原因は私の野良パッケージにあります。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。m(_ _)m
次の条件のどちらかに該当する場合には、同様のトラブルが発生する可能性が高いと思われます。(こちらのエントリを書いた時点で対処して頂いる方の場合には問題ありません)
取り急ぎ、このトラブルへの対処方法を。
下記の野良パッケージを一旦全て削除してください。(青色の数字の部分は、環境によって異なるかもしれません)
その後、リポジトリの再読込を行ってから、下記のパッケージを再度インストールしてください。
上記の作業を自動的に行うスクリプトを書きましたのでご利用ください。
上のリンク先のファイルを適当なディレクトリに保存してください。その後、保存先のディレクトリに移動して root 権限で下記のコマンドを実行してください。
# chmod 755 fix-nora-pkg # ./fix-nora-pkg
このスクリプトを実行すると、問題を引き起こす野良パッケージがシステムにインストールされている場合にはそれらを削除し、その後、削除した野良パッケージに相当する公式パッケージを自動的にインストールします。(但し anthy に関しては、野良リポジトリが有効になっている場合には、公式パッケージとの関係を考慮して新たにリリースナンバーを振り直した野良パッケージがインストールされます)
なお、問題を引き起こす野良パッケージが既に削除されている環境では、何もせずに終了します。
PCLinuxOS 2010 がリリースされた当初、scim 等の日本語関係の公式パッケージは、旧いバージョンのまま放置された状態でした。また、anthy との日本語文字コードの問題も有りました。その様な事情から、ライブCDの部屋さんが PCLinuxOS 2010 の日本語版を作成されるに当たり、拙作の野良パッケージを採用して頂くことになった次第です。
ところがその後、こちらのエントリで書きました様に、公式パッケージがアップデートされました。(しかもパッケージ構成の一部変更を伴って)
その際、拙作の野良パッケージのリリースナンバーの付け方が悪かった為に、公式パッケージがアップデート対象として取り扱われず、さらに冒頭の様な依存関係のエラーを引き起こす事態となってしまいました。
これは、公式パッケージがアップデートされた場合への配慮が足りない野良パッケージのリリースナンバーの付け方に原因があることは明白で、全て私の責任です。改めてお詫び申し上げます。m(_ _)m
nora セクションに下記を put しました。
ibus-mozc は mozc のアップデートに対応しました。また、同梱している mozc-config もアップデートしています。こちらのエントリの2010年5月18日付け追記もご参照ください。
gtest は googletest をパッケージ化したものです。アップデートされた mozc のビルドの際にはこれが必要となるのですが、公式パッケージが存在しないので野良ビルドしました。
公式リポジトリの下記の日本語関係のパッケージがそれぞれ最新のバージョンへ更新されました。
中にはパッケージ構成が従来のものから変更されているものも有ります。
ただ、野良リポジトリを使用している環境では、リリースナンバーの関係からこれらの公式パッケージがアップグレード対象としてリストアップされません。野良リポジトリを使用している環境の場合、下記の手順でこれらの公式パッケージをインストールすることが出来ます。
野良リポジトリをご利用頂いている方には余分な手間をお掛けして申し訳ありません。m(_ _)m
なお、該当する野良パッケージは既に野良リポジトリからは削除しておりますが、公式パッケージの中身を確認後に再度アップするかもしれません。(公式リポジトリには未だソースパッケージがアップされていないので、各パッケージのビルドの詳細については未確認)
現時点での ibus の最新版は 1.3.3 なのですが、野良リポジトリのそれは未だに 1.2.0.20091215 のままになっています。これには訳があります。
実は、ibus の 1.2.1 以降のバージョンを PCLinuxOS 上でビルドした場合、ibus のシステムトレイのアイコンやツールバー(ibus 的には「言語バー」という表現になるのかな)が全く表示されないのです。
日本語の入力それ自体は正常に行なえますので ibus が動作していないという事ではないのですが、システムトレイのアイコンもツールバーも全く表示されない状態では現在の入力モードがどうなっているのかを一目で確認する術が無く、実用に耐えません。従って止むを得ず旧いバージョンのまま据え置いているという次第です。
他の主要なディストリではこの問題は発生していない様なので恐らくは PCLinuxOS 固有の問題なのではないかと考えていますが、恥ずかしながら私のスキルでは問題を解決出来そうにありません。この問題を解決する為の情報をお持ちの方が居られましたら、コメントを頂けると幸いです。m(_ _)m
どうやら問題を解決できたようです。
原因は python-notify パッケージに有りました。Mandriva のパッケージを参考にして、make 前に touch src/pynotify.override を実行する様にして python-notify パッケージを作成し、そのパッケージを用いて ibus 1.3.3 をビルドしたところ、システムトレイのアイコンや言語バーが正常に表示される様になりました。v(^_^)v
(2010.05.11 初出)
「Google 日本語入力がオープンソースになりました」ということなので、「LinuxBuildInstructions - mozc - How to build Mozc on Linux」に従って PCLinuxOS で mozc のビルドに挑戦してみたものの敢えなく玉砕_|~|○
$ python build_mozc.py build_tools -c Release Generating version definition file... export $QTDIR = /usr/lib/qt4 Running: make -j4 BUILDTYPE=Release primitive_tools ACTION base_gen_version_def out/Release/obj/gen/base/version_def.cc ACTION base_gen_character_set out/Release/obj/gen/base/character_set.h CXX(target) out/Release/obj.target/storage/storage/existence_filter.o CXX(target) out/Release/obj.target/storage/storage/lru_storage.o -----(中略)----- LINK(target) out/Release/gen_pos_data_main LINK(target) out/Release/gen_suggestion_filter_main out/Release/obj.target/base/libbase.a(mutex.o): In function `mozc::ResetOnce(mozc::once_t*)': mutex.cc:(.text+0x81): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' mutex.cc:(.text+0x99): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' out/Release/obj.target/base/libbase.a(mutex.o): In function `mozc::CallOnce(mozc::once_t*, void (*)())': mutex.cc:(.text+0x107): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' mutex.cc:(.text+0x136): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' collect2: ld はステータス 1 で終了しました make: *** [out/Release/gen_pos_data_main] エラー 1 make: *** 未完了のジョブを待っています.... out/Release/obj.target/base/libbase.a(mutex.o): In function `mozc::ResetOnce(mozc::once_t*)': mutex.cc:(.text+0x81): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' mutex.cc:(.text+0x99): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' out/Release/obj.target/base/libbase.a(mutex.o): In function `mozc::CallOnce(mozc::once_t*, void (*)())': mutex.cc:(.text+0x107): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' mutex.cc:(.text+0x136): undefined reference to `__sync_val_compare_and_swap_4' collect2: ld はステータス 1 で終了しました make: *** [out/Release/gen_suggestion_filter_main] エラー 1 Traceback (most recent call last): File "build_mozc.py", line 586, inmain() File "build_mozc.py", line 576, in main BuildToolsMain(original_directory_name) File "build_mozc.py", line 541, in BuildToolsMain BuildMain(original_directory_name) File "build_mozc.py", line 520, in BuildMain BuildOnLinux(options, targets) File "build_mozc.py", line 393, in BuildOnLinux target_names) File "build_mozc.py", line 312, in RunOrDie '=========='])) __main__.RunOrDieError: ========== ERROR: make -j4 BUILDTYPE=Release primitive_tools ==========
UTUMIさんの記事を参考にして、Mandriva 2010.1 beta2 上でのビルドに成功!
ビルド前に下記を実行することで PCLinuxOS でのビルドに成功!
export CFLAGS="-O3 -march=i586" export CXXFLAGS="$CFLAGS"
パッケージの作成も成功。現在テスト中。
Mandriva の開発を行っている Mandriva S.A が、資金難の為に企業売却の交渉を行っていると、DistroWatchで報じられています。もしもこの交渉が上手く行かなければ、Mandriva S.A は倒産という事態になってしまうのでしょうかね?
当面は 2010.1 のリリースへ向けての開発は続けられるみたいですが、その先はどうなることやら...
PCLinuxOS にも何らかの影響が出るかもしれませんね。
この件についてはかなり前に書いているのですが、現在の 3.0.x な Sylpheed では、その方法ではフォント変更ができません。
現在の Sylpheed でメール本文以外のメニュー等のフォントを変更するには、~/.sylpheed-2.0 ディレクトリ下に、下記の様な内容のテキストファイルを gtkrc という名前で作成します。(フォント名・サイズは各自の環境に合わせて修正してください)
style "user-font" { font_name="IPA UIゴシック 11" } widget_class "*" style "user-font"
PCLOS に KDE 4.3.3 が来たので早々アップグレードしてみました。
Kate/KWrite で日本語入力が出来ない問題は修正されています。ヽ(゚∀゚)ノ
KolourPaint で日本語入力が出来ない問題は未修正のままです。
Dolphin のスクロールが重い(遅い)のが若干改善された様な気がします。「Bug 233163 - Slow wheel scrolling in KCategorizedView (Dolphin, Systemsettings)」が修正された効果なのかなぁ?
2010 のリリースからそれほど時間が経っていませんが、KDE 版の 2010.1 がリリースされました。
2010 からの主な変更点は下記。
その他、多数のアプリのアップデートやバグフィックス、セキュリティアップデートが行われています。
もっとも、2010 を既にインストール済みなユーザの場合は、アップデートを行えば 2010.1 相当な環境になります。つまり、2010 のリリース後のアップデートを実行済みな環境を ISO イメージにしたのが 2010.1 ということですね。(なお、2010.1 の ISO イメージや KDE 4.3.3 などのパッケージについては、5月5日17時の時点では日本国内のミラーには未だ廻って来ていません。一両日中には来ると思います。)
という言うことで、2010 のユーザは 2010.1 を再インストールする必要は無しです。ま、ローリングディストリビューションと呼ばれる PCLinuxOS では当然ですかね。一方、これから新たに PCLinuxOS をインストールしてみようという方は、2010.1 を使用すればインストール後のアップデートの手間が 2010 に比べてかなり省けることになります。(もっとも、日本語化の手間はかかりますが)
2010.1 が、日本国内の riken と jaist のサーバーにも配信されています。
それから「ライブCDの部屋」さんが配布されている 2010 の日本語版は、riken のサーバでミラーされています。「ライブCDの部屋」さんの所のサーバの負担軽減の為にも riken のサーバからダウンロードしてあげてください。
今日は、サブ PC への PCLOS 2010 のインストールに悪戦苦闘しておりました。色々とやってはみたものの、結局 2010 のインストールは諦め、元の 2009.2 環境へと戻しました。
KDE 3.5.10 快適です、ハイ、とても快適ですとも。べ、べ、べ、別に強がりで言っている訳じゃないんだからね (つД`)
てことで、2010 のインストールに失敗した時の状況をメモしておきます。
まずは、サブ機のハードウェア構成はこんな感じ。7年近く前に組んだマシンで、現在の水準から見るとかなりの低スペでメモリも 512MB と少ないですが、それでも PCLOS 2010 をインストールする為の最低要件は満たしています。
今までこのサブ機には PCLOS 2009.2 がインストールしてあって、それなりに快適に使えていました。で、今回サブ機も 2010 へ更新しようとしたわけですが...
インストールに失敗した時の状況は上の様なもの。で、その後試したことを以下に列挙。
ここまでやってさすがに疲れて、2009.2 に戻すことを決意。こちらは本当にすんなりとインストール完了。なんで 2010 や Mandriva 2010.1 beta 2 や openSUSE 11.3 M6 がインストール出来ないのか、本当にわけわかめです。(‐人‐)
現状の PCLinuxOS の環境では正常動作しない為、野良リポジトリから削除しました
憩いの場 さんの「mikutube(みくつべ♪)- YouTubeを連続再生」で紹介されていた みくつべ♪ (mikutube) の PCLinuxOS 用のパッケージを作って、野良リポジトリの nora セクションに置きました。Minitube とパッケージ名が似ていますので、間違えない様にご注意ください。(^_^:)
なお、mikutube を使用する際に必要な youtube-dl パッケージについても、最新のバージョンにアップしたものを作成して nora セクションに置いています。(野良リポジトリ経由のインストールでは、mikutube をインストールする際に依存関係によってこの youtube-dl パッケージも同時にインストールされます)
このパッケージをインストールすると、メニューの「動画」の項に「みくつべ♪」が追加されます。
みくつべ♪ の作者さんのブログはこちら。
ライブCDの部屋さんから、PCLinuxOS 2010 gnome の日本語版が公開されました。KDE 版同様、こちらの仕上り具合も素晴らしいものになっていると思います。これで gnome 版も日本語化する手間が無くなりましたね。
中の人、お疲れ様です、そしてありがとうございます。m(_ _)m
PCLinuxOS に限らず、KDE 4.4.2 環境の方にお聞きしたいのですが、KolourPaint で日本語入力が出来ますか?
先日、スクリーンショットを KolourPaint で加工して注釈の説明を入れようとしたら、日本語入力モードに入れないことに気が付きました。scim-bridge, uim どちらも不可でした。仕方がないので、テキストエディタで入力した日本語文字列をコピペしました。
これって、私の環境だけ、あるいは PCLinuxOS だけの問題ですかね?
コメントでも「入力できない」との報告を頂きました。ありがとうございます。
で、KDE Bug Tracking System を覗いてみたら、同様の事例が既に登録されていました。(汗
でもこれ、、2009年の6月の登録で、KDE が 4.2.2 の時のものなのですよね。私の記憶に間違いがなければ、4.3.x の KolourPaint では日本語入力が出来ていた様に思います。それが 4.4.x になって出来なくなったと。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
jd はソースの更新です。
setime は、前版で scim-bridge の XIM_PROGRAM の設定をそれまでの "scim -d" から "scim-bridge" へと変更したのですが、その後、私の環境で Firefox や Konsole 等々のアプリが「起動時に固まる」という問題が出る様になりました。
そこで XIM_PROGRAM の設定を "scim -d" に戻してみたところ、この問題は起きなくなりました 。他の方の環境でも起きるのかどうかは判りませんが、安全策を取って XIM_PROGRAM の設定を "scim -d" へと戻した 0.9 をアップしました。
もしも 0.8 の setime を用いて scim-bridge の設定をされた方がおられましたら、お手数ですが、今回の 0.9 を使って再度の設定をお願い致します。m(_ _)m
uim は、KDE 4 用のパネルアプレットとツールバーで、一部のアイコンが表示されない問題を修正するパッチを当ててビルドしています。
これでアイコンは全て表示される様になったのですが、パネルアプレットの方では、「設定」などのアイコンをクリックしても何も起きません。ツールバーの方では同じアイコンをクリックするとちゃんと uim の設定画面が表示されるので、パネルアプレット側のアイコンが機能していない感じです。ちなみに svn の最新版を用いても同じ状況です。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
anthy は、UTUMIさんのソースコードを 20100423 版に更新しています。
setime の変更点については、こちらのエントリの更新履歴を参照してください。
fonts-ttf-japanese-vlgothic は VLゴシックフォント のパッケージです。以前から 2009 用のリポジトリには置いていましたが、2010 向けにも投入しました。
ftpsync は公式パッケージからバージョンを上げてビルドしています。
ライブCDの部屋さんで、PCLinuxOS 2010 kde の日本語版が公開されました。
この日本語版について幾つか問題点を見付けましたので、取り急ぎこのエントリを書いています。
野良リポジトリが 2009 用になっています。
この日本語版では拙作の野良リポジトリも登録して頂いていますが、それが 2009 用のものとなってしまっています。こちらのページを参考に、必ず 2010 用へ修正してください。
野良リポジトリを 2009 用のままで使用することは絶対に避けてください。
誤った野良リポジトリが使用された故か、この日本語版にインストールされている拙作の日本語関係のパッケージは、全て 2009 用のものになってしまっています。野良リポジトリを 2010 用に修正後に、アップグレードを行って 2010 用のものをインストールし直してください。また、scim-bridge-qt4 パッケージを新規にインストールしてください。
kdelibs4 パッケージが、公式のものと野良ビルドのものがダブってインストールされています。この為、Synaptic の起動時に警告ダイアログが表示されます。どちらか一方を削除してください。
コメント欄でご指摘頂いた様に、上述の問題点を修正したものが公開されました。迅速な対応ありがとうございます m(_ _)m > ライブCDの部屋の中の人
この日本語版ですが、インストール後にユーザでログインすると KDE 環境が英語のままとなっていますので、以下の手順で日本語化してください。
パネルから「デスクトップを設定」を起動。
「Personal」 → 「Regional & Language」 → 「Country/Region & Language」と進み、下図で示す画面の [Add Language] のプルダウンメニューから japanese を選択し、右下の[Apply] ボタンをクリック。その後、再ログイン。
scim 等のパッケージはインストール済みとなっていますが、インプットメソッドに関する設定が行われていない様です。メニューから「その他のアプリケーション」→「設定」と進んで「入力メソッドの選択」を起動し、scim を選択して再ログインしてください。
scim のツールバーは、デフォルトでは「表示しない」設定にされています。メニューから「その他のアプリケーション」→「設定」と進んで「SCIM入力メソッドの設定」を起動し、下図で示す画面のプルダウンメニューから「開始時に」又は「常に」を選択してください。
なお、同じ画面の右下に在る「トレーアイコンを表示」ですが、これにチェックを入れていてもトレーアイコンが表示されないことがあります。チェックを入れ直すと表示されますが、再ログイン又は再起動すると表示されなくなってしまいます。
実はこの問題は 2010 のリリース以前から発生していて、まだ原因が掴めていません。ひょっとすると拙作の野良パッケージに何か問題があるのかもしれません。
ライブCDの部屋さんから再度修正版が公開され、上の【追記】で書いた「KDE 環境が英語なまま」「インプットメソッドが未設定」「デフォルトでは scim のツールバーが表示されない」という問題が全て修正されました。
これで本当に素晴らしい日本語版が出来上がりました。
お疲れさまです、そしてありがとうございます。> 中の人
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
Kate/KWrite で日本語入力ができない問題 (Bug 222620, Bug 206455) を回避するためのパッチを、KDE日本ユーザ会の「KDE/Qt パッチ集」で公開されているものと差し替えました。
なお、このパッチは KDE 本家へ提出済みで、上手く行けば次の 4.4.3 で取り込まれるかもしれないとのことです。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
anthy は、UTUMIさんのソースコードを 20100419 版に更新しています。
fonts-ttf-japanese は、UmePlusフォント を 20100418 版に更新しています。
wine もソースの更新です。
ibus-qt4 は、今回のビルドからヘッダファイル等を収めた ibus-qt4-devel というサブパッケージを新規に作成する様にしました。
旧版では、ヘッダファイルが依存している幾つかの開発パッケージまでインストールすることを要求していましたが、ibus-qt4 を使用するだけならばこれらの開発パッケージは不要な為、ヘッダファイル等をサブパッケージに分離することによって、これらのインストールの要求を回避する様にしました。(Mandriva のパッケージがサブパッケージを作成する様になっているので、これに倣いました)
通常は ibus-qt4-devel パッケージはインストールする必要はありません。
それから ibus 本体の方に関してですが、デフォルトの日本語入力の ON/OFF のキーボードショートカットは、[全角/半角]キー と [CTRL]+[space] キーに割り当てられていますが、何故か上手く動作してくれない場合がある様です。その場合には、日本語入力の ON/OFF のキーボードショートカットのデフォルト設定を一旦全て削除し、改めて登録し直してみてください。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
libuim6 と uim-skk の両方のパッケージに skk 関係のファイルが重複して収録されていたのを修正しました。
I have to re-upload the KDE and KDE mini isos as my build script put the wrong dang kernel on the ISOs. Glad I haven't announced final yet.
てことで、PCLinuxOS 2010 の KDE 版と MiniME 版の ISO イメージが再アップされました。ミラーサーバによっては、まだ旧い方のイメージが残っている所がありますのでご注意ください。
新たにアップされた ISO イメージの md5 チェックサムは下記の通り。
b78cabcda9d136ffa007466ffd9b9291 pclinuxos-kde-2010.iso b73887d6796ca91db06a70f18a0922af pclinuxos-minime-2010.iso
このエントリでは、PCLinuxOS 2010 のインストール直後の英語環境を日本語化する手順について書いています。(KDE 版について書いていますが、他のデスクトップ環境でも手順はほぼ同じです)
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PCLinuxOS 2011 の日本語化について別エントリに書きました。
addlocale 3.7-6 以降での仕様変更に対応して、(5)及び(6)節に注意書きを追記しました。
ライブCDの部屋さんの日本語版 (pclinuxos-kde-2010.10-ja または pclinuxos-gnome-2010.11-ja) をインストールされた方は、このエントリで述べている日本語化の作業は必要有りません。
拙作の minime 日本語化版 / ZEN mini 日本語化版 をインストールされた方は、このエントリで述べている日本語化の作業は必要有りません。
PCLinuxOS 2010.10 KDE 版に合わせる形で修正等を行いました。
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私の環境固有の問題かもしれませんが、テスト目的で KDE 版や GNOME 版を使ってインプットメソッドを取っ替え引っ替えしていると、scim-bridge で日本語入力が出来なくなるトラブルに時々遭遇します。そんな時の我流の対処法をちょっとメモしておきます。(過去のエントリの内容と重なる部分も有りますが、まとめのメモということで)
前提条件としては、scim-bridge, scim-bridge-qt4 等のパッケージがインストールされていて、コントロールセンターの「システム」→「システムの言語を設定」から入力メソッドに scim-bridge を選択していること。
/etc/sysconfig/i18n の
QT_IM_MODULE=scim-bridge
を、
QT_IM_MODULE=xim
へ変更してシステム再起動。
これで解決しない場合は (0.5) へ。
/etc/sysconfig/i18n の
QT_IM_MODULE=*******
の行頭に # を付加してこの行をコメントアウトして 再ログイン システム再起動。
これで解決しない場合は (1) へ。
/etc/sysconfig/i18n の設定が、
XIM_PROGRAM=scim-bridge
となっている場合には、
XIM_PROGRAM="scim -d"
と修正して再ログイン。
これで解決しない場合は (2) へ。
日本語化を行う際に使用した addlocale によって ~/.bash_profile に追記された余分な記述を削除してみる。
KWrite 等のテキストエディタで ~/.bash_profile を開き、下図で示した # [added_by_addlocale] 以降の部分をざっくり削除して再ログイン。
これで解決しない場合は (3) へ。
/etc/sysconfig/i18n を .i18n としてユーザのホームディレクトリ直下にコピー。
$ cp /etc/sysconfig/i18n ~/.i18n
/etc/sysconfig/i18n の内容が影響しない様に /etc/sysconfig/i18n から下記の行を削除、または、コントロールセンターの「システム」→「システムの言語を設定」から入力メソッドに「なし」を選択。
GTK_IM_MODULE=scim-bridge QT_IM_MODULE=scim-bridge XIM_PROGRAM="scim -d" XMODIFIERS="@im=SCIM"
システム再起動。
多くの場合はこれで解決します。この方法の欠点は、ユーザ毎に設定を行う必要が有ること。
それでも解決しない場合には (4) へ。
KWrite 等のテキストエディタで ~/.bash_profile を開き、下に示した設定を追記。
export XIM=SCIM export XIM_PROGRAM="scim -d" export XMODIFIERS="@im=SCIM" export GTK_IM_MODULE=scim-bridge export QT_IM_MODULE=scim-bridge
(3)で作成した ~/.i18n ファイルをリネームまたは削除して再ログイン。
これでも未だ解決しない場合には........ わかりません。orz
scim-bridge を捨てて uim を使いましょう(ヲイ
GNOME 版、最小構成 KDE 版に続いて、フル KDE 版 が公開されました。14日 15:00 現在、日本国内のミラーサーバでは jaist が配信済みとなっています。
それから、昨日のエントリの中で書き忘れたことを一点。
コントロールセンターの「システム」→「システムの言語を設定」から入力メソッドの設定で scim-bridge を選択した場合、/etc/sysconfig/i18n には、
XIM_PROGRAM=scim-bridge
と設定されています。しかしこの設定では日本語入力ができません。
XIM_PROGRAM="scim -d"
と修正することで日本語入力が行える様になります。
※ 上記は公式パッケージのみを使用している環境の場合です。拙作の scim 関係の野良パッケージを使用している場合には、XIM_PROGRAM=scim-bridge のままでも OK です。
公式リポジトリの日本語入力関係のパッケージがそれぞれ最新版へと更新され、下で述べている問題点は全て解消されました。
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過去のエントリでも表題の件に付いて書いていますが、日本人ユーザにとっては軽視できない問題なので、2010 のリリースに際して注意喚起の意味で再度書いておきます。
PCLinuxOS 2010 では、scim 関係、uim 関係、辞書管理ツールの kasumi、それぞれのバージョンが旧いまま放置されています。実際これらのパッケージは、PCLinuxOS 2007 リリース当時のままです。
一方、Anthy に関しては 2010 では、Mandriva のものをリビルドしたと思われるパッケージが提供されています。このパッケージでは、UTUMI さんの Modified Anthy の 20091030 版を用いていて、バージョン自体は比較的新しいものとなっています。
しかし Anthy だけをアップグレードしたことによって、皮肉なことに新たな問題を引き起こしてしまっています。
Modified Anthy では辞書は UTF-8 化されており、その使用に際しては、scim-anthy は 1.2.7 以降、uim は "--without-anthy --with-anthy-utf8" というコンパイルオプションでビルドされたものが求められています。
しかし現状の 2010 の公式パッケージでは scim-anthy は 1.2.0 であり、uim はそもそも "--with-anthy-utf8" というコンパイルオプションが実装されていない 1.2.1 であり、それらの要件を全く満たしていません。また公式パッケージの kasumi は 2.0.1 ですが、これが Anthy 辞書の UTF-8 化に対応したのは 2.3 以降となっています。
それでもそれらの公式パッケージを用いて日本語入力を行うことは可能です。しかしユーザが辞書登録を行うと、ユーザ辞書が文字化けすることを確認しています。また、辞書の UTF-8 化に未対応の IME を使用することによって、予期せぬトラブルを招く恐れも否定できません。
現状、これらの問題への対応策としては以下の様な選択肢が考えられます。
どうするかは、各ユーザが自分で判断すべきことです。上記以外にも、「PCLinuxOS から他のディストリビューションへ乗り換える」という選択も当然ありだと思います。日本人ユーザにとって日本語入力に関する問題というのは、Linux を日常的に使用していく上でとても大きな問題ですから。
インストーラは従来のものとほぼ同じで、過去に PCLinuxOS のインストール経験があれば迷うことは無いとは思います。
ただ一箇所、下図の Bootloader 設定画面での Security の項目は、従来のインストーラには無かった様に思います。この項目、グラフィカルな grub メニューを使用する(デフォルト設定はこれになっています)場合には、入力する必要はありません。と言うか、入力するとエラーメッセージが出て怒られます。実は私、ここに root のパスワードを入力して怒られました(^_^:)
13日 21:00 現在、GNOME 版 と、KDE の最小構成版である MiniMe 版 が先行リリースされています。その他の版も追って順次リリースされて行くものと思われます。日本国内の jaist と riken のサーバでも、上記の2つの版は既にミラー済みとなっています。
で、取り敢えず GNOME 版の方を VMware Player 3.0.1 上でインストール作業を行ってみました。
インストール後に addlocale を用いて日本語化、コントロールセンター経由で日本語入力メソッドの設定、までは順調に来ましたが、肝心の日本語入力が行えません。orz
最初、~/.bash_profile に
# [added_by_addlocale]
以下の記述が在ったので、「これが原因だ!」と思ってそれらの行をざっくりと削除して再ログインしました。
しかし相変わらず日本語入力は出来ません。システムモニタで確認すると、scim のプロセス自体が起動していない状態。システム再起動しても状態変わらず。/etc/sysconfig/i18n の記述内容は問題は無いし、なんでやねん? どうも言語設定は反映してくれているのに、日本語入力メソッドの設定は反映されていない風味。
結局、~/.bash_profile に下記を記述することで日本語入力を行える様にしました。(scim-bridge の場合)
export XIM=SCIM export XIM_PROGRAM="scim -d" export XMODIFIERS="@im=SCIM" export GTK_IM_MODULE=scim-bridge export QT_IM_MODULE=scim-bridge
uim の場合は下記。
export XIM=uim export XIM_PROGRAM=uim-xim export XMODIFIERS="@im=uim" export GTK_IM_MODULE=uim export QT_IM_MODULE=xim
うーむ、それにしても、もしもこの現象が VMware Player 上での特異な例、或いは GNOME 版だけでの問題ということでは無くて他の実環境上でも起きるということであるのならば、拙作の setime の動作も大幅に変更する必要が出てくるなぁ...
上で書いた日本語入力の問題ですが、今、MiniME も VMware Player 上でインストールを行ってみたのですが、こちらではその様な問題は出ませんでした。
addlocale 実行後にコントロールセンター経由でインプットメソッドの選択を行い、~/.bash_prrofile に addlocale が追記した# [added_by_addlocale]以下の行を削除することで日本語入力が行えました。
2010 のリリースに向けた措置なのかどうか判りませんが、ibiblio.org を始めとした各サーバから、PCLinuxOS の ISO イメージが削除されていますね。2010 beta だけではなく、2009 も削除されています。4月12日 12:00 現在で残っているのは、openbox 版の 2010 beta の ISO イメージだけです。
ただし、旧いファイルを残したままミラーしている riken のサーバだけは、現在も 2010 beta 等の ISO イメージが存在します。2010 のリリースも近いのではないかとは思われますが、それまでにどうしても PCLinuxOS をインストールしたいという方は、現時点では、riken のサーバからダウンロードするしかない様です。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
wine はソースの更新です。
lha は、バージョンを 1.14i-ac20050924p1 へ更新するとともに、Windows 上で作成された lzh ファイル内の日本語を含むファイル名が文字化けする問題を回避する為のパッチを当てています。
また、公式パッケージが来た為、pclos2010/nora セクションから下記を削除しました。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
anthy は UTUMI さんのソースコードを 20100403 版に更新しています。
unzip の方は、Ubuntu-ja から日本語ファイル名対応パッチを、Fedora からその他の10件のパッチを拝借してきて適用しています。
日本語ファイル名対応パッチについて。
Windows 上で作成された zip ファイルで、アーカイブ内のファイル名に日本語が使われている場合、オリジナルの unzip では シフトJIS に対応していない為に、Linux 上では文字化けを起こしてしまいますが、このパッチを当てることによって正常に表示される様になります。file-roller と ark でも文字化けせずに表示されます。
但し、システムに p7zip パッケージがインストールされている環境では、このパッチを適用した unzip を使用していても文字化けが発生します。これはシステムに unzip と p7zip の両方が存在した場合には、p7zip が優先して使用されることによるものです。
PCLinuxOS 用に、シフトJIS 日本語ファイル名対応を行ったパッケージを作りました。例によって、野良リポジトリ経由でインストールできます。
このパッケージではシフトJIS日本語ファイル名対応の為に、Ubuntu Japanese Team が提供しているソースファイルを使用してビルドしています。
Windows 上で作成された zip ファイルで、アーカイブ内のファイル名に日本語が使われている場合、PCLinuxOS 公式の unzip では シフトJIS に対応していない為に、Linux 上ではファイル名が文字化けを起こしてしまいます。
しかし、シフトJIS日本語ファイル名対応を行うことによって、Linux 上でもそれらのファイル名を正常に表示することが出来る様になります。file-roller と ark でも文字化けせずに表示されます。
但し、システムに p7zip パッケージがインストールされている環境では、シフトJIS日本語ファイル名対応を行った unzip を使用していても file-roller で文字化けが発生します。これはシステムに unzip と p7zip の両方が存在した場合には、p7zip が優先して使用される仕様によるものです。
6.0-1.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。また、p7zip がインストールされている環境で unzip が優先使用されない問題に対応した file-roller-2.32.2-1.1nora11 も同時に投入しました。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
ソースの更新です。
やっぱり重いなぁ…
「あり余る CPU パワーでゴリ押しする」ということを前提としているとしか思えない様な重さ、と言うと言い過ぎになるか…
それに比べると GNOME 2.30.0 の方は明らかに KDE 4.4.2 より軽快だよなぁ…
ずっと KDE 派で来たけれど、本気で GNOME に逃げたくなってきたよ、ママん orz
pclos2010/nora-test セクションから下記を削除しました。
PCLinuxOS 2010 Beta2 には、KDE 4.4.2 に続いて GNOME 2.30.0 関係も来ていますが、それらと一緒に webkit-1.1.90 も来ました。そこで心配になるのが日本語環境でのコントロールセンターの起動ですが、このバージョンでは無事に起動することができました。
よって、「日本語環境でコントロールセンターが起動できない」という問題への回避策として置いていた拙作の webkit-1.1.18-0.2nora10 パッケージは、その役目を終えたと判断し削除しました。
pclos2010/nora セクションに下記を put しました。
pclos2010/nora-test セクションに下記を put しました。
setime は、現在使っている入力メソッドについての情報を取得できない場合があったのを修正しています。
kdelibs4 は、「Kate/KWrite で日本語入力ができない問題」に対応する為のパッチを当ててビルドしたものです。
PCLinuxOS 2010 Beta2 に KDE 4.4.2 が来たので、早々アップグレードしてみました。
しかし、こちらの記事で 4.4.2 では修正されているだろう
と書いた「Kate/KWrite で日本語が入力出来ない問題 (Bug 222620)」は、修正されていませんでした。orz
4.4.2 のコードフリーズまでにパッチの提出が間に合わなかったのかなぁ? 4.4.2 での修正を期待していただけに、とても残念です。
pclos2010/i586/nora セクションに下記を put しました。
uim は、skk 関係のファイルを uim-skk というサブパッケージに分離しました。その他、依存関係や Obsoletes の見直し、不要なファイルの削除、なども行っています。
setime は、root 権限で実行している際の動作について微修正を行っています。
gksu 及び libgksu は、gksu 実行時の画面表示を日本語化する為の修正を加えたものです。
gksu ではソース自体には日本語ロケールが含まれていましたが、公式パッケージではロケールの make が正常に出来ていなかったのでこれを修正しています。libgksu の方はソースに日本語ロケールが含まれていない為、 Vine Linux から日本語ロケール関係のファイルを拝借してきてビルドしています。
その結果、こうなりました。
↓ ↓ ↓
※ まあね、英語表示のままでも使用上大きな問題ではないですし、KDE 環境だとこの画面に遭遇すること自体が少ないのですが、以前からちょっとばかり気になっていたもので、手を入れてみましたです。(^_^;)
pclos/nora-test セクションに下記を put しました。
2010 の方は正式リリースまではもう暫く時間が掛かりそうなので、従来の環境向けに Firefox 3.6.2 をパッケージしました。とは言っても今回のは超手抜きのパッケージで、Mozilla の公式リリース版をそのまま使っています。
つまり、/usr/lib/firefox-3.6.2 ディレクトリ下に Mozilla 公式版を解凍・配置しただけで、後はメニューへの登録と、プラグインを正確に認識出来るように firefox の起動用スクリプトにちょっと手を入れているだけです(汗
pclos2010/i586/nora セクションに下記を put しました。
fonts-ttf-japanese と sylpheed はソースの更新です。
gnome-mplayer は、snapshot の rev.1674 を用いてビルドしたものです。
この件、Beta 1 の時点で確認されていた問題で、「Beta 2 で修正される予定」という話をフォーラムで見掛けた様な気がしたのですが、少なくとも Athlon X2 な私の環境では、Beta 2 でも依然としてCPUクロックの変動は無効のままで、常時最大周波数で動作しています。
原因は「必要なカーネルモジュールが読み込まれていない」ということであるのは判っているので、/etc/modprobe.preload に Athlon X2 に必要なカーネルモジュールの名前である「powernow-k8」を追記して再起動することで、CPUクロックの変動を有効にすることが出来ました。
ちなみにモジュール名は、
/lib/modules/カーネルバージョン/kernel/arch/x86/kernel/cpu/cpufreq/
で確認出来ます。
原因はパラレルポート用のドライバが読み込まれていない為。
よって、/etc/modprobe.preload に「lp」を追記して解決。
ま、最近のパソコンではパラレルポート自体が存在しないものが多くなっているので、デフォルトではパラレルポート用のドライバを読み込まない仕様になっているのは止むを得ないことなんでしょうね。
pclos2010/i586/nora-test セクションに下記を put しました。
KDE 4.4 の Kate/KWrite で日本語入力が出来ない問題 を回避する為に、Bug 222620 の Comment #4 で提示されたパッチを当ててビルドしたものです。
意外と短い間隔で beta 2 が来ましたね。それと、Gnome, XFCE, PCLXDE の各版と、Gnome の最小構成版の Zen Mini の beta 1 も来ています。
beta 2 では beta 1 で見付かった不具合の修正や、kernel, Qt4, Amarok 等々のアップデートが行われています。
beta 1 では 「デスクトップを設定 (systemsettings)」内に 「PCLinuxOS コントロールセンター」 の各項目も表示されていたのですが、beta 2 ではそれが一時的に削除されています。将来的にはこの部分を別パッケージ化する意向の様です。
そのコントロールセンターですが、こちらの記事の「余録」で書いたのと同様に beta 2 でも、英語環境では起動していたコントロールセンターが日本語ロケール化後には起動出来なくなりました。
PCLinuxOS の開発陣の中には日本語を使える人は居ないでしょうから、この問題には恐らく未だ気が付いていないのではないかと思われます。英語の堪能な方、公式フォーラムの PCLinuxOS 2010 板 に報告してみませんか? < 激しく他力本願 (汗)
/etc/apt/sources.list には、下記の1行のみを追記するだけで OK となりました。
rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/i586 nora nora-test
特定の環境向けやテスト用のパッケージを置いている nora-test セクションを利用しない場合には、行末尾の nora-test は記述する必要はありません。
なお、今まで同時に追記するように案内していた下記の行は追記する必要は無くなりましたので、/etc/apt/sources.list から削除してください。(削除していない場合には、野良リポジトリの読み込み時にエラーとなります)
rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/noarch nora
以上、よろしくお願い致します。m(_ _)m
setime は、スクリプト内の typo を修正しています。
ibus-anthy はソースの更新です。
私は さくらのレンタルサーバ の「ライト」を使っているので、今までの 500MB から 1GB へとディスク容量が倍増になります。これで「空き容量不足で旧来の野良リポジトリを削除しなければならい」という事態は避けることが出来そうです。良かった(^_^)
2ちゃんねるの PCLinuxOS Part2 スレで以下の書き込みを発見。
625 名前:login:Penguin [sage]: 2010/03/10(水) 23:16:20 ID:/4eBIL0g virtualboxにインストールして公式リポジトリだけ add localeしたあとscimやanthy全削除してあらためて anthy (9100h-11.20091030.1pclos2010) fonts-ttf-freefont (20090104-10pclos2009) libanthy0 (9100h-11.20091030.1pclos2010) libgd2 (2.0.35-3pclos2010) libm17n-lib0 (1.5.5-1pclos2010) libotf0 (0.9.10-2pclos2010) libpanel-applet-2_2 (2.28.0-6pclos2010) libuim1 (1.2.1-3pclos2007)* m17n-db (1.5.5-1pclos2010) m17n-lib (1.5.5-1pclos2010) uim (1.2.1-3pclos2007)* uim-gtk (1.2.1-3pclos2007)* uim-qt (1.2.1-3pclos2007)* uim-qtimmodule (1.2.1-3pclos2007)* をインストール(*にほかのがついてきた)そしてPCC起動しないので /etc/sysconfig/i18n に GTK_IM_MODULE=uim QT_IM_MODULE=uim XIM_PROGRAM="uim-xim" XMODIFIERS=@im=uim XIM=uim を書き加えlogout login で日本語入力できるんだが 誰か検証お願い
GTK アプリへの日本語入力ならともかく、Qt3 アプリを対象とした uim-qtimmodule を用いて Qt4 アプリへの日本語入力が行えたという話がにわかには信じ難く、検証を行ってみました。(2ちゃんねるの規制に巻き込まれてあちらへレス出来ないので、ここで代わりにエントリを起こします)
検証は VMware Player 3.0.1 上で行いました。手順は以下の通り。
2010 beta 1 をインストール
↓
リポジトリを日本国内のサーバに変更
↓
Synaptic からアップデートをかける。ちなみに 2010 beta 1 リリース後にも、Qt4 の 4.6.2 へのアップデート、それに伴う KDE 4.4.1 のアップデート、カーネルの 2.6.32.9 へのアップデート等々が行われていて、総計で 300MB 近いアップデートになります。
↓
システムをリブート
↓
addlocale を実行して日本語化
↓
再ログイン
↓
draklocale を実行し、日本語入力メソッドに uim を指定。
↓
再ログイン
↓
leafpad, kwrite, konqueror で日本語入力が行えるかを検証。
結果、625さんの書き込みの通り、全てで日本語入力が行えました。
GTK アプリである leafpad で日本語入力が行えることは当然として、KDE 4.4.1 の kwrite や konqueror で日本語入力が行えたことに少々驚きました。なぜなら、私は uim で Qt4/KDE4 アプリへ日本語入力を行う為には、--with-qt4 及び --with-qt4-immodule オプション付きでビルドした uim が必要だと思っていたからです。
うーん、これはどう考えれば良いのでしょうか?
Qt4 が Qt3 の上位互換(?)となっているので、本来は Qt3 向けの uim-qtimmodule を使っても Qt4 アプリ上で日本語入力が行える、ということなのでしょうか?
ただ、公式リポジトリの uim のバージョンは 1.2.1 とかなり旧いもので、KDE 4 用のパネルアプレットも用意されていませんし、Firefox での Flash Player 絡みの問題も有りますから、個人的にはお勧めしません。
ついでに scim-bridge の方も検証してみたところ、leafpad と konqueror で日本語入力が行えました。kwrite では例の「変換文字列の確定後に入力した文字列が消える」という現象が出ました。(これは KDE4.4 側のバグ)
それから、公式リポジトリの kasumi のバージョンは 2.0.1 と旧く、anthy 辞書の utf-8 化に対応していません。試しに幾つか単語を登録してみたところ、kasumi 上では登録した単語が文字化けしていました。
ということで、公式リポジトリの uim や scim を用いても一応は日本語入力が行えるということが確認できました。以前、「PCLinuxOS 2010 リリース間近!?」というエントリで、公式パッケージを使っている限り、「KDE 4 環境で日本語入力が出来ない」という日本人ユーザにとっては困った事態となる
と書いたのですが、これは訂正させて頂きます。m(_ _)m
私の実環境の 2010 beta 1 では「コントロールセンターが起動できない」という問題が発生して webkit を野良ビルドしてみたりしている訳ですが、今回の検証過程でこの件で気が付いたことがあります。それは、addlocale を実行する前の英語環境では、コントロールセンターは問題なく起動出来るということ、そして addlocale を実行して日本語ロケール化を行った後では起動できなくなっているということです。
コントロールセンターが起動できないというのは結構大きな問題なのに、公式フォーラムでは全く話題に上がっていないことが不思議だったのですが、英語環境で問題が発生していないのならそれも納得できます。
前回書いた KDE 4.4 の Kate/KWrite で日本語入力が出来ない問題の続報。
KDE Bug Tracking System に登録されているこの件に関する Bug 222620 ですが、FreeDesktop Bugzilla に登録されている uim に関する Bug 26265 から KDE Bug Tracking System 側へパッチが提示され、これが trunk に取り込まれ、さらに branch にも backport された模様で、Status が RESOLVED に変更されています。
また、Priority も今までの Normal から HI へと変更されています。従って次の KDE 4.4.2 では、恐らくはこの問題が修正されているものと思われます。
ちなみに手元の PCLOS 2010 beta 1 で kdelibs4 にこのパッチを当ててビルドしてみたところ、scim, uim, ibus 全てで日本語入力が行えることが確認できました。(uim の場合は、QT_IM_MODULE=uim の設定で大丈夫でした)
※ PCLOS の公式リポジトリに在る kdelibs4 のソースパッケージは未だ 4.4.0 のものなので、止むを得ずこれを基にして 4.4.1 に上記のパッチを当ててビルドしました。kdelibs4 パッーケージは問題なくインストール出来たのですが、kdelibs4-devel パッケージの方が「解決不能な依存関係のエラー」でインストール出来ないというトラブルが出てしまいました。よって、野良リポジトリへの put は控えています。
早く 4.4.1 のソースパッケージを投げてくれ > texstar
昨日(3/7)と今日(3/8)に put した PCLinuxOS 2010 beta 1 向けの野良パッケージ一覧です。
ibus-anthy は 2009 向けのものからソースを更新してビルドしていますが、その他は 2009 向けのものを 2010 beta 1 上でリビルドしたものです。
コントロールセンターを起動できる様にする為に、2009 向けのものをリビルドしたものです。ただ、コントロールセンターが起動できない問題が全ての 2010 beta 1 環境で発生するのかどうか現時点では確認できないので、nora-test セクションに置いています。
フォント関係のパッケージは、2009 向けのものをそのまま put しています。
convmv はリビルドしています。
setime は、uim で Kate/KWrite に日本語入力出来るようにする為に、QT_IM_MODULE=xim へと設定を変更してあります。
今回も 2010 beta 1 で気が付いたことなどをつらつらと。
日本語ローカライズしても KDE のメニューが英語表記のままな問題は、今日来た desktop-common-data パッケージのアップデートで修正されました。
コントロールセンターが起動できない問題ですが、以前に同じ問題が起きた時に野良ビルドした webkit を 2010 beta 1 の環境でリビルドしてインストールしてみたところ、無事にコントロールセンターが起動できる様になりました。
このリビルドしたパッケージを、野良リポジトリの pclos2010/i586/nora-test セクションに put しました。
私の環境では、2010 beta 1 で lm_sensors による ファン回転数・電圧・マザーボード温度 のデータが取得できなくなりました。調べてみたところ、lm_sensors のサイトに下記のようなFAQがありました。
この FAQ を参考にして起動時のカーネルオプションに acpi_enforce_resources=lax を追記してみたところ、ファン回転数・電圧・マザーボード温度 のデータを取得できる様になりました。(但しこの方法によるデータの取得は、上記の FAQ では「might be dangerous」と書かれています)
私の環境では Dolphin の動作がやけに鈍重で、以前の KDE 4.3.4 のものと比べても明らかに重く遅くなってしまっていて、正直、「これは使えんなぁ」と思いました。
ところが、システム設定(systemsettings) の [外観] → [スタイル] の「詳細設定」タブに在る Graphical effects という設定を 「低解像度のディスプレイと低速 CPU」に変更してみたところ、Dolphin の重さがかなり改善されました。(それでも「軽快」とまでは行かないですが)
日本国内のミラーサーバにも出回り始めましたね。
まだそれほど使っていませんが、以下にちょっと気が付いた部分などを少々。
KDEのメニュー等、KDE関係で日本語化が不完全な部分が見受けられます。KDE関係の「何か」のパッケージを再インストールすれば正常になりそうな気もしますが。。。
OpenOffice は従来と同様に初期状態ではインストールされていません。メニューの Office → Get OpenOffice を実行することでインストールされます。なおこの際、野良リポジトリを有効にしているとエラー表示が出て実行できません。Get OpenOffice を実行する際には、事前に野良リポジトリを無効化しておいてください。
Kate を使う為には、kdesdk4 パッケージをインストールする必要があります。
KDEのタスクバーの仕様が 4.3 とは少々変わっていますね。なんかより一層 Windows 7 的になったと言うか。。。
PCLinuxOS コントロールセンター が起動しません。
# drakconf "/usr/bin/drakmenustyle" is not executable [Menus] at /usr/sbin/drakconf.real line 822. "/usr/sbin/drakvirt" is not executable [Virtualization] at /usr/sbin/drakconf.real line 822. "/usr/sbin/drakguard" is not executable [Parental Controls] at /usr/sbin/drakconf.real line 822. SEGV standalone::bug_handler() called from /usr/lib/libDrakX/standalone.pm:220 standalone::__ANON__() called from /usr/lib/libDrakX/mygtk2.pm:1436 (eval)() called from /usr/lib/libDrakX/mygtk2.pm:1436 mygtk2::flush() called from /usr/lib/libDrakX/ugtk2.pm:57 ugtk2::gtkflush() called from /usr/sbin/drakconf.real:1079
以前と同じ症状。原因も同じかな?
ただし、systemsettings に コントロールセンター内の各項目が取り込まれているので、実用上は問題無いと思われます。
ミラー元の distro.ibiblio.org に put されていますが、順次日本国内のミラーサーバにも回って来るものと思われます。
で、取りあえず入れてみました。
インストール作業は従来のバージョンと大差はありません。ただ、私の環境固有の問題かと思われますが、grub のインストールの場面でえらく時間がかかりました。「フリーズしたか?」と思った位です。
以下、私が行ったインストール後の日本語化までの作業。
リポジトリを日本国内のものに変更。 ↓ Add Locale 実行。Add Locale は、メニューの More Applications → Configuration 下に在ります。 ↓ 再ログイン ↓ 日本語入力関係の野良パッケージをインストール ↓ setime を用いて日本語入力メソッド選択設定 ↓ 再ログイン
「PCLinuxOS 2010 リリース間近!?」で書いた様に、公式パッケージの scim や uim は 2007 の時のままの放置プレイ状態なので、KDE が 4.4.1 となった 2010 では、公式パッケージのみでは日本語入力は全く行えません。
また、拙作の野良パッケージを用いても、「KDE 4.4 での日本語入力」で書いた通り、scim では Kate/KWrite への日本語入力は不可能となっています。uim でも、QT_IM_MODULE=xim に設定しないと Kate/KWrite への日本語入力が行えません。
従来のものとは別に、2010 用に新たにリポジトリを作りました。PCLinuxOS 2010 で野良リポジトリを利用するには、/etc/apt/sources.list に下記の 2行 1行 を追記してください。
rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/i586 nora nora-testrpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/noarch nora
ソースパッケージが必要な場合は、下記の 2行 1行 も追記してください。
rpm-src http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/i586 nora nora-testrpm-src http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/noarch nora
なお、青色で示した nora-test セクションには、特定の環境向けやテスト用のパッケージを置く予定です。これらのパッケージを使用しない場合には、nora-test の部分は記述する必要はありません。
今日の時点では、取りあえず日本語入力関係のパッケージを置いています。(順次、他のパッケージも置いていく予定です)
scim を使用する場合には、下記のパッケージを入れてください。
uim を使用する場合には、下記のパッケージを入れてください。
また、setime も入れてください。
scim を使用する場合には、setime scim を、uim を使用する場合には、setime uim を実行して再ログインすれば、日本語入力が行える様になっているはずです。
2010 に移行していない環境では、上記のリポジトリは使用しないでください。逆に 2010 環境の方は、従来のリポジトリは使用しないでください。「混ぜるな! 危険!」です。
なお、従来のリポジトリは 2010 の正式リリースまでは維持する予定ですが、レンタルサーバの空き容量の関係で、それまでに削除せざるを得ない状況に陥るかもしれません。その際はご了承ください。
公式リポジトリの uim や scim を用いても日本語入力が行えることが確認できました。お詫びし訂正いたします。
野良リポジトリの構成を変更した為、これを利用する際に /etc/apt/sources.list に追記が必要となるのは1行のみとなりました。
nora セクションに下記を put しました。
fonts-otf-japanese-ipafont-00302-2nora10 は、IPAフォント の新版の ver.003.02 です。
fonts-otf-japanese-ipaex-00101-2nora10 は、新規に公開された IPAexフォント ver.001.01 のパッケージです。
なお両方のパッケージ共、お昼頃に 1nora10 を put しましたが、その後に BuildRequires 及び Requires 関係で問題が見付かった為に、2nora10 を put し直しました。m(_ _)m
fonts-otf-japanese-takao-003.01.20100214.1-2nora10 も、BuildRequires 及び Requires 関係で問題が見付かった為に、これを修正したものです。m(_ _)m
追加で nora セクションに下記を put しました。ソースの更新です。
(2007.10.08 初出)
IPAフォント の PCLinuxOS 用のパッケージを作成してみました。ver.003.03 の IPAフォント と、ver.002.03 の UIゴシックフォント のパッケージを用意しています。
インストールは、野良ビルド用リポジトリ 経由でどうぞ。
なお、各フォントのインストール先ディレクトリは下記の通りです。
※ IPAモナーフォント の野良パッケージについてのエントリは、こちらに移動しました。
IPAフォント ver.003.03 のリリースに伴い、fonts-otf-japanese-ipafont-00303-1nora11 をビルドしました。
IPAフォント ver.003.02 のリリースに伴い、fonts-otf-japanese-ipafont-00302-2nora10 をビルドしました。
なお、ver.003.02 では拡張子が従来の .otf から .ttf へと変更されていますが、IPAフォントは、TrueTypeアウトラインベースのOpenTypeフォント
ということなので、パッケージ名もフォントのインストール先も従来通り OTF 扱いとしています。
fonts-otf-japanese-ipafont-00301-4nora09 と fonts-ttf-japanese-ipafont-uigothic-00203-1nora09 をビルドしました。今回の変更点については下記の通りです。
ver.003.01 についてはパッケージ名を下記の様に変更しました。
ver.002.03 についてはゴシック体と明朝体のパッケージを廃止し、ver.003.01 には存在しない UIゴシック体 のみを fonts-ttf-japanese-ipafont-uigothic-00203-1nora09 という新規パッケージとしました。
fonts-otf-ipafont-00301-3nora09 と fonts-ttf-ipafont-00203-5nora09 をビルドしました。
IPAフォント ver.002.03 と ver.003.01 のパッケージ構成を変更し、ゴシック体フォント、明朝体フォント、ドキュメント、の各サブパッケージに分割しました。さらに ver.002.03 については、UIゴシックフォント も単独のサブパッケージにしました。具体的には、下記の様なパッケージ構成に変更しました。
fonts-otf-ipafont と fonts-ttf-ipafont はメタパッケージとなっており、それぞれのバージョンの全てのサブパッケージのインストールを行います。ただし、両方のバージョンのメタパッケージを同時にインストールすることはできません。
fonts-otf-ipafont-doc と fonts-ttf-ipafont-doc は、それぞれのバージョンのライセンスを含んだドキュメント類を収めています。各フォントがインストールされる際には、このパッケージも必ずインストールされます。
fonts-otf-ipafont-gothic と fonts-ttf-ipafont-gothic はゴシック体のパッケージで、それぞれのバージョンの 等幅ゴシック体 と プロポーショナルゴシック体 を含んでいます。ただし、両方のバージョンを併用することはできません。
fonts-otf-ipafont-mincho と fonts-ttf-ipafont-mincho は明朝体のパッケージで、それぞれのバージョンの 等幅明朝体 と プロポーショナル明朝体 を含んでいます。ただし、両方のバージョンを併用することはできません。
fonts-ttf-ipafont-uigothic は、ver.002.03 の UIゴシック体 のみを含んでいます。このパッケージに関しては、ver.003.01 の ゴシック体パッケージ 及び 明朝体パッケージ との併用が可能です。つまり、『ver.003.01 の書体全て + ver.002.03 の UIゴシック体』 という構成が可能です。(fonts-otf-ipafont と fonts-ttf-ipafont-uigothic パッケージをインストール)
(2010.02.10 初出)
※ 現在の野良リポジトリでは、このパッケージは削除されています。
こちらの記事で書いた Takaoフォント の PCLinuxOS 用のパッケージを作りました。例によって野良リポジトリからインストール出来ます。
「Takaoフォント for PCLinuxOS」は、下記の4つのパッケージから成っています。
fonts-otf-japanese-takao はメタパッケージとなっていて、このパッケージをインストールすることで他の3つのパッケージのインストールが行われ、「Takaoフォント」の全ての書体及びドキュメント類がインストールされます。このメタパッケージを用いずに、ゴシック体のみ、又は、明朝体のみ、をインストールすることも可能です。
ゴシック体のみのインストールを行いたい場合には、fonts-otf-japanese-takao-gothic をインストールしてください。このパッケージでは、「Takaoフォント」のゴシック体2書体がインストールされます。
明朝体のみのインストールを行いたい場合には、fonts-otf-japanese-takao-mincho をインストールしてください。このパッケージでは、「Takaoフォント」の明朝体2書体がインストールされます。
また、fonts-otf-japanese-takao-doc には「Takaoフォント」のドキュメント類が含まれており、他のパッケージがインストールされる際には、この fonts-otf-japanese-takao-doc も必ず一緒にインストールされます。
なお、今回の Takaoフォント パッケージは、同じく野良リポジトリで配布している拙作の IPAフォント パッケージとの共存・併用が可能です。
003.01.20100214.1-2nora10 をビルドしました。
BuildRequires 及び Requires 関係で問題が見付かった為に、これを修正しています。
003.01.20100214.1-1nora10 をビルドしました。
IPA から IPAフォント の新版の ver.003.02 及び IPAexフォント という新しいフォントがリリースされました。
新規にリリースされた IPAexフォント については、下記の様に説明されています。
「IPA明朝・IPA P明朝」および「IPAゴシック・IPA Pゴシック」をそれぞれ一つのフォントに統合した「IPAex明朝」、「IPAexゴシック」を新規に開発しました。和文文字(仮名、約物 、漢字)は固定幅で、欧文文字は文字幅に合せた幅(変動幅)を基本としたドキュメント用日本語フォントの標準的な実装を行いました。
一方の IPAフォント ver.003.02 の方は、細かな修正や変更が加えられています。Linux/KDE ユーザとしては、先の Takaoフォント と同様にQtアプリ上での半角文字幅の問題が修正された点は嬉しいところかと思います。その他、ヒント情報が付加されたり、半角のアルファベットと数字の違いを判別し易くする様にキャラクタデザインが修正されたりという様な変更が加えられています。
nora セクションに下記を put しました。
今回のパッケージは、最新の環境でリビルドしたものです。
scim が依存している libdirectfb が 0.9.25.1 から 1.4.2 へアップグレードされた為に、依存関係のエラーが出て野良パッケージがインストール出来ない状態となっていました。(滝汗
Sylpheed 3.0.0 が正式リリースされたのに伴い、sylpheed-3.0.0-1nora10 を nora セクションに put しました。nora-test セクションに置いていた 3.0.0rc は削除しました。
尚、野良ビルドの sylpheed は公式パッケージとは違って、本体パッケージ側に日本語ロケールを含んでいます。従って日本語環境で使用する分には、sylpheed-i10n パッケージをインストールする必要はありません。
2010 が出そうで出ないので、取りあえず最近ビルドしたものを put しておきます。
nora セクションには以下を put しました。
nora-test セクションには以下を put しました。
fonts-otf-japanese-takao と wine および sylpheed はソースの更新です。
uim は、こちらのエントリで書いた Bug 24728 を修正する為のパッチを当ててビルドし直したものです。
それから、2010 リリース後の野良リポジトリについて。
本当は 2010 向けのリポジトリを新たに作るのがベストなのでしょうが、レンタルサーバの空き容量の関係も有って、現在のリポジトリをそのまま 2010 用として移行する予定にしています。従って 2010 リリース後に put されるパッケージは、2010 の環境向けという事になります。
なお、現在のリポジトリに在るパッケージは、その多くが 2010 でも動作するのではないかと考えています。
(2010.02.19 初出)
「KDE 4.4 とはどんなもんじゃらほい?」ということで、Mandriva 2010.0 (x86_64) を新規にインストールし、下記のブログを参考にして KDE 4.4 にアップグレードしてちょっと遊んでみようと思ったのですが…
アップグレードは問題なく完了して KDE 4.4 自体は快調に動作してはいるのですが、Kate/KWrite, Kmail, Konquerur 等の Qt4/KDE4 アプリ で日本語入力ができません。orz
IME 自体は動作していて日本語変換モードへも入れるのですが、変換後に未確定文字列を確定した瞬間にそれまで入力した文字列がきれいさっぱり消えてしまいます。scim-bridge と ibus のどちらを使っても同じです。uim の場合は微妙に動きが異なりますが、結果的に入力した文字列が消えてしまうという点では同じです。
scim-bridge, ibus-qt4, uim のリビルドも行ってみましたが、症状に変化はありませんでした。但し、Firefox, Sylpheed, gedit 等の GTK アプリ上では全く正常に日本語入力が行えます。
KDE 4.4 へアップグレードする前の 4.3.2 上の Kwrite では問題なく日本語入力ができたことを確認していますので、KDE 4.4 で Qt が 4.6 系へアップグレードされたことがこの問題と何か関係しているのでしょうかね?
何にしても私のスキルでは原因を突き止めるなどということは到底無理なので、取りあえずQT_IM_MODULE=ximに設定してみて問題を回避できないか試してみました。結果、scim-bridge と ibus では状況に変化はありませんでしたが、uim では正常に日本語入力ができる様になりました。
ただ、Mandriva でこの問題が起きたということは、近々リリース予定の PCLinuxOS 2010 でも同じ問題が起きる可能性があるわけで… 何かイヤな予感がするなぁ…
KDE Bug Tracking System に登録されている下記のバグが該当するみたい。
初出時に Kmail や Konquerur でも日本語入力ができないと書きましたが、コメント欄でのご指摘を受けて再度確認してみたところ、これらのアプリでは日本語入力が正常にできました。従って現状で日本語入力が出来ないと私が確認できているのは、Kate/KWrite となります。
私の確認不足で余計な不安を煽る様な記述となってしまったことをお詫び致します。m(_ _)m
なお、問題が起きるのがテキストエディタの Kate/KWrite だけであるということならば、これらの代わりに gedit や leafpad を使用することで取り敢えずは問題を回避するという選択枝も出てきます。
(2009.11.23 初出)
1.5.6 からの変更点については下記を参照。
1.5.7 では、uim + Firefox + Flash Player の組み合わせで Firefox がランダムにクラッシュする、という問題に対する修正が入っています。
このクラッシュの問題については私も以前から遭遇していて、nspluginwrapper を用いることでこれを回避してきました。今回の 1.5.7 で修正が入ったということで、nspluginwrapper を外してニコ動や YouTube を小一時間ほどウロウロとしてみましたが、今の所、クラッシュは発生していません。
1.5.7 では、KDE 4 向けのパネルアプレットが実装されました。但し、uim のパネルアプレット上のボタンをクリック(又は右クリック)した際に表示されるメニューが正常な位置に現れない、という問題が有ります。
ただ、上を読む限りではこれは uim のバグではない様で、「それは Qt4 側のバグだよーん、qt-4.6.0 で修正されるよーん」ということみたいです。ちなみに現時点での PCLOS の Qt4 のバージョンは 4.5.3 です。
上記の Bug 24728 ですが、どうやら Qt4 側の問題では無かった様で、既に昨年の12月にパッチが提供されてこのバグは修正済みとなっています(汗
PCLinuxOS で 1.5.7 にこのパッチを適用して試験的にビルドしてみたところ、正常な位置にメニューが表示される様になりました。野良リポジトリには、PCLinuxOS 2010 リリース後に Qt 4.6.0 環境でこのパッチを適用してリビルドしたものを put する予定です。
βやRCが有るのかどうか、はたまたいきなりリリース版が来るのかどうか判りませんが、漏れ伝わってきている PCLinuxOS 2010 に関する情報をちょこっと書いてみようかと。
まず 2010 に関しては、クリーンインストールが推奨される模様です。2009 からの変更点が多岐に渡る為、2009 からのアップグレードは避けるべきとの判断の様です。
リポジトリに関しても今回は 2010 用に新たなリポジトリが作られ、2007 と 2009 とで今まで使われてきたものとは別となっています。但し、一部のパッケージは 2007-2009 の時のものがそのまま移されていて、全てのパッケージが 2010 用にリビルドされている訳ではありません。
リリース時の kernel は 2.6.32.8 になる模様。デフォルトのファイルシステムは ext 4 となります。デフォルトのデスクトップ環境は KDE 4.4.0 になり、KDE 3.5 は完全に捨て去られます。Qt4 は 4.6.0 へ、koffice は 2.1.1 へアップグレードされます。その他、udev 150 、FIrefox 3.6 、Thunderbird 3.0.1 等が採用されています。
KDE 4 のメニューについても変更が加えられている模様です。PCLinuxOS の KDE のメニューは他のディストリビューションのそれと比べてトップレベルの項目数が少なくてとてもシンプルなものでしたが、その分、それぞれの項目の階層が深くなるという欠点も有りました。
その欠点を解消すべく、2010 では幾つかのサブメニューがトップレベルへ移動となる模様です。現在判明している移動となるサブメニューは、「その他のアプリケーション」下の「ゲーム」と、「マルチメディア」下の「グラフィック」と「動画」と「サウンド」の計4つです。
次に日本語入力関係。
anthy は 9100h へアップグレードされ、さらに UTUMIさんのパッチ の20091030版が適用されたものとなっています。恐らくは Mandriva のパッケージをそのままリビルドしたものと思われます。
問題は scim や uim の方で、どちらも 2007 リリース時のままの放置プレイで、Qt4/KDE4 用のサブパッケージも当然存在しません。もしもこのまま 2010 がリリースされてしまうと、公式パッケージを使っている限り、「KDE 4 環境で日本語入力が出来ない」という日本人ユーザにとっては困った事態となります。
ならば、「gnome や lxde 環境であれば日本語入力が出来るのでは?」と思われるかもしれません。恐らく現状のままの scim や uim でも、gnome や lxde 上では動作はするでしょう。
しかし、UTUMIさんのパッチが適用された anthy は辞書が UTF-8 化されており、scim や uim もこれに対応したものが求められるのですが、現時点での公式パッケージは当然のことながらこれに未対応です。
もしも現時点でのパッケージのままで 2010 がリリースされ、それらのパッケージをインストールした環境の gnome や lxde 上で日本語入力を行った場合、辞書関係で文字化け等のトラブルが発生することは必至と思われます。リリースまでに scim や uim がアップグレードされれば良いのですが…
公式リポジトリの uim や scim を用いても日本語入力が行えることが確認できました。お詫びし訂正いたします。
Takaoフォント は IPAフォント の派生版で、コミュニティによるフォントのバグ修正と改善の可能性を確保すること
を目的として開発されているそうです。
現在、ver.003.01.20100207.1 が公開されていて、付属の README.ja によれば、オリジナルの IPAフォント ver.003.01 との違いは下記の通りです。
* 各フォントの名称に含まれる「IPA」を「Takao」に変更(IPAフォントライ センスv1.0第3条1項(4)の条件を満たすため) * postテーブルのisFixedPitchを1から0に変更(Qtアプリケーションなどで IPAフォントを使用した際、半角文字が全角幅となる問題を解決するため) * postテーブルのunderlinePositionを-20に変更(scim-anthyなどによる日本 語入力に使用した際、未確定文字列に下線が表示されない問題を解決する ため) * nameテーブルにTakaoフォント・プロジェクトのURLを追加 * nameテーブルにTakaoフォントの著作権表記を追加
2つ目の「Qtアプリにおける半角文字幅の問題」が修正されたことは朗報だと思います。今まではこの問題が在った為に KDE4 アプリで IPAフォント を使うことを私は避けてきたのですが、これからは Takaoフォント を使用することで問題は無くなりました。
参考に、KDE 4.3.4 の Kate で Takaoゴシック と IPAゴシック で同じ文章を同じフォントサイズで表示した場合の違いを下に貼っておきます。
nora セクションに以下を put しました。
2.6.0 のリリース版です。nora-test セクションに今まで置いていた rc 版は削除しました。
nora セクションに以下を put しました。
どちらもソースの更新です。
追加で nora セクションに以下も put しました。
こちらも同じくソースの更新です。
(2007.10.17 初出)
Project Vine が開発を行っている VLゴシックフォント の PCLinuxOS 用パッケージを作成したので置いておきます。野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
20110414版に更新し、野良リポジトリに投入しました。
20101218版へ更新しました。
20100416 版に更新し、2010 用の野良リポジトリへ put しました。
パッケージ名を下記の様に変更しました。
nora セクションに以下を put しました。
nora-test セクションに以下を put しました。
どちらもソースの更新です。
nora セクションに以下を put しました。
どちらもソースの更新です。
(2009.04.05 初出)
source snapshot を使ってビルドしました。VDPAU を有効にしてビルドしています。なお MPlayer で VDPAU を利用する為には、180.06 180.37 以降の nVIDIA のドライバと、VDPAU がサポートしている GPU が必要です。
野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
Athlon X2 BE-2350, GeForce 8600GT, Driver-180.44 な私の環境での VDPAU の効果について。
あくまでも一例ですが、1280x720 H.264 な動画での CPU 使用率は、
VDPAU 使用せず: 45% - 50%
VDPAU 使用: 5% - 7%
となりました。
その他の動画の再生においても CPU 使用率が 1/3 - 1/9 程度に下がっており、動画再生時には VDPAU が CPU 負荷の低減に大きな効果があることを実感できました。(Flash Player が VDPAU に対応してくれないかなぁ…)
source snapshot を 2010-01-28 版に更新した 1.0-0.rc4.1.20100128nora10 をビルドしました。同時に、libvdpau も最新の 0.4 をビルドしました。
1.0-0.rc4.1.20091216nora10 をビルドしました。
公式リポジトリに 1.0-0.rc4.1pclos2010 が来ましたが、vdpau が有効になっていません。そこでsource snapshot の 2009-12-16 版を使用して vdpau を有効にしてビルドしました。
なお、vdpau を有効にしてビルドする場合には libvdpau が必要となりますが、現在の公式リポジトリの libvdpau-0.1 ではバージョンが旧い為か、コンパイル時にエラーとなります。従って今回のビルドに際しては、libvdpau もバージョンを最新の 0.3 に上げたものを野良ビルドして使用しており、こちらのパッケージも野良リポジトリに同時に put しています。
nora セクションに以下を put しました。
uim は Mandriva 2010.0 からパッチを1つ拝借してきて適用しています。また、Requires に setime を追加しています。
wine は最新のバージョンへの更新です。Mandriva 2010.0 のソースパッケージを基にしています。
一方、nora-test セクションには以下を put しました。
firefox は xulrunner192 に依存しない方法でビルドし直しました。これにより xulrunner192 は、野良リポジトリから削除しました。近い将来に公式リポジトリに xulruner-192 が来た場合、拙作の xulrunner192 とコンフリクトを起こす可能性がありますので、既に xulrunner192 をインストール済みの方は、お手数ですがこれを削除して頂きます様お願い致します。
sylpheed の方は 3.0.0 の beta7 をビルドしたものです。
nora-test セクションに下記を put しました。
xulrunner については、前回の時には公式パッケージの 1.9.1 をアップデートする形にしていましたが、この手法では、galeon の様に 1.9.1 に依存するパッケージが削除されてしまうという問題が起きていました。
そこで今回は、1.9.2 については xulrunner192 という新規の別パッケージとしてビルドしました。これで 1.9.1 に依存するパッケージとも共存出来るようになりました。(前回の xulrunner-1.9.2 は、今回の xulrunner192 のインストール時に削除されます)
firefox の方は、この新しい xulrunner192 を使用してリビルドしています。また、日本語ロケールを firefox パッケージに内包させています。この為、従来の firefox-ja パッケージは削除されます。
なお、前回の firefox-3.6-0.1nora10 及び xulrunner-1.9.2-0.1nora10 がインストールされた環境で今回のアップデートを行う場合、Synaptic の「全てアップグレード」経由で行うと firefox パッケージが「破損パッケージ」として扱われてエラーダイアログが表示される場合があります。この場合には、「インストール済(アップグレード可能)」から直接 firefox を選択してアップグレード指定を行ってください。
nora セクションに下記を put しました。
nora-test セクションに下記を put しました。
リリースが間近に迫ってきた Firefox 3.6 (コード名 Namoroka) ですが、私はしばらく前から常用していたりします。
で、Namoroka を使っていて微妙な違和感を覚えることが何度か有ったのですが、その違和感の原因がファイルを保存したり開いたりする時に表示されるファイル選択ダイアログのボタン配置にあることに、今頃になって気が付きました。
何はともあれ、下の2つのスクリーンショットを見比べてください。上が Firefox 3.5.7 で、下が Namoroka (20100118版) のものです。
そう、「保存」と「キャンセル」のボタン配置が逆になっているのです。
ちなみに gedit や sylpheed や jd 等でのファイル選択ダイアログでのボタン配置は、Firefox 3.5 と同じになっています。と言うか私の記憶が正しければ、GTK アプリのこのファイル選択ダイアログでは、以前からずっと「キャンセル」ボタンが左の配置だったはずです。それが Namoroka では逆になっているというのは、どういうことなのでしょうかね?
Namoroka が意図してこの様なボタン配置にしているのか、それともシステム側(GTK側)に原因があるのか、どちらなのかは私には判りませんが、多くのアプリで共通して使用される基本的なダイアログでの UI が特定のアプリの特定のバージョンで異なるというのは、私は好きではありません。
前回の記事では webkit をダウングレードするという些か後ろ向きな対策を行った訳ですが、今回はもうちょっと前向きに(?)ということで、PCC 用のパッチを当てた webkit-1.1.18 のパッケージをビルドしてみました。使用したパッチは、webkit-1.1.16-2pclos2010 で適用されていた PCC の為のパッチを webkit-1.1.18 向けに修正したものです。
(現在の公式パッケージは webkit-1.1.17 でビルドされていますが、WebKitGTK+ のサイトでは 1.1.18 が配布されていたので、野良ビルドでは 1.1.18 を使用しています)
ただ、今回の PCC が起動できないトラブルは一部のユーザの環境のみで発生している模様なので、従来の野良リポジトリの nora セクションにパッケージを put することは避け、新たに nora-test というセクションを作ってそちらに put しました。従って今回ビルドしたパッケージを使用される方は、/etc/apt/sources.list の野良リポジトリの行の末尾に nora-test を追記して頂く必要があります。
rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos nora nora-test
あるいは Synaptic から設定を行う場合には、[設定] → [リポジトリ] から野良リポジトリに nora-test セクションを追加してください。
こちらの記事で書いた PCLinuxOS コントロールセンター(以下 PCC と略記)が起動出来なくなっている件の続き。
少し調べてみたところ、昨年11月のトラブルの時と同じく、webkit のアップデートが原因であることが判明しました。昨年のクリスマスの時期に webkit-1.1.17-1pclos2010 がアップデートで来ましたが、これを旧版の webkit-1.1.16-2pclos2010 にダウングレードしたところ、PCC が起動する様になりました。
webkit-1.1.16-2pclos2010 で当てられていた PCC 用のパッチが webkit-1.1.17-1pclos2010 では当たっていない様な印象を受けるのですが、公式リポジトリには webkit-1.1.17-1pclos2010 のソースパッケージが何故か put されていないので確認出来ていません。
旧版は下記の riken のサーバに残っています。
具体的には下記の3つのパッケージをダウンロードしてきて、強制インストールしました。
# rpm -Uvh --force libwebkitgtk1.0_2-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm webkit-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm webkit1.0-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm
私の環境には libwebkitgtk1.0-devel もインストールしてあったのですが、こちらをダウングレードしようとすると libdirectfb-devel パッケージが絡んできて面倒なことになりそうだったので、事前に libwebkitgtk1.0-devel を削除してしまいました。
なお、webkit-gtklauncher, webkit-jsc, webkit1.0-webinspector の3つのパッケージも webkit のサブパッケージですので、これらをインストールしている環境では、依存関係からこちらもダウングレードする必要があるかもしれません。
それにしても、一部のユーザの環境だけでこの問題が発生しているのは何故なんだろうなぁ?
明けましておめでとうございます。
さてさて、PCLinuxOS では年明け早々から多数のアップデートが来ているわけですが、気が付くといつの間にやらコントロールセンターが起動出来なくなっていました。orz
下はコンソールから起動を試みた様子。起動時のスプラッシュスクリーンが一瞬表示されますが、コントロールセンターは起動してくれません。
# drakconf Xlib: extension "Generic Event Extension" missing on display ":0.0". Xlib: extension "Generic Event Extension" missing on display ":0.0". Xlib: extension "Generic Event Extension" missing on display ":0.0". Xlib: extension "Generic Event Extension" missing on display ":0.0". Xlib: extension "Generic Event Extension" missing on display ":0.0". Xlib: extension "Generic Event Extension" missing on display ":0.0". "/usr/sbin/rpmdrake" is not executable [Install Software] at /usr/sbin/drakconf.real line 782. "" is not executable [Mandriva Update] at /usr/sbin/drakconf.real line 782. "/usr/sbin/edit-urpm-sources.pl" is not executable [Software Media Manager] at /usr/sbin/drakconf.real line 782. "/usr/bin/drakmenustyle" is not executable [Menus] at /usr/sbin/drakconf.real line 782. "/usr/sbin/drakvirt" is not executable [Virtualization] at /usr/sbin/drakconf.real line 782. "/usr/sbin/drakguard" is not executable [Parental Controls] at /usr/sbin/drakconf.real line 782. SEGV standalone::bug_handler() called from /usr/lib/libDrakX/standalone.pm:221 standalone::__ANON__() called from /usr/lib/libDrakX/mygtk2.pm:1428 (eval)() called from /usr/lib/libDrakX/mygtk2.pm:1428 mygtk2::flush() called from /usr/lib/libDrakX/ugtk2.pm:57 ugtk2::gtkflush() called from /usr/sbin/drakconf.real:1027 GLib-WARNING **: g_main_context_prepare() called recursively from within a source's check() or prepare() member. at /usr/lib/libDrakX/mygtk2.pm line 1428. GLib-WARNING **: g_main_context_check() called recursively from within a source's check() or prepare() member. at /usr/lib/libDrakX/mygtk2.pm line 1428.
フォーラムにも同じトラブルの報告が上がっています。
あ、Texstar氏の環境では問題は出ていないみたいだなぁ。と言うことは、私の環境に問題が有るのか?
KDE 4 ではデスクトップ上の何もない所でマウスホイールをスクロールさせると、デスクトップが切り替わります。この機能は便利なのかもしれませんが、私的には「アプリ上でスクロールさせたつもりが実際にはマウスポインタの位置がずれていて、予期せずにデスクトップが切り替わる」という事が時々発生して、いささか使い難いと感じていました。(私がおっちょこちょいだということもありますが...)
しかし「システム設定」にこの機能を無効にする項目が見当たらないので、変更はできないのかもしれないと思って我慢していました。
ところがひょんなことから、この機能を無効にすることができました。以下、その手順。
デスクトップ上の何もない所で右クリック ↓ 「デスクトップの設定」をクリック ↓ 「外観」の「デスクトップのアクティビティ」の「タイプ」を「フォルダビュー」に変更
これでマウスホイールをスクロールさせてもデスクトップが切り替わらなくなりました。
当初の予定の2009年内リリースがほぼ絶望的な状況となってきた次期 Firefox の 3.6 (コード名: namoroka) ですが、これを PCLinuxOS 上で使用した場合、現行の Firefox 3.5 では認識できている Java プラグインを 3.6 では認識してくれません。( java-1.6.0-sun-plugin パッケージがインストールされていることが前提条件)
結論を先に言うと、3.6 でも認識できる様にする為には下記を実行します。
# cd /usr/lib/mozilla/plugins # rm -f libjavaplugin_oji.so # ln -s /usr/lib/jvm/jre/lib/i386/libnpjp2.so
libjavaplugin_oji.so を 3.6 が何故認識してくれないのかと言うと、3.6 からは Java プラグインを使用する為の API が変更されるからです。
技術情報
Firefox 3.6 以降では、Mozilla Foundation は OJI (Open Java 仮想マシンの統合) のサポートを廃止し、今後は、標準の NPAPI および NPRuntime インタフェースだけをサポートしていく予定です。
つまり、libjavaplugin_oji.so が 3.5 まで利用されてきた OJI 用であり、libnpjp2.so が 3.6 から利用されることになった NPAPI/NPRuntime 用ということであり、3.6 以降では、Firefox の plugins ディレクトリ下に libnpjp2.so が存在しないと Java プラグインを認識できないということになります。(3.5 は libnpjp2.so を認識することが可能)
ま、ここら辺は java のパッケージを作成する際のシンボリックリンクの張り方で簡単に解決出来る話なので、Firefox 3.6 が正式リリースされて PCLinuxOS でもパッケージが提供される様になる時には修正されている可能性が高いのではないかとは思います。ちなみに openSUSE 11.2 x64 の java-1_6_0-sun-plugin パッケージでは、既に libnpjp2.so を使う様になっています。
なお 3.6 からは、設定ダイアログの [コンテンツ] タブ内にある「Javaを有効にする」の項目が削除され、Java の ON/OFF の切り替えはアドオンマネージャ内の [プラグイン] タブを使用する様に UI が変更されています。
(2009.11.20 初出)
起動できなくなっているなぁ…
公式フォーラムにも同じトラブルの報告が上がっているので、そのうちに修正されるとは思われますが…
どうやら、webkit のアップグレードがトラブルの原因の模様です。
webkit は先日、1.1.15.1 から 1.1.15.3 へとアップグレードされましたが、webkit のサブパッケージである libwebkitgtk1.0_2 を 1.1.15.3 から 1.1.15.1 へダウングレードすると PCLinuxOS コントロールセンターが起動できることを、当方の環境で確認しました。
このトラブルへの応急的な対応策としては、libwebkitgtk1.0_2 のダウングレードを行うしかない様です。幸いなことに、旧バージョンの libwebkitgtk1.0_2-1.1.15.1 は riken のサーバにまだ残っています。
なお、libwebkitgtk1.0-devel パッケージもインストールしている環境の場合は、依存関係からこちらもダウングレードする必要があります。
webkit-1.1.16-1 が来たのでアップグレードしてみましたが、残念ながら PCLinuxOS コントロールセンターは起動出来ませんでした。止むを得ず 1.1.15.1 へ戻しました。
webkit-1.1.16-2 が来ました。このアップデートで無事に PCLinuxOS コントロールセンターが起動出来るようになりました。
gnome-2.28.1 関係のアップデートが来た辺りから、ちょっとおかしな事になっている模様です。
公式リポジトリのミラー元である distro.ibiblio.org の PCLOS のリポジトリでは gnome セクションの中身が空になっていて、gnome 関連のパッケージの内の幾つかが main セクションの方へ移動したりしています。また、相当数のパッケージがパッケージリストから抜け落ちていたりもしています。
しばらくはアップデートは控えて、落ち着くのを待った方が吉と思われます。
先程確認したところ、distro.ibiblio.org のリポジトリが更新されていて、正常な状態に戻った様です。日本国内のミラーには、一両日中にこのアップデートが行き渡るものと思われます。ただ、gnome セクションの中身は相変わらず空っぽで、従来は gnome セクションに振り分けられていたパッケージは main セクションに移動した模様です。公式リポジトリでは、gnome セクションはもう使わないということなのでしょうか?
さて、私の環境でこのアップデートをかけてみたのですが、Synaptic で「全てアップグレード」を行うと下図の様なエラーダイアログが出ました。
確認してみると、libgpm1 というマウスドライバ関係のパッケージが破損パッケージ扱いとなってしまっています。(他のユーザの環境にこのパッケージがデフォルトでインストールされているのかどうかは知りません)
破損パッケージが存在する状態では他のパッケージのアップデートも行えないので、Synaptic のメニューの [編集] → [破損パッケージの修復] を実行してみたところ、今度は下図のエラーが出ます。
仕方がないのでこのパッケージをアップデートの対象から外し、他のパッケージをアップデートしました。
で、問題の libgpm 関係のパッケージは現在はこんな状態になっています。
ここで libgpm1 をアップグレード指定すると、下記のダイアログが表示されました。なんか必要なものまで削除されてしまいそうなので、このパッケージに関しては様子見しようと思います。
コメントで教えて頂いた通り、libgpm-devel をインストール指定すると、libgpm2 と libgpm2-devel だけが削除されると共に libgpm1 がアップグレードされて上手く行きました。
どれも私の環境固有の問題だろうとは思うのですが、「KDE 3.5.10 に戻す」という後ろ向きな誘惑に抗うのに必死な私が居ます(苦笑
1. の Dolphin のスクロール速度についてはある程度予想はしていたのですが、やはり実際に常用するとなるとちょっと辛いです。ファイラの使用頻度が高い私としては、正直、ストレスが溜まりまくりです。仕方がないので Krusader に逃げてみたりしている(こちらのスクロールは快適)のですが、UI の違いに少々戸惑う場面が有ったり。慣れたらどうということはないのでしょうが...
2. の日本語入力のトラブルは、synaptic 等の root 権限を必要とするアプリを使用した後に稀に発生し、日本語入力が全く行えなくなります。この時システムモニタを見ると、図-1 の様になっています。(ログインユーザは tomcat)
[図-1]
root権限を必要とするアプリを既に閉じているにもかかわらず、scim 関係の root 側のプロセスが残ったままになっています。こうなってしまうとユーザ側での日本語入力が全く出来なくなってしまい、その上、再ログインしてもこの状態は解消されず、システムを再起動しなければならないという事態に陥ります。
ちなみに 図-2 が通常の時のもので、図-3 が root 権限を必要とするアプリを使用中の時のものです。本来ならば root 権限を必要とするアプリを全て閉じたら、図-3 から 図-2 の状態に戻るはずなのですが...
[図-2]
[図-3]
このトラブルのイヤらしい所は、稀に起きる点です。多分、トラブルが起きる何らかのトリガーが有ると思うのですが、私には見付けられそうにありません。_|~|○
そんな訳で、入力メソッドには uim を使用する様に変更しました。(元々 KDE 3.5.10 の環境では uim を使用していた)uim では上記の様なトラブルは全く発生していません。ただ、uim-1.5.6 には KDE4 向けのパネルアプレットが無いので、止むを得ず uim-toolbar-gtk を常駐させるという手段を取っています。
3. のログインやシャットダウンに掛かる時間というのは、それらのボタンをクリックしてから実際にデスクトップ画面が暗転してそれらの処理に入るまでの時間のことを指しています。長い時には30秒程度かかります。早い時には数秒程度なんですけれどね。このトラブルも常に発生するわけでは無くて、発生頻度としては3回に1回程度というところでしょうか。
ところで私の環境は task-gnome-minimal もインストールしてあって、gnome も一応使える様にしてあるのですが、gnome 2.28 側では上述の 2 と 3 のトラブルは発生していなかったりします。
gnome 2.28 の方が KDE 4.3.2 よりも軽快な印象を受けますし、そもそも自分が常用しているアプリを眺めてみると、KDE アプリよりも gtk アプリの方が多かったりします。そんなこともあって、「KDE に拘る必要あるの? gnome でええやん!」とか思ったりもしてみたり...
現時点では、PCLinuxOS 2009.2 をクリーンインストールした場合に、日本語化を行うタイミングによっては日本語入力が行えなくなるケースが有ります。
実際に VMware Player 上でテストしてみたのですが、 PCLinuxOS 2009.2 のインストール後に先にアップデートをかけてシステムを最新状態にし、その後に日本語化を行った場合には、scim や uim を使っての日本語入力が行えませんでした。システムモニターで見ると、そもそも scim や uim 自体が起動していません。色々と弄ってみましたが、私のスキルでは原因もその対処法も判りませんでした。orz
一方、 PCLinuxOS 2009.2 のインストール後に真っ先に日本語化を行ってからシステムのアップデートを行った場合には、何の問題も無く日本語入力が出来ました。
以上のことから現時点では、日本語化は PCLinuxOS 2009.2 のインストール完了後に一番最初に行うべきだと思われます。
コメントで、先にシステムのアップデートを行って日本語入力が出来なくなってしまった場合の対処法を教えて頂きました。ありがとうございます。
セキュリティアップデートですね。
現時点ではダウンロードのページのLinux版は未だ 9.1.2 のままなので、私はFTPサーバから直接落としてきました。
既存の環境への KDE 4.3.2 の導入方法ですが、その手順はフォーラムの下記の記事に書かれています。
記事中でも太字で書かれていますが、重要な注意点としては、『既存の KDE 3.5.10 環境は削除される』という点です。つまり PCLOS では、 「KDE 3 と KDE 4 の併用は不可」ということになります。また、次の PCLOS のリリース(2010.1 ?)からはデフォルトのデスクトップ環境が KDE 4 になり、KDE 3.5 のサポートは行われなくなる予定だそうです。
KDE 3.5.10 がリリースされてから既に1年以上が経過し、本家でも事実上 3.5 のサポートが終了している現状では、KDE 4 への移行を行うべき時が来ているのだろうと思います。(個人的には 3.5.10 の安定した環境は大好きなんですが...)
何はともあれ、サブ PC の PCLOS を KDE 4.3.2 環境にしてみました。KDE 4 がリリースされた当初に比べると 4.3.2 は「格段に良くなったなぁ」という印象です。私が使ってみた範囲では安定性も十分でした。
ただ、「KDE 4 アプリで IPAフォント を使った場合にその字間が異様に開く」という KDE 4 リリース当初からの問題はそのままでした。もっともこれは、KDE 4 に原因があるのか、IPAフォントに原因があるのか、それとも freetype 等の他の所に原因があるのか、私にはよく判りませんが...
この問題を回避する為に、Momonga Linux ではデフォルトの日本語フォントを IPAフォント と M+フォント の合成フォントである Meguri フォント にしていますね。
それからこれは私の環境固有の問題かもしれませんが、dolphin とコンカラでのスクロールが遅いです。マウスホイールの操作にスクロールが付いてこれていないという感じです。kate ではスムーズにスクロールしてくれるのですけどねぇ。これも原因が何処にあるのか私には判っていません。orz
日本語入力に関しては、拙作の scim-bridge-qt4 をインストールすることで scim 経由で行えています。
KDE-4.3.2 や新しい Toolchain (gcc-4.4.1/glibc-2.10.1)、そして gnome-2.28 と、"大物"が続々と投入されています。
新しい Toolchain を使ってビルドされたパッケージのリリースサフィックスは pclos2010 となっています。また、最新の状態にまでアップデートを行うと、起動時の Welcom 表示が「Welcom to PCLinuxOS 2010」と変わるので、ひょっとすると予定されていた 2009.3 のリリースはキャンセルして、年末にリリース予定の 2010.1 までこのまま行ってしまうつもりなのでしょうかね?
なおアップデートに関して、下記の様な注意喚起の記事が Texstar によってフォーラムに投稿されています。
アップデートは Synaptic を使ってくれ。
コマンドラインでの
apt-get update
apt-get upgrade
のコンビネーションは使うな!どうしてもコマンドラインからアップデートを行いたいのなら、
apt-get update
apt-get dist-upgrade
のコンビネーションを使え!
ということだそうです。
(2007.10.08 初出)
fonts-ttf-japanese-ipamona-20080427-1nora09 をビルドしました。インストールは 野良ビルド用リポジトリ 経由でどうぞ。
2009年9月24日、公式リポジトリに IPAモナーフォント が来ました。Mandriva のソースパッケージをリビルドしたものだと思われます。公式のパッケージ名は fonts-ttf-japanese-ipamona となっていますが、これは今までの拙作の野良パッケージの fonts-ttf-ipamona というパッケージ名とは異なります。その為、当方のパッケージ名を公式のものに合わせる様に変更してビルドしたのが今回のパッケージです。
また、フォントのインストール先ディレクトリも公式のものに合わせる為、従来の /usr/share/fonts/TTF/ipamona から /usr/share/fonts/TTF/japanese-ipamona へと変更しました。
なお、公式リポジトリのパッケージのバージョンは 20060712 となっていますが、これは IPAモナーフォント ver.1.0.5 のことであり、少々旧いバージョンです。拙作のパッケージは 20080427 (ver.1.0.8) となっています。
(2007.10.05 初出)
PCLinuxOS の kasumi のバージョンが 2.0.1 とちょっと旧めなので、最新版をビルドしました。野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
2010 beta 1 向けに 2.5-2nora10 をビルドしました。
2.5-1nora09 をビルドしました。
Anthy 辞書の UTF-8 化をサポートした 2.4-1nora07 をビルドしました。
拙作の anthy パッケージ をインストールされている環境では、このパッケージをご利用ください。
2.3 へ更新し再公開しました。今バージョンでは、anthy-9100 系使用時における「Anthy の個人辞書の文字化け等の問題」が解消されています。拙作の anthy パッケージ を使用される場合には、kasumi も必ずこのバージョンをご使用ください。
文字化け等の問題が確認されましたので、公開を停止致しました。既存の Anthy の個人辞書を壊す可能性がありますので、既にインストール済みの方はシステムからの削除をお願い致します。
ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません。
(2009.03.15 初出)
野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
1.1.39-0.1nora10 をビルドしました。
1.1.26-1nora09 をビルドしました。
1.1.25-1nora09 をビルドしました。
VMware Player 上でインストールを行ってみました。2009.1 との違いなど、気付いた点などをつらつらと書いてみます。
起動時の背景やデスクトップの壁紙が 2009.1 のちょっとドギツイ感じの色使いのものから爽やかな色合いのテーマに変更されています。ちなみにこの爽やかな色合いの新しいテーマは Blue Caress という名前で、従来からのユーザも task-bluecaress-theme パッケージをインストールすれば使えます。
2009.2 では 2009.1 とは違って、riken, kddlabs, jaist という日本国内のミラーサーバがリポジトリのリスト (/etc/apt/sources.list) に初めから入っています。インストール完了後、日本語化の作業を行う前に、デフォルトのリポジトリから日本国内のものに変更しておくのが吉。
2009.2 では、初期状態では OpenOffice はインストールされていません。OpenOffice を使う為には、インターネット経由によるインストール作業が必要となります。
日本語化は、デスクトップ上の Utilities を開いて、Add-Locale を実行することで行えます。(但し、完全とは言い難い)
Utilities 内の Add-Locale が実行できない場合には、メニューから
System => Configuration => Add Locale
で実行できるか試してみてください。それでもダメな場合には、コンソールを起動して直接 addlocale コマンドを叩いてください。
Add-Locale による日本語化作業の途中で下図のようなダイアログが表示され、ローカライズされた OpenOffice も一緒にインストールするかどうか聞いてきます。[Cancel] を選択すれば OpenOffice はここではインストールされません。
OpenOffice 関連のパッケージは今年の4月に 別リポジトリに分離 されたのですが、恐らくは本家のリポジトリのディレクトリ構造のせいで、日本のミラーサーバ群には OpenOffice 関連の最新パッケージが全くミラーされていません。
従って、上のダイアログで [OK] を選択した場合、OpenOffice 関連のパッケージの読み込みは必然的に海外のサーバからになるのですが、その転送速度はお世辞にも速いとは言えません。ここで OpenOffice をインストールすることを選択した場合、それだけで30分程度は余分に時間が掛かることを覚悟してください。
日本語化作業を早く済ませたい場合には、OpenOffice のインストールは後回しにすることをお勧めします。(後からインストールする場合には、Utilities 内の install-OpenOffice を実行します)
Add-Locale による日本語化の作業終了後、再ログインが行われますが、日本語の部分が「豆腐」になってしまっています。
これは、fonts-ttf-japanese パッケージがインストールされていない為です。2009.1 での日本語化では、このフォントパッケージはちゃんとインストールされていたのですが、2009.2 での Add-Locale による日本語化では何故かインストールされません。orz
取りあえずそのままログインして、fonts-ttf-japanese パッケージをインストールし、再度ログインし直してください。それで日本語が表示できる様になっているはずです。
次に日本語入力関係。Add-Locale による日本語化では、2009.1 の時 とは異なって、anthy や scim 関係のパッケージもインストールされます。しかし下記のパッケージがインストールされていません。なので、これらのパッケージを自分でインストールします。
次に、入力メソッドの設定。Add-Locale によって anthy や scim 関係のパッケージがインストールされているにもかかわらず、入力メソッドの設定は「なし」のままで放置されています。
PCLinuxOS コントロールセンター の「システム」 の「システムの言語を設定」を実行し、使用する言語に Japanese を選択して次に進むと、国を選択する画面になります。
日本を選択後、左下の[詳細]をクリックすると入力メソッドの選択ダイアログが表示されるので、SCIM-BRIDGE を選択し、[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。その後、[次] に進んで設定を終えます。その際、2009.1 の時と同様に『scim-tomoeパッケージをインストールできません』という警告が表示されますが、これは無視してかまいません。その後、再ログインすることで、日本語入力が出来るようになっているはずです。
私の環境では、5月に書いた Flash Player 絡みで Firefox 3.5 がクラッシュする問題 が 3.5 の正式リリース版でも発生しています。orz
クラッシュする頻度は以前よりも半分程度に減った様には感じますが、それでも不意にクラッシュすることには変わりはないわけです。これでは怖くて使えないので、やはり nspluginwrapper を使うことにしました。nspluginwrapper を噛ますと、何故か本当に安定するんですよね。
6月末に 2009.2 というのが出ていて、PCLinuxOS の公式サイトのトップページに、『PCLinuxOS Quarterly ISO updates available. 』という 2009.2 に関する記事が掲載されています。
2009.2 は 2009.1 に6月末時点までのアップデートを全て適用したもので、言わばスナップショット的なものの様です。現時点で 2009.1 を使ってインストールを行った場合、420個以上ものパッケージをアップデートする必要がありますが、2009.2 を使えばその手間が省けるというわけです。
上記記事では quarterly という単語が強調表示されており、今後は四半期毎にこの様な ISO イメージをリリースする予定みたいです。また、同記事では今後のアップデートの予定について、下記の様に述べられています。
Add KDE 4 packages to repository.
Mklivecd to get a makeover.
Kernel update to latest version to build with our existing toolchain.
2009.3 iso release featuring KDE4 and updated kernel.
Update toolchain to Gcc 4.4.0 and start repository rebuild project.
Community iso releases for XFCE, LXDE and E-17 desktops.
gcc が 4.4.0 へアップデートされるというのは、かなり大きな変更ですね。
なお、2009.2 は既に日本国内の各ミラーにも配信されています。
今年の2月に書いた Google Earth 5.0 Beta のその後。
前回は PCLOS での使用は結局諦めたわけですが、その後 PCLOS が 2009 となり、諸々のライブラリ関係もアップデートされたこともあって、現在では、Google Earth のインストール先ディレクトリ下の下記の3つのファイルをリネーム(または削除)するだけで日本語表示での使用が可能になっています。
但し、システムに下記の3つのパッケージがインストールされている必要があります。
ところで、Google Earth で Wikipedia へのリンクをクリックする等のブラウザを呼び出す操作を行うと、システム側のデフォルトのブラウザの設定が Firefox となっていても、PCLOS では何故かコンカラが起動してしまいます。openSUSE や Mandriva では Firefox が起動するんですけどね。どこかの設定ファイルを弄れば良いのかもしれませんが、マンドクセーので調べていません(ヲイ
前回で日本語表示が出来るようになったわけですが、実はこれの副作用として、「Google Earth 内の写真などの画像が表示されなくなる」という問題が起きていました。
この件、私は最近まで気が付いていなかったのですが、GNU/Linux版Google Earth 5.0上の日本語フォントの問題とその対処 - 試験運用中なLinux備忘録 を読んで、その様な副作用が起きていることとその対処法を知りました。(滝汗)
PCLOS, openSUSE 11.1 x86_64, Mandriva 2009.1 x86_64, いずれの場合も対処法は同じで、システム側の下記の2つのファイル、
/usr/lib/qt4/plugins/imageformats/libqgif.so
/usr/lib/qt4/plugins/imageformats/libqjpeg.so
を、Google Earth のインストール先ディレクトリの plugins/imageformats/ ディレクトリ下に上書きコピーするか、これらのシステムファイルへシンボリックリンクを張ります。
先に Windows 及び Mac 向けがリリースされていた Adobe Reader 9.1.2 ですが、Linux/Solaris 向けも公開されました。セキュリティ上の重要な問題が修正されている模様です。
ただ、6月19日午後5時の時点では、Adobe Reader : For Unix のページから辿っても 9.1.2 は Not Found で落とせません。また、Adobe Readerのダウンロード のページからでは、9.1.1 となってしまいます。
なので、私は ftp サーバから直接 9.1.2 を落としてきました。
(2009.05.19 初出)
先ほど気が付いたのですが、PCLinuxOS の公式リポジトリに multimedia という新しいセクションが作られていて、amarok, mplayer, xine, 等のマルチメディア関係のパッケージが置かれています。置かれているパッケージはリリースナンバーからすると、新たにビルドされたものの様に見えます。
ただ、現時点では本家のフォーラムにもこのセクションに関しての情報が見当たらないので、このセクションが正式なものとして今後利用されて行くのか、それとも単にテスト的なものなのかどうかは不明です。
先日のアップデートで multimedia セクション内に在った全てのパッケージが他のセクションに移動し、multimedia セクションは削除されました。やはり一時的なテスト目的のセクションだった様です。
次期 Firefox である 3.5(コードネーム Shiretoko)のRC版が来月の初めにもリリースされる様ですね。"好き者"の私は Shiretoko の nightly を追いかけていたりします(^_^;)
ところでこの Shiretoko、私の所では当初から YouTube やニコニコ動画などの Flash を使用するページで不意にクラッシュするという問題が、PCLinuxOS と openSUSE 11.1 x86_64 の両方の環境で出ていました。(openSUSE の方は64bit版の Shiretoko と Flash Player を使用)
クラッシュするのは、例えば、YouTube のトップページで動画のサムネイルをクリックした瞬間とか、ニコニコ動画で再生中の動画を途中で停止して右サイドの「他のオススメ関連動画」の中のものを選択・クリックした瞬間とかなんですが、これらの操作をした時に必ず発生するという訳ではなくて、クラッシュが起きない時も有ったりします。
要は、Flash を使用するページでは動作がとても不安定なんですね。ちなみに、Flash を使用していないページのみを見ているだけだと、不意にクラッシュする様なことはありません。
あ、勿論 Shiretoko は、新規プロファイルで拡張機能一切無し、Flash Player 以外のプラグイン無し、というクリーンな環境でチェックしています。それと、Firefox 3.0.x の方ではこの様なクラッシュは全く発生していません。
それでも今までは「そのうち修正されるだろう」程度に思っていたのですが、最近の nightly に至っても改善される様子がありません。「ひょっとすると私の環境固有の問題なのかも」とも思ったのですが、どちらにしてもこのままでは 3.5 の正式版がリリースされてもまともに使えないという事態になってしまいます。
それで何か良い手立てはないかと考えていたところ、以前に何処かのサイトで「32bit環境でも nspluginwrapper を噛ました方がプラグインの動作が安定する」という話を読んだのを思い出しました。
その時は「そんなことも有るのかなぁ」程度にしか思わなかったのですが、今回ダメ元で、PCLinuxOS で nspluginwrapper を入れてみたところ、なんと嘘の様に全くクラッシュしなくなりました!
openSUSE の方でも64bit版の Flash Player を削除して32bit版の Flash Player と nspluginwrapper を入れてみたところ、こちらもクラッシュが起きなくなりました!
nspluginwrapper に関しては「64bit環境で32bitのプラグインを使用する為のツール」程度の認識しか無かったのですが、今回はちょっとびっくりしました。nspluginwrapper を噛まして何故に Shiretoko がクラッシュしなくなったのか、という点については私のスキルでは説明不能ですけれどね(汗
これで一件落着ということなのですが、Firefox 3.0.x では nspluginwrapper を噛ませなくても発生しないクラッシュが Shiretoko では起きるというのはどうにも納得できないわけで、やはり Shiretoko 側に何か問題が在るのではないかという疑いを捨てきれません。Linux で 3.5b4 や Shiretoko の nightly を試用されている方は、この様なクラッシュには遭遇されていないのでしょうかね?
あ、そうそう、書き忘れるところだった。
PCLinuxOS の nspluginwrapper ですが、数日前のアップデートで何故かリポジトリから消えてしまいました。ただ、幸いなことに riken のサーバにはまだ残っています。
(2009.02.02 初出)
Anthy 辞書の UTF-8 化に対応したバージョンをビルドしました。SCIM を使用されている 方で、拙作の anthy パッケージ をインストールされる場合には、このパッケージもインストールしてください。
野良ビルド用リポジトリ からインストール出来ます。
2010 beta 1 向けに 1.2.7-4nora10 をビルドしました。
1.2.7-2nora09 をビルドしました。拙作の scim-1.4.9-1nora09 パッケージを用いてリビルドしています。
(2009.04.23 初出)
本日(4/23)のアップデートで synaptic-0.57.2-18pclos2009 が来ています。
このアップデートを行った後に、野良ビルドリポジトリ 及び openoffice.org のリポジトリ を登録してある環境で synaptic の「再読込」を行うと、『全てまたは一部のリポジトリのインデックスファイルがダウンロードできませんでした』というエラーが表示されます。
これは、synaptic のアップデートの際に、/etc/apt/sources.list に登録されている各リポジトリで gnome セクションが無いものには、自動的に gnome が追記される処理が行われたことが原因です。
したがって、野良ビルドリポジトリ 及び openoffice.org リポジトリ のセクションに追記された gnome を削除すればエラーは出なくなります。
synaptic-0.57.2-19pclos2009 が来ていますが、このアップデートでは上述の様な問題は起きません。
本日 4月20日、新たなライセンス形態となった IPAフォント 003.01 が公開されました。
この 003.01 では、TrueType から OpenType への変更、ビットマップフォントの除外、等の変更が行われています。また、従来の 002.03 には在った UIゴシック が、今回の 003.01 には含まれていません。個人的にはメニューなどのフォントに UIゴシック を使用しているので、今回これが含まれていないというのはちょっとショックです。
拙作の PCLinuxOS 向け IPAフォントパッケージ では、今回の 003.01 を新たに fonts-otf-ipafont としてパッケージングし、従来の fonts-ttf-ipafont とは排他的インストールとなる様にしました。
こちらの記事のコメント欄で、現在、公式リポジトリでは openoffice というセクションが新設されて、openoffice 関係のパッケージの移動と 3.0.1 へのアップデートの作業が行われている模様
と書いたのですが、どうやらセクションの新設は中止された模様で、現在は削除されています。(旧いファイルもそのまま残してミラーしている riken のサーバにその痕跡を見ることができます)
で、セクションの新設に代わって、なんと、OpenOffice 用に新たなリポジトリが作られました。(ただし、これが最終決定されたことなのかどうかは不明です)
現時点での配信済みのミラーを下記に書いておきます。/etc/apt/sources.list に下記の内のどれかを追記することで、このリポジトリを利用できる様になります。
rpm ftp://ftp.nl.freebsd.org/pub/os/Linux/distr/texstar/openoffice/apt/ pclinuxos/2009 openoffice rpm http://spout.ussg.indiana.edu/linux/pclinuxos/openoffice/apt/ pclinuxos/2009 openoffice rpm http://mirror.pclinuxclub.com/openoffice/apt/ pclinuxos/2009 openoffice rpm http://www2.mirror.in.th/osarchive/pclinuxos/openoffice/apt/ pclinuxos/2009 openoffice rpm http://ftp.ussg.iu.edu/linux/pclinuxos/openoffice/apt/ pclinuxos/2009 openoffice
OpenOffice 自体も 3.0.1 へとアップデートされています。task-openoffice3-ja パッケージで日本語環境一式をインストールできます。
なお、本家のフォーラムにおいて、今回の 3.0.1 について texstar 氏から下記の様な投稿がされていますので注意が必要です。
Please note this version is not backward compatible with your previous configuration and will clear it.
Any customizations you have made will be lost in this update!
「構築」と言うほど大袈裟なものではありませんが、拙作の PCLinuxOS 用の諸々のパッケージの為に、APT のリポジトリを作りました。
/etc/apt/sources.list に下記の行を追記することで、apt-get コマンドや Synaptic でこのリポジトリを利用できる様になります。
rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos nora
ソースパッケージが必要な場合は、下記の行も追記してください。
rpm-src http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos nora
※ 一通りのテストは行ったつもりですが、何か不具合等がございましたらコメント頂けると幸いです。
2012年5月に野良リポジトリの構成を変更しました。現在の設定については、こちらのページをご覧ください。
(2009.03.15 初出)
PCLinuxOS 2009.2 の日本語化については、こちらの記事も参考にしてください。
ライブCDの部屋さんで公開されている PCLinuxOS 2009.1 日本語化版 を使用してインストールを行った環境では、このエントリで述べている日本語化の作業は不要です。
2009.1 のインストール後、デスクトップ上に在る Utilities フォルダ内の Setup-Language.desktop をダブルクリックするか、root 権限で直接 /usr/bin/addlocale を実行することで大方の日本語化は出来ます。ただし、この過程では日本語入力関係までは面倒をみてくれないので、これについては別に設定する必要があります。(後述)
ロケールの選択ダイアログが表示されるので、japanese を選択。
次にキーボードの選択ダイアログが表示されるので、該当するものを選択。
この後、locales-ja, kde-i18n-ja, openoffice.org-l10n-ja, fonts-ttf-japanese 等々の日本語化に必要なパッケージのインストールと、システムにインストール済みの内の幾つかのパッケージ(synaptic, amarok, drakconf 等)の再インストールが行われます。その過程で下図の様なダイアログが出ますが、これは Synaptic を再インストールした際に表示されるものなので、そのまま [OK] をクリックして先に進みます。
ローカライズ作業が無事に終了すると、下図のダイアログが表示されます。
再ログインします。
この作業を行っても、日本語化から "漏れる" アプリがあります。私が見つけたものでは、gkrellm や kaffeine がそうで、メニューや設定画面が英語表示のままでした。そのような場合には、該当するパッケージを再インストールすることで日本語化できます。(勿論、そのパッケージが日本語ロケールを含んでいることが必要ですが)
次に日本語入力関係の設定に移ります。
本来ならば、PCLinuxOS コントロールセンター の「システム」 の「システムの言語を設定」を実行(または localedrake を直接実行)する過程で 入力メソッド を選択すると、必要なパッケージも全て自動的にインストールされるはずなのですが、現状では必要なパッケージがインストールされないケースがあります。なので、先に必要なパッケージをインストールしてしまいます。
入力メソッドに scim, scim-bridge, skim を使用する場合は、下記のパッケージをインストールします。
入力メソッドに uim を使用する場合は、下記のパッケージをインストールします。
各パッケージのインストールが完了したら、PCLinuxOS コントロールセンター の「システム」 の「システムの言語を設定」を実行(または localedrake を直接実行)して 入力メソッド の選択を行います。
国 と 入力メソッド を選択。
『scim-tomoeパッケージをインストールできません』というメッセージが表示される場合があるかもしれませんが、無視してかまいません。(そもそも公式リポジトリには tomoe 関係のパッケージは存在しません)
これで再ログインすれば、日本語入力が可能となっているはずです。
なお、公式リポジトリの anthy, scim-anthy, uim はどれもバージョンがかなり古いので、宜しければ拙作のパッケージをご利用ください。
これまで述べてきた手順で日本語化を行っても、gtk アプリの使用中に表示されるダイアログ等が英語表示のままになっています。例えば、Firefox のファイル保存時に表示されるダイアログがそうです。
これを日本語表示にするには、gtk+2.0 パッケージを再インストールします。そうすると、下図の様に日本語表示となります。
ライブCDの部屋さんで、PCLinuxOS 2009.1 の日本語化版が公開されました。
このエントリで書いた内容が実行済みの状態の ISO イメージとなっています。(日本語入力メソッドはscim-bridge に設定されています)
従ってこの日本語化版を使ってインストールを行えば、このエントリで書いたインストール後の日本語化の作業は不要となります。なお、ISO ファイルサイズは 750MB 有ります。
PCLinuxOS のデフォルトのリポジトリに設定されている http://spout.ussg.indiana.edu/linux/pclinuxos/pclinuxos/apt/ ですが、現在のところ、3月6日以降のアップデートが全く反映されていません。
2009.1 のリリース以降も多くのアップデートが行われていますので、デフォルトな設定のままな方は、他のリポジトリに変更されることを強くお勧めします。
なお、アップデートが最も早く反映されるリポジトリは http://distro.ibiblio.org/pub/linux/distributions/texstar/pclinuxos/apt/ ですが、転送速度はやや遅めです。
日本の riken のサーバ ftp://ftp.riken.jp/Linux/pclinuxos/apt/ は転送速度はさすがに速いですが、先の distro.ibiblio.org から半日から一日遅れでアップデートが反映されることが多い様です。
riken のリポジトリを利用するには、/etc/apt/sources.list に下記の行を追記する必要があります。
rpm ftp://ftp.riken.jp/Linux/pclinuxos/apt/ pclinuxos/2007 main extra nonfree kde gnome
先ほど確認したところ、http://spout.ussg.indiana.edu/linux/pclinuxos/pclinuxos/apt/ でもアップデートが反映されていました。どうやら正常に戻った模様です。
RC版をスキップしていきなりのリリースです! 正直、リリースはもう少し先だろうと思っていたので、ちょっとビックリです。(今回はGnome版の pclos-gnome2009.1 も同時にリリースされています)
早速 riken のサーバから落としてきて入れてみました。
※ 同じ場所に pclinuxos-2009.iso というファイルも在りますが、正式版は pxlinuxos-2009.1.iso の方なので間違えない様にしましょう。
2009.1 では背景画像や一部のアイコンなどが新しくなっていますが、現段階では、
最新状態にアップデートした 2007 ≒ 2009.1
と言っても良いのではないかと思います。リポジトリも 2007 と全く同じものを使っていますし。
kernel は 2.6.26.8 で、Beta3 の時 1月末の大規模アップデートの時には在った 2.6.27.13 が何故か無かったことにされています。
日本語化については、デスクトップ上の Utilities フォルダ内の Setup-Language から行えます。これについては別記事に書いています。
なお、当ブログで公開させて頂いている PCLinuxOS 用のパッケージは、最新状態にアップデートした 2007 と、今回リリースされた 2009.1 の双方で使用可能です。
海底のデータも追加されたと話題になっている Google Earth の新しいバージョンを私の環境に入れてみました。
起動はするものの、下図の様に日本語が全く表示されません。
ネット上で調べてみたところ、Google Earth のインストール先ディレクトリ下の下記の3つのファイルをリネーム(または削除)すれば良いとの情報を得ました。
ただし、x86_64 環境の場合、下記の2つの32bit版パッケージがシステムにインストールされている必要があります。
で実際にやってみたところ、無事に日本語が表示できるようになりました。
起動時、下記のエラーが出て止まりました。
./googleearth-bin: symbol lookup error: /usr/lib/libssl.so.0.9.8: undefined symbol: EVP_camellia_128_cbc
これは Google Earth のインストール先ディレクトリ下の libcrypto.so.0.9.8 をリネーム(または削除)することで回避できました。
しかし、起動しても openSUSE の場合と同様に日本語が表示されません。なので、openSUSE の場合と同じく、libQtCore.so.4 / libQtGui.so.4 / libQtNetwork.so.4 の3つのファイルをリネーム(または削除)してから起動すると、無事に日本語が表示されました。
なお、下記の3つのパッケージがシステムにインストールされている必要があります。
こちらもやはり日本語が表示されません。なので、libQtCore.so.4 / libQtGui.so.4 / libQtNetwork.so.4 の3つのファイルをリネーム(または削除)しました。PCLOS 2007 では、下記の3つのパッケージが必要となります。
で、起動してみたのですが、今度は下記のエラーが出て止まります。
./googleearth-bin: symbol lookup error: ./libQtWebKit.so.4: undefined symbol: _ZTV24QXmlStreamEntityResolver
ならばと、PCLOS 2007 の libQtWebKit0 パッケージをインストールした上で、Google Earth インストール先ディレクトリ下の libQtWebKit.so.4 をリネーム(または削除)して起動してみました。
ところが、今度は下記のエラーが出ました。
./googleearth-bin: error while loading shared libraries: libQtWebKit.so.4: cannot open shared object file: No such file or directory
はて? と思って調べてみたら、PCLOS 2007 の libQtWebKit0 パッケージには、libQtWebKit.so.0 しか含まれていません。多分、libQtWebKit をバージョンアップすれば良いのだろうとは思いますが、今回はそこまでするモチベーションは無く、PCLOS 2007 での Google Earth 5.0 Beta の使用は断念しました。orz
VMware Player 上で試用してみましたが、大規模アップデート後の現在の 2007 と大差無い感じです。カーネルに至っては、2007 の方がバージョンが上(2.6.27.13)だったりします。うーん、この Beta 3 の意味があるのかどうか、私にはよく分からんです。
今回の大規模アップデートは、今までリポジトリの testing カテゴリに在った(2009 Beta 2 向けと私が勝手に思っていた)多数のパッケージが、main kde nonfree extra gnome の各カテゴリに分散・移動したものです。この内、gnome カテゴリは今までは無かったもので、今回のアップデートに合わせて新設されました。2007 の方ではもう大きなアップデートは無いと思っていたので、リポジトリの構成を変更してまで今回のアップデートを行ったことにはちょっと驚きました。
今回のアップデートで、kernel は 2.6.27.13 、KDE は 3.5.10 、gnome は 2.24 、OpenOffice は 3.0 となりました。このアップデートを行うと事実上 PCLinuxOS 2009 Beta 2 とほぼ同等の内容となるわけで、「ここまで大きなアップデートをするのならば、いっその事 PCLinuxOS 2009 としてリリースしてしまえば良いのに」と個人的には思いました。と言うか、2007 がここまでアップデートされると、「2009 の方はどうなるの?」という疑問が…
ま、そんなこんなで、以下、私がアップデートを行った様子をうだうだと書き留めておきます。
この段階ではカーネルはまだ旧バージョンの 2.6.22.17 ままなので、Synaptic で kernel-latest パッケージをインストール。(依存関係で kernel-26.27.13.tex1 がインストールされます)そして新カーネルでシステムを再起動。
これでアップデートは全て完了となるはずなのですが、私の環境では新カーネルでのブート途中で kernel panic で止まりました。これは新カーネルでは、/dev/hdX が /dev/sdX として扱われることが原因です。IDE の HDD や SATA の HDD を IDE 互換モードで使っている環境では起きる可能性があります。この問題には次の手順で対処しました。
これで無事に新カーネルで起動しました。
なお蛇足ながら、今回のアップデートで 2007 が 2009 Beta 2 相当になったということで、このブログで 2009 Beta 2 向けとして公開させて頂いている拙作の各パッケージは、今回のアップデート済みの 2007 でも使用可能ということになりました。
出ていますね。
rikenのサーバ にもミラーされています。ファイル名は PCLinuxOS-N1PTT-TR5.iso です。
出ました!
既に rikenのサーバ にもミラーされています。PCLinuxOS-N1PTT-TR3.iso というファイル名の ISO イメージがそれです。
どれも 2007 よりも派手な色使いになった印象です。
カーネルは 2.6.26.6 で、2007 では認識出来なかった私のメイン PC の GeForce 8200 なチップセットの SATA も、今回は問題なく認識できました。また KDE は 4.1.x を敢えて避けて 3.5.10 が採用されています。現状ではどちらを標準として採用するか判断が難しいところですが、個人的には 3.5.10 の採用を歓迎します。
なお、現段階では APT ラインは 2007 に向いており、testing セクションがデフォルトで追加されているという状態です。と言うか、2009 向けのパッケージが 2007 の testing セクションに全部放り込まれているという感じです。パッケージのリリースサフィックスも pclos2007 なままで、pclos2009 とはなっていません。2009 の正式リリースまでには別個に 2009 のディレクトリが掘られるのでしょうか?
PCLinuxOS 上では問題無く動作しているのですが、Mandriva 64bit版 上では、YouTube などの動画が全く再生されません。NSPluginWrapper の問題かと思い、Flash Player 10 のサポートを謳っている 1.1.2 をビルド&インストールして試してみましたが状況は変わりません。なぜじゃぁ〜?
原因を探るのが面倒なので、Flash Player を 9.0.124.0 に戻しました。orz
Mandriva 64bit版 でも動作するようになりました。
どうやら昨日ビルドした NSPluginWrapper 1.1.2 に問題が有ったみたいです。1.1.0 の spec ファイルを基にしてビルドしたのですが、パッチ類の何かが問題だったみたいで、先ほど全てのパッチ類を外して NSPluginWrapper 本体だけでビルドしたものをインストールしたところ、Flash Player 10 が正常に動作するようになりました。(汗
↑こんな記事が今月の4日に出ていてワクテカしてたんですが、どうやら中の人達が忙しい様で、未だに来ていません (´・ω・`)
リポジトリの方は既に凍結されているみたいなんですけどねぇ。
時期的に考えて、ベースとなるのは Mandriva 2009.0 なのかなぁ…?
コーデックを入れていても MPlayer で再生できない wmv ファイルがあるという話は聞いていたのですが、実際に遭遇したのは初めてです。映像が表示されず音声だけが流れています。PCLinuxOS 2007 と openSUSE 11.0 x86_64 の両方で同じ状態です。「桃色系」な動画なので具体的なファイルの在処を書くのは控えますが(汗
Windows 2000 上の Windows Media Player 9 では再生できるので、ファイル自体には問題は無い模様。WMP 9 でこのファイルのプロパティを確認してみると、ビデオコーデックは Windows Media Video 9 となっていました。ちなみに MPlayer で再生可能な他の wmv ファイルのプロパティも幾つか確認してみたのですが、ビデオコーデックは全て Windows Media Video V8 となっていました。この違いが原因なのかなぁ…
今年3月の JAIST(北陸先端科学技術大学院大学) のミラー に続いて、riken(独立行政法人 理化学研究所) のサーバが PCLinuxOS のミラーをしてくれる様になりました。定評の有るサーバだけあって、さすがに速いです。\(^∀^)/
『メインマシンを更新したのは良いけれど…』のその後。
GeForce 8600GT なグラボ を挿しました。gears は 1400fps から 9400fps へと劇的に向上、体感上も明らかに軽快感が増してストレス無く使用できるようになりました。結果として、GeForce 8200 搭載マザーを選択した意味が無くなってしまったような…
ところで、Mandriva 2008.1 をしばらく使っていたのですが、どうせ32bit版を使うのならばやはり PCLinuxOS 2007 を使いたいと思い、インストールに再チャレンジしてみました。
Mandriva 2008.1 ではインストールに成功することから推測するに、カーネル周りを 2.6.24 へアップすれば PCLinuxOS 2007 でもひょっとすると行けるのではないかと考えたのが始まりです。PCLinuxOS 2007 のリポジトリの testing セクションには既に 2.6.24 が来ているので、これを適用した LiveCD を作ってみようと思いました。
結果としては大成功で、これでやっと新マシンの環境も落ち着いたかなという感じです。以下、PCLinuxOS 2007 インストール成功までの経過をば。
LiveCD の作成は、VMware Player 上に新規にインストールした PCLinuxOS 2007 で行いました。以下は全て root で実行。
Google Earth の 4.3 Beta が出たというので入れてみたのですが、PCLinuxOS では起動時にクラッシュしやがりました。正式版リリースまで 4.2 をおとなしく使っておきます。orz
マイクロソフトが最近始めたオンラインストレージサービスの Windows Live SkyDrive ですが、Linux のパッケージを置いたり、Linux 上の Firefox からアクセスしたりしても、「いぢわる」されることは無い様です(笑) もっとも、「いぢわる」されたら、それはそれでまたネタになったりするわけですが(ヲイ
ということで、ファイル置き場として利用してみることにしました。既にブログ内のファイルのリンク先は SkyDrive の方へ変更済みとなっています。なお、今まで使っていた MediaFire や 別館 の方は、バックアップ用としてファイルはそのまま残してあります。
今まで日本でのミラーサイトが無かった PCLinuxOS ですが、この度、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) がミラーを開始してくれました。\(^∀^)/
最近、Firefox の trunk が下記のようなエラーを吐いて起動できなくなっていました。
Error: in guard: symbol required but got: Error: fatal: looped fatal error
どうやらこれは、Uim を使っている環境でのみ発生する様です。
確かに、SCIM に変更すると何事も無かったかの様に起動します。うーん、Firefox 3 の正式リリースまでに修正されると良いけどなぁ…
この問題の修正を含んだ uim-1.4.2 がリリースされ、Uim 環境下でも Firefox の trunk が起動出来るようになりました。これを受けて、拙作の uim for PCLinuxOS も 1.4.2 に更新しました。
PCLinuxOS にも KDE4 が来ましたね。ということで、インストールしてちょっとだけ使ってみたので、ふぁーすといんぷれっしょん を箇条書きにて。
うーむ、なんか全体的に「未完成」という感が強いです。特に、個々のユーザの趣向が強く出るパネルに関して設定が出来ないのは痛いように思います。現状では、3.5.8 から移行する気にはとてもなりませんねぇ。4.1 とか 4.2 あたりのバージョンにならないと、実用の域には達しないのかも…
PCLinuxOS の Firefox では、新しいトップページは表示されない罠。(恐らく、Linux の各ディストリビューション提供の Firefox では表示されないと思われ)
Mozilla 純正 Firefox だと表示される。
Yahoo! USA のトップページは PCLinuxOS の Firefox でも表示されることから想像すると、Yahoo! JAPAN は UA の判定部分にくだらんカスタマイズを加えたのではあるまいか。
新年早々、下品だ、実に下品だ、Yahoo! JAPAN
3.50 をビルドしました。
今回から、mplayerplug-in.conf の osdlevel=3 をコメントアウトし、動画再生画面左上の時間表示がされない様にしました。(本来は、こちらが mplayerplug-in のデフォルト設定)
ところで今更ながら気が付いたのですが、mplayerplug-in のコントロールバーの音量調整ボタンが機能していません。再生・停止・一時停止・全画面表示のボタンは機能するのですけどね。
最初は私のビルドに問題が有るのかとも思ったのですが、PCLinuxOS オフィシャルの mplayerplugin-3.40-2pclos2007 でも機能していませんでした。VMware Player 上の Fedora 8 でも確認してみたのですが、こちらでもやはり機能していませんでした。これは mplayerplug-in のバグなのか、それとも私の環境固有の問題なのでしょうかね?
それと、3.50 の ChangeLog には『Turn volume down by pressing 9 and up by pressing 0』という記述が有るのですが、これも私の環境では機能していません。うーん、何故なんだろう…?
ま、音量調整は KDE 側でやれば良いので、mplayerplug-in の音量調整ボタンが機能しなくても大きな問題では無いのですが、機能するのであれば、それはそれで便利かなとも思うわけでして…
コメント欄で教えて頂いた通り、ボリューム調整は mplayerplug-in のコントーロールバーの音量調整ボタンの上でマウスホイールをスクロールさせることで可能です(滝汗
3.50 の PCLinuxOS 公式版が公開されました。
Linux 向けの 8 は、これまで英語版しか提供されていませんでしたが、8.1.1 の日本語版の提供が開始されました。
ということで、インストール済みの PCLinuxOS 公式パッケージの 8.1.1 英語版 を削除してから、8.1.1 の日本語版を入れてみました。
起動時に『libgtkembedmoz が見つからない』というダイアログが表示されたので、[編集] → [環境設定] → [インターネット] の「libgtkembedmoz フォルダ」に、/usr/lib/firefox-2.0.0.9 を指定しました。でもこの指定の仕方だと、Firefox がバージョンアップする度に設定し直さないといけないことになりますね。
Vine の Firefox のパッケージだと、/usr/lib/firefox というディレクトリから Firefox の 最新版のディレクトリ /usr/lib/firefox-2.x.x.x へシンボリックリンクを張る様なパッケージングがされているので、上の様なケースでも /usr/lib/firefox を指定してさえおけば、Firefox のバージョンが上がっても無問題なんですけどね。
削除されてしまったみたいで、アップしてあったファイルがダウンロード出来なくなっています。まぁ、無料のサービスなんで、突然このようなことが起きても不思議では無いのですが。
さて、どうしようかなぁ…
取りあえずの暫定措置として、jd, ipafont, ipamona, anthy, uim, kasumi, mplayerplugin の各パッケージを、現在使用しているレンタルサーバに置きました。
プロバイダのホームページスペース(50MB)を 別館 とし、フォント関係のパッケージをそちらに置くことにしました。
あれ? 今確認したら、アカウントが復活していてダウンロードも出来るようになっていますね。昨日の昼頃にアクセスした時は、「ファイルは削除されている」というエラー表示が出ていたんですけどね。MediaFire 側の一時的なトラブルだったんでしょうかね?
ま、別館も作ってしまったことだし、このまま行こうと思います。あ、MediaFire の PCLinuxOS のパッケージを置いてあるディレクトリへのリンクを、一応、貼っときますね。
[ 2007年11月2日 ]
当ブログで PCLinuxOS 用として公開させて頂いている anthy-9100c-0nora1 又は anthy-9100d-1nora1 がインストールされた環境において、Anthy 個人辞書編集ツールの kasumi(PCLinuxOS デフォルトの kasumi-2.0.1 及び、当ブログで 10月31日 まで公開していた kasumi-2.2-1nora1)を使用した場合に、個人辞書に登録してある単語が文字化けするという問題が確認されています。
またこの状態から、「保存」などの個人辞書ファイルへの書き込み動作を伴う操作を行った場合に、個人辞書ファイルが破壊されるという重大な問題が発生することが確認されています。
anthy-9100c-0nora1 又は anthy-9100d-1nora1 をインストール済みの方は、下記の2つの対策の内のどちらかを実施して頂きますようお願い致します。
Anthy パッケージをダウンロード・インストールして頂いた方々には、ご迷惑とお手数をお掛け致しますことを心よりお詫び申し上げます。
昨日、私がビルドした anthy-9100c と kasumi-2.2 の組み合わせで「Anthyの個人辞書が文字化けする」というコメントを頂き、kasumi-2.2 の公開を停止しました。この時は野良ビルド kasumi-2.2 の問題だと思ったのですが、どうやら私は大きな勘違いをしていたかもしれません。
その後調べたところ、kasumi を PCLinuxOS のデフォルトの kasumi-2.0.1 に戻しても、 anthy-9100c/9100d との組み合わせでは同じ問題が発生することが判りました。逆に、anthy を PCLinuxOS のデフォルトの anthy-8023 に戻し、kasumi の方を 2.2 に上げた場合には問題が発生しないことも判りました。これらのことから、どうやら anthy のバージョンを上げたことが問題の原因であるように思われます。
また、この問題が出る anthy と kasumi の組み合わせの場合、kasumi が
Pango-WARNING **: Invalid UTF-8 string passed to pango_layout_set_text()
という警告を吐いていました。文字コード関係での警告の様ですが、私のスキルでは何をどう対処したら良いのやら分からず困ってしまいました。(恥
そこで kasumi のサイトに何か情報はないかと覗いてみたところ、偶然にも昨日付けで 2.3 がリリースされていました。早速ビルドして検証してみたところ、anthy-9100d との組み合わせでも問題が発生しませんでした。
ということで、kasumi-2.3 を公開させて頂きます。拙作の anthy パッケージを使用される場合には、必ず kasumi-2.3 をご使用頂きます様、お願い致します。
メインの環境を Vine から PCLinuxOS へ移行しました。Vine は PCLinuxOS の VMware Player 上でのみ動作させています。
従来は IPAフォント 単独での配布は許可されていませんでしたが、これで単独配布が可能になったということですね。
早速にダウンロードしてみたのですが、今回配布が開始されたものは、各フォントファイルのサイズが従来のものとは大きく異なっていますね。例えば ipag.ttf は 2.8MB から 4.7MB に増えています。収録されている字数が増えたのでしょうかね?
また、フォント仕様にも書かれていますが、「JIS X 0213:2004に準拠」ということで、従来のものとは字体が異なっている文字が有りますね。一例を図で示します。上が今回配布開始されたフォント、下が従来のフォントです。(IPAゴシック)
これは、Windows での XP のフォントと Vista のフォントの違いと同じ様な問題(?)、という理解で良いのかなぁ…
Stage6 は mplayerplug-in に対応していて Linux ユーザにも配慮してくれています。ところが、PCLinuxOS の Firefox でアクセスしたところ、 動画が再生されません。
「なんでかなぁ〜?」と思って /usr/lib/mozilla/plugins を覗いたところ、DivX形式のファイルを再生するのに必要な mplayerplug-in-dvx.* が在りません。ソースパッケージを落として来て spec ファイルを確認したところ、mplayerplug-in-dvx.* が作成されない様な %configure のオプション設定になっていました。
そこで、%configure のオプションに --enable-dvx を追記して自前でビルドしました。ついでに mplayerplug-in のバージョンも 3.45 に上げました。これで Stage6 の動画も再生出来るようになりました。(^_^)
ところで、PCLinuxOS の mplayerplug-in を使用した動画の再生では、左上に時間が表示されます。これが目障りな場合には、 /etc/mplayerplug-in.conf の26行目辺りの osdlevel=3 をコメントアウトするか、値を 0 に変更することで非表示にすることが可能です。また、~/.mplayer/mplayerplug-in.conf が存在している場合には、これに osdlevel=0 の一行を追記することでも非表示にすることが出来ます。
/etc/mplayerplug-in.conf と ~/.mplayer/mplayerplug-in.conf の両方が存在する場合には、~/.mplayer/mplayerplug-in.conf の設定内容が優先されます。
今日になって気が付いたのですが、公式パッケージでも、mplayerplugin-3.40-2pclos2007 では --enable-dvx 付きでビルドされていますね。
またまた環境変更(^_^;)
openSUSE 10.2 を消して、サブマシンの方でも使っている PCLinuxOS 2007 をメインマシンにも入れました。最近はもっぱらこれを使っています。
つーことで、インストール絡みでのメモを自分用に残しておこうっと。
以下の内容は、ライブCDの部屋 が配布している PCLinuxOS 2007 日本語版 の 0625 バージョンでインストールしたシステムの場合です。(現在は 0917 バージョンが配布されています)
従って、他の ISO イメージを使用してインストールしたシステムの場合とは状況が異なる可能性が有ります。
PCLinuxOS のインストール直後に KDE のコントロールセンターの [システム管理] → [フォントインストーラ] を使って管理者モードで IPAフォント の追加を行ったのですが、システムに反映されません。システムを再起動してみても変化無し。
追加した IPAフォント 自体は、/usr/local/share/fonts 下にインストールされています。デフォルトで入っている さざなみフォント は /usr/share/fonts/TTF/japanese 下にインストールされているので、ここに IPAフォト をコピーするか、ここから /usr/local/share/fonts 下の各フォントファイルへシンボリックリンクを張ればシステムが認識してくれそうです。実際、サブマシンにインストールした時にも同じ状況になって、シンボリックリンクを張ることで対応出来ました。しかし、今回はちょっと違う手を使ってみました。
# chkfontpath
を実行すると、システムが認識しているフォントの在り処が表示されますが、デフォルトではこの中に IPAフォント のインストール先の /usr/local/share/fonts が含まれていません。
そこで、
# chkfontpath -a /usr/local/share/fonts
を実行してディレクトリを追加します。
さらに、
# fc-cache -fv
を実行してフォントキャッシュを更新しました。
これで無事に IPAフォント がシステムに認識されました。
【 10月9日 追記 】
IPAフォント の PCLinuxOS 用 rpm パッケージを作成しました。
これは以前に書いた通り。
gftp, kplayer、ktorrent など、幾つかのアプリをインストールしたのですが、どれもメニューや設定画面等が日本語表示されません。また、最初から入っているアプリでも同じ様に日本語表示されないものが幾つか有ります。これはサブマシンでも発生していた問題なのですが、アプリの実行そのものには支障が無いので放置していました。
今回メインマシンでも発生したということでちょっと調べてみたのですが、各パッケージ自体には日本語ロケール用ファイルは含まれているにもかかわらず、/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES 下には該当するファイルが存在していない、という状況でした。これでは日本語表示が出来なくて当たり前ですね。
で、/etc/rpm/macros というファイルを見付けて覗いてみたところ、下記の一行が有りました。
%_install_langs en:en_GB:en_IE:en_US
どうやらこれでインストールするロケールを設定している様なので、試しにこの行末に :ja :ja:ja_JP を追記して問題の出ているパッケージを再インストールしてみたところ、見事に日本語表示がされる様になりました。もっとも、こんなやり方で良いのかどうかはちょっと自信が無いのですが…
ところで、実用上は大した問題では無いのですが、Synaptic の設定画面の一部が日本語表示になっていないんですよね。これは上記の問題とはちょっと異なり、日本語ロケールファイル自体に問題が有るようです。
試しに、完全な日本語表示がされている Vine の Synaptic の日本語ロケールファイル synaptic.mo を /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES に入れてみたところ、PCLinuxOS の Synaptic でも完全な日本語表示がされるようになりました。PCLinuxOS の synaptic.mo が 51.2KB であるのに対して、Vine のそれは 69.5KB ありますから、恐らくは、Vine が独自に手を入れているのでしょうね。
デフォルトの設定だと、/usr/src/rpm 下に spec ファイルやソースファイルが置かれている前提になっている様ですが、このディレクトリ、所有者が root でパーミッションが 755 になっているんですね。
このままだと、ビルドをする際には常に root になる必要があります。従って、デフォルト設定のままでユーザ権限でもビルド出来る様にする為には、このディレクトリのパーミッションを 777 に変更する必要が有ります。
私は Vine を真似て、ユーザディレクトリ下に rpm ディレクトリ一式を作成すると共に、
%_topdir /home/ユーザ名/rpm
と記述したテキストファイルを .rpmmacros という名前でユーザディレクトリ直下に作成しました。これでパッケージのビルドはユーザディレクトリ下で行えるようになります。
Firefox は GTK アプリなので、KDE 環境で使っていてもファイルを保存したりする時に表示されるファイル選択ダイアログは下図の様な GTK(GNOME?) のものです。今回は、これを変更してみようという話です。
上記のページを参考に、about:config で ui.allow_platform_file_picker を false に変更すると、ファイル選択ダイアログは下図の様なものに変わりました。
このダイアログですが、KDE がインストールされていないシステムの GNOME 環境下で同じ変更を行っても同じダイアログに変わる、右上に在る3つのアイコンが Firefox のテーマによって変化する、という点から、Firefox が内部的に持っているものなのかなとも思いますが、確証はありません。(ちなみに Windows 2000 上の Firefox で同様の変更を行ってみましたが、ダイアログは変化しませんでした)
ファイル選択ダイアログを変更する別の方法としては、KGtk (Use KDE Dialogs in Gtk Apps) というツールを使うという手も有ります。これはファイル選択ダイアログを KDE のそれに変更するツールで、Firefox だけではなくて、GIMP などの他の GTK アプリでもファイル選択ダイアログを変えることが出来ます。
例によって VIne では kgtk の rpm パッケージは提供されていません。従って自分でビルドするしか無い訳ですが、今回は Fedora 7 の kgtk-0.8-2.fc7.src.rpm を落としてきて Vine でリビルドしました。
kgtk をインストールすると、kgtk-wrapper というコマンドが使えるようになりますので、
$ kgtk-wrapper firefox
として Firefox を起動します。すると、Firefox でのファイル選択ダイアログが下図の様な KDE のものに変わりました。(但し英語表記ですが)
ただ、私の環境だけかも分かりませんが、右クリックからの「リンク先を名前を付けて保存」操作を行なった際、ファイル選択ダイアログが表示される瞬間に Firefox が落ちてしまうという問題が出ています。
Sun JAVA と Flash Player で脆弱性が修正された新バージョンがリリースされたのでアップデートを実施。
恐ろしくベタな名前のディストリビューションです。(^o^)
紹介記事が下記に在ります。
オフィシャルサイトのライブCDを使ってインストールした場合、日本語環境で使用する為には、SCIM や Anthy などの日本語入力関係や日本語フォント等を後からインストールする必要が有るようです。私は ライブCDの部屋 の下記 URL から日本語版のライブCDイメージを落としてきてインストールしました。
日本語入力関係と言えば、scim-bridge はインストールしただけでは有効にならず、/etc/sysconfig/i18n を下記のように修正する必要がありました。実は Opera を Synaptic 経由でインストール後の初回起動時に「Segmentation fault」が発生し、scim-bridge が有効になっていないことに気が付きました。
2行目: GTK_IM_MODULE=scim → GTK_IM_MODULE=scim-bridge 5行目: QT_IM_MODLE=scim → QT_IM_MODULE=scim-bridge
PCLinuxOS は KDE が標準のデスクトップ環境なんですが、初期状態では Kate がインストールされておらず、後から入れました。また、IPAフォントはオフィシャルパッケージでは提供されておらず、これを使いたい場合には自分でインストールする必要があります。
PCLinuxOS でちょっと驚いたのは、MPlayer が標準でインストールされているということのみならず、win32-codecs がインストールされていないにも拘わらず WMV ファイルが再生出来たことです。ここら辺りのことはどのディストリビューションでも多かれ少なかれ手数が掛かるので、インストール直後から動画が普通に扱えるというのは至極便利です。当然のことながら、mplayerplug-in もインストールされていますし、Flash Player もインストールされています。
PCLinuxOS には KDE のコントロールセンターとは別に「PCLinuxOS コントロールセンター」というものが導入されており、各種設定等が行えます。openSUSE における YaST と同じ様なものですね。
日本語表示になっていないダイアログが時々出て来たりして「日本語環境への対応度ではもう一つかなぁ」という感じは受けますが、なかなか面白いディストリビューションだと思います。サブマシンでしばらく使ってみようと思います。