2010 beta 1 の公式パッケージを用いて日本語入力が行える件

2ちゃんねるの PCLinuxOS Part2 スレで以下の書き込みを発見。

625 名前:login:Penguin [sage]: 2010/03/10(水) 23:16:20 ID:/4eBIL0g
  virtualboxにインストールして公式リポジトリだけ
  add localeしたあとscimやanthy全削除してあらためて
  anthy (9100h-11.20091030.1pclos2010)
  fonts-ttf-freefont (20090104-10pclos2009)
  libanthy0 (9100h-11.20091030.1pclos2010)
  libgd2 (2.0.35-3pclos2010)
  libm17n-lib0 (1.5.5-1pclos2010)
  libotf0 (0.9.10-2pclos2010)
  libpanel-applet-2_2 (2.28.0-6pclos2010)
  libuim1 (1.2.1-3pclos2007)*
  m17n-db (1.5.5-1pclos2010)
  m17n-lib (1.5.5-1pclos2010)
  uim (1.2.1-3pclos2007)*
  uim-gtk (1.2.1-3pclos2007)*
  uim-qt (1.2.1-3pclos2007)*
  uim-qtimmodule (1.2.1-3pclos2007)*
  をインストール(*にほかのがついてきた)そしてPCC起動しないので
  /etc/sysconfig/i18n に
  GTK_IM_MODULE=uim
  QT_IM_MODULE=uim
  XIM_PROGRAM="uim-xim"
  XMODIFIERS=@im=uim
  XIM=uim
  を書き加えlogout login で日本語入力できるんだが
  誰か検証お願い 

GTK アプリへの日本語入力ならともかく、Qt3 アプリを対象とした uim-qtimmodule を用いて Qt4 アプリへの日本語入力が行えたという話がにわかには信じ難く、検証を行ってみました。(2ちゃんねるの規制に巻き込まれてあちらへレス出来ないので、ここで代わりにエントリを起こします)

検証は VMware Player 3.0.1 上で行いました。手順は以下の通り。

2010 beta 1 をインストール
 ↓
リポジトリを日本国内のサーバに変更
 ↓
Synaptic からアップデートをかける。ちなみに 2010 beta 1 リリース後にも、Qt4 の 4.6.2 へのアップデート、それに伴う KDE 4.4.1 のアップデート、カーネルの 2.6.32.9 へのアップデート等々が行われていて、総計で 300MB 近いアップデートになります。
 ↓
システムをリブート
 ↓
addlocale を実行して日本語化
 ↓
再ログイン
 ↓
draklocale を実行し、日本語入力メソッドに uim を指定。
 ↓
再ログイン
 ↓
leafpad, kwrite, konqueror で日本語入力が行えるかを検証。


結果、625さんの書き込みの通り、全てで日本語入力が行えました。
GTK アプリである leafpad で日本語入力が行えることは当然として、KDE 4.4.1 の kwrite や konqueror で日本語入力が行えたことに少々驚きました。なぜなら、私は uim で Qt4/KDE4 アプリへ日本語入力を行う為には、--with-qt4 及び --with-qt4-immodule オプション付きでビルドした uim が必要だと思っていたからです。

うーん、これはどう考えれば良いのでしょうか?
Qt4 が Qt3 の上位互換(?)となっているので、本来は Qt3 向けの uim-qtimmodule を使っても Qt4 アプリ上で日本語入力が行える、ということなのでしょうか?

ただ、公式リポジトリの uim のバージョンは 1.2.1 とかなり旧いもので、KDE 4 用のパネルアプレットも用意されていませんし、Firefox での Flash Player 絡みの問題も有りますから、個人的にはお勧めしません。

ついでに scim-bridge の方も検証してみたところ、leafpad と konqueror で日本語入力が行えました。kwrite では例の「変換文字列の確定後に入力した文字列が消える」という現象が出ました。(これは KDE4.4 側のバグ)

それから、公式リポジトリの kasumi のバージョンは 2.0.1 と旧く、anthy 辞書の utf-8 化に対応していません。試しに幾つか単語を登録してみたところ、kasumi 上では登録した単語が文字化けしていました。

ということで、公式リポジトリの uim や scim を用いても一応は日本語入力が行えるということが確認できました。以前、「PCLinuxOS 2010 リリース間近!?」というエントリで、公式パッケージを使っている限り、「KDE 4 環境で日本語入力が出来ない」という日本人ユーザにとっては困った事態となる と書いたのですが、これは訂正させて頂きます。m(_ _)m

【 余録 】

私の実環境の 2010 beta 1 では「コントロールセンターが起動できない」という問題が発生して webkit を野良ビルドしてみたりしている訳ですが、今回の検証過程でこの件で気が付いたことがあります。それは、addlocale を実行する前の英語環境では、コントロールセンターは問題なく起動出来るということ、そして addlocale を実行して日本語ロケール化を行った後では起動できなくなっているということです。

コントロールセンターが起動できないというのは結構大きな問題なのに、公式フォーラムでは全く話題に上がっていないことが不思議だったのですが、英語環境で問題が発生していないのならそれも納得できます。

PCLinuxOS | comments (0) | -

コメント

コメント フォーム