本日の野良リポジトリ (2016-01-12)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
- mozc-2.17.2313.102-1
-
- ソースを 2.17.2313.102 へ更新しました。
- 郵便番号データを2015年12月版へ更新しました。
- fcitx-mozc を生成するためのパッチを 2.17.2313.102.1.patch へ更新しました
- uim-mozc を生成するのに必要な macuim を最新のリビジョンへ更新しました。
- self-build-mozc+utdict-2.17.2313.102-1.20151130
-
- Mozc のソースを 2.17.2313.102 へ更新しました。
- ibus-1.5.11-7.git20151104
-
- Mozc の入力モードに応じてシステムトレイのアイコンを変化させるようにするパッチを外しました。(Mozc に同等の機能が実装された為)
【ibus-mozc のシステムトレイのアイコン表示について】
今まで拙作の ibus のパッケージでは、openSUSE から拝借してきた「Mozc の入力モードに応じてシステムトレイのアイコンを変化させるようにするパッチ」を適用してビルドしてきました。
しかし今回の mozc-2.17.2313.102 では ibus-1.5.11 の icon_prop_key 機能がサポートされ、ibus にパッチを当てなくても Mozc の入力モードに応じてシステムトレイのアイコン表示が変化する様になりました。(参考ページ: Support 'icon_prop_key' entry in ibus-mozc · Issue #344)
この為、今回の ibus のビルドではパッチを外しています。
なおデフォルトのアイコン表示(正確には「シンボル表示」「ステータス表示」と言うべきか?)の色は青系(#415099)に設定されていますが、この色だと下図の例の様にパネルの背景色がダーク系の場合に視認性が良くありません。表示色を白系に変更すると視認性がかなり向上します。
デフォルトの表示色の場合
表示色を白に変更した場合
この表示色の変更は下記の手順で行うことが出来ます。
root 権限でエディター等で
/usr/share/glib-2.0/schemas/org.freedesktop.ibus.gschema.xml
を開く。145行目の
<default>'#415099'</default>
が表示色の設定なので、好みの色に変更する。
例えば白色に変更する場合には下記のように修正する。
<default>'#ffffff'</default>修正した
/usr/share/glib-2.0/schemas/org.freedesktop.ibus.gschema.xml
を保存する。root 権限で
glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas
を実行する。ibus を再起動する。
【1月13日 追記】
上述の表示色を変更する方法は PCLinuxOS でのみ有効な手順で、他のディストリビューションでは使えない方法かもしれません。実際に手元の Mageia 5 では上述の方法では表示色を変更することができませんでした。
【 2017年5月3日 追記 】
上で書いている方法よりももっと簡単に変更できる方法を ”ibus のステータスアイコンの文字色の変更方法” で書きました。
コメント