scim-mozc が原因でデスクトップが固まるという話
この件、実は先月末に Sawaさんの記事 を読んでちょっと気になったので、それ以来、自分の PCLinuxOS な環境で scim-mozc を使い続けて様子を見ていたのですよ。勿論、件の現象が発生したらブログのネタにでもしょうかと思ってね(゚∀゚)
でも何故か私の環境では問題の現象が全く発生しないのです。ほぼ1ヶ月に渡って scim-mozc を使っているのですが、この間、一度も問題の現象は発生しませんでした。
そんな訳でこの問題はディストリ依存の可能性もあるのかなと思っていたところ、本日、PCLinuxOS でも同じ問題が以前から発生しているという ツイート を目にしたのです。うーむ、これはどういうことなんだろうか...
もっとも私の場合は scim は 1.4.10 だし、ほとんどが KDE 環境での使用なので、これが scim が 1.4.9 だったり、gnome 環境での使用だったりすると状況はまた違ったものになっていたのかもしれません。
なお、mozc プロジェクトにはこの件に関係すると思われる Issue 104 が報告されていますが、中の人からは未だ反応はありません。
【 2011年9月26日 追記 】
Issue 104 で中の人からパッチが提供されました。
当方の環境でこのパッチを試してみたところ、コメント欄で書いた回避策(SCIM の設定で「全てのアプリケーションで同一入力メソッドを使用」にチェックを入れる)を取らなくても問題が発生しないことが確認できました。
なお野良リポジトリには、このパッチを当てた mozc を投入しました。
コメント
よく分かんないですね〜
本当によく分からない症状ですね。
mintminomsさん、コメントありがとうございます。
仮想環境でも問題が出たということなので、私も Vmware Player 上で試してみたのですが、こちらでは問題は発生しませんでした。
うーーん、一体どういうことなんでしょうねぇ。訳が分からないです。
具体的症状としては、kwriteやleafpad上でscim-mozc入力する→支障なし→エディタ終了→デスクトップがフリーズ→メニュー展開せず→ctl+alt-bsやctl+alt-delも受け付けず・・・と必ずなります。実機でクリーンインストールしても症状は同じでした。
プロジェクトで不具合報告もなされているようなので、私もしばらく様子をみています。
前回は色々といじくり廻しているテスト用の仮想環境だったので再現しなかったのかも(汗
で、ひょっとすると対処法となるかもしれないものを見付けました。
SCIMの設定で、「フロントエンド」→「全体設定」の
全てのアプリケーションで同一入力メソッドを使用
にチェックを入れると、当方では問題が発生しなくなりました。
(この項目、初期状態ではチェックが入っていません)
いろいろ試したつもりでしたが・・・。
すっかりmozc常用な身体になっているので、これで問題ありませんね。
いろいろ、ありがとうございました。
またJD等、野良パッケージをいつも使わせてもらっています。感謝とともに。
そして、SCIMの設定にチェックを入れると直りました。
これを機会にSCIMを使ってみようかな。
てことで取りあえずの回避策は見付かったと。