mozc 1.1.758.102

野良リポジトリに mozc-1.1.758.102-2nora11 を投入しました。1.1.758.102 での変更点等は、Google Japan Developer Relations Blog の記事をご参照ください。

今回のビルドでは郵便番号辞書を最新の6月30日版へ更新しています。その郵便番号辞書ですが、前バージョンで発生していた「郵便番号辞書を追加してビルドするとエラーが出る」という問題は今回のバージョンでも修正されていません。従って前バージョンをビルドした時と同じ回避方法を用いて今回もビルドしています。

Sawaさんが報告された「scim-mozc のかな入力方式で "ぃ" が入力できない」というバグ(Issue 88)ですが、残念ながら今回のバージョンにはその修正が間に合いませんでした。なので今回のビルドでは、このバグを修正する為のパッチを当てています。

手書き認識を使用する際に必要となるモデルデータは前バージョンではソースに同梱されていましたが、今回のバージョンでは含まれていません。従ってこのモデルデータを別途用意する必要があります。このモデルデータは他のディストリビューションでは tegaki-zinnia-japanese パッケージとして提供されていますが、PCLinuxOS の公式リポジトリには残念ながら tegaki 関係のパッケージは一切ありません。

そこで今回のビルドを行うに当たって、下記の tegaki 関係のパッケージを新たに野良ビルドして野良リポジトリに投入しています。(mozc のビルドに必要なのは tegaki-zinnia-japanese だけなのですが、関連するパッケージもビルドしました)

  • tegaki-python
  • tegaki-pygtk
  • tegaki-recognize
  • tegaki-train
  • tegaki-zinnia-japanese

今回のビルドでは uim-mozc を提供していません。これについてちょっと説明を。
uim-mozc がインストールされている環境でインプットメソッドに uim を使用した場合、下記のような問題を引き起こすことに気が付きました。

  1. KDE のパネルに uim のウィジェットを追加しようとしても Segmentation fault が発生して追加できない。
  2. uim-toolbar-qt4 を起動しようとすると Segmentation fault が発生して起動できない。
  3. Synaptic が起動できない。
  4. 一旦ログアウトすると、ログイン画面でキー入力を受け付けてくれない。

1 と 2 の問題は、前バージョンの野良パッケージで既に発生していた模様です。uim-mozc に何かバグがあってこれらの問題を引き起こしているのか、それとも mozc や他のパッケージとの複合的な要因によるものなのか、あるいは私のパッケージング上の問題なのか? 私のスキル不足もあって、原因を特定して対処を行うのは難しいかもしれません。

そこで今回のビルドでは応急的な処置として、uim-mozc を生成せずにビルドを行いました。後ろ向きな対処方法でちょっと情けない orz


【 2011年7月5日 追記 】

mozc+sawadict-1.1.758.102-20110704.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。Sawaさんの追加辞書を mozc-1.1.758.102 に対応した20110704版へ更新しています。

【 2011年7月4日 追記 】

1.1.758.102-3nora11 を野良リポジトリに投入しました。
今回のビルドでは、「郵便番号辞書を追加してビルドするとエラーが出る」問題への対処方法を変更し、shitamoさんによるパッチ を当ててビルドしています。前回のビルドの対処方法では、Mozc の設定での郵便番号辞書の 有効/無効 の切り替えに対応できていなかった為、今回のパッチを当てる対処方法へ変更しました。shitamoさんに感謝致します。

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