PCLinuxOS KDE Plasma 5 2017.02 リリース
昨年の夏から Preview として公開されていた KDE Plasma 5 版が正式にリリースされました。今回のリリースにより PCLinuxOS の KDE 環境は Plasma 5 へと移行することになります。
ISO イメージのダウンロードは日本国内の JAIST や KDDI のサーバーから行うのが速くて良いと思います。
- http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/PCLinuxOS/pclinuxos/live-cd/64bit/
- http://srv2.ftp.ne.jp/Linux/distributions/pclinuxos/pclinuxos/live-cd/64bit/
なお従来の KDE4 環境の ISO イメージはコミュニティ版として残されています。ただし、この先 KDE4 関係のパッケージの更新は行われません。
以下、今回の KDE Plasma 5 版をインストールしてみて気が付いた点などを簡単に記します。
リリースアナウンスのページの注意書きにもありますが、今回の ISO を VirtualBox 上で使用する際にはブート時のメニューで "Video safe mode -VESA" を選択する必要があります。
日本語化は従来と同様に Localization Manager (addlocale) を用いて行うことができます。
インプットメソッドに ibus を使用する場合、システムトレイ上の ibus のステータス表示を左クリックあるいは右クリックして表示されるはずのメニューが、なぜか表示されません。
インプットメソッドに fcitx を使用する場合、fcitx-qt5 をインストールしないと kwrite 等の Qt5 アプリでの日本語入力ができません。fcitx-qt5 は現在のところ公式リポジトリでは提供されていませんが、拙作の野良リポジトリにて提供しています。
デフォルトではディスプレイマネージャには SDDM ではなくて GDM が使用されています。SDDM を使用したい場合には、PCLinuxOS コントロールセンター (PCC) の「起動」→「ディスプレイマネージャの設定」から変更することができます。
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デフォルトでデスクトップ上に在るゴミ箱はウィジェットなので、デスクトップ上で右クリックして表示されるメニューの「アイコン」の整列やソートには反応しません。
このゴミ箱アイコン上でマウスの左ボタンを1-2秒押し続けていると下図のように右横にバーが表示されてアイコンのサイズの変更や移動が可能となります。このバーは何も操作をしないでいると自動的に消えます。
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なお今回の KDE Plasma 5 2017.02 のリリースと同時に、MATE デスクトップ版の ISO も更新されて 2017.02 が提供されています。
【2017年3月3日 追記】
2017.02 リリース以降に提供された更新パッケージの適用やバグ修正を行った 2017.03 が公開されました。2017.03 では上述の 1. の VirtualBox 上で使用する際の制限が解消されています。
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