ibiblio.org の移転と PCLinuxOS への影響
先日、PCLinuxOS のプライマリ・サーバが置かれている ibiblio.org が移転を行いました。
この影響で20日間ほど PCLinuxOS のアップデートが事実上止まっていた訳ですが、昨日、アップデートが再開されました。
ただ、この移転と同時に「ibiblio.org 上での PCLinuxOS 関係のURLの変更」ということが行われました。具体的には下記の様な変更になります。
(旧)http://distro.ibiblio.org/texstar/ (新)http://distro.ibiblio.org/pclinuxos/
で、このURLの変更に日本国内のものも含めて各ミラーサーバが未だ追随出来ていません。従って昨日のアップデートが各ミラーに行き渡るには、少々時間が掛かる(2週間程度か?)のではないかと思われます。
また、スクリプト内でURLを直接記述している addlocale (Localization Manager) は、このURLの変更により現状では実行中にエラーが発生してしまいます。このエラーへの対処方法としては、root権限で下記を実行します。
sed -i 's|texstar|pclinuxos|' /usr/bin/addlocale
上でも書いた様に、現時点ではプライマリ・サーバ上のリポジトリのアップデートに追随できているミラーは存在しない為、最新の状態へアップデートを行いたい場合にはプライマリサーバである ibiblio.org にアクセスせざるを得ません。本来はプライマリサーバを利用することは避ける方が良いのでしょうが、現状では仕方がないかなと思います。
【 追記 】
twitter で jaist の鯖管をされている藤枝氏 @kfujieda から、私のツイートへのリプライを頂きました。
ibiblioのrsyncの設定がおかしいので、どこのミラーも今回の変更には追随できません。フォーラムを読んだ限りでは、Textarはこの問題を認識していますが、ibiblioの問題だからどうしようもないと言ってますね。
ということで、ibiblio.org 側が正常な設定を行ってくれない限り、今後のアップデートがミラーに行き渡ることは無いことになります。従って当面は ibiblio.org のリポジトリを利用せざるを得ないというちょっと困った事態になりました。ibiblio.org は速度が出ないんですよねぇ。その速度の出ないサーバに全ユーザがアクセスするという・・・
【 2011年2月2日 追記 】
URL変更に対応した addlocale-3.7-8 が公開されました。
【 2011年2月4日 追記 】
ibiblio.org の rsync の設定が修正された模様で、jaist のミラーが新しい ibiblio.org のリポジトリへの追随を再開しました。他のミラーも順次追随していくものと思われます。これで一安心ですね。
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