PCLinuxOS 2010 の scim-bridge で日本語入力が出来ない時の対処法
私の環境固有の問題かもしれませんが、テスト目的で KDE 版や GNOME 版を使ってインプットメソッドを取っ替え引っ替えしていると、scim-bridge で日本語入力が出来なくなるトラブルに時々遭遇します。そんな時の我流の対処法をちょっとメモしておきます。(過去のエントリの内容と重なる部分も有りますが、まとめのメモということで)
前提条件としては、scim-bridge, scim-bridge-qt4 等のパッケージがインストールされていて、コントロールセンターの「システム」→「システムの言語を設定」から入力メソッドに scim-bridge を選択していること。
(0) /etc/sysconfig/i18n を修正してみる (その 1)
/etc/sysconfig/i18n の
QT_IM_MODULE=scim-bridge
を、
QT_IM_MODULE=xim
へ変更してシステム再起動。
これで解決しない場合は (0.5) へ。
(0.5) /etc/sysconfig/i18n を修正してみる (その 2)
/etc/sysconfig/i18n の
QT_IM_MODULE=*******
の行頭に # を付加してこの行をコメントアウトして 再ログイン システム再起動。
これで解決しない場合は (1) へ。
(1) /etc/sysconfig/i18n を修正してみる (その 3)
/etc/sysconfig/i18n の設定が、
XIM_PROGRAM=scim-bridge
となっている場合には、
XIM_PROGRAM="scim -d"
と修正して再ログイン。
これで解決しない場合は (2) へ。
(2) ~/.bash_profile の余分な記述を削除してみる
日本語化を行う際に使用した addlocale によって ~/.bash_profile に追記された余分な記述を削除してみる。
KWrite 等のテキストエディタで ~/.bash_profile を開き、下図で示した # [added_by_addlocale] 以降の部分をざっくり削除して再ログイン。
これで解決しない場合は (3) へ。
(3) ユーザのホームディレクトリ直下に .18n ファイルを作成してみる
/etc/sysconfig/i18n を .i18n としてユーザのホームディレクトリ直下にコピー。
$ cp /etc/sysconfig/i18n ~/.i18n
/etc/sysconfig/i18n の内容が影響しない様に /etc/sysconfig/i18n から下記の行を削除、または、コントロールセンターの「システム」→「システムの言語を設定」から入力メソッドに「なし」を選択。
GTK_IM_MODULE=scim-bridge QT_IM_MODULE=scim-bridge XIM_PROGRAM="scim -d" XMODIFIERS="@im=SCIM"
システム再起動。
多くの場合はこれで解決します。この方法の欠点は、ユーザ毎に設定を行う必要が有ること。
それでも解決しない場合には (4) へ。
(4) ~/.bash_profile にインプットメソッドの設定を記述してみる
KWrite 等のテキストエディタで ~/.bash_profile を開き、下に示した設定を追記。
export XIM=SCIM export XIM_PROGRAM="scim -d" export XMODIFIERS="@im=SCIM" export GTK_IM_MODULE=scim-bridge export QT_IM_MODULE=scim-bridge
(3)で作成した ~/.i18n ファイルをリネームまたは削除して再ログイン。
これでも未だ解決しない場合には........ わかりません。orz
scim-bridge を捨てて uim を使いましょう(ヲイ
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