PCLinuxOS の更新で久しぶりにハマる
昨日、Perl 関係を始めとして多くのパッケージの更新が来ました。その中には grub2 と grub2-efi も有ったのですが、バージョンに変化が無かったこともあって、大して気に留めずにいつものように更新を行いました。
ところが更新後に再起動を行ったところ、grub2 のメニューが明らかにおかしくなっており、同一のカーネルに対して複数のエントリが存在する状態になっていました。
ちょうど PCLinuxOS のフォーラムの下記の投稿のような状態です。
しかも当方の場合は表示されているエントリのどれを選択しても、選択直後に PC がハングしてしまうという極悪状態。リカバリーモードに入ることすらできません。いやー、「全く起動できない」なんていうトラブルは本当に久しぶりに遭遇しました(^_^;)
どうしようかとちょっと考えたのですが、あれこれといじり回すよりもサクッと再インストールしてしまった方が時間的には早いのではないかと判断して、pclinuxos64-kde5-2017.07 を用いて再インストールしました。
インストール後の再起動では当然のごとく無問題。
で、次にパッケージの更新を行います。カーネルも 4.11.10 へ更新します。
ただし、grub2 と grub2-efi の2つは更新を保留。
で、再起動.....無問題。
と、ここまでは順調に来たのですが、日本語化のために使用するローカリゼーションマネージャー (addlocale) は、未更新のパッケージが有ると実行できません。勿論、addlocale を用いずに日本語化を行うことも可能なのですが、ここはやはり addlocale を用いた方が良いだろうと判断して、grub2 と grub2-efi を恐る恐る更新しました。
そして再起動.....無問題\(^o^)/
これで日本語化も行ってその他諸々も設定して無事完了、したはずでした.....
本日、カーネル 4.11.11 が来たので更新しました。
再起動します.....
どれを選択しても選択直後にハングして起動できません_| ̄|○
さすがにちょっと参りましたが、気を取り直して pclinuxos64-kde5-2017.07 の LiveUSB から起動します。次に LiveUSB 上で grub-customizer をインストールして、これを用いて grub2 のメニューのエントリを編集して保存します。
そして LiveUSB を終了して再起動.....無事に復帰しました。
私には、一連のトラブルの原因は grub2 の更新にあるように思えてならないのですが、確証はありません。次のカーネルの更新が怖いです(-_-;)
【 2017年7月24日 22:30 追記 】
その後の経過。
当方の環境は PCLinuxOS, Windows 10, Mageia のトリプルブートにしているのですが、先程、PCLinuxOS → Mageia → PCLinuxOS の順で使用したところ、2回目の PCLinuxOS の起動時に固まりました。(Mageia 上では grub 関係を触るような操作は一切行っていません)
今回も LiveUSB を用いて復旧させたのですが、さすがにこういう状況が繰り返されると困りものです。
実はサーバーに旧版の grub2-2.02-6pclos2015 のソースパッケージがまだ残っているのを見付けました。そこでこのソースパッケージをリビルドして、思い切ってロールバックしてしまいました。(^_^;)
ただし、そのままリビルドするとリリースナンバーの関係で更新対象になってしまうので、それを避けるためにリリースナンバーを 11.1 に修正した上でビルドして、見かけ上では現在のパッケージよりも "新しい" ことにしてあります。
またリビルドしたパッケージをインストールする前には、念のために /etc/grub.d ディレクトリをリーネームして、インストールされるパッケージによって新規にこのディレクトリが作成されるようにしました。
インストール後には grub-customizer を起動してメニューを確認・編集して保存しました。PCLinuxOS コントロールセンター (PCC) を使用しなかったのは、grub2 が更新されるのと同じタイミングで drakconf 関係が更新されていて、PCC が現在の grub2 を前提にしている可能性が大きいと考えたからです。ちなみに grub-customizer パッケージは旧版の grub2 と同時期に作成されたものです。
さて、以上の作業を行って再起動してみたところ、何も問題が起きませんでした。当然か...
PCLinuxOS と Mageia の間も何回か行ったり来たりしてみましたが、今のところは問題はありません。
で、公式リポジトリにはすでに次のカーネルである 4.12 系が来ているのですが、もうしばらく様子をみてからにしようと思っています(^_^;)
【 2017年7月25日 19:45 追記 】
本日の os-prober の更新により、grub2 メニューでの重複表示の問題は修正された模様。
【 2017年7月26日 19:40 追記 】
本日の os-prober-1.76-3 への更新で重複表示の問題が再発した模様 orz
コメント
が上記画像時に「enter」叩いた後「esc」連打で起動!。
起動後に"drakconf"でgrub2を再設定でその後問題な
くなりました。
「esc」連打wはなんか"graphicalなんちゃら"風なエ
ラーメッセージらしきものが見えたのでw。
メニューで「enter」叩いた後、画面が一瞬黒くなり
メニューの枠?だけが再描画されたところでフリーズ
な状態だったので0.5秒ほど時間が残されていましたw。
昔見た高速PCでブラクラ踏んだ話を思い出しましたw。
> メニューの枠?だけが再描画されたところでフリーズ
同じ状態ですね。
キーを叩くのが遅かったのかなぁ...
次のカーネルの更新でもしも同じ状況になったら、高速連打に挑戦してみますね(;^ω^)
同様の方法で起動しブートローダー再インストールで
回避しました。
怖くてまだ更新していません (・_・;)
これを再ビルドしてロールバックしてやろうかと考えてみたりしています(^_^;)
起動は出来るのですが鬱陶しいw。
設定変えて(午前は設定変えず)ブートローダーの
再インストールをしてみます。
当方は追記にも書いたように、旧版へ戻してしまいました(^_^;)
が平常起動。
新しいカーネルで起動しようとしないと起きないのか?。
後刻、試してみますw。
grub2 のメニューが重複表示されてはいますが、起動には問題はありませんでした。
(ま、私の場合は grub2 を旧版に戻してしまっているので...)
ちなみに 4.12 系はメインPCにはまだ入れていませんが、試しにサブPCの方に入れてみたところ、起動途中でカーネルパニックを起こしました。
サブの方はハードが古いので、4.12 系は使えないみたいです(-_-;)
何故か再現しなくなりました(;・∀・)。
grub2の更新はなかったと思うのですが・・・。
ちなみに、PCLOSだけをインストールしてある当方のサブPCでは、メニューの重複表示の問題はあるものの、「起動できない」という状況はは発生していません(このサブPCでは、grub2 はロールバックしていません)
メインPCはマルチブートなので、そこら辺が何か悪い影響を及ぼしているのかもしれませんね。