PCLinuxOS 日本語化版 の公開を停止しました

本日、拙作の PCLinuxOS 日本語化版 の公開を停止させて頂きました。公開停止の理由は下記の通りです。

最近になってある方より下記のページを教えて頂きました。

これを読んで私はショックを受けました。

GPLの規約に従えば、拙作の日本語化版の様なものであっても、ISOイメージで使用しているバイナリーに相当する全てのソースを提供する義務を負う、ということになります。

この点について私は今まで間違った理解をしていました。つまり、オリジナルを改変したものや独自に提供しているもの(野良パッケージ)のソースは公開する義務があるが、オリジナルをそのそまま使用しているものについては当方が公開する義務は負わない、と思っていました。

前掲のページは既に6年も前のものであり、GPLの規約について今まで正しく理解していなかったことに付いては、勉強不足・無知・情弱と言われれば全くその通りで返す言葉がありません。

日本語化版の現在の公開方法では明らかにGPLの規約に反しており、このまま公開を続けることはできないと考え、本日、公開停止の処置を取りました。

PCLinuxOS | comments (7) | -

コメント

one of Nora-users | 2012/07/03 07:53 PM
たしかに上記の通りでしょうが、1個人のしかもあくまで1言語のためのパッケージのために本家のすべてを公開すべきというのはどうにもという感じです。なんとかうまいパッケージ作成ツールがあればよいのでしょうか。Ubuntuのあれかな。がんばってください。
tomcat | 2012/07/03 10:24 PM
コメントありがとうございます。
本音を言いますと、私自身も釈然としないものを感じています。
オリジナルに付属しているツールを使って他言語化を行っただけのものにそこまで要求するのかと。
それでもGPLの規約だと言われれば反論の余地は無いわけで、やむを得ないことだと理解しています。

ISOイメージで使用している全てのソースを揃えて公開することは、一個人が行うには時間的にもサーバースペースの面でも相当な負担となります。
生来の面倒くさがりな性格ゆえ、「そんな規約があるなら日本語化版の公開はもういいや」という気持ちになっているのも確かです。
ano | 2012/09/16 04:42 PM
便乗失礼します。
こちらで配布されているMozc-UTもGPL違反の状態になっているように思います。

Mozc-UTは、GPL由来の辞書(altcanna, jinmei, skk)とクリエイティブ・コモンズCC-BY-SA由来の辞書(edict)を利用していますが、これらのライセンスには互換性がありません。両者を利用する限り、少なくともバイナリ版の配布はライセンスに違反することになるのではないでしょうか。
http://sourceforge.jp/magazine/07/10/01/0116215/2

ソースコードのみの配布や、私的利用が問題になるかはわかりません。
以上ご参考までに。
tomcat | 2012/09/17 04:11 PM
コメントありがとうございます。
取り敢えず、CC-BY-SAライセンスのEDICTを取り込まずにビルドする様に変更しました。
ふうせん Fu-sen. | 2014/12/31 06:44 PM
MEPIS の日本語サイトを運営している者です。
MEPIS から派生されている antiX、2014年には MX-14(MX Linux)も誕生していますが、
antiX・MX の日本語対応も行っています。

https://sites.google.com/site/mepisantixjp/

これに関してはちょっと記事内容を鵜呑みにしてしまってる日本ユーザーが多い気がしています。
MEPIS はこの状況に対し、このようなページを公開しています。

http://www.mepis.org/gpl-compliance-faq

MEPIS は今も公開を続けていますし、その後派生も発生しています。
私が関係するようになってから、この問題をフォーラムなど取り上げている人は見た事がありませんし、
ソースを求めて請求を行っているような投稿なども知りません。

日本でもこの件でディストリビューションの公開者に迫ってる人がいて、
それがちゃんと GPL の内容を理解しての対応なのか疑問に感じているところがあります。
そういう事で ISO の公開が控えられてしまっているのであれば、嬉しくない状況に思います。
tomcat | 2014/12/31 09:16 PM
コメントありがとうございます。
ライセンス関係はややこしくて、出来ることならばトラブルになりそうな事には関わりたくないと言うのが本音です。
趣味でやっていることに余計な神経をすり減らしたくないというのもあります。

仮に私が以前の様な形で PCLinuxOS の日本語化版を公開・配布した場合に、いわゆる「ライセンス厨」的な人たちから突っ込みを受ける余地が僅かでもあるのだとすれば、もうそのことだけで公開を躊躇うのに十分な理由となります。

それに仮にライセンス的な面がクリアになったとしても、PCLinuxOS のパテントとの絡みもあります。
確か PCLinuxOS では、個別に許可を得たもの以外では PCLinuxOS という名称を使って第三者が派生版の ISO イメージを配布することは出来なかったはずです。(もっともこれは正式な許可を得れば良い話ではありますが、英語力の無い人間にとってはそのこと自体が苦行です)
ふうせん Fu-sen. | 2015/12/27 12:52 PM
こちら、1年放置してしまってましたが……

別のコメントにも入れていますが、公式フォーラムに参加する事ができていまして、
公式的にいろいろと日本語関連を支援しようと思ってます。

ISO については「PCLinuxOS 公式リマスター のガイドライン」として Wiki に記載がありました。
あくまでこれは「公式リマスター」とする場合の基準です。
(フォーラムでもこの辺で混乱して削除しないといけないのか?と投稿しているユーザーがいらっしゃいました)
各言語版の ISO は各言語・国別で現在も配布されていますし、
多くの人に使ってもらうための行為をプロジェクトは NO と言わないと思います。
その辺は実際に開発者とのコンタクトをとりながら日本語 ISO 化も含めて対応を検討したいと思います。

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