PCLinuxOS の公式リポジトリの ibus-1.5.4 は正常動作しません
今までちゃんと書いていなかったので、改めて注意喚起の意味を込めて書いておきます。
現時点で公式リポジトリで提供されている ibus-1.5.4 は、パッケージング上の問題から正常動作しません。
但し、インストール後に下記のコマンドを実行してから再ログインすれば、動作するようになると思われます。
# dconf update # gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
この様な面倒を回避したいのであれば、fcitx を使用するか、拙作の野良リポジトリの ibus を使用するか、そのどちらかをお勧めします。
なお、PCLinuxOS で ibus, fcitx, uim を使用する場合の注意点について でも書いた様に、Localization Manager (addlocale) を用いて日本語化を行った環境では、必ず「入力メソッドの選択」を用いて ibus や fcitx の設定を行ってください。
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コメント
さて、PCLinuxOS の公式フォーラムに入りまして、具体的な対応が可能になっています。
この IBus の件、未だに問題があるようですので、報告しておこうと思います。
更新対象のパッケージ対象は ibus のみで良いでしょうか?
Fcitx とかも修正を要するようでしたら、合わせて教えてもらえると良いかもしれません。
公式の日本語パッケージを何とかしたいと思いますので……
今年ビルドしなおしているようで、その段階で改善されたように思われます。
古くなってきているので、そろそろ更新を〜というのもありますが……
コミュニティ版の pclinuxos64-lxde-201512 で確認してみました。
確かに ibus は起動していて mozc や anthy を選択できますが、肝心の日本語入力モードになりません。(直接入力の状態のまま)
そこで、上記のエントリでも書いている
# dconf update
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行したところ、日本語入力が行えるようになりました。
ソースパッケージを確認してみましたが、確かに今年の10月に再ビルドが行われていますね。
しかしこの問題の原因への対処は依然として行われていません。
それから、公式パッケージの ibus では Requires:python-gobject3 が指定されていない為に、python-gobject3 パッケージを別途インストールしないと「IBusの設定」(ibus-setup) が起動できませんね。
fcitx に関してはバージョンがちょっと古めという以外は問題は無いのではないかと思います。
※ 本来であれば私が報告すべきなのでしょうが、英語がからっきしダメなので如何ともし難い状態で、お恥ずかしい限りです。
関連するファイルによる別の問題かもしれません。
他は大丈夫そうなのですが……
ただしその場合、scim の段階で使えてないです。
やはりパッケージレベルで何とかしないといけなそうですね。報告しておきます。
一式確認してもらおうかと思います。
http://www.pclinuxos.com/forum/index.php/topic,135475.0.html
/usr/bin/gtk-query-immodules-2.0
に重大な typo があり、32bit版では gtk2 アプリ上でインプットメソッドが動作しない問題が発生します。
32bit版ではこれが影響している可能性もありそうです。