海底のデータも追加されたと話題になっている Google Earth の新しいバージョンを私の環境に入れてみました。
(1) openSUSE 11.1 x86_64 の場合
起動はするものの、下図の様に日本語が全く表示されません。
ネット上で調べてみたところ、Google Earth のインストール先ディレクトリ下の下記の3つのファイルをリネーム(または削除)すれば良いとの情報を得ました。
- libQtCore.so.4
- libQtGui.so.4
- libQtNetwork.so.4
ただし、x86_64 環境の場合、下記の2つの32bit版パッケージがシステムにインストールされている必要があります。
- libqt4-32bit
- libqt4-x11-32bit
で実際にやってみたところ、無事に日本語が表示できるようになりました。
(2) Mandriva 2009.0 x86_64 の場合
起動時、下記のエラーが出て止まりました。
./googleearth-bin: symbol lookup error: /usr/lib/libssl.so.0.9.8: undefined symbol: EVP_camellia_128_cbc
これは Google Earth のインストール先ディレクトリ下の libcrypto.so.0.9.8 をリネーム(または削除)することで回避できました。
しかし、起動しても openSUSE の場合と同様に日本語が表示されません。なので、openSUSE の場合と同じく、libQtCore.so.4 / libQtGui.so.4 / libQtNetwork.so.4 の3つのファイルをリネーム(または削除)してから起動すると、無事に日本語が表示されました。
なお、下記の3つのパッケージがシステムにインストールされている必要があります。
- libqtcore4
- libqtgui4
- libqtnetwork4
(3) PCLOS 2007 の場合
こちらもやはり日本語が表示されません。なので、libQtCore.so.4 / libQtGui.so.4 / libQtNetwork.so.4 の3つのファイルをリネーム(または削除)しました。PCLOS 2007 では、下記の3つのパッケージが必要となります。
- libqtcore4
- libqtgui4
- libqtnetwork4
で、起動してみたのですが、今度は下記のエラーが出て止まります。
./googleearth-bin: symbol lookup error: ./libQtWebKit.so.4: undefined symbol: _ZTV24QXmlStreamEntityResolver
ならばと、PCLOS 2007 の libQtWebKit0 パッケージをインストールした上で、Google Earth インストール先ディレクトリ下の libQtWebKit.so.4 をリネーム(または削除)して起動してみました。
ところが、今度は下記のエラーが出ました。
./googleearth-bin: error while loading shared libraries: libQtWebKit.so.4: cannot open shared object file: No such file or directory
はて? と思って調べてみたら、PCLOS 2007 の libQtWebKit0 パッケージには、libQtWebKit.so.0 しか含まれていません。多分、libQtWebKit をバージョンアップすれば良いのだろうとは思いますが、今回はそこまでするモチベーションは無く、PCLOS 2007 での Google Earth 5.0 Beta の使用は断念しました。orz