続・PCLinuxOS コントロールセンターが起動出来なくなっている風味
こちらの記事で書いた PCLinuxOS コントロールセンター(以下 PCC と略記)が起動出来なくなっている件の続き。
少し調べてみたところ、昨年11月のトラブルの時と同じく、webkit のアップデートが原因であることが判明しました。昨年のクリスマスの時期に webkit-1.1.17-1pclos2010 がアップデートで来ましたが、これを旧版の webkit-1.1.16-2pclos2010 にダウングレードしたところ、PCC が起動する様になりました。
webkit-1.1.16-2pclos2010 で当てられていた PCC 用のパッチが webkit-1.1.17-1pclos2010 では当たっていない様な印象を受けるのですが、公式リポジトリには webkit-1.1.17-1pclos2010 のソースパッケージが何故か put されていないので確認出来ていません。
旧版は下記の riken のサーバに残っています。
具体的には下記の3つのパッケージをダウンロードしてきて、強制インストールしました。
- libwebkitgtk1.0_2-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm
- webkit-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm
- webkit1.0-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm
# rpm -Uvh --force libwebkitgtk1.0_2-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm webkit-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm webkit1.0-1.1.16-2pclos2010.i586.rpm
私の環境には libwebkitgtk1.0-devel もインストールしてあったのですが、こちらをダウングレードしようとすると libdirectfb-devel パッケージが絡んできて面倒なことになりそうだったので、事前に libwebkitgtk1.0-devel を削除してしまいました。
なお、webkit-gtklauncher, webkit-jsc, webkit1.0-webinspector の3つのパッケージも webkit のサブパッケージですので、これらをインストールしている環境では、依存関係からこちらもダウングレードする必要があるかもしれません。
それにしても、一部のユーザの環境だけでこの問題が発生しているのは何故なんだろうなぁ?