【 Topics 】

ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

本日の野良リポジトリ (2012-05-29)

下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。

mozc-1.5.1090.102-1
ソースを更新しました。
mozc+sawadict-1.5.1090.102-20120504_1.1
ソースを更新しました。
Sawaさんの追加辞書は20120504版を品詞IDの変換を行なって使用しました。
mozc+utdict-1.5.1090.102-20120428.1
ソースを更新しました。

【 mozc-1.5.1090.102 について 】

今回のバージョンから、用例や「もしかして」機能を提供する ibus 用の新型の候補ウインドウがデフォルトでビルドされるようになりました。これによって、従来までは試験的な機能とされてきた新型の候補ウインドウが実質的に正式な機能となりました。

[ 用例ウインドウ ]
用例ウインドウ

[ もしかして機能 ]
「もしかして」機能

拙作の野良パッケージでは、この新型の候補ウインドウを mozc-renderer というパッケージで従来から提供してきましたが、今回のビルドでもこれを継承しています。従って新型の候補ウインドウを使用する為には、この mozc-renderer パッケージをインストールする必要があります。 mozc-renderer パッケージをインストールしていない場合には、候補ウインドウは用例や「もしかして」機能の無い従来型のものとなります。

なお、新型の候補ウインドウに表示されるフォントは、ibus のフォント設定が反映されます。

ibusのフォント設定

※ 新型の候補ウインドウは ibus 専用であり、scim や uim では mozc-renderer パッケージをインストールしていても従来型の候補ウインドウとなります。

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本日の野良リポジトリ (2012-05-27)

下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。

uim-1.8.1-1
ソースを更新しました。
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Mageia 2 64bit版で Adobe AIR を使う(その2)

Mageia 2 64bit版に Adobe AIR を入れたメモ の続き。

その後、気が付いたこと。
AIRアプリのSaezuriで日本語入力を行なっていると、ibus-daemon-real のPCU占有率が90%以上にまでハネ上がるという症状が出る。日本語入力をOFFにすると 日本語入力を行なっていない状態だと ibus-daemon-real のPCU占有率は1%程度にまで下がる。この症状が、少々強引な手法で Mageia 2 64bit版でAIRを使える様にしたことに起因しているのかどうかは不明。

で、Mageia 2 64bit版でAIRを使う為の別法として、Wine経由でWindows版のAIRをインストールしてみた。正直に言って、AIRの導入は前回書いた方法よりこちらの方が遥かに簡単。

パッケージマネージャでWineをインストールして、その後、AdobeのサイトからWindows版のAIRをダウンロードしてきてWine経由でインストールするだけ。(KDE環境だとDolphinで AdobeAIRInstaller.exe を右クリックしてコンテキストメニューの「アプリケーションで開く」の項にある「Wine Windwos Program Loader」をクリックするだけでOK)

Wine上のAIRで使うSaezuriでも ibus-mozc での日本語入力が出来るし、上述の ibus-daemon-real の問題はこちらでは発生しない。

Linux向けのAIRの提供が既に打ち切られていることを考えれば、AIRはWine経由で使う方が賢いかもしれない。

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Mageia 2 64bit版に Adobe AIR を入れたメモ

ちょっと手こずったので自分用にメモを残しておく。

(1) 32bit版パッケージのインストール

パッケージマネージャを起動して「オプション」から「メディアマネージャ」を選択し、Core 32bit Release と Core 32bit Updates のリポジトリを有効にする。
次にリポジトリの更新を行い、下記の i586 パッケージ(とその依存パッケージ)をインストールする。

  • libgtk+-x11-2.0_0
  • librpm-devel
  • libxslt1
  • libnss3
  • libxt6
  • libhal1
  • libgksu2.0_0
  • libpulseaudio0
  • libkwalletbackend4 (KDE環境の場合)

(2) librpm 4.8.1 関係のライブラリの入手

適当なミラーサーバの Magei 1 32bit版の core/updates リポジトリから下記のパッケージをダウンロードしてくる。

  • librpm1-4.8.1-10.4.mga1.i586.rpm
  • librpm-devel-4.8.1-10.4.mga1.i586.rpm

次に librpm-devel パッケージから下記のライブラリを取り出す。

  • librpm.so
  • librpmbuild.so
  • librpmio.so

さらに libprm1 パッケージからは下記のライブラリを取り出す。

  • librpm.so.1
  • librpm.so.1.0.0
  • librpmbuild.so.1
  • librpmbuild.so.1.0.0
  • librpmio.so.1
  • librpmio.so.1.0.0

※ 本来はこれらのライブラリは Mageia 2 3bit版上で rpm 4.8.1 をコンパイルして得るべきではあるが、マンドクセーので今回は Mageia 1 のライブラリを流用するという力技に出た(-_-;)

(3) (2)で取り出したライブラリの配置

(2)で取り出した9つのファイルを、/opt/lib/rpm-4.8-i586 下に配置する。(このディレクトリ名は任意だが、後述する環境変数 LD_LIBRARY_PATH には、このディレクトリを指定すること)

(4) Adobe AIR のインストール

rpmパッケージの場合

# rpm -ivh adobeair.i386.rpm --ignorearch

インストーラの場合

# LD_LIBRARY_PATH=/opt/lib/rpm-4.8-i586 ./AdobeAIRInstaller.bin

(5) .desktop ファイルの修正

  • /usr/share/applications/AdobeAIR-application-vnd.adobe.air-application-installer-package+zip.desktop
  • /usr/share/applications/AdobeAIR.desktop

上記の2つのファイルの Exec= の行を、下記の様に修正する。

Exec=LD_LIBRARY_PATH=/opt/lib/rpm-4.8-i586 "/usr/bin/Adobe AIR Application Installer"

【 備考 】

AIR が librpm 4.8.x 関係のライブラリを必要とする理由については下記のページを参照。

librpmbuild の API の仕様が 4.9 で変更されたことにより、これに対応していない AIR のインストーラおよびアプリケーションインストーラが正常動作しなくなったという事らしい。既に Adobe が Linux 向けの AIR の提供を打ち切っている以上、この問題に Adobe が対応してくれる可能性はゼロだと思われる。

また上記の原因から考えると、32bit版の Mageia 2 でも AIR アプリをインストールする為には、librpm 4.8.x 関係のライブラリを必要とするのではないかと推測される。(未確認)

【 2012年5月24日 追記 】
32bit版の Mageia 2 でも librpm 4.8.x 関係のライブラリを必要とすることを確認しました。
-----(追記ここまで)-----

さらに推測すれば、パッケージ管理に rpm を採用しているディストリでは、rpm のバージョンが 4.9.x に上がった時点で(ディストリの中の人が何らかの対応を取らない限り)同様の問題が発生すると思われる。

ちなみに、librpm 4.8.x 関係のライブラリを入れていない状態で AIR のインストーラを実行した場合には、下図の様なエラー表示が出た。

AIRインストーラのエラー表示

同じく librpm 4.8.x 関係のライブラリを入れていない状態で AIR アプリのインストールを実行すると、下図の様なエラー表示が出た。

AIRアプリケーションインストーラのエラー表示

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【重要】 野良リポジトリの変更のお知らせ

2012年5月4日、野良リポジトリのディレクトリ構成を少し変更しました。
/etc/apt/sources.list に記述されている野良リポジトリの行を、下記のように修正してください。(赤字が変更箇所)

[32bit版用]

(旧) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2010/i586 nora
(新) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ i586 nora

[64bit版用]

(旧) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos2011/x86_64 nora
(新) rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ x86_64 nora

Synaptic 上で修正を行う場合には、Synaptic のメニューから [設定] → [リポジトリ] と進んでリポジトリの設定画面を開き、野良リポジトリの行を選択して下図の様に修正してください。(図は32bit版用の設定)

新リポジトリの設定(Synaptic)


なお、旧リポジトリは5月12日に削除しました。

以上、当方の勝手な都合で野良リポジトリを御利用頂いているユーザの皆様にはお手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。m(_ _)m

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PCLinuxOS 日本語化版 の公開を停止しました

本日、拙作の PCLinuxOS 日本語化版 の公開を停止させて頂きました。公開停止の理由は下記の通りです。

最近になってある方より下記のページを教えて頂きました。

これを読んで私はショックを受けました。

GPLの規約に従えば、拙作の日本語化版の様なものであっても、ISOイメージで使用しているバイナリーに相当する全てのソースを提供する義務を負う、ということになります。

この点について私は今まで間違った理解をしていました。つまり、オリジナルを改変したものや独自に提供しているもの(野良パッケージ)のソースは公開する義務があるが、オリジナルをそのそまま使用しているものについては当方が公開する義務は負わない、と思っていました。

前掲のページは既に6年も前のものであり、GPLの規約について今まで正しく理解していなかったことに付いては、勉強不足・無知・情弱と言われれば全くその通りで返す言葉がありません。

日本語化版の現在の公開方法では明らかにGPLの規約に反しており、このまま公開を続けることはできないと考え、本日、公開停止の処置を取りました。

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本日の野良リポジトリ (2012-05-09)

下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。

setime-0.76-1
環境によっては setime での設定内容が反映されないことがある問題を修正しました。(別記参照)

※ 5月4日に野良リポジトリに少々変更を加えました。野良リポジトリの設定変更を未だ行なっておられない方は、こちらのエントリに目を通して頂きますようお願い致します。


【 setime-0.76 について 】

setime-0.71 で /etc/sysconfig/i18n または ~/.i18n に設定を記述する方法へ戻したわけですが、その後、LXDE版では「GDM_LANG という環境変数が設定されている場合には、/etc/sysconfig/i18n や ~/.i18n の設定内容を全く読んでくれない」という問題が依然として残っていることが判りました。(他のデスクトップ環境でもディスプレイマネージャに gdm を使用している場合には、この問題が出る可能性がありました)

そこで、$GDM_LANG が設定されていても常に /etc/sysconfig/i18n または ~/.i18n を読み込むように、システム側のファイルに修正を加えることにしました。具体的には、/etc/profile.d/10lang.sh の 17〜18行目をコメントアウトします。

この修正処理自体は setime-delete-old-settings というスクリプトに記述し、setime-0.76 パッケージのインストール時の後処理部分でこのスクリプトを呼び出して実行しています。

ただ、setime-0.76 パッケージのインストール後にシステムのアップグレードが行なわれた場合などには /etc/profile.d/10lang.sh が上書きされる可能性がある為、setime の起動時に /etc/profile.d/10lang.sh の内容のチェックを行い、上書きされたと判断される場合には setime-delete-old-settings スクリプトを再度実行する様にしています。

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本日の野良リポジトリ (2012-05-06)

下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。

mozc+sawadict-1.5.1053.102-20120504.2
Sawaさんの追加辞書を20120504版へ更新しました。

※ 5月4日に野良リポジトリに少々変更を加えました。野良リポジトリの設定変更を未だ行なっておられない方は、こちらのエントリに目を通して頂きますようお願い致します。

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本日の野良リポジトリ (2012-05-01)

下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。

mozc-1.5.1053.102-3
mozc-renderer というパッケージを新たに提供するようにしました。
このパッケージをインストールすると、ibus用の新型候補ウインドウが利用できるようになります。このパッケージがインストールされていない場合には、従来型の候補ウインドウとなります。
 (この mozc-renderer パッケージの提供開始により、今まで nora-test セクションに投入してきた mozc_acw, mozc+sawadict_acw, mozc+utdict_acw の各パッケージは廃止しました)
uim-mozc をビルドするのに必要な macuim を svn.317 へ更新することによって、uim-mozc を再びビルドするようにしました。
mozc+utdict-1.5.1053.102-20120428.2
UTUMIさんの追加辞書を2012年4月28日版へ更新しました。

【注意】

mozc-renderer パッケージのインストール後は、ibusを再起動するか再ログインしてください。

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