【 Topics 】

ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

mozc 1.1.690.102

野良リポジトリに mozc-1.1.690.102-2nora11 を投入しました。

今回のバージョンからビルドと mozc-tools の実行には zinnia が必要となりましたが、PCLinuxOS では現時点では zinnia が提供されていない為、Mandriva のパッケージを流用してこちらも野良ビルドしています。

今回のバージョンでは「文字入力パレット」と「手書き文字認識」が新たに実装されています。それぞれの機能は下記を実行することで起動できます。

(1) 文字入力パレット
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=character_palette

mozc文字入力パレット

(2) 手書き文字認識
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=hand_writing

mozc手書き文字認識

今回の拙作のパッケージでは、ibus のツールバーからこれらの機能を起動出来るように独自にパッチを当ててビルドしています。

ibus-mozc  ツールバー

なお、今回のバージョンでは品詞IDの変更は行われていないので、mozc+sawadict と mozc+utdict の各パッケージも、取りあえず現在の辞書を使用してビルドしたものを野良リポジトリに投入しています。


【 2011年4月17日 追記 】

1.1.690.102-3nora11 を野良リポジトリに投入しました。

前バージョン(1.1.626.102)で実装済みだった「単語登録」機能も、ibus のツールバーから起動出来るようにパッチを更新しました。前掲のツールバーのスクリーンショットも、このビルドのものに差し替えました。なお、この単語登録機能は、下記を実行することでも起動できます。

/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=word_register_dialog

mozc単語登録

1.1.626.102 の野良パッケージの公開時のこちらの記事の2011年3月3日の追記において、この単語登録機能に関して『これはどうやら Mozc には未実装の模様』と書きましたが、私の確認不足による事実誤認でした。お詫びして訂正させて頂きます。m(_ _)m

それから、scim でもツールバーから「文字入力パレット」と「手書き文字認識」と「単語登録」を起動出来るように、独自のパッチを当ててビルドしました。

【 2011年4月18日 追記 】

sawaさんの追加辞書を 20110417 版に更新した mozc+sawadict-1.1.690.102-20110417.2nora11 を野良リポジトリに投入しました。

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Flash コンテンツ表示後の画面表示の乱れと nVIDIA のドライバ

私の環境だけで発生している問題かもしれませんが、Firefox や Chrome で YouTube やニコ動等の Flash コンテンツを表示した後に他のアプリ(例:gedit)を起動すると、そのアプリの背景に先程の Flash が描写されてしまうという問題に遭遇しました。Flash コンテンツを表示後にブラウザを完全に閉じても問題の現象が発生します。そして一度でもこの問題が発生してしまうと、それを解消するには再ログインするしかなくなります。

実はこの問題は nVIDIA のドライバが 260 系になった頃から発生していて、今までは 256.53 を使用することで問題を回避してきました。(256.53 を使用している場合にはこの問題は発生しません)

ところが先日、PCLOS の kernel を 2.6.38.2 に上げたことで 256.53 がカーネルモジュールを生成できなくなり、やむ無く 260.19.44 を使用する様になって問題が再発してしまいました。Flash を 10.3beta にしてみたりしたのですが問題は解決せず半ば諦めかけていたのですが、ふと思い付いて Flash のハードウェアアクセラレーションを無効にしてみたところ、問題が発生しなくなりました。

FlashPlayerハードウエアアクセラレーション設定

ただしこの設定を行うと、Flash の動画再生支援機能が働かなくなります。それでも動画再生支援機能が働かなることよりも画面表示が乱れないことの方が重要なので、現在はこの設定で使っています。

このトラブルで1つ不思議なのは、PCLOS とデュアルブートにしている openSUSE 11.3 x86_64 側でも同じ 260.19.44 を使用しているにもかかわらず、こちらでは問題が発生していないという点です。これが 32bit と 64bit の違いによるものなのか、それともただ単に私の PCLOS の環境が腐っているだけなのかは不明です。orz

etc. | comments (2) | -

PCLinuxOS に大規模なアップデートが来た

色々とアップデートされてますが、gcc が 4.5.2 へ更新されたのが個人的には目を引きました。その他、kernel も 2.6.38.2 が来ていますね。この後には近々に、KDE 4.6.2 も来る模様です。

それから、公式リポジトリに xfce4 というセクションが新設されて XFCE 関連のパッケージはそちらへ置かれている様です。デスクトップ環境に XFCE を使用されている方は新セクションの追加をお忘れなく。

ただこの新セクション、将来に渡って恒常的に使用されるものなのかどうかは現時点では不明です。以前に存在した gnome セクションの様に、短期間だけ使用されてその後に削除される可能性もあるかもしれません。

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