シフトJIS日本語ファイル名対応 unzip と file-roller
unzip-6.0-1.1nora11 と file-roller-2.32.2-1.1nora11 を野良リポジトリに投入しました。
unzip はシフトJIS日本語ファイル名対策の為に、Ubuntu Japanese Team が提供している unzip-6.0 のソースファイルを使用してビルドしています。これで Windows 上で作成された zip ファイルに含まれる日本語ファイル名を文字化けせずに扱うことが出来る様になります。なお、パッケージの作成に当たっては Sawaさんが配布されている unzip パッケージを参考にさせて頂きました。何時もお世話になっております。m(_ _)m
で、このシフトJIS日本語ファイル名対応 unzip を使用すれば file-roller でも文字化けは発生しなくなりますが、システムに p7zip がインストールされている場合には状況が異なり、このシフトJIS日本語ファイル名対応 unzip を使用していても file-roller で文字化けが発生してしまいます。これは file-roller が書庫を取り扱う際に、p7zip がインストールされている環境では unzip よりも p7zip が優先して使用されることが原因です。
この問題を回避し、p7zip がインストールされている環境でも file-roller が文字化けせずに書庫を取り扱えるようにする為に、Sawaさんのこちらの記事で書かれているパッチを当ててビルドしたのが今回の file-roller のパッケージです。Sawaさんには重ね重ねお世話になります。m(_ _)m
なお、KDE-4.6.3 の ark-2.16 では p7zip がインストールされている環境でも unzip の方が優先使用される模様で、シフトJIS日本語ファイル名対応 unzip がインストールされていれば、特段の対策を行わなくても文字化けせずに書庫を扱えます。