PCLinuxOS 2017.11 リリース
去る11月12日、2017.11 がリリースされました。フォーラムでのリリースアナウンスは出ていませんが、pclinuxos.com での KDE Desktop や Mate Desktop のページの内容が 2017.11 になっているので、事実上リリースされたと判断しました。
ただ、この 2017.11 にはインストール時にちょっと注意すべき問題があります。
それは /usr を別パーティションにしてインストールした場合、インストール後の再起動時に libreadline.so.7 を見付けられずに起動が停止してしまいます。(フォーラムでの関連投稿)
これは 2017.11 で使用されている lib64readline7-7.0-1pclos2017 パッケージで提供されているファイルの配置場所に問題があるためで、リポジトリの方では修正済みの lib64readline7-7.0-2pclos2017 が既に配布されています。
この問題を回避するには、/usr を別パーティションにしないでインストールするのが一番簡単だと思います。
しかしどうしても /usr を別パーティションにしてインストールしたいという場合には、LiveCD 上で Synaptic 経由で lib64readline7 を lib64readline7-7.0-2pclos2017 に更新した状態でインストールを行えば、この問題を回避することができます。
この問題があるために、12日公開された ISO イメージは lib64readline7 を更新したものへと差し替えられるのではないか、それ故にフォーラムでのリリースアナウンスが遅れているのではないかと私は推測していたのですが、どうやらそのままのようです。