本日の野良リポジトリ (2013-10-26)
下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
いずれのパッケージも、昨日の「gtk アプリ上で日本語入力を行えない」問題への更なる修正を加えたものです。
- gtk+2.0-2.24.22-1.3
- ibus-1.5.1.is.1.4.2-4
- fcitx-4.2.8.3-2
- uim-1.8.6-2
- scim-1.4.14-3
「公式パッケージの gtk+2.0-2.24.22-1 をインストールしたら gtk アプリ上で日本語入力を行えなくなった」問題について更に調べたところ
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行すると問題が解決することが確認できました。
上記を実行すると今までは存在していなかった
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
というファイルが作成され、gtk+2.0 がこれを読み込むことで gtk アプリ上で日本語入力が可能となる様です。
以前のバージョンでは
gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
を実行することによって作成された
/etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
というファイルを読み込んでいたのですが、2.24.22 では何故かこのファイルが読み込まれず、それ故に gtk アプリ上で日本語入力が行えないという問題が発生した模様です。
今回投入した gtk+2.0-2.24.22-1.3 ではソースのバージョンを本来の 2.24.22 に戻すと共に、新たに
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
を作成する様に修正を加えました。
また ibus, fcitx,uim,scim の各パッケージでは、その インストール/アンインストール の後処理のスクリプトに於いて従来は
gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
を実行していましたが、これに替わって
gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行する様に修正を加えました。
※ 上記文中の %{_lib} の部分は、32bit版では lib に、64bit版では lib64 に読み替えてください。