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ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

PCLinuxOS KDE版 2012.08 正式公開

ようやく正式公開されました。

kernel-3.2.18 , kde-4.8.3 となっています。

pclinuxos-kde-2012.08 のインストール後のデフォルトのデスクトップのスクリーンショット。
pclinuxos-kde-2012.08 デスクトップ

日本語化後のスクリーンショット。
pclinuxos-kde-2012.08 日本語化済みデスクトップ

今回の pclinuxos-kde-2012.08 はISOファイルのサイズが 1.3GB となっており、CDサイズに収まらなくなりました。容量増加の主な原因は、LibreOffice を同梱したことによるものと思われます。ちなみに LibreOffice のバージョンは 3.6.0 となっています。

一方の pclinuxos-kde-minime-2012.08 は従来と同様に KDE デスクトップ環境の最小構成版であり、こちらはCDサイズに収まる 508MB となっています。

但し今回の pclinuxos-kde-minime-2012.08 では、日本語化の作業の際に使用する Localization Manager (addlocale) が初期状態ではインストールされていません。従って日本語化の作業を行う際には、事前に addlocale パッケージをインストールする必要があります。(「addlocale なんて使わずに全て手作業でやったる!」という強者は別ですが...)

日本語化の作業手順そのものは、概ね従来と同様です。ただし、pclinuxos-kde-2012.08 では addlocale の実行だけでは LibreOffice の UI が日本語化されず、別途 lomanager を実行して日本語化する必要がありました。

なお、私の環境だけの問題かもしれませんが、addlocale を用いて日本語化を行なっても KDE の一部の表記が英語のままでした。例えば日付の表示では 2012年August23日Thursday と摩訶不思議なものになっていました。そこで kde4-l10n-ja パッケージを再インストールしてみたところ、正常な日本語表示とすることが出来ました。

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本日の野良リポジトリ (2012-08-01)

下記のパッケージを nora セクションへ投入しました。

mozc+sawadict-1.5.1090.102-20120725.3
Sawaさんの追加辞書を20120725版へ更新しました。
libvdpau-0.4.1-0.6
Mageia 2 からパッチを3件拝借してきて当てています。

また、下記のパッケージを i586 の nora-test セクションへ投入しました。

minitube-1.8-0
ソースを更新しました。

【今回ビルドした libvdpau パッケージに適用したパッチについて】

今回新たに適用した3件のパッチの内の1件は Flash Player のバグに応急的に対応する為に、 VDPAUのメーリングリストで提示されたパッチです。このパッチを適用することにより、Flash Player でハードウェアアクセラレーションを有効にしている場合に発生する次の2点の問題が修正されます。

  1. Flash コンテンツの色合いがおかしくなる。
  2. Flash コンテンツが他のアプリで背景として描画されてしまう。Firefox の場合だと、Flash コンテンツを表示させ、その後新しいタブを開くとそのタブの背景に先程の Flash コンテンツが表示されてしまう。

当方の環境でもこちらのエントリで書いた様に 2. の問題が発生していて、今までは Flash のハードウェアアクセラレーションを無効にして対処していましたが、今回ビルドしたパッケージを使用したところ、Flash のハードウェアアクセラレーションを有効にしても問題が発生しないことが確認できました。

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PCLinuxOS 64bit 版の現況について

先月16日に KDE 版の test05 が公開されました。

kernel-3.2.18
kde-4.8.3
となっています。

実環境にインストールして試用中ですが、"英語環境で 64bit のアプリだけを使う" という条件ならば、「常用しても大丈夫かな」と思わせる程度には仕上がって来ています。

しかしこの条件を一歩外れると、色々な問題に遭遇することになります。

先ず日本語化についてですが、現時点では Localization Manager (addlocale) を用いた日本語化は行えず、実行途中でエラーとなります。なぜならば、addlocale が要求する日本語化に必要なパッケージが現在のリポジトリでは提供されていないからです。

  • fonts-ttf-japanses (UmePlus フォント)
  • anthy
  • scim-anthy

現在のリポジトリにはこれらのパッケージが存在しません。また上記以外にも、ibus 関係のパッケージも全くありません。

それでも、日本語フォントに関しては fonts-ttf-japanese-mplus_ipagothic が提供されているので、locales-ja や kde4-l10n-ja 等々のパッケージを手作業でインストールして設定を行えば、取り敢えずは日本語表示とすることは可能です。

しかし日本語入力は全くできません。日本語入力を行うためには、必要なものを自前でビルドするしかありません。(拙作の野良パッケージをご使用頂くという選択肢もありますが...)


次に、32bit ライブラリの取り扱いについて。

PCLinuxOS では MultiArch 方式が採用されている模様ですが、現時点ではこれが適正に機能していません。その上、本来は /lib64 下に配置されるべき 64bit ライブラリが /lib 下に配置されていたりする例も見受けられます。(例えば liblzma.so.5)

この様な状況から、現在のリポジトリには ia32-libs というパッケージが存在しています。このパッケージは 32bit 向けの Skype 用のアプリを動作させる為に必要な 32bit ライブラリを提供していて、これをインストールすると /opt/libs32 下に 32bit ライブラリが配置されます。

しかしこれはどう考えてもイレギュラーな方法であり、MultiArch が正常に機能していれば本来は必要のない(存在してはいけない)パッケージです。その様なパッケージをリポジトリに投入することが許されたこと自体、MultiArch が正常に機能していないことの証左であるとも言えます。

64bit 環境でも 32bit アプリを使いたいケースは時としてある訳で、正式リリースまでには MultiArch が正常に機能する様にして欲しいと思います。


.....と言うようなことを書いていたら、なんと、64bit の lxde 版の rc1 が公開されました(・_・;)
RC ということは、「重大な問題が無ければそのまま正式リリース版になるよー」なことであり、正直この時点で RC って、工エエェェ(´д`)ェェエエ工ー な感じです。MultiArch の件は「見なかったこと」にするつもりなのでしょうか?

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PCLinuxOS: kernel-3.2.18 と VMware Player 4.0.4

先日、PCLinuxOS に kernel-3.2.18 が来ました。3系のカーネルは今まで公式リポジトリの testings セクションに置かれていたのですが、今回 updates セクションの方に移動されました。PCLinuxOS としては初めての3系カーネルの公式提供ということになるのでしょうか。

てことで、3.2.18 へさくっとアップデートを行いました。

で、カーネルのアップデートを行った後に VMware Player 4.0.4 がリリースされていることを知って、早速現用の 4.0.3 からアップデート。でもカーネルモジュールが作成不可で起動してくれない orz
エーー、この時期にリリースするのに 3.2 系のカーネルに対応してないの? ヽ(`Д´)ノプンプン

仕方がないので、下記のページからパッチを頂いてきて当てました。

なお、このパッチ自体は VMware Player 4.0.3 リリース時のものなので 4.0.4 へ適用する場合には、patch-modules_3.2.0.sh をテキストエディターで開いて、8行目の plreqver=4.0.3 を plreqver=4.0.4 へ修正する必要があります。

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Mageia 2 用の野良パッケージ

自分用にビルドしたのを置いています。今のところ mozc 関係と jd だけです。

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