PCLOS: 再び X が起動できなくなった件(解決)
再び X が起動できなくなった件 の続きです。
PCLinuxOS のフォーラムで下記のスレッドを発見しました。
私の場合と全く同じ状況のようで、スレ主は lib64elfutils-devel を削除することで問題が解決したようです。
私の環境でも lib64elfutils-devel がインストール済みだったので、試しにこれを削除してみました。そして kernel-4.14.32 を再度インストールして再起動したところ、無事に nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールがビルドされました。その他、VMwarePlayer や VirtualBox のカーネルモジュールも問題なくビルドされました。(^_^)
※ lib64elfutils-devel を削除すると依存関係から lib64gstreamer1.0-devel, lib64qt5multimedia-devel なども同時に削除されます。
ただ個人的には lib64elfutils-devel を必要とするパッケージをビルドするケースがあるので、現在の elfutils-0.166 に替わって問題の発生しない elfutils-0.170 が早期にリポジトリに投入されることを期待しています。
【4月20日 追記】
リポジトリに elfutils-0.170-1 が投入されましたが、「lib64elfutils-devel がインストールされていると カーネルモジュールのビルドに失敗する」という問題は依然として解消されていません。
【5月23日 追記】
最近のカーネルの更新により、lib64elfutils-devel がインストールされている環境でもカーネルモジュールが問題なく作成されるようになったことを確認しました。これによりこの問題は完全に解決しました。
【6月8日 追記】
nVIDIA のドライバーについては間違いなく問題が解消されたのですが、VMwarePlayer と VirtualBox のカーネルモジュールの作成については、依然として問題が解消されていないことを確認しました。 5月23日の時点では問題が解消されたように思ったのですが、あれは私の何かの勘違いだった模様です orz
なお VMwarePlayer と VirtualBox 以外でも、カーネルモジュールの作成を必要とするドライバー類ではこの問題が発生する可能性があるかもしれません。
ま、lib64elfutils-devel に依存しているソフトを自分でコンパイルするという状況でもない限りはこのパッケージをインストールすることは無いと思うので、通常は気にする必要は無いのかもしれません。