【 Topics 】

ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

PCLOS: 再び X が起動できなくなった件(解決)

再び X が起動できなくなった件 の続きです。

PCLinuxOS のフォーラムで下記のスレッドを発見しました。

私の場合と全く同じ状況のようで、スレ主は lib64elfutils-devel を削除することで問題が解決したようです。

私の環境でも lib64elfutils-devel がインストール済みだったので、試しにこれを削除してみました。そして kernel-4.14.32 を再度インストールして再起動したところ、無事に nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールがビルドされました。その他、VMwarePlayer や VirtualBox のカーネルモジュールも問題なくビルドされました。(^_^)

※ lib64elfutils-devel を削除すると依存関係から lib64gstreamer1.0-devel, lib64qt5multimedia-devel なども同時に削除されます。

ただ個人的には lib64elfutils-devel を必要とするパッケージをビルドするケースがあるので、現在の elfutils-0.166 に替わって問題の発生しない elfutils-0.170 が早期にリポジトリに投入されることを期待しています。


【4月20日 追記】

リポジトリに elfutils-0.170-1 が投入されましたが、「lib64elfutils-devel がインストールされていると カーネルモジュールのビルドに失敗する」という問題は依然として解消されていません。

【5月23日 追記】

最近のカーネルの更新により、lib64elfutils-devel がインストールされている環境でもカーネルモジュールが問題なく作成されるようになったことを確認しました。これによりこの問題は完全に解決しました。

【6月8日 追記】

nVIDIA のドライバーについては間違いなく問題が解消されたのですが、VMwarePlayer と VirtualBox のカーネルモジュールの作成については、依然として問題が解消されていないことを確認しました。 5月23日の時点では問題が解消されたように思ったのですが、あれは私の何かの勘違いだった模様です orz

なお VMwarePlayer と VirtualBox 以外でも、カーネルモジュールの作成を必要とするドライバー類ではこの問題が発生する可能性があるかもしれません。

ま、lib64elfutils-devel に依存しているソフトを自分でコンパイルするという状況でもない限りはこのパッケージをインストールすることは無いと思うので、通常は気にする必要は無いのかもしれません。

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PCLOS: 再び X が起動できなくなった件

本日、nVIDIA の新しいドライバー 390.48 がリポジトリに投入されていたので 390.42 から更新したところ、前回の カーネル更新で X が起動できなくなった件 の症状が再発しました。

取りあえず以下の手順で X を起動させることができるようになりました。

  • recovery mode で起動
  • /etc/X11/xorg.conf を削除して再起動
  • コントロールセンターでビデオのドライバーを nouveau に設定(プロプライエタリドライバーを使わない)して再起動

(ちなみに前回と同様に kernel-4.9.92 では nVIDIA のドライバーでも問題なく起動できました)

試しに dkms-nvidia-current と x11-driver-video-nvidia-current の2つのパッケージを「完全削除」してから再度これらのパッケージのインストールを行ったところ、下記のメッセージが出力されました。

パッケージ dkms-nvidia-current-390.48-2pclos2018 をインストール中に:

Creating symlink /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/source ->
                 /usr/src/nvidia-current-390.48-2pclos2018

DKMS: add Completed.

Preparing kernel 4.14.32-pclos1 for module build:
(This is not compiling a kernel, just preparing kernel symbols)
Storing current .config to be restored when complete
Running Generic preparation routine
make clean.....
using /proc/config.gz
make oldconfig....
make prepare....

Building module:
cleaning build area....
export IGNORE_CC_MISMATCH=1;'make' KERNEL_UNAME=4.14.32-pclos1 modules..............(bad exit status: 2)

Error! Bad return status for module build on kernel: 4.14.32-pclos1 (x86_64)
Consult the make.log in the build directory
/var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/ for more information.

カーネルモジュールの作成に失敗していますね。
さらに /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/make.log を覗いてみたところ、下記のようなエラーが記録されていました。

 CONFTEST: is_export_symbol_gpl_refcount_inc
 CONFTEST: is_export_symbol_gpl_refcount_dec_and_test
  SYMLINK /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-kernel.o
  LD [M]  /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia.o
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-frontend.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-instance.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-gpu-numa.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-acpi.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-chrdev.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-cray.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-dma.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-gvi.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-i2c.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-mempool.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-mmap.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-p2p.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-pat.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-procfs.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-usermap.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-vm.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-vtophys.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-interface.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-mlock.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-pci.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-registry.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/os-usermap.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-modeset-interface.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-pci-table.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-kthread-q.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-kthread-q-selftest.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-memdbg.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-ibmnpu.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv-report-err.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nv_uvm_interface.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
ld: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia/nvlink_linux.o が見つかりません: そのようなファイルやディレクトリはありません
make[3]: *** [/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1/scripts/Makefile.build:574: /var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build/nvidia.o] Error 1
make[2]: *** [/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1/Makefile:1521: _module_/var/lib/dkms/nvidia-current/390.48-2pclos2018/build] Error 2
make[2]: Leaving directory '/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1'
make[1]: *** [Makefile:146: sub-make] Error 2
make[1]: Leaving directory '/usr/src/kernel-devel-4.14.32-pclos1'
make: *** [Makefile:79: modules] Error 2

うーん、これって nVIDIA のドライバーがそのカーネルのバージョンに対応しきれていない時に出るエラーなような気がするのですが、違うかなぁ?

いずれにしても kernel-4.14.32 を使用している現在の当方の環境では nVIDIA のドライバーは使えなさそうなので、当面は nouveau ドライバーで行こうと思います。


【4月15日 追記】

その後、VMwarePlayer や VirtualBox のカーネルモジュールの作成にも失敗することが判明しました。一方、カーネル更新で X が起動できなくなった件 で作成した検証用環境では、nVIDIA, VMwarePlayer, VirtualBox の全てのカーネルモジュールが正常に作成されました。メイン環境は何かがおかしい...

【4月15日 追記 2】

原因が掴めないので、カーネルを 4.9.92 へ変更しました。こちらでは全てのカーネルモジュールが正常に作成されました。

【4月16日 追記】

再び X が起動できなくなった件(解決)

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PCLOS: カーネル更新で X が起動できなくなった件

一週間ほど前に Twitter で呟いた件(及びその続き)です。

私は PCLinuxOS ではカーネルは LTS な 4.14 系を使っています。今月初めに 4.14.32 がリポジトリに投入されたので、それまで使っていた 4.14.26 から更新しました。

ところが更新後の再起動時の dkms による nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールの作成が失敗して X が起動できなくなるという問題が発生しました。(グラボは GTX 960)
さらに前版の 4.14.26 で起動しても何故か X の起動に失敗するという状況に陥ってしまいました。

drakx11 でドライバーを nouveau に変更しても何故か X がエラーを吐いて起動できません。それではとカーネルを 4.15.15 に変更しても、やはり X を起動できません。

そこでカーネルを 4.9.92 に変更してみたところ、やっと X が起動できるようになりました。nVIDIA のドライバーにしても問題は発生しませんでした。

ここ数日はこの環境で使っていたのですが、このままでは 4.14 以降のカーネルがこの先も使用できない可能性が高いので、別にパーティションを新たに切って検証を行ってみました。

  • pclinuxos64-kde5-2017.11 を用いて新規インストール
  • 最新状態へ更新(カーネルも同時に 4.14.32 へ更新)
  • 再起動
  • nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールの作成に成功して無事に起動

ということで、4.14.32 で問題なく起動できることが確認できました。

そこでこの検証用の環境を addlocale を用いて日本語化した上で、mylivecd で ISO イメージを作成しました。そしてその ISO イメージを用いてメイン環境の再インストールを敢行しました。結果、現在は無事に 4.14.32 で使用できています(^_^)

問題の発生したメイン環境は昨年の7月に新規インストールしたのを更新し続けてきたものでしたので、何かしら色々と「ゴミ」が有って、それが冒頭の X の起動失敗に繋がったのかもしれません。

inxi -Gxx


【4月14日 追記】

nVIDIA のドライバー更新で問題が再発しました。

【4月16日 追記】

再び X が起動できなくなった件(解決)

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