PCLOS: カーネル更新で X が起動できなくなった件
一週間ほど前に Twitter で呟いた件(及びその続き)です。
私は PCLinuxOS ではカーネルは LTS な 4.14 系を使っています。今月初めに 4.14.32 がリポジトリに投入されたので、それまで使っていた 4.14.26 から更新しました。
ところが更新後の再起動時の dkms による nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールの作成が失敗して X が起動できなくなるという問題が発生しました。(グラボは GTX 960)
さらに前版の 4.14.26 で起動しても何故か X の起動に失敗するという状況に陥ってしまいました。
drakx11 でドライバーを nouveau に変更しても何故か X がエラーを吐いて起動できません。それではとカーネルを 4.15.15 に変更しても、やはり X を起動できません。
そこでカーネルを 4.9.92 に変更してみたところ、やっと X が起動できるようになりました。nVIDIA のドライバーにしても問題は発生しませんでした。
ここ数日はこの環境で使っていたのですが、このままでは 4.14 以降のカーネルがこの先も使用できない可能性が高いので、別にパーティションを新たに切って検証を行ってみました。
- pclinuxos64-kde5-2017.11 を用いて新規インストール
↓ - 最新状態へ更新(カーネルも同時に 4.14.32 へ更新)
↓ - 再起動
↓ - nVIDIA のドライバーのカーネルモジュールの作成に成功して無事に起動
ということで、4.14.32 で問題なく起動できることが確認できました。
そこでこの検証用の環境を addlocale を用いて日本語化した上で、mylivecd で ISO イメージを作成しました。そしてその ISO イメージを用いてメイン環境の再インストールを敢行しました。結果、現在は無事に 4.14.32 で使用できています(^_^)
問題の発生したメイン環境は昨年の7月に新規インストールしたのを更新し続けてきたものでしたので、何かしら色々と「ゴミ」が有って、それが冒頭の X の起動失敗に繋がったのかもしれません。
【4月14日 追記】
nVIDIA のドライバー更新で問題が再発しました。