KDE 4.3.2 on PCLinuxOS
既存の環境への KDE 4.3.2 の導入方法ですが、その手順はフォーラムの下記の記事に書かれています。
記事中でも太字で書かれていますが、重要な注意点としては、『既存の KDE 3.5.10 環境は削除される』という点です。つまり PCLOS では、 「KDE 3 と KDE 4 の併用は不可」ということになります。また、次の PCLOS のリリース(2010.1 ?)からはデフォルトのデスクトップ環境が KDE 4 になり、KDE 3.5 のサポートは行われなくなる予定だそうです。
KDE 3.5.10 がリリースされてから既に1年以上が経過し、本家でも事実上 3.5 のサポートが終了している現状では、KDE 4 への移行を行うべき時が来ているのだろうと思います。(個人的には 3.5.10 の安定した環境は大好きなんですが...)
何はともあれ、サブ PC の PCLOS を KDE 4.3.2 環境にしてみました。KDE 4 がリリースされた当初に比べると 4.3.2 は「格段に良くなったなぁ」という印象です。私が使ってみた範囲では安定性も十分でした。
ただ、「KDE 4 アプリで IPAフォント を使った場合にその字間が異様に開く」という KDE 4 リリース当初からの問題はそのままでした。もっともこれは、KDE 4 に原因があるのか、IPAフォントに原因があるのか、それとも freetype 等の他の所に原因があるのか、私にはよく判りませんが...
この問題を回避する為に、Momonga Linux ではデフォルトの日本語フォントを IPAフォント と M+フォント の合成フォントである Meguri フォント にしていますね。
それからこれは私の環境固有の問題かもしれませんが、dolphin とコンカラでのスクロールが遅いです。マウスホイールの操作にスクロールが付いてこれていないという感じです。kate ではスムーズにスクロールしてくれるのですけどねぇ。これも原因が何処にあるのか私には判っていません。orz
日本語入力に関しては、拙作の scim-bridge-qt4 をインストールすることで scim 経由で行えています。