【 Topics 】

ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

PCLinuxOS 野良ビルドパッケージ用 APT リポジトリ構築

「構築」と言うほど大袈裟なものではありませんが、拙作の PCLinuxOS 用の諸々のパッケージの為に、APT のリポジトリを作りました。

/etc/apt/sources.list に下記の行を追記することで、apt-get コマンドや Synaptic でこのリポジトリを利用できる様になります。

rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos nora

ソースパッケージが必要な場合は、下記の行も追記してください。

rpm-src http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ pclos nora

※ 一通りのテストは行ったつもりですが、何か不具合等がございましたらコメント頂けると幸いです。

【 追記 】

2012年5月に野良リポジトリの構成を変更しました。現在の設定については、こちらのページをご覧ください。

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PCLinuxOS 2009.1 の日本語化

(2009.03.15 初出)

【 2009年7月3日 追記 】

PCLinuxOS 2009.2 の日本語化については、こちらの記事も参考にしてください。


【 注意 】

ライブCDの部屋さんで公開されている PCLinuxOS 2009.1 日本語化版 を使用してインストールを行った環境では、このエントリで述べている日本語化の作業は不要です。


2009.1 のインストール後、デスクトップ上に在る Utilities フォルダ内の Setup-Language.desktop をダブルクリックするか、root 権限で直接 /usr/bin/addlocale を実行することで大方の日本語化は出来ます。ただし、この過程では日本語入力関係までは面倒をみてくれないので、これについては別に設定する必要があります。(後述)

Setup-Language

ロケールの選択ダイアログが表示されるので、japanese を選択。
ロケール選択

次にキーボードの選択ダイアログが表示されるので、該当するものを選択。
キーボード選択

この後、locales-ja, kde-i18n-ja, openoffice.org-l10n-ja, fonts-ttf-japanese 等々の日本語化に必要なパッケージのインストールと、システムにインストール済みの内の幾つかのパッケージ(synaptic, amarok, drakconf 等)の再インストールが行われます。その過程で下図の様なダイアログが出ますが、これは Synaptic を再インストールした際に表示されるものなので、そのまま [OK] をクリックして先に進みます。

Synaptic からの警告

ローカライズ作業が無事に終了すると、下図のダイアログが表示されます。

ローカライズ完了

再ログインします。

この作業を行っても、日本語化から "漏れる" アプリがあります。私が見つけたものでは、gkrellm や kaffeine がそうで、メニューや設定画面が英語表示のままでした。そのような場合には、該当するパッケージを再インストールすることで日本語化できます。(勿論、そのパッケージが日本語ロケールを含んでいることが必要ですが)


次に日本語入力関係の設定に移ります。
本来ならば、PCLinuxOS コントロールセンター の「システム」 の「システムの言語を設定」を実行(または localedrake を直接実行)する過程で 入力メソッド を選択すると、必要なパッケージも全て自動的にインストールされるはずなのですが、現状では必要なパッケージがインストールされないケースがあります。なので、先に必要なパッケージをインストールしてしまいます。

入力メソッドに scim, scim-bridge, skim を使用する場合は、下記のパッケージをインストールします。

  • anthy
  • libanthy0
  • scim
  • scim-anthy
  • scim-bridge (scim, skim を使用する場合は不要)
  • scim-bridge-qt (scim, skim を使用する場合は不要)
  • scim-input-pad
  • scim-qtimm (scim-bridge を使用する場合は不要)
  • skim (scim, scim-bridge を使用する場合は不要)

入力メソッドに uim を使用する場合は、下記のパッケージをインストールします。

  • anthy
  • libanthy0
  • uim
  • libuim1
  • uim-gtk
  • uim-qt
  • uim-qtimmodule

各パッケージのインストールが完了したら、PCLinuxOS コントロールセンター の「システム」 の「システムの言語を設定」を実行(または localedrake を直接実行)して 入力メソッド の選択を行います。

システムの言語を設定

国 と 入力メソッド を選択。
国と入力メソッドの選択

『scim-tomoeパッケージをインストールできません』というメッセージが表示される場合があるかもしれませんが、無視してかまいません。(そもそも公式リポジトリには tomoe 関係のパッケージは存在しません)

これで再ログインすれば、日本語入力が可能となっているはずです。

なお、公式リポジトリの anthy, scim-anthy, uim はどれもバージョンがかなり古いので、宜しければ拙作のパッケージをご利用ください。

【 2009年3月19日 追記 】

これまで述べてきた手順で日本語化を行っても、gtk アプリの使用中に表示されるダイアログ等が英語表示のままになっています。例えば、Firefox のファイル保存時に表示されるダイアログがそうです。

英語表示のままの Firefox のダイアログ

これを日本語表示にするには、gtk+2.0 パッケージを再インストールします。そうすると、下図の様に日本語表示となります。

gtk+2.0 パッケージ再インストール後の Firefox のダイアログ

【 2009年3月24日 追記 】

ライブCDの部屋さんで、PCLinuxOS 2009.1 の日本語化版が公開されました。

このエントリで書いた内容が実行済みの状態の ISO イメージとなっています。(日本語入力メソッドはscim-bridge に設定されています)
従ってこの日本語化版を使ってインストールを行えば、このエントリで書いたインストール後の日本語化の作業は不要となります。なお、ISO ファイルサイズは 750MB 有ります。

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PCLinuxOS のリポジトリ

PCLinuxOS のデフォルトのリポジトリに設定されている http://spout.ussg.indiana.edu/linux/pclinuxos/pclinuxos/apt/ ですが、現在のところ、3月6日以降のアップデートが全く反映されていません。

2009.1 のリリース以降も多くのアップデートが行われていますので、デフォルトな設定のままな方は、他のリポジトリに変更されることを強くお勧めします。

なお、アップデートが最も早く反映されるリポジトリは http://distro.ibiblio.org/pub/linux/distributions/texstar/pclinuxos/apt/ ですが、転送速度はやや遅めです。

日本の riken のサーバ ftp://ftp.riken.jp/Linux/pclinuxos/apt/ は転送速度はさすがに速いですが、先の distro.ibiblio.org から半日から一日遅れでアップデートが反映されることが多い様です。

riken のリポジトリを利用するには、/etc/apt/sources.list に下記の行を追記する必要があります。

rpm ftp://ftp.riken.jp/Linux/pclinuxos/apt/ pclinuxos/2007 main extra nonfree kde gnome 

【 2009年3月26日 追記 】

先ほど確認したところ、http://spout.ussg.indiana.edu/linux/pclinuxos/pclinuxos/apt/ でもアップデートが反映されていました。どうやら正常に戻った模様です。

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PCLinuxOS 2009.1 リリース!

RC版をスキップしていきなりのリリースです! 正直、リリースはもう少し先だろうと思っていたので、ちょっとビックリです。(今回はGnome版の pclos-gnome2009.1 も同時にリリースされています)

早速 riken のサーバから落としてきて入れてみました。

※ 同じ場所に pclinuxos-2009.iso というファイルも在りますが、正式版は pxlinuxos-2009.1.iso の方なので間違えない様にしましょう。

2009.1 では背景画像や一部のアイコンなどが新しくなっていますが、現段階では、
 最新状態にアップデートした 2007 ≒ 2009.1
と言っても良いのではないかと思います。リポジトリも 2007 と全く同じものを使っていますし。

kernel は 2.6.26.8 で、Beta3 の時 1月末の大規模アップデートの時には在った 2.6.27.13 が何故か無かったことにされています。

日本語化については、デスクトップ上の Utilities フォルダ内の Setup-Language から行えます。これについては別記事に書いています。

なお、当ブログで公開させて頂いている PCLinuxOS 用のパッケージは、最新状態にアップデートした 2007 と、今回リリースされた 2009.1 の双方で使用可能です。

PCLOS-2009 デスクトップ

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