Mandriva 2009.0 x86_64 へ移行しようかと...
"秋の新作発表会" の時期を迎えて、各ディストリからβ版やらRC版やらのリリースが相次いでいる中、Mandriva から 2009.0 が正式リリースされました。
実は64bit版をβ1が出た頃から試用していて、現在ではほぼメインで使用できる環境になっています。Mandriva に関しては、今年の5月に新しいPCを組んだ時にメインで使用する OS として 2008.1 x86_64 をと考えていたのですが、どうやっても SATA を認識してくれず諦めた経緯があります。半年待ってやっと予定通りになったというわけです。
ということで、メイン環境を openSUSE 11.0 x86_64 から Mandriva 2009.0 x86_64 へ移行しようと思います。これでメインPCは、Mandriva 2009.0 / PCLinuxOS 2007 / openSUSE 11.0 / Windows 2000 という四重ブートになりました(汗
Mandriva 2009.0 で迷ったのは、使用する KDE のバージョンをどうしようかということ。2009.0 では KDE 4.1.x が標準となり、これまでの 3.5.x はオプション的な扱いとなりました。実際、インストールされるディレクトリも /opt 以下へと変更になっていますし。他のディストリでも同じ様な対応で、4.1.x を標準としているものが多いみたいですね。
で、4.1.2 を実際に使ってみたのですが、確かに 4.0.x の時よりも格段に良くなっています。それは間違いありません。しかし、私の環境固有の問題かも知れませんが、まだ不安定なんです。例えば、Dolphin でファイルを移動中に突然落ちたり、Kmail でフォルダ作成中に落ちたり、Kメニューボタンをクリックしただけで「致命的なエラー発生」のダイアログが出たり等々。
また、Dolphin やコンカラの「詳細表示」でのスクロールが妙に遅いのも気に障ります。マウスのスクロール操作から3テンポ位遅れて画面の表示がスクロールする感じで、ファイラの使用頻度が高い私としてはとてもストレスが溜まります。
ということで、結局 3.5.10 を使用することにしました。こちらは十分に熟成されているという感じで、とても安定していて快適です。来年の "春の新作" では 3.5 系 のサポートを打ち切る予定のディストリが多い様に聞いていますが、それまでに 4 系の完成度がさらに高まることを期待したいと思います。