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ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

続・メインマシン更新

メインマシンを更新したのは良いけれど…』のその後。

GeForce 8600GT なグラボ を挿しました。gears は 1400fps から 9400fps へと劇的に向上、体感上も明らかに軽快感が増してストレス無く使用できるようになりました。結果として、GeForce 8200 搭載マザーを選択した意味が無くなってしまったような…

ところで、Mandriva 2008.1 をしばらく使っていたのですが、どうせ32bit版を使うのならばやはり PCLinuxOS 2007 を使いたいと思い、インストールに再チャレンジしてみました。

Mandriva 2008.1 ではインストールに成功することから推測するに、カーネル周りを 2.6.24 へアップすれば PCLinuxOS 2007 でもひょっとすると行けるのではないかと考えたのが始まりです。PCLinuxOS 2007 のリポジトリの testing セクションには既に 2.6.24 が来ているので、これを適用した LiveCD を作ってみようと思いました。

結果としては大成功で、これでやっと新マシンの環境も落ち着いたかなという感じです。以下、PCLinuxOS 2007 インストール成功までの経過をば。


LiveCD の作成は、VMware Player 上に新規にインストールした PCLinuxOS 2007 で行いました。以下は全て root で実行。

  1. /etc/rpm/macros を下記の様に修正(これ以後インストールされるパッケージで日本語ロケールが適用されるようにする為)
    %_install_langs en:en_GB:en_IE:en_US:ja:ja_JP
  2. Synaptic で「再読込」後に「全てアップグレード」を適用
  3. リポジトリのセクションに testing を追加
  4. Synaptic で「再読込」を実行
  5. kernel-2.6.24.4.tex3 をインストール(依存関係で入るパッケージも含む)
  6. PCLinuxOS を再起動し、grub のメニュー画面で kernel-2.6.24.4.tex3 を選択
  7. Synaptic で「全てアップグレード」を適用
  8. kernel-2.6.18.8.tex6 を削除
  9. PCLinuxOS を再起動
  10. Kメニュー の システム から Make LiveCD を起動し、ISO イメージを作成
  11. 作成された ISO イメージをホスト側に転送(VMware Player 上では DVD±RW ドライブが何故か DVD-ROM ドライブとしか認識されなかった為)

    --- ここまでで VMware Player 上での作業は終了 ---

  12. ISO イメージを DVD-R に焼く(サイズが 1.8GB になったので、LiveCD ならぬ LiveDVD に)
  13. 作成した DVD-R でシステムを起動
  14. SATA も無事に認識されてデスクトップが表示される
  15. ルータに ping を打ってみたところ unreachable となる。「これでもやっぱりだめか」と諦めかけたが、PCLinuxOS コントロールセンターから「新しいネットワークインターフェースを設定」を実行してみると、PCLinuxOS Gnome 2008 の時とは違って今度は ping が通るようになる。
  16. SATA HDD へのインストールを実行
  17. PCLinuxOS 2007 のインストールに成功 v(^_^)v
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メインマシンを更新したのは良いけれど…

ゴールデンウィーク中にメインマシンのアップグレードを行いました。


CPUAthlon X2 BE-2350Athlon XP 2500+
マザー
(チップセット)
BIOSTAR TF8200 A2+ 5.x
(GeForce 8200)
Aopen AK77-600N
(VIA KT600)
メモリ2GB(DDR2-800) x 2512MB
グラフィックGeForce 8200GeForce4 MX 440
HDD日立 Deskstar P7K500 500GB (SATA)日立 160GB (IDE)

GeForce 8200 に関しては、nVIDIA のサイトで Linux 用のドライバが存在するのを事前に確認していたので Linux で使用することに支障は無いと楽観していたのですが、実際にインストールをする段になって自分の見通しの甘さを思い知らされることになります。

以下、インストールを試みた順のメモ書き。

(1) Mandriva 2008.1 x86_64
X が起動せず。VESA 指定で X が起動しインストール画面に進めるものの、SATA HDD が認識されておらずインストール不可。カーネルオプションで「all-generic-ide noapic nolapic irqpoll」等々を色々と試行するも、SATA HDD を認識させることが出来ず。
(2) PCLinuxOS 2007
SATA HDD が認識されない。カーネルオプションを色々と試すも不可。
(3) Fedora 9 Preview x86_64
VESA 指定でも X が起動せず。SATA HDDも認識せず。
--- ここで 1 日目終了 ---
(4) Fedora 9 Preview i686
上に同じ。Fedora なら何とかなるだろうと思っていたので、正直かなり凹む。
(5) PCLinuxOS Gnome 2008
なんとこちらでは SATA HDD が認識される。カーネルバージョンの違いか?
インストールも無事完了。ところがネットワークが繋がらない。ping を打っても unreachable と虚しく表示されるだけ。PCLinuxOS コントロールセンターからネットワークの設定をやり直すと、Ethernet カードは正常・正確に認識されて設定も問題なく終了する。しかしやはり繋がらない。私のスキルでは対処不能な状態。使用を諦める。
(6) Ubuntu 8.04 desktop i386
SATA HDD を認識せず。
--- ここで 2 日目終了 ---
未だ何も実用状態に至らずで、パーツの選択を誤ったかと少々後悔し始める。
(7) Mandriva One 2008.1 i586
x86_64 版はダメだったのに、何故かこちらの 32bit 版は SATA HDD も無問題で認識出来てインストール完了。ここに来て初めて実用できる状態に。が、少々問題発生。(後述)
(8) openSUSE 11.0 beta2 x86_64
Mandriva とは別のパーティションにインストールを試みる。問題無くインストール完了。が、こちらでも Mandirva と同様の問題が発生。

と、まあざっとこんな経過だったんですが、SATA が認識されなかった場合にはその都度カーネルオプションを色々と試したり、マザーの BIOS で SATA の設定を変えてみたりしたので、それぞれのインストールの試行ではそれなりに時間が掛かってしまいました。正直、ちょっと疲れました。現在は Mandriva 2008.1 と openSUSE 11.0 beta2 が入った状態です。

GeForce 8200 のドライバは現在は 169.12 が安定板として提供されていて Mandriva の場合はパッケージも有るのですが、このバージョンをインストールすると X の起動時に画面がブラックアウトして固まってしまい、リセットボタンを使用せざるをえない状態に陥りました。この状態は、openSUSE の方でも発生しました。

そこで最新のベータ版である 173.08 を入れてみたところ、こちらは無事に X が起動しました。ところが今度は使用中に画面が頻繁にフラッシュするという現象が発生して、とても目が疲れるという問題が起きました。この現象も openSUSE の方でも発生しました。

これでは常用出来ないので、一つ前のベータ版である 171.06 を試してみたところ、常用できる程度には改善されました。ただしフラッシュする現象が完全に無くなったわけではありません。これも openSUSE でも同様でした。

で、実際に使っていると、体感上どうもキビキビ感が無い様な印象。例えば重なり合った複数のウィンドウで非アクティブウィンドウをアクティブにした時、ウィンドウをドラッグした時、等々、旧マシンに比べて遅く感じます。実際、gears を実行してみると、旧マシンでは 2000fps 程度だったものが、新マシンでは 1400fps 程度しか出ていません。うーん、なんか現状の nVIDIA のドライバは GeForce 8200 への対応度ではイマイチなのかなぁ…

【 5月13日 追記 】

「nVIDIA のドライバ 173.08 使用で画面が頻繁にフラッシュする」という問題ですが、BIOSTAR の 中国語サイト で5月12日付けで公開された新しい BIOS (N78SA508.BTS) に更新したところ、この問題が改善されて画面がフラッシュする現象は全く発生しなくなりました。

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