PCLinuxOS 2007
恐ろしくベタな名前のディストリビューションです。(^o^)
紹介記事が下記に在ります。
- PCLinuxOS 2007――美しさと実用性を兼ね備えたライブCD Linux (Open Tech Press)
オフィシャルサイトのライブCDを使ってインストールした場合、日本語環境で使用する為には、SCIM や Anthy などの日本語入力関係や日本語フォント等を後からインストールする必要が有るようです。私は ライブCDの部屋 の下記 URL から日本語版のライブCDイメージを落としてきてインストールしました。
日本語入力関係と言えば、scim-bridge はインストールしただけでは有効にならず、/etc/sysconfig/i18n を下記のように修正する必要がありました。実は Opera を Synaptic 経由でインストール後の初回起動時に「Segmentation fault」が発生し、scim-bridge が有効になっていないことに気が付きました。
2行目: GTK_IM_MODULE=scim → GTK_IM_MODULE=scim-bridge 5行目: QT_IM_MODLE=scim → QT_IM_MODULE=scim-bridge
PCLinuxOS は KDE が標準のデスクトップ環境なんですが、初期状態では Kate がインストールされておらず、後から入れました。また、IPAフォントはオフィシャルパッケージでは提供されておらず、これを使いたい場合には自分でインストールする必要があります。
PCLinuxOS でちょっと驚いたのは、MPlayer が標準でインストールされているということのみならず、win32-codecs がインストールされていないにも拘わらず WMV ファイルが再生出来たことです。ここら辺りのことはどのディストリビューションでも多かれ少なかれ手数が掛かるので、インストール直後から動画が普通に扱えるというのは至極便利です。当然のことながら、mplayerplug-in もインストールされていますし、Flash Player もインストールされています。
PCLinuxOS には KDE のコントロールセンターとは別に「PCLinuxOS コントロールセンター」というものが導入されており、各種設定等が行えます。openSUSE における YaST と同じ様なものですね。
日本語表示になっていないダイアログが時々出て来たりして「日本語環境への対応度ではもう一つかなぁ」という感じは受けますが、なかなか面白いディストリビューションだと思います。サブマシンでしばらく使ってみようと思います。