Kubuntu での Segmentation fault (core dumped) エラー 解決!
先日の Kubuntu 7.04 を入れてみました で書いた『Mozilla のオフィシャル版 Firefox や Thunderbird を起動しようとすると、Segmentation fault (core dumped) エラーを吐く』というトラブルですが、ひょんなことから解決しました。(^_^)
結論から先に書きますと、Ubuntu Japanese Team が配布している scim-bridge 関係一式を入れることで問題は解決しました。
実は scim-bridge 関係を入れたのはこの Segmentation fault (core dumped) の件を解決することを狙ったのではなくて、先の Flash 再生時に日本語入力が挙動不審になる件 で書いたのと同様に Kubuntu でも Flash 再生時の日本語入力の問題を解消する為でした。
最初、Kubuntu の Synaptic から scim-bridge 関係を入れたのですが、
$ im-switch -c
で表示される一覧に scim-bridge が有りません。これはどうしたことかと検索したところ、日本語環境で scim-bridge を使用する為には ubuntu-ja が配布しているパッケージを使う必要があることが判りました。
そこで、Ubuntu Japanese Team の FeistyJaDevelopment のページを参考に、下記の ubuntu-ja のリポジトリを /etc/apt/sources.list に追記しました。(各行末尾の / を忘れないように)
deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja/ feisty/ deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja/ feisty-ja/
※ このリポジトリは、Ubuntu Japanese Team が配布している Ubuntu 7.04 日本語ローカライズ版Desktop CD では最初から登録されているんでしょうかね?
次に下記を実行して scim-bridge 関係のパッケージをインストールしました。
# apt-get update # apt-get install ubuntu-ja-keyring # apt-get install scim-bridge scim-bridge-agent scim-bridge-client-gtk scim-bridge-client-qt
ここで改めて $ im-switch -c を実行すると、無事に一覧に scim-bridge が現れていましたのでこれを選択しました。そしてログインし直すと、scim-bridge が利用出来るようになっていました。
これで Flash再生時の日本語入力の問題 は Kubuntu でも解消できたわけですが、ここで「ubuntu の以前のバージョンで Mozilla 公式版 Firefox の起動時に、日本語入力関係の環境変数がどうとかこうとか…」という話を何処かで読んだことを思い出しました。(詳細については失念)
それで、「ひょとして Mozilla 公式版のアプリが Segmentation fault (core dumped) エラーで起動できないのは日本語入力関係が絡んでいるのかも」と思い、ダメ元のつもりで再度 Mozilla 公式版の Thunderbird 2 を起動してみたのです。すると今回は Segmentation fault (core dumped) エラーも出ること無く、無事に起動出来たのでした。その他、今までは同様のエラーが出て起動不可だった Firefox の trunk 版なども全て起動出来るようになっていました。なんか、「瓢箪から駒」みたいな感じでトラブルが解決してしまいました。\(^_^)/
これで Kubuntu を常用するための障害は無くなった訳で、Vine と Kubuntu のどちらを常用環境にしようか、正直、今ちょっと迷っているところです。