【 Topics 】

ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2017-09-16)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.9.3-1
  • ソースを 4.2.9.3 へ更新しました。
fcitx-qt5-1.1.1-1
  • ソースを 1.1.1 へ更新しました。
  • BuildRequires に不足があったのを修正しました。
fcitx-skk-0.1.3-1
  • ソースを 0.1.3 へ更新しました。
fcitx-m17n-0.2.4-1
  • ソースを 0.2.4 へ更新しました。
fcitx-kkc-0.1.3-1
  • ソースを 0.1.3 へ更新しました。
fcitx-configtool-0.4.10-1
  • ソースを 0.4.10 へ更新しました。
fcitx-anthy-0.2.3-1
  • ソースを 0.2.3 へ更新しました。
kcm5-fcitx-0.5.5-1
  • ソースを 0.5.5 へ更新しました。
fonts-ttf-inconsolata-2.001-1
fonts-ttf-ricty-4.1.1-0.1b.1
  • fonts-ttf-inconsolata-2.001 を用いてフォントを生成するように変更しました。
  • パッケージの後処理部分(%posttrans セクション)で各ユーザーの環境上でフォントの生成を行います。(フォントの生成には 2-5 分程度かかります)
  • Ricty フォントの生成に使用されている Inconsolata フォント のライセンスの OFL 1.1 section 5 に従い、このパッケージによって生成された Ricty フォントの再配布は禁止となりますのでご注意ください。
fonts-ttf-ancient-symbola-9.17-1
  • Symbola フォントを 9.17 へ更新しました。
ibus-1.5.16-0.4.git20170915
  • ソースを最新のリビジョンへ更新しました。
ibus-qt-1.3.3-6.git20140501
  • openSUSE からパッチを1件拝借してきて適用しました。
  • 現在の環境でビルドエラーになっていたのを修正しました。
ibus-anthy-1.5.9-3
  • 現在の環境でビルドエラーになっていたのを修正しました。
ibus-m17n-1.3.4-2.2.git20141113
  • 現在の環境でビルドエラーになっていたのを修正しました。
m17n-db-1.7.0-0.2
  • アーキテクチャを noarch から x86_64 へ変更しました。
libskk-1.0.2-2.git20160610
  • ソースを最新のリビジョンへ更新しました。
lha-1.14i-15.1.git20161015
  • ソースの取得先を https://github.com/jca02266/lha へ変更し、最新のリビジョンでビルドし直しました。
  • 【注意】 バージョンナンバーの関係で、前版の 1.14iac20050924p1-3nora11 をインストール済みの環境では今回のパッケージが更新対象としてリストアップされません。一旦前版を削除した後に今回のパッケージをインストールしてください。m(_ _)m
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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2017-09-05)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.9.2-0.1
  • ソースを 4.2.9.2 へ更新しました。
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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2017-07-23)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

setime-1.8-1
  • Plasma 5 環境での問題を修正しました。(詳細は後述)
  • Plasma 5 環境の方はこのパッケージをインストール後に、再度 setime または gsetime を実行してください。
  • PCLinuxOS が KDE4 のサポートを終了していること、addlocale の最新版では KDE4 に対応するコードを削除したことを受けて、KDE4 に関係する記述を削除しました。

【 setime-1.8 での変更点について 】

要点を先に述べますと、Plasma 5 の Konsole 上での fcitx の
konsole 上での fcitx の問題
こんな問題や、ibus の
konsole 上での ibus の問題
こんな問題を修正しました。

以前はこのような状態になることは無かったので、最近更新された Plasma 5 関連のパッケージに何か仕様変更のようなものが有ったの "かも" しれません。ちなみに MATE の端末ではこのような問題は発生していません。

このような状態になるのは Konsole が起動されるたび、または Konsole で新規タブが開かれるたびに $HOME/.bash_profile の内容が実行され、そこに記述されているインプットメソッドを多重起動しようとするのが原因ではないかと推察されます。

そこで、インプットメソッドが既に起動しているか否かの判定を行って、起動されていない場合にのみ起動コマンドを実行するインプットメソッド起動用の簡単なスクリプトを新たに作成し、$HOME/.bash_profile からはこのスクリプトを呼び出すように変更しました。

新たに作成したスクリプトは下記の3つで、/usr/bin 下に配置しています。

  • ibus-autostart.sh
  • fcitx-autostart.sh
  • scim-autostart.sh (scim と scim-bridge の兼用)

※ uim は多重起動になることが無いので作成していません。


【 あらためて setime 使用上の注意点について 】

  1. setime|gsetime での設定を行った後に ibus-qt や fcitx-qt5 などの Qt 対応パッケージのインストールを行った場合には、環境変数の QT_IM_MODULE の設定を更新するために、再度 setime|gsetime を実行してください。

  2. setime|gsetime は、PCLinuxOS のインストール後にローカリゼーションマネージャー (addlocale) を用いて日本語化を行った環境を前提としています。従って以下の例のようなそれ以外の環境の場合、setime|gsetime によって設定されたインプットメソッドが正しく動作しない可能性があります。

    • addlocale を用いずに独自に日本語化を行った
    • 独自の方法でインプットメソッドの設定を行っている
    • システムの言語設定は英語だが、現在のユーザーだけ日本語設定になっている
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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2017-06-28)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

setime-1.6-1
  • 環境変数の QT_IM_MODULE を設定する際、今までは各インプットメソッドの Qt 用のパッケージがインストールされているか否かで設定を変えていましたが、今回から必要なファイルが実際に存在するか否かで判断を行うように変更しました。
  • その他、typo の修正などを行っています。
fcitx-4.2.9.1-5.git20170518
  • Debian からパッチを2件拝借してきて適用しました。
fcitx-kkc-0.1.2-3.git20151212
  • 現在の環境で再ビルドしました。
fcitx-anthy-0.2.2-2.git20161229
  • 現時点での最新のリビジョンを用いてビルドしました。
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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2017-06-16)

fcitx 関係の下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.9.1-4.git20170518
fcitx-qt5-1.1.0-2.git20170519
kcm5-fcitx-0.5.4-3.git20170610
  • いずれもソースを最新のリビジョンに更新し、現在の環境で再ビルドしました。
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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2016-10-14)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

mozc-2.18.2620.102-1
  • ソースを 2.18.2620.102 へ更新しました。
  • 郵便番号データを2016年9月版へ更新しました。
  • 郵便番号辞書生成時のエラーを回避するための応急的なパッチを適用しています。
  • Mozc では 2.18.2613.102 から Qt5 をデフォルトで使用するように変更されましたが、拙作のパッケージでは従来と同様に Qt4 を使用するようにするため、ビルドオプションに '--qtver=4' を指定してビルドしています。
mozc-neologd-ut-2.18.2620.102-1.20161013
  • ソースを 2.18.2620.102.20161013 へ更新しました。
  • パッチ適用済みソースを用いてビルドしています。
  • mozc パッケージと同様に、ビルドオプションに '--qtver=4' を指定してビルドしています。
fcitx-qt5-1.0.6-0.1
  • ソースを 1.0.6 へ更新しました。
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PCLOS: 野良リポジトリ近況

昨日、下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

ibus-1.5.14-1
  • ソースを 1.5.14 へ更新しました。
  • 1.5.14 で新たに実装された emoji-dict 機能ですが、ビルドに必要な nodejs 関連のパッケージが PCLinuxOS では一切提供されていない等の理由により、今回はこの機能は無効にしてビルドしています。

この他、前回の更新記事以降にも幾つかのパッケージを投入しています。そのほとんどはソースの更新です。

一方、公式リポジトリに存在しないために、新たに投入したパッケージは下記の2件です。

fcitx-qt5
  • Fcitx の Qt5 用モジュールです。
kcm5-fcitx
  • Fcitx の設定を Plasma 5 の「システム設定」上で行う為のモジュールです。Plasma 5 を採用した Preview 版が公開されたことを受けて新たに作成しました。
    当然ですが KDE4 環境にはインストールできません。(KDE4 環境では kcm-fcitx を使用してください)

なお、公式リポジトリにおいて32bit版のサポートが事実上停止されたことから、拙作の野良パッケージも64bit版のみの提供とさせて頂きます。

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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2016-02-07)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

m17n-db-1.7.0-0.1
  • ソースを ver.1.7.0 へ更新しました。
m17n-lib-1.7.0-0.1
  • ソースを ver.1.7.0 へ更新しました。
fcitx-m17n-0.2.3-1.git20151212
  • 公式リポジトリには存在しないパッケージで、現時点での最新のリビジョンを用いて新規にビルドしました。
  • m17n-lib-1.7.0 を用いてビルドしました。
ibus-m17n-1.3.4-2.1.git20141113
  • 現時点での最新のリビジョンを用いてビルドしました。
  • m17n-lib-1.7.0 を用いてビルドしました。
scim-m17n-0.2.3-5.1
  • m17n-lib-1.7.0 を用いてビルドしました。
uim-1.8.6-6.1
  • m17n-lib のサポートを有効化してビルドするとともに、uim-m17n を新たにサブパッケージとして分離しました。
  • m17n-lib-1.7.0 を用いてビルドしました。
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本日の野良リポジトリ (2015-12-28)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.9.1-2
  • 後述の /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 に関する問題への対応を行いました。
ibus-1.5.11-6.git20151104
  • 後述の /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 に関する問題への対応を行いました。
uim-1.8.6-6
  • 後述の /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 に関する問題への対応を行いました。
  • anthy 用のモジュールを uim-anthy として分離しました。
  • kde4 のパネル用アプレットを uim-kde4 として分離しました。
scim-1.4.15-0.2
  • ソースを 1.4.15 へ更新しました。
  • 後述の /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 に関する問題への対応を行いました。
scim-bridge-0.4.16-3.2
  • scim-1.4.15 を用いてビルドしました。
  • 後述の /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 に関する問題への対応を行いました。
scim-anthy-1.2.7-3.1
  • scim-1.4.15 を用いてビルドしました。

【 /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 の typo について 】

各インプットメソッドの野良パッケージの動作確認を行っている過程で、
/usr/bin/gtk-query-immodules-2.0
に重大な typo があることを発見しました。

この /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 自体はシェルスクリプトで、システムが 32bit なのか 64bit なのかを判定してそれぞれの gtk-query-immodules-2.0 を実行するものです。
gtk-query-immodules-2.0 の実体は %{_libdir}/gtk-2.0/bin/ 下に存在しています。

--- /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0.orig
+++ /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0
@@ -5,8 +5,8 @@
   EC64=$?
 fi
 EC32=0
-if [ -x /usr/lib/gtk-2.0bin/gtk-query-immodules-2.0 ]; then
-  /usr/lib/gtk-2.0bin/gtk-query-immodules-2.0 "$@"
+if [ -x /usr/lib/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 ]; then
+  /usr/lib/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 "$@"
   EC32=$?
 fi
 if [ "$EC64" = "0" ]; then

ご覧のように 32bit 版用の処理の部分で / が1つ抜けている為に path が不正となり、32bit 版では実体の /usr/lib/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 が実行されません。

この /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 は ibus, fcitx などの各インプットメソッドにとって重要なスクリプトです。
各インプットメソッドの gtk2 用のモジュールはそのインストール時の後処理において
/usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行しています。これを実行しておかないと gtk2 アプリ上でそのインプットメソッドが動作しないからです。

しかるに /usr/bin/gtk-query-immodules-2.0 のこの typo により 32bit 版では実際には gtk-query-immodules-2.0 が実行されておらず、新たにインプットメソッドをインストールした場合、gtk2 アプリ上で日本語入力が出来ないという問題が発生します。

本日野良リポジトリに投入した fcitx, ibus, scim, scim-bridge, uim の各インプットメソッドのパッケージではこの問題に対応する為に、gtk2 用のモジュールのインストール後処理において、実体である %{_libdir}/gtk-2.0/bin/gtk-query-immodules-2.0 を直接実行するようにしています。

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本日の野良リポジトリ (2015-12-23)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.9.1-1
  • ソースを 4.2.9.1 へ更新しました。

下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。

mikutter-3.2.12-1
  • ソースを 3.2.12 へ更新しました。
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本日の野良リポジトリ (2015-05-26)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.9-1
fcitx-anthy-0.2.2-1
fcitx-kkc-0.1.2-1
fcitx-skk-0.1.2-1
  • いずれもソースを最新のリリース版へ更新しました。
ibus-1.5.10-3.git20150525
ibus-skk-1.4.2-1.git20150413
libkkc-0.3.5-3.git20150522
libskk-1.0.2-1.git20150413
libxkbcommon-0.5.0-0.1
  • fcitx-4.2.9 のビルドでは libxkbcommon-0.5.0 以上が要求されますが、現在の公式リポジトリのそれは 0.4.3 なため、バージョンを 0.5.0 へ上げてビルドしたものを投入しました。
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本日の野良リポジトリ (2015-03-30)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.8.6-1
  • ソースを更新しました。
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本日の野良リポジトリ (2015-01-20)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.8.5-2.git20141209
fcitx-configtool-0.4.8-3.git20141209
fcitx-kkc-0.1.1-2.git20140810
fcitx-skk-0.1.1-2.git20141213
kcm-fcitx-0.4.3-2.git20141209
ibus-1.5.9-3.git20150106
ibus-qt-1.3.3-1.git20140501
  • それぞれ、現時点での最新のリビジョンを用いてビルドしました。
fonts-ttf-japanese-0.20150115-1
  • UmePlusフォントを20150115版へ更新しました。
unzip-6.0-1.4
  • 使用している Ubuntu Japanese Team 製のソースファイルを最新のものへ更新しました。
mozc-2.16.2020.102-1
  • ソースを 2.16.2020.102 (r486) へ更新しました。
  • r483 で郵便番号辞書生成スクリプトが修正された為、加工済み郵便番号データの使用を中止してオリジナルのデータを使用するように戻しました。
self-build-mozc+utdict-2.16.2020.102-1.20150114
  • mozc のソースを 2.16.2020.102 (r486) へ更新しました。
  • 追加辞書を自前で生成する為、ビルドにはそれ相応の時間を要します。
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本日の野良リポジトリ (2014-09-21)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.8.5-1
  • ソースを更新しました。
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本日の野良リポジトリ (2014-07-28)

下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。

fcitx-4.2.8.4-2.git20140714
  • git リポジトリから2014年7月14日現在のソースコードを取得して来てビルドしました。
fcitx-anthy-0.2.1-2.git20140706
  • git リポジトリから2014年7月06日現在のソースコードを取得して来てビルドしました。
fcitx-configtool-0.4.8-2.git20140714
  • git リポジトリから2014年7月14日現在のソースコードを取得して来てビルドしました。
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本日の野良リポジトリ (2014-05-20)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.8.4-1
  • ソースを更新しました。
fcitx-anthy-0.2.1-1
  • ソースを更新しました。
  • fcitx-4.2.8.4 を用いてビルドしました。
fcitx-kkc-0.1.1-1
  • ソースを更新しました。
  • fcitx-4.2.8.4 および libkkc-0.3.3 を用いてビルドしました。
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PCLinuxOS で ibus, fcitx, uim を使用する場合の注意点について

PCLinuxOS を新規にインストールして Localization Manager (addlocale) を用いて日本語化を行った環境では、scim-bridge がデフォルトのインプットメソッドに設定されています。

この環境で scim-bridge 以外の ibus, fcitx, uim の各インプットメソッドを使用する場合には、必ず「入力メソッドの選択」 (コマンド名: gsetime) を用いて設定を行ってください。

gsetime-0.88

「入力メソッドの選択」を用いずに「PCLinuxOS コントロールセンター」の "システム" → "システムの言語を設定" 経由でインプットメソッドの設定を行った場合には、Localization Manager によって /usr/share/X11/xdm/Xsession 内に記述された scim-bridge の環境変数の設定や、scim-bridge を自動的に起動する /etc/xdg/autostart/scim-bridge.desktop ファイルがそのまま残ってしまい、 ibus, fcitx, uim の各インプットメソッドの正常動作に悪影響を及ぼします。

setime パッケージのインストール時、及び、「入力メソッドの選択」の起動時に於いては Localization Manager が行ったこれらの設定が残っていないかの確認を行い、問題が存在する場合には修正・削除を行って ibus, fcitx, uim の各インプットメソッドが正常動作する様にしています。

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PCLinuxOS で fcitx-mozc を使う

※ 前提条件:公式パッケージのみを使用する

公式リポジトリでは ibus-mozc と fcitx-mozc という2つの IM 向けの mozc エンジンが提供されていますが、現状では ibus-1.5.4 は正常に動作せず、ibus-mozc による日本語入力を行えません。従って mozc を使った日本語入力を行うには、必然的に fcitx を選択することになります。

【 2014年3月19日 追記 】

64bit版向けの公式リポジトリでは uim-mozc も提供されていますので、64bit版では uim 上で mozc を使うことが可能です。なお32bit版向けには何故か提供されていません。(野良リポジトリでは32bit版向けも提供済み)
--- 追記ここまで ---

で、fcitx で mozc による日本語入力を行う為には、fcitx-mozc パッケージをインストールします。依存関係で、fcitx, fcitx-data, fcitx-gtk2, fcitx-libs の各パッケージも同時にインストールされます。

これらのパッケージ以外にも、fcitx-qt4 パッケージのインストールもお勧めします。fcitx-gtk3 はお好みでどうぞ。

また、fcitx の設定ツール用パッケージのインストールも強くお勧めします。KDE 環境な方は kcm-fcitx を、KDE 以外の環境な方は fcitx-configtool をインストールしてください。

必要なパッケージをインストールしたら、「入力メソッドの選択」ツールを使って fcitx 用の設定を行います。「入力メソッドの選択」は KDE の場合には、メニューの [その他のアプリケーション] → [設定] 下にあります。

ツールを起動したら fcitx を選択します。

gsetimeによるfcitxの設定-1

[OK] を押すとシステムワイドな設定にするか現在のユーザーだけの設定にするか尋ねてきますので、お好きな方を選択してください。

gsetimeによるfcitxの設定-2

終了メッセージが表示されたら再ログイン又は再起動を行ってください。(再ログインの場合「Synaptic が起動できなくなる」という問題が発生するケースが有る様なので、再起動の方を推奨します)

なお GUI な「入力メソッドの選択」を使用する代わりに、ターミナルから
$ setime fcitx
と実行しても OK です。

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昨日の野良リポジトリ (2013-12-03)

先日、公式リポジトリに IM 関係や日本語フォント等の多数のパッケージが新たに投入されました。今まで野良リポジトリで公開してきたのと同等のものが self-build 関係を除いてほとんど提供されました。これに伴い、野良リポジトリのパッケージも大幅な見直しを行いました。


下記のパッケージを nora セクションから削除しました。

  • fcitx
  • fcitx-anthy
  • fcitx-configtool
  • fcitx-kkc
  • fonts-otf-inconsolata
  • fonts-otf-japanese-ipaex
  • fonts-otf-japanese-ipafont
  • fonts-ttf-japanese
  • fonts-ttf-japanese-ipafont-uigothic
  • fonts-ttf-japanese-ipamona
  • fonts-ttf-japanese-migu
  • fonts-ttf-japanese-vlgothic
  • ibus-qt4
  • jd
  • kcm-fcitx
  • libgee0.6
  • libkkc
  • libkkc-data
  • marisa-trie
  • scim
  • skkdic
  • skktools
  • sylfilter
  • tegaki-pygtk
  • tegaki-python
  • tegaki-recognize
  • tegaki-train
  • tegaki-zinnia-japanese
  • zinnia

-----------------------------------

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

ibus-1.5.4.is.1.4.2-1
  • 内部バージョンが 1.4.2 な ibus です。公式パッケージの ibus-1.5.4 をオーバーライドします。
ibus-anthy-1.5.4.is.1.2.7-1.142
  • 内部バージョンが 1.2.7 な ibus-anthy です。公式パッケージの ibus-anthy-1.5.4 をオーバーライドします。
  • ibus-1.5.4.is.1.4.2 を用いてビルドしています。
ibus-kkc-1.5.18-4.142
  • ibus-1.5.4.is.1.4.2 を用いてビルドしています。
ibus-qt-1.3.2-2.142
  • 公式パッケージに合わせて、パッケージ名を従来の ibus-qt4 から ibus-qt へ変更しました。ibus-qt4 を Obsoletes 指定しています。
  • ibus-1.5.4.is.1.4.2 を用いてビルドしています。
ibus-skk-1.4.1-1.142
  • ibus-1.5.4.is.1.4.2 を用いてビルドしています。
marisa-0.2.4-3
  • 公式パッケージに合わせて、パッケージ名を従来の marisa-trie から marisa へ変更しました。marisa-trie を Obsoletes 指定しています。
mozc-1.12.1599.102-3.142
  • ibus-1.5.4.is.1.4.2 を用いて再ビルドしています。
setime-0.88-0.1
  • ibus-qt4 が ibus-qt へパッケージ名が変更になったことに対する修正を行っています。

---------------------------------

インストール済みの野良パッケージの内、今回野良リポジトリから削除された fcitx や jd の様に公式パッケージとのリリースナンバーの大小の関係からアップデート対象にリストアップされず、公式パッケージに置き換わらないものがありますが、内容的には公式パッケージと同一であり動作上は問題ありません。

気になる方は一旦野良パッケージを削除して、改めて公式パッケージをインストールするなどしてください。お手数をお掛けします m(__)m

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本日の野良リポジトリ (2013-10-26)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。
いずれのパッケージも、昨日の「gtk アプリ上で日本語入力を行えない」問題への更なる修正を加えたものです。

  • gtk+2.0-2.24.22-1.3
  • ibus-1.5.1.is.1.4.2-4
  • fcitx-4.2.8.3-2
  • uim-1.8.6-2
  • scim-1.4.14-3

「公式パッケージの gtk+2.0-2.24.22-1 をインストールしたら gtk アプリ上で日本語入力を行えなくなった」問題について更に調べたところ
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行すると問題が解決することが確認できました。

上記を実行すると今までは存在していなかった
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
というファイルが作成され、gtk+2.0 がこれを読み込むことで gtk アプリ上で日本語入力が可能となる様です。

以前のバージョンでは
gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
を実行することによって作成された
/etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
というファイルを読み込んでいたのですが、2.24.22 では何故かこのファイルが読み込まれず、それ故に gtk アプリ上で日本語入力が行えないという問題が発生した模様です。

今回投入した gtk+2.0-2.24.22-1.3 ではソースのバージョンを本来の 2.24.22 に戻すと共に、新たに
/usr/%{_lib}/gtk-2.0/2.10.0/immodules.cache
を作成する様に修正を加えました。

また ibus, fcitx,uim,scim の各パッケージでは、その インストール/アンインストール の後処理のスクリプトに於いて従来は
gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.%{_lib}
を実行していましたが、これに替わって
gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
を実行する様に修正を加えました。

※ 上記文中の %{_lib} の部分は、32bit版では lib に、64bit版では lib64 に読み替えてください。

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本日の野良リポジトリ (2013-09-30)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

fcitx-4.2.8.3-1
  • ソースを更新しました。
libkkc-0.3.1-1
  • ソースを更新しました。
ibus-kkc-1.5.18-1
  • ソースを更新しました。
  • libkkc-0.3.1 を用いてビルドしました。
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本日の野良リポジトリ (2013-07-22)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

choqok-1.3.1-1.2ff0e97d
  • 現時点での最新のリビジョンを用いてビルドしました。Twitter の新しい API に対応しています。
fcitx-4.2.8.1-1
  • 最新バージョンを用いてビルドしました。
  • 公式パッケージには存在しないサブパッケージも生成していますが、日本語環境で使用する場合には、
    fcitx
    fcitx-libs
    fcitx-data
    fcitx-gtk2
    fcitx-gtk3
    fcitx-qt4
    をインストールしておけば OK かと思います。
fcitx-anthy-0.2.0-2
  • fcitx で anthy を使用する為のラッパーです。公式リポジトリには存在しないパッケージです。
fcitx-configtool-0.4.7-2
  • gtk ベースの fcitx の設定ツールです。公式リポジトリには存在しないパッケージです。
fcitx-kkc-0.1.0-2
  • fcitx で libkcc を使用する為のラッパーです。公式リポジトリには存在しないパッケージです。
kcm-fcitx-0.4.3-2
  • KDE 用の fcitx の設定ツールです。公式リポジトリには存在しないパッケージです。
  • このパッケージをインストールすると、KDE の「デスクトップを設定」の "アプリケーションの外観と振る舞い" → "ロケール" 下に 「入力メソッド」という項目が新たに追加され、fcitx に関する設定を行える様になります。
    なお、fcitx-configtool と kcm-fcitx の両方がインストールされている場合、システムトレイ上の fcitx のアイコンの右クリックメニューの「設定」から起動されるのは、KDE 環境では kcm-fcitx の方になります。
ibus-qt4-1.3.2-1
  • ソースを更新しました。
libkkc-0.2.6-2
  • ソースを更新しました。
libkkc-data-0.2.5-1
  • ソースを更新すると共に、libkkc-0.2.6 を用いてビルドしました。
ibus-kkc-1.5.15-1
  • ソースを更新すると共に、libkkc-0.2.6 を用いてビルドしました。
libgee-0.6.8-0.1
  • libkkc に必要となる libgee ですが、64bit向けの公式リポジトリには投入されている libgee-0.6.8 が 32bit向けには何故かまだ投入されていないので、今回、野良リポジトリに投入しました。
mozc-1.11.1502.102-1
  • ソースを更新しました。今回は fcitx-mozc もビルドしています。
setime-0.87-1
  • fcitx 用の設定を一部修正しました。

※ 今回、libkkc 関係のパッケージを従来の nora-test セクションから nora セクションへ移動させました。


【 fcitx-kkc の PCLinuxOS 上での不具合に付いて 】

libkkc(fcitx 上では Kana Kanji と表示されている)の設定ツールのダイアログにおいて、ボタンにアイコンが表示されません。

例えば下図は libkkc の辞書の追加や削除を行うダイアログですが、右側のボタンのアイコンが表示されていません。
ダイアログのボタンにアイコンが表示されないPCLOS上でのfcitx-kkc

こちらが正常な状態です。(openSUSE 12.3 上の fcitx-kkc)
ボタンにアイコンが表示されているopenSUSE上のfcitx-kkc

何故に PCLinuxOS 上では正常にアイコンが表示されないのかは不明です(汗)

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