【 Topics 】

ブログを引っ越しました。こちらのブログは現状のまま凍結します。(2020年10月14日)

引越し先: Operation Normal ? (v2)(同一サイト内です)

Mageia 7 (x86_64) 用の野良リポジトリ公開

ターミナルで下記を実行することで、「nora」というメディア名で野良リポジトリを追加することができます。

# urpmi.addmedia --update 'nora' http://tomcat.nyanta.jp/linux/Mageia/7/x86_64/nora  

パッケージマネージャに DNF を使用している場合には、下記を実行して nora-repos パッケージをインストールすることで野良リポジトリを追加することができます。(なお Mageia 7 のデフォルト状態では、DNF 関連のパッケージは一切インストールされていません)

# dnf install http://tomcat.nyanta.jp/linux/Mageia/7/x86_64/nora/nora-repos-7.1-1.nora7.x86_64.rpm 

【 注意事項 】

  1. この野良リポジトリ下の各パッケージは、私 tomcat が個人的にビルドしたいわゆる野良パッケージであり、Mageia プロジェクトが配布しているものではありません。
  2. これらの野良パッケージの使用は各ユーザーの自己責任で行ってください。これらの野良パッケージを使用した結果についても私は一切の責任を負いません。
  3. 野良パッケージは Plasma 5 環境上でしか動作確認を行っていません。
  4. この野良リポジトリは将来に渡ってのメンテナンスを約束するものではありません。
  5. 上記の各点に付いてご理解頂けない方は、この野良リポジトリの使用はご遠慮ください。

なお Mageia 7 では32bit版のサポートも継続されていますが、当野良リポジトリでは32bit版を提供する予定は全くありません。


【パッケージ一覧】

2019年6月4日現在、野良リポジトリに置いているパッケージは下記の通りです。


[公式リポジトリでは提供されていないパッケージ]

fcitx-anthy-0.2.3
fonts-otf-japanese-ipaex-00401
  • 「令和」対応 IPAex フォント ver.004.01
fonts-otf-japanese-ipafont-00303
  • IPA フォント ver.003.03
fonts-ttf-japanese-migmix-20150712
  • MigMix フォント ver.20150712
fonts-ttf-japanese-migu-20150712
  • Migu フォント ver.20150712
fonts-ttf-japanese-monapo-20170722
  • Monapo フォント ver.20170722
fonts-ttf-ricty-4.1.1
  • Ricty フォント ver.4.1.1
  • [注意] パッケージのインストール時にフォントを生成するため、インストールの完了までには数分の時間を要します。
jdim-0.1.0-2.20190531
  • 5ちゃんねる用ブラウザ JDim 20190531版
  • [注意] JDim は5ちゃんねるの API に対応していないため、JDim 単独で5ちゃんねるを閲覧することはできません。
kcm-fcitx-0.5.5
  • Plasma 5 用 Fcitx 設定ツール ver.0.5.5
mozc-neologd-ut-2.23.2815.102-2.20190422.1
  • Mozc NEologd UT Dictionary ver.20190422.1
  • 新元号対応パッチを適用済み。
  • ibus-mozc 以外にも fcitx-mozc, uim-moz, emacs-mozc の各サブパッケージを生成。
nora-repos-7.1
  • 野良リポジトリの DNF パッケージマネージャー用設定ファイル
setIM-2.0.1
  • 拙作のインプットメソッド選択・設定ツール (ibus, fcitx, uim に対応)
  • [注意] setIM は GNOME 3 環境に対応できていません。setIM で ibus 以外のインプットメソッドを選択しても、それだけでは選択したインプットメソッドを GNOME 3 上で正常に動作させることはできません。
showimage-1.10
  • Plasma 5 用画像ビューワー。開発は停止されているようだが個人的に好きなので収録w
sylfilter-0.8
  • 迷惑メールフィルターツール ver.0.8

[公式パッケージより新しいバージョンでビルドしたパッケージ]

fonts-ttf-japanese-0.20180604
  • UmePlus ゴシックフォント ver.20180604
mozc-2.23.2815.102
  • 新元号対応パッチを適用済み。
  • ibus-mozc 以外にも fcitx-mozc, uim-moz, emacs-mozc の各サブパッケージを生成。
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メインの環境を Mageia 6.1 から 7 rc へ移行

Mageia 7 rc がリリースされました。

ISO イメージはライブ版とインストール版(Mageia では "クラシック インストール" と呼んでいる)の2種類が提供されています。
ライブ版は GNOME, Plasma, Xfce, の3つのデスクトップ環境が提供されています。インストール版は64bit版と32bit版の両方が提供されています。

32bit版のサポートを取り止めるディストリビューションが増えている中で、Mageia が32bit版のサポートを継続したことはちょっと意外でした。

ということで、メインの環境を 6.1 から 7 へ移行させました。無用なトラブルを避けるため、6.1 の環境を更新するのではなくて、インストール版を用いて新規に 7 rc をインストールしました。

インストールして気が付いた点などを日本語廻りを中心に下に書き連ねてみます。なおデスクトップ環境は Plasma 5 です。

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日本語入力関係について。

  • デフォルトのインプットメソッドは従来と同様に ibus で、初期状態では ibus-mozc と ibus-anthy パッケージがインストールされています。

  • mozc のバージョンは Mageia 6.1 の 1.11.1522.102 というかなり旧いものから大幅に更新されて 2.23.2785.102 になっています。最新の 2.23.2815.102 でないのがちょっと残念。

  • mozc は ibus-mozc のみの提供で、emacs-mozc, fcitx-mozc, uim-mozc は提供されていません。

  • 初期状態では mozc-tools パッケージはインストールされていないので、ユーザーによるインストールが必要です。

  • anthy は Mageia 6.1 と同じで UTUMI さんの辞書の20110409版を用いてビルドしたものが提供されています。

  • ibus のバージョンは最新の 1.5.20 ですが、「IBus の設定」(ibus-setup) が日本語化されないというバグがあります。このバグへの修正はアップストリームには既に入っているので ibus の次のバージョンでは修正されますが、現状への応急的な対処方法としては、root 権限で下記を実行してください。

    # sed -i 's/${datarootdir}/\/usr\/share/' /usr/bin/ibus-setup
  • fcitx 関係は Mageia 6.1 の時と同様に、日本語入力に必要となる fcitx-anthy, fcitx-mozc, fcitx-skk, fcitx-kkc 等々のパッケージの提供はされていません。つまり公式パッケージを使う限りにおいては、現状では fcitx を用いての日本語入力は不可能です。

  • Plasma 5 の「システム設定」に fcitx の設定機能を追加する kcm-fcitx も提供されていません。

  • fcitx をインストールすると依存関係から locales-zh パッケージがもれなく付いてきます。

  • Mageia コントロールセンター の [システム] → [システムの言語を設定] では、インプットメソッドの選択肢に fcitx が存在しません。

  • 「ibus は嫌いだから fcitx を使いたい」という人は他のディストリビューションを選択した方が幸せになれると思います、多分。

  • libkkc 関係は Mageia 6.1 の時と同様に、一切提供されていません。

  • skk 関係も Mageia 6.1 の時と同様に skkdic 以外は提供されていません。

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日本語環境でのデフォルトのフォントは Mageia 6.1 と同様に「源ノ角ゴシック(Source Han Sans)」が使用されています。

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私の環境(CPU:A10-7800)では、初期状態では CPU のクロックは一応はステッピングしているものの、アイドル状態でも 2.3 - 3.0GHz 近辺で変動していて "高止まり" している感じでした。

そこで /etc/sysconfig/cpupower の 2 行目を下記のように修正して再起動するとアイドル状態では 1.4 - 1.8GHz 辺りで変動するようになって本来のステッピングになりました。

CPUPOWER_START_OPTS="frequency-set -g performance"
↓
CPUPOWER_START_OPTS="frequency-set -g ondemand"
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PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2019-04-16)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

mozc-2.23.2815.102-6
mozc-neologd-ut-2.23.2815.102-11.20190401.1
  • Mageia の野良リポジトリに投入したものと同様に、新元号対応パッチを適用してビルドしました。
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Mageia 6: 本日の野良リポジトリ (2019-04-16)

下記のパッケージを投入しました。

mozc-2.23.2815.102-4
mozc-neologd-ut-2.23.2815.102-9.20190401.1
  • Debian の unstable に最近投入された mozc パッケージで当てられている 新元号対応パッチ を拝借してきて適用しました。
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メインの環境を PCLinuxOS から Mageia へ移行しました

2007年の夏に PCLinuxOS 2007 を初めて導入して以降、12年近くメインの OS として PCLinuxOS を使ってきましたが、この度、Mageia へ移行しました。現在 β2 段階の Mageia 7 が正式リリースされてからにしようかとも考えたのですが、待ち切れずに現行の 6.1 で移行してしまいました。7 が正式リリースされれば速やかに更新するつもりです。

Mageia は今までもリアル環境にインストールしてサブ的な OS として使ってきましたが、これからはメインの OS として使っていくことになります。PCLinuxOS は当面はサブ的な OS として使っていくつもりですが、将来的にはリアルな環境からは消えることになるかもしれません。

拙作の PCLinuxOS 用の野良リポジトリについては現状のまま維持し続けるつもりです。気が向けばパッケージの更新なども行うかもしれません。

一方の Mageia 6.1 用の野良リポジトリに関しては 7 のリリースまでは更新していくつもりですが、7 の野良リポジトリに付いては全くの未定です。

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