cpuspeed と irqbalance
まず結論を先に。どちらも Athlon XP 2500+ な CPU の私のマシンでは不必要である。
Vine 4.0 をインストールすると、デフォルトで cpuspeed というサービスが動いています。このサービス、文字通りマシンの負荷によって CPU の動作クロックを動的に変化させて省電力化を行おうというものです。ノートパソコンではバッテリの消費が抑えられたりするみたいですね。
でもこのサービスを利用するには、CPU が SpeedStep(Intel) とか PowerNow!(AMD) とかの省電力機能を備えていることが前提なんですよね。だからこの機能を備えていない Athlon XP 2500+ では無意味なんです。
一方の irqbalance ですが、Vine 4.0 のシャットダウン時に「irqbalance の停止に失敗している」という意味のメッセージが出ているにの気が付いたのがきっかけです。「そもそも irqbalance とは何ぞや?」ということで、$ man irqbalance とかネット検索してみてその意味を知りました。要はマルチプロセッサな環境での IRQ の割り込み処理用のサービスですよね。つまり、シングル CPU な私の環境では、これまた無用で無意味なものです。
cpuspeed も irqbalance も、Vine 4.0 のインストール時に問答無用でデフォルトで入れられているみたいな印象なんですが、ハードウェア環境をもうちょっとだけ詳しく調べて無意味なものはインストールしないようには出来ないものなんでしょうか? ちなみに、Celeron 900 な CPU のサブ機にインストールした FC6 でも、デフォルトで cpuspeed はインストールされていました。
ということで、無意味・無用なものをインストールしておいても無駄であるばかりでなく、変なトラブルを引き起こす可能性も無きにしもあらずなので、cpuspeed と irqbalance は、パッケージそのものをシステムから削除しました。
コメント
ブート時に偶然irqbalanceで停止してしまい、一体何のサービスなのだろうと調べていたらこちらにたどり着きました。たしかにトラブルの元になりそうですね。うちでも全く不要のものですし、停止しようと思います。良い情報をありがとうございます。
>Pentium MMX 166MHz搭載のPC
エェ〜、Vine が動作するんですね。
ちょっとビックリしました。
Linuxの敷居を高くして、何の意味が有るんですか?
まったく、意味がわからん。
Linuxの敷居を低くする意味のほうがないと思います。
パソコンなんて何でもいいって人がWindows使って、こだわりたい人がLinux等を使えばいいのではないでしょうか。
# 現状ではそうなっていて特に問題ないです
こだわりたいのであれば、とことん調べるべきだと思います。