2021/02/10(水)Mageia 8: Noto フォントと Source Han フォントの共存で問題発生

初っ端にお断りしておきますが、Mageia 8 のデフォルト状態では Noto フォントはインストールされていますが、Source Han フォントはユーザーが自分でインストールする必要があり、デフォルト状態では以下に書く問題は発生しません。つまりいわゆる一つの「おま環」です(-_-;)

【環境】

Mageia 8 rc をインストール版のISOイメージを用いてインストールした KDE Plasma デスクトップ環境。

【問題の概要】

Firefox などの GTK アプリ上でのフォントの変更が反映されない。

【問題の解決方法】

問題が発生している環境には Source Han フォント(パッケージ名は fonts-otf-source-han)がユーザーによって追加インストールされた状態であったが、これを削除したところ問題が解消した。

【考察】

問題の原因は下記のいずれかだと愚考している。3 が一番怪しいか?

  1. Notoフォントと Source Han フォントはその成り立ちからして双子のような関係であること(但しフォント名やファイル名は異なるので直接的なコンフリクトを起こすとは考え難い)

  2. Mageia 7 でのデフォルトの日本語フォントは Source Han フォントであったが、Mageia 8 では Noto フォントに変更された。

  3. Mageia 8 での Noto フォントには plasma-workspace 等の Plasma 関係の複数のパッケージが依存している(それ故 Plasma 環境では Noto フォントの削除は事実上不可)

ちなみに Mageia 7 では Noto フォントに依存している Plasma 関係のパッケージは無く、Noto フォントと Source Han フォントの両方がインストールされた環境でも上記のような問題は発生しない。