2022/09/08(木)PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2022-09-08)

下記のパッケージを nora リポジトリに投入しました。

  • mozc-2.28.4830.102-1
    • Mozc を 2.28.4830.102 へ更新しました。
    • ビルドツールを従来の GYP から Bazel へ変更しました(後述)
  • mozc-ut-neologd-2.28.4830.102-1.20220904
    • mozcパッケージと同様の変更に加えて、Mozc UT NEologd 辞書を20220904版へ更新しました。
      なお今回の Mozc UT NEologd 辞書は、SudachiDict を無効にしています。(Mozc UT 辞書を Mozc UT Neologd 辞書として再ビルドする際に、SudachiDict を有効にしているとビルドエラーが出るため)

【ビルドツールの変更について】

最近の Mozc では従来の GYP に替わって Bazel がデフォルトのビルドツールとなっていて、新しい機能などは Bazel を用いたビルドでのみ提供されるようになっています。しかし PCLinuxOS では Bazel がパッケージとして提供されていないため、今までは GYP を用いたビルドを継続してきました。

今回のビルドツールの変更に当たっては、Bazel のリポジトリで提供されている Linux 向けの汎用の実行形式のバイナリーを用いています。

2021/01/12(火)PCLOS: 本日の野良リポジトリ (2021-01-12)

下記のパッケージを nora セクションに投入しました。

  • setime-4.2-1
    • fcitx5 に対応しました。

下記のパッケージを nora-test セクションに投入しました。

  • fcitx5-5.0.4-1
  • fcitx5-configtool-5.0.2-1
  • fcitx5-gtk-5.0.3-1
  • fcitx5-qt-5.0.2-1
  • cldr-emoji-annotation-37.0_13.0_0_2-0
  • xcb-imdkit-1.0.2-1
    • fcitx5 関連のパッケージと、fcitx5 をビルドする際に必要となるパッケージを新たにビルドして投入しました。(動作確認は KDE Plasma 環境上でしか行っていません)
    • 【既知の問題】
      KDE Plasma で Input Method Panel ウィジェット(kimpanel) を使用している環境で、ログイン直後には kimpanel 上に何もアイコンが表示されていない状態になる場合があります。その後、テキストエディタなどの文字入力が可能な領域にフォーカスが映るとアイコンが表示されます。
  • mozc-2.26.4237.102-2
    • ソースを更新しました。
    • fcitx5-mozc と uim-mozc をビルドするようにしました。
  • mozc-ut-neologd-2.26.4237.102-2.20201229.1
    • mozc パッケージと同様の変更に加え、UT NEologd Dictionary を 20201229.1 へ更新しています。

2020/10/12(月)PCLinuxOS の APT は https に未対応

本日、「PCLinuxOS の野良リポジトリが利用できなくなっている」旨の連絡を頂いて調べてみたところ、 apt-get 実行時に
The method driver /usr/lib64/apt/methods/https could not be found
というエラーが出ていました。どうやら https でリポジトリにアクセスする為のモジュール(?)が無いということのようです。

実は昨日、当サイト全体の https 化を行いました。その際、http 経由でのアクセスを自動的に https に転送する設定を有効にしたのですが、この影響で PCLinuxOS の野良リポジトリへのアクセス時に上記のエラーが出るようになってしまいました。

この原因は PCLinuxOS の APT が https に対応していないことにあります。

Debian系では apt-transport-https というパッケージが提供されていて、これをインストールすることで apt が https に対応可能になるとのことですが、残念ながら PCLinuxOS ではこのパッケージは提供されていません。従って現状では、PCLinuxOS では https なリポジトリは利用できないということになります。

取りあえずの対応として、http から https への自動転送機能を無効にしました。これで今は野良リポジトリは正常に利用できるようになっています。

PCLinuxOS 野良リポジトリ

2020/10/11PCLinuxOS
【2023年8月1日 追記】
PCLinuxOS 用の野良リポジトリの更新を終了しました。今後、リポジトリを更新することはありません。


拙作の PCLinuxOS 用の諸々の野良パッケージの為に、APT のリポジトリを提供しています。

なお、現在はメインの環境を Mageia へ移行したため、PCLinuxOS 用の野良リポジトリは放置状態に近くなる可能性が高いと思います。

* PCLinuxOS 用の野良リポジトリの追加方法
ターミナルで下記を実行することで野良リポジトリが追加され、apt-get コマンドや Synaptic でこのリポジトリを利用できる様になります。
# echo "rpm http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/ x86_64 nora nora-test" > /etc/apt/sources.list.d/nora.list 
(/etc/apt/sources.list に野良リポジトリを追記するのではなくて /etc/apt/sources.list.d/ 下に野良リポジトリを記述したファイルを置くのは、apt-sources-list パッケージが更新された際に /etc/apt/sources.list がリフレッシュされて追加した野良リポジトリが消えてしまうのを防ぐためです)

Synaptic で野良リポジトリの登録を行う場合には、Synaptic のメニューから [設定] → [リポジトリ] と進んでリポジトリの設定画面を開き、左下の [新規] ボタンをクリックして下図の様に入力します。
img353_synaptic-nora-repo.png

URI: http://tomcat.nyanta.jp/linux/PCLOS/apt/
ディストリビューション: x86_64
セクション: nora nora-test

【注意1】セクションの nora-test には、テスト用のパッケージを置いています。これらのパッケージを使用しない場合には、nora-test の部分は記述する必要はありません。

【注意2】Synaptic で野良リポジトリの追加を行った場合には /etc/apt/sources.list に追記されるため、apt-sources-list パッケージが更新された際には消えてしまいます。

【注意3】野良リポジトリの登録後は、リポジトリの再読み込みを必ず行ってください。