2022/09/05(月)Mageia 8: 最近の野良リポジトリ (2022-09-05)

下記のパッケージを nora リポジトリに投入しました。

  • mozc-2.28.4830.102-1
    • Mozc を 2.28.4830.102 へ更新しました。
  • mozc-ut-neologd-2.28.4830.102-1.20220904
    • Mozc を 2.28.4830.102 へ更新しました。
    • Mozc UT NEologd 辞書を20220904版へ更新しました。
      なお今回の Mozc UT NEologd 辞書は、SudachiDict を無効にしています。(Mozc UT 辞書を Mozc UT Neologd 辞書として再ビルドする際に、SudachiDict を有効にしているとビルドエラーが出るため)
  • ibus-1.5.27-1
  • fcitx5-5.0.19-1
  • uim-1.8.9-1
    • 上記の3つのパッケージは、ソースを最新のバージョンへ更新しました。

2021/08/24(火)Mageia 8: 本日の野良リポジトリ (2021-08-24)

下記のパッケージを nora リポジトリに投入しました。

  • ibus-1.5.25-1
    • ソースを 1.5.25 へ更新しました。
  • mozc-2.26.4472.102-1
    • Mozc を 2.26.4472.102 へ更新しました。
    • fcitx5-mozc を rev.a92c269 へ更新しました。
    • ビルドツールを従来の GYP から Bazel へ変更しました。(後述)
  • mozc-ut-neologd-2.26.4472.102-1.20210822
    • mozc パッケージと同様の更新内容に加えて、Mozc UT NEologd 辞書を20210822版へ更新しました。

【Mozc のビルドツールを変更しました...】

2021年7月5日のエントリーで書いたように、Mozc は 2.26.4395.102 からデフォルトのビルドツールが GYP から Bazel へと変更されました。

しかし Bazel を用いたビルドでデフォルトで生成される Qt5 ベースの mozc_renderer の CPU 使用率が 100% 近くになるという問題が完全には解決されていないため、拙作のパッケージではこれまで GYP を用いたビルドを行ってきました。(GYP を用いたビルドでは mozc_renderer は GTK+2 ベースとなる)

ですが、今回からビルドツールを Bazel へと変更することにしました。

ただし Qt5 ベースの mozc_renderer では上述の問題が依然として発生するため、明示的に GTK+2 ベースの mozc_renderer を生成するように指定してビルドを行っています。

問題を回避するために、Bazel を用いたビルドの特徴の一つである Qt5 ベースの新しい mozc_renderer を使用せずに、旧来の GTK+2 ベースの mozc_renderer を使用するという「後ろ向き」な選択を敢えて行いました(-_-;)

ちなみに Qt5 ベースの mozc_renderer が表示する変換候補窓にも問題があります。本来ならば最大で9個の変換候補が表示されるはずなのですが、フォントサイズによっては9個全部が表示されません。(変換候補窓のサイズが固定されてしまっていて、フォントサイズが大きくなると9個の変換候補がそのサイズに収まらなくなるためではないかと愚考しています)

なお uim-mozc に関しては Bazel を用いたビルドを行うのに必要なファイルが現状では存在しないため、従来通りの GYP を用いたビルドを行っています。