落書き part-4

【 お知らせ 】

スパム対策の為、一部のIPアドレスからのコメント投稿とトラックバック受付を拒否しています。これにより "巻き添え" になられた方がいらっしゃいましたら、メールフォームより御連絡頂ければ対応させて頂きます。お手数をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

過去の日記

2005年06月10日(金) (この記事は実際には 2005年6月14日 に書いたものです)

_ 思い込み

(注: この記事は jfast.net で『落書き part-3』というブログを運用していた時に書いたものです)

私のメインPCの心臓は Athlon XP 2500+ なんですが、自作派の方々は御存知のように、この CPU は結構「熱いヤツ」なんですよね。夏場になると冷却の為に CPU ファンは常にフル回転、ケースファンは断続的にフル回転、という状態で、かなりの騒音を発することになります。そんな状態では、CPU アイドル時、室温 28度 で CPU温度は 46度 前後になっていました。

CPU温度と騒音に関しては、2003年 の 9月 にコイツを使い始めてから、「Athlon XP なんだからこんなもんだろう」と半ば諦めの境地で今まで使ってきました。

ところがところが、今日私は、今までの自分の大きな思い違いを知って驚愕し、己の知識の浅さに恥ずかしくなりました。何故もっと早く自分の間違いに気が付かなかったのか。。。

Vine Linux をインストールした当初、パッケージ管理ツールの Synaptic でパッケージの一覧をツラツラと眺めている時に、athcool というパッケージが有るのに気が付きました。

athcool の説明文には、athcoolはAMD Athlon/Duronの省電力機能を有効にし、無駄な発熱を抑えます。CPU利用率が低い時には劇的に発熱が減ります。 と書いてありました。私はこれを読んだ時、「これは モバイル用Athlon 向けのツールだ」と何故か勝手に思い込み、導入は行っていませんでした。

ところが今日、ふとしたことから athcool の作者さんのサイトを拝見して、改めて作者さんによる athcool に関する説明を読み、私は今までの自分の大きな誤りを知って愕然となりました。

Linuxや最近のWindowsでは、CPUの使用率が下がるとアイドルループでHALT命令を発行し、CPUを休止させ、省電力・低発熱化をはかるようになっています。ですが、Athlon/Duronプロセッサ環境では、HALT命令を受けてもこの機能が働きません。

CPUのアイドル時にHALT命令を発行することで、省電力・低発熱化をはかることが出来る ということは、私も知識としては以前から知っていました。そして、Athlon XP でも当然この機能が働いているものだと今日まで思い込んでいたのです。その機能が働いていてもなお、あれだけの発熱をしているのだと。。。

『Athlon/Duronプロセッサ環境では、HALT命令を受けてもこの機能が働きません。』

この一文を目にした時には、まさに晴天の霹靂、脳天かち割りのような衝撃を受けました。自分は一体全体何処でどうして誤った思い込みをしてしまっていたのか。。。

で、早速 Vine に athcool を導入してみました。結果は劇的でした。

室温 28度、CPUファンとケースファンは両方ともフル回転、という環境で、athcool 導入前は 46度 だったCPU温度は、導入後は 37度 まで下がったのです。
この状態からファンコントローラでケースファンの回転数を Min まで下げる*1と CPU温度は 41度 まで上昇しましたが、それでも athcool 導入前に比べれば 5度 も低いのです。しかも音は断然静かです。

athcool のページには、Windows で同じことを行うツールとして CoolON というものが紹介されていました。勿論、Win2000 に導入しました。

結果は上記の Vine の時と同じ環境で、46度 から 40度 まで下がりました。Vine に比べて下がり方が少ないのは、OS の差によるものなのでしょうか?
それでも 6度 も下がっている訳ですから、その効果は大きいです。

この結果に嬉しい半面、正直、かなり凹みました。だって、己の誤った思い込みによって 2年 近くも無駄な熱と騒音と「同居」してきたのですから。

「自分の知識は本当に正しいものなのか?」そんなことを改めて問われたような気がした日でした。

*1 Min 時にはファンには 6V が給電されていて、ゆるーく回転している状態。体感的にはほぼ無音。


過去の日記